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一通り知らないお魚さんを教えてもらったところで、次は泳ごう!って事になった。水着って言う服を着せてあげるって言われて楽しみにしてたけど、シャドウが拗ねちゃったからやめた。ミアの肌は僕だけが見ればいいって。そんな理由で楽しみにしてた事を奪われた私はちょっとキレたけど、シャドウが余りにも必死だったから許す事にした。
そんなこんなで薄いワンピース姿になった私は、今度はラクスに抱っこされたまま水に浸かった。ほんとはシャドウが私の事抱っこする予定だったみたいなんだけど、僕の方が水を操れるからってラクスに説得されて、渋々納得してた。私の安全を考えてくれてて、嬉しかった。
まあそんな事はさておき、いよいよ入るよ~~、、、パシャン!…………ひゃあ!冷たい!それに、体が軽くなって変な感じ。体がプカプカして、すっごい気持ちい!
キャッキャとはしゃぎながら遊ぶ私を、皆んなは優しく見つめてくれていた。あぁ、幸せだなぁ。そっか、この言葉はこう言う時に使うんだね。いいこと知った!
その後、ずっと水の中にいると風邪をひくって言われてラクスに抱っこされた。むう、まだ遊んでたかったけど仕方ない。ここはおとなしく従っておこう。
ラクスの腕の中にいると、何か呪文が聞こえてきた。何て言ってるのか分からない、私の知ってる言葉じゃないけど、なんだか優しくて、巻き起こってきたあったかい風に誘われるままに、目を閉じた。
ミアside 終
ラクスside
いつも通り水辺に座っていると、転移でグレンとシャドウが現れた。グレンはともかく、シャドウが来るなんて珍しい…………、いや、もっと珍しいのは、シャドウが子供を抱っこしていた事だ。…………少し違ったか。珍しいどころじゃない。シャドウが子供を抱っこする何て、あり得ないことだ。
この子は何者だろう。知りたくて知りたくてその子の元に走って行ったら見事にシャドウの結界にぶつかった。………その時だった。頭上から、「だいじょぶですか?」って声がした。少し滑舌の悪い、子供の声。あぁ、何て優しくて、聴き心地が良い声なんだろう。声の主を見たくて、頭上を見た。そこには、可愛すぎる女の子がいた。
僕も見た目は子供だけど、僕より小さい。僕の腕に収まってくれる程のサイズの、僕と同じ瞳の色をしたこの子が、どうしようもなく愛おしい。そんな感情が沸き起こった。僕もシャドウ程ではないが、感情が乏しい。少なくとも『愛おしい』なんて感情は、生まれて初めての物だった。
ふふ。決めたよ、シャドウ。君が父親の立場を独占しようとするなら、僕は兄の立場を独占する。この場所は、誰にも渡さない。
僕たちを利用しようとする輩がこの子を狙うかもしれないけど、この子に指一本触れてみろ。そいつの国ごと、水に沈めてやる。…………あぁ、でもその前に、シャドウの呪いの力で滅ぼしちゃうかも。
うーーん、その時は、僕にも取り分けてもらうようにお願いしないとね♪
そんな物騒な事を考えながら、僕はやさしい声で眠りの歌を歌った。そこに祝福の風をおこす呪文を混ぜて。さあ、おやすみ、僕の愛しい子。僕の、大切な妹。
ラクスside 終
そんなこんなで薄いワンピース姿になった私は、今度はラクスに抱っこされたまま水に浸かった。ほんとはシャドウが私の事抱っこする予定だったみたいなんだけど、僕の方が水を操れるからってラクスに説得されて、渋々納得してた。私の安全を考えてくれてて、嬉しかった。
まあそんな事はさておき、いよいよ入るよ~~、、、パシャン!…………ひゃあ!冷たい!それに、体が軽くなって変な感じ。体がプカプカして、すっごい気持ちい!
キャッキャとはしゃぎながら遊ぶ私を、皆んなは優しく見つめてくれていた。あぁ、幸せだなぁ。そっか、この言葉はこう言う時に使うんだね。いいこと知った!
その後、ずっと水の中にいると風邪をひくって言われてラクスに抱っこされた。むう、まだ遊んでたかったけど仕方ない。ここはおとなしく従っておこう。
ラクスの腕の中にいると、何か呪文が聞こえてきた。何て言ってるのか分からない、私の知ってる言葉じゃないけど、なんだか優しくて、巻き起こってきたあったかい風に誘われるままに、目を閉じた。
ミアside 終
ラクスside
いつも通り水辺に座っていると、転移でグレンとシャドウが現れた。グレンはともかく、シャドウが来るなんて珍しい…………、いや、もっと珍しいのは、シャドウが子供を抱っこしていた事だ。…………少し違ったか。珍しいどころじゃない。シャドウが子供を抱っこする何て、あり得ないことだ。
この子は何者だろう。知りたくて知りたくてその子の元に走って行ったら見事にシャドウの結界にぶつかった。………その時だった。頭上から、「だいじょぶですか?」って声がした。少し滑舌の悪い、子供の声。あぁ、何て優しくて、聴き心地が良い声なんだろう。声の主を見たくて、頭上を見た。そこには、可愛すぎる女の子がいた。
僕も見た目は子供だけど、僕より小さい。僕の腕に収まってくれる程のサイズの、僕と同じ瞳の色をしたこの子が、どうしようもなく愛おしい。そんな感情が沸き起こった。僕もシャドウ程ではないが、感情が乏しい。少なくとも『愛おしい』なんて感情は、生まれて初めての物だった。
ふふ。決めたよ、シャドウ。君が父親の立場を独占しようとするなら、僕は兄の立場を独占する。この場所は、誰にも渡さない。
僕たちを利用しようとする輩がこの子を狙うかもしれないけど、この子に指一本触れてみろ。そいつの国ごと、水に沈めてやる。…………あぁ、でもその前に、シャドウの呪いの力で滅ぼしちゃうかも。
うーーん、その時は、僕にも取り分けてもらうようにお願いしないとね♪
そんな物騒な事を考えながら、僕はやさしい声で眠りの歌を歌った。そこに祝福の風をおこす呪文を混ぜて。さあ、おやすみ、僕の愛しい子。僕の、大切な妹。
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