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「ロイズ、違う。嫌ってない。よしよし」
崩れ落ちたままの魔王を撫でながら必死に説明する。
「ロイズ、私より疲れてると思って。だから、だから……」
エリーは魔王を立たせると、自分のベッドに寝かせ布団をかけた。
「寝たほうがいい。睡眠は正義。元気の源」自信満々の顔で言い切ると、また魔王の頭を撫で始めた。
優しく、優しく、さっきエリーにやってくれたみたいに。よしよし、よしよし。少しもしないうちに魔王の目はとろんとして、幸せそうに細められた。
「エリーはすごいね。僕、こんな事されたの初めて。気持ちいい。もっと、もっと撫でて?」
エリーはそれを聞くと、満足気に微笑んで撫で続けた。しばらくして、魔王の寝息が聞こえ始めると、エリーは撫でるのを止め、どこで寝ようかとベッドを探し始めた。
エリーのベッドは魔王が使っている。自分も入れはするが、伸び伸び寝てほしい気持ちが勝って選択肢からは外された。
うーーん。まあ、他の部屋にベッドくらいあるでしょ。という訳で外に出ようとしたが、ある事に気がついて足を止めた。
ロイズの寝息が聞こえない。ふと気になってベッドを見ると、自分をまじまじと見つめる魔王の姿があった。これは………普通にホラーだ。
崩れ落ちたままの魔王を撫でながら必死に説明する。
「ロイズ、私より疲れてると思って。だから、だから……」
エリーは魔王を立たせると、自分のベッドに寝かせ布団をかけた。
「寝たほうがいい。睡眠は正義。元気の源」自信満々の顔で言い切ると、また魔王の頭を撫で始めた。
優しく、優しく、さっきエリーにやってくれたみたいに。よしよし、よしよし。少しもしないうちに魔王の目はとろんとして、幸せそうに細められた。
「エリーはすごいね。僕、こんな事されたの初めて。気持ちいい。もっと、もっと撫でて?」
エリーはそれを聞くと、満足気に微笑んで撫で続けた。しばらくして、魔王の寝息が聞こえ始めると、エリーは撫でるのを止め、どこで寝ようかとベッドを探し始めた。
エリーのベッドは魔王が使っている。自分も入れはするが、伸び伸び寝てほしい気持ちが勝って選択肢からは外された。
うーーん。まあ、他の部屋にベッドくらいあるでしょ。という訳で外に出ようとしたが、ある事に気がついて足を止めた。
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