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被害者発見 その2
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放置されている4WD車の周囲を探すと、血の跡が引きずられたように
伸びていて、ガードレールを越えて山中に入っていっている。
被害者はクマに襲われて死亡し、そのまま死体はクマが引きずっていったのだろうか。
血の跡をたどってみる必要がある。
「田島のニイさん、これはホントにクマだ。銃ちゃんともってる?」
と先ほどよりテンションを落として下塚が言ってきた。
言われて俺は制服のベルトのホルスターに手を伸ばす。
指先が拳銃のグリップに触れた。拳銃を抜くのは久々だ。
グリップを握り、ホルスターから拳銃を抜いた。
この拳銃は日本の警察が使用している5連発の回転式拳銃、ニューナンブM60だ。
実弾5発が装てんされているが、小口径の拳銃弾を撃ったところで、
人を襲って引きずるようなクマに対抗できるのか。
猟師さんが持っているような散弾銃がベストだが・・・・・ん?
「おい下塚、お前猟師だろ、猟銃持ってないのか」
「・・・・あ」
どうやら下塚は自分が猟師だと思い出したようだ。
散弾銃がジープに積んであると言い、ジープに取りに戻っていった。
あんな猟師で大丈夫なのか・・・・・
だがしかし、さすがは本物の猟師。下塚が肩にかけて持ってきたのは、
銃身が横に二本並んだ水平二連式の散弾銃だった。
小口径の小型拳銃より、クマ相手ならよっぽど心強い。
「よし、行くぞ」
と呟き、俺と下塚はガードレールを乗り越えて血の跡をたどり始めた。
伸びていて、ガードレールを越えて山中に入っていっている。
被害者はクマに襲われて死亡し、そのまま死体はクマが引きずっていったのだろうか。
血の跡をたどってみる必要がある。
「田島のニイさん、これはホントにクマだ。銃ちゃんともってる?」
と先ほどよりテンションを落として下塚が言ってきた。
言われて俺は制服のベルトのホルスターに手を伸ばす。
指先が拳銃のグリップに触れた。拳銃を抜くのは久々だ。
グリップを握り、ホルスターから拳銃を抜いた。
この拳銃は日本の警察が使用している5連発の回転式拳銃、ニューナンブM60だ。
実弾5発が装てんされているが、小口径の拳銃弾を撃ったところで、
人を襲って引きずるようなクマに対抗できるのか。
猟師さんが持っているような散弾銃がベストだが・・・・・ん?
「おい下塚、お前猟師だろ、猟銃持ってないのか」
「・・・・あ」
どうやら下塚は自分が猟師だと思い出したようだ。
散弾銃がジープに積んであると言い、ジープに取りに戻っていった。
あんな猟師で大丈夫なのか・・・・・
だがしかし、さすがは本物の猟師。下塚が肩にかけて持ってきたのは、
銃身が横に二本並んだ水平二連式の散弾銃だった。
小口径の小型拳銃より、クマ相手ならよっぽど心強い。
「よし、行くぞ」
と呟き、俺と下塚はガードレールを乗り越えて血の跡をたどり始めた。
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