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「……なにこれ」
私は絶句した。
ルーカス閣下との婚約(という名の捕獲)が決まった翌日。
私は荷物をまとめるために、実家であるバークリー公爵邸に帰ってきた。
感動の再会や、娘を売った父親の懺悔があるかと思っていたのだが。
目の前に広がっていたのは、足場が組まれ、職人たちが活気よく動き回る『大改修工事現場』だった。
「おや、屋根の瓦が黄金色になってる……」
「壁紙も最高級のシルクよ!」
「庭の噴水から、水じゃなくてワインが出るようにしようか!」
使用人たちが浮かれている。
屋敷全体が、成金趣味……もとい、景気良く輝いていた。
「お帰り、ダイアナ!」
玄関から飛び出してきたのは、満面の笑みを浮かべた父、バークリー公爵だった。
以前は借金(主に私の衣装代や王太子への貢物によるもの)で眉間にシワを寄せていた父が、今日はツヤツヤしている。
「お父様。……この騒ぎはなんですか」
「見てわからんか? リフォームだ! ヴァレンタイン公爵から頂いた結納金と、鉱山の権利収入のおかげで、我が家は安泰だ!」
父は私の手を取り、ブンブンと振った。
「でかしたぞダイアナ! まさかあの『氷の宰相』を釣り上げるとは! お前は我が家の救世主だ!」
「……釣り上げたのではなく、一本釣りされたのです。それも、お父様が私を『返品不可』で売り飛ばしたおかげで」
私がジト目で睨むと、父は「わっはっは」と豪快に笑い飛ばした。
「何を言う! 王太子に捨てられた時はどうなるかと思ったが、結果オーライだ。宰相閣下の方が金払い……いや、甲斐性があるからな!」
「本音が漏れてますよ」
私はため息をつき、屋敷の中へと入った。
「で、私の部屋は? 荷物をまとめに来たのですが」
「ああ、お前の部屋か。……それならもう『ない』ぞ」
「は?」
私は父を振り返った。
「ない? どういう意味ですか?」
「言葉通りの意味だ。お前の部屋は、これからは『宰相閣下専用のゲストルーム』として改装することになった」
「……実の娘の部屋を?」
「ああ。それに、お前の荷物なら、今朝一番でヴァレンタイン家の使いが来て、全て運び出していったぞ」
「はあああああ!?」
私は玄関ホールで叫んだ。
「勝手に!? 私の私物ですよ!? 日記とか、隠し持ってた恋愛小説とか、へそくりとか!」
「『全て』と言っていたから、それらも含まれているだろうな」
父は悪びれもせずに言った。
「宰相閣下が『彼女の身の回りのものは、塵一つ残さず我が邸へ移送せよ。彼女の匂いが残っていると、私が落ち着かない』とおっしゃっていたのでな」
「あの変態宰相……!」
私のプライバシーは、すでに丸裸にされていたらしい。
「それにダイアナ。これを見ろ」
父は懐から、一枚の羊皮紙を取り出した。
ルーカス閣下が言っていた『契約書』だ。
「ここだ、第十五条。『娘ダイアナ・バークリーが実家へ逃げ帰った場合、父バークリー公爵は即座に彼女の身柄をヴァレンタイン家へ引き渡す義務を負う』」
「……人身売買契約書ですか?」
「『もし引き渡しを拒否、あるいは隠匿した場合、譲渡した鉱山権利の十倍の違約金を支払うものとする』」
「十倍……」
「つまりだ、ダイアナ」
父は真顔で私の肩を掴んだ。
「お前がこの家に一泊でもしようものなら、我が家は破産だ。だから頼む、帰ってくれるな。お茶を飲んだらすぐに出て行ってくれ」
「実家ですよね!? ここ、私の生まれ育った家ですよね!?」
「昨日まではな。今日からは『ヴァレンタイン公爵夫人のご実家』という名の観光名所だと思え」
あまりの言い草に、私は眩暈がした。
外堀が埋まっているどころではない。
実家という『退路』が、物理的に封鎖されている。
「あら、ダイアナ。来ていたの?」
そこへ、優雅な足取りで母が現れた。
母もまた、見たことのない新作のドレスを身にまとい、肌ツヤが異様に良い。
「お母様……。お母様なら、私の味方ですよね? お父様が酷いんです」
私がすがりつくと、母は扇子で口元を隠し、冷徹に告げた。
「何を言っているの。お父様の言う通りよ」
「えっ」
「ルーカス様は素晴らしい方よ。昨日、わたくしにまで最高級の美容液を一ダースも贈ってくださったの。『お義母様(予定)の美しさが、ダイアナの美貌のルーツですね』なんて添え状まで付けて」
「……物で釣られてる」
「それに、あのバカ王子の相手をしていた頃のあなたは、いつも疲れた顔をしていたわ。でも今はどう? 文句を言いながらも、生き生きとしているじゃない」
母は私の頬に手を添えた。
その目は、意外にも真剣だった。
「母として、娘には苦労してほしくないの。……でもね、ルーカス様なら、あなたを『苦労』ではなく『活躍』させてくれるわ。あの人は、あなたの才能を誰よりも理解しているから」
「お母様……」
少し感動しそうになった。
「だから、諦めて嫁ぎなさい。あんな超優良物件、逃したら末代までの恥よ」
「結局、物件扱いですか!」
私の感動を返してほしい。
◇ ◇ ◇
「……はぁ」
私は屋敷の庭のベンチに座り込み、空を見上げた。
荷物はない。
部屋もない。
両親はルーカス派に買収済み。
「完全に、詰んでるわね」
私の居場所は、この広い世界で、あの男の隣しか残されていないのだ。
カポカポカポ……。
蹄の音が近づいてくる。
見ると、屋敷の門をくぐって、一台の黒塗りの馬車が入ってきた。
扉には、ヴァレンタイン公爵家の紋章。
馬車が私の前で止まり、扉が開く。
「迎えに来たよ、ダイアナ」
中から手を差し伸べたのは、もちろんルーカス閣下だ。
彼は眩しいほどの笑顔で、私を見下ろしている。
「仕事は早めに切り上げてきた。……君が実家で『やっぱり帰りたくない』と駄々をこねている頃だと思ってね」
「……ご明察です。私の行動パターン、読まれすぎでは?」
「言っただろう? 君のことは全てお見通しだ」
彼は手招きした。
「さあ、乗って。君の『帰る場所』へ行こう」
私は振り返り、実家の屋敷を見た。
父と母が、二階の窓から「行け行け!」「返品不可よ!」と手を振っている。
(……薄情な家族だこと)
私は苦笑し、差し出されたルーカスの手を取った。
「ええ、帰ります。……私の部屋も荷物も、全部そっちにあるそうですから」
「賢明な判断だ」
彼の手が私を引き上げ、馬車の中へと迎え入れる。
ふわりと香る、彼の香水と紅茶の香り。
隣に座ると、彼は自然な動作で私の肩を抱いた。
「どうだった? 久しぶりの実家は」
「最悪でした。父は私を金づる扱いし、母は美容液に買収されていました。……私の味方は誰もいませんでした」
「それは違うな」
「え?」
「私がいる」
ルーカス閣下は、私の顔を覗き込んだ。
「世界中が君の敵になっても、あるいは君を利用しようとしても、私だけは君の味方だ。……君の価値を正しく理解し、守り、そして愛するのは私だけだ」
その言葉は、あながち嘘には聞こえなかった。
実の両親よりも、この男の方が私を理解している。
それは、少し悔しくて、でもそれ以上に安心できる事実だった。
「……わかりましたよ。観念します」
私は彼の肩に頭を預けた。
「その代わり、夕食は手抜きしないでくださいね。今日はショックでカロリーを消費したので」
「承知した。メインは鴨のコンフィだ。デザートにはフォンダンショコラを用意してある」
「……最高です」
馬車が動き出す。
実家が遠ざかり、私は新たな「家」へと運ばれていく。
外堀も内堀も埋まり、逃げ場のない籠の鳥。
けれど、その籠の中は、案外居心地が良くて、美味しいもので満たされているのかもしれない。
◇ ◇ ◇
こうして、私の「実家への逃亡(里帰り)」は、わずか一時間で終了した。
これで障害はなくなった。
あとは結婚式を待つだけ……と思っていたのだが。
神様はまだ、私に平穏を与えるつもりはないらしい。
数日後。
ルーカス閣下が、珍しく仕事を休んで私を街へ連れ出したことで、新たなフラグが立つことになる。
「たまには息抜きも必要だ。……デート(視察)に行こう」
その言葉が、まさか私の心拍数を上げる原因になるとは、この時の私はまだ知らなかった。
私は絶句した。
ルーカス閣下との婚約(という名の捕獲)が決まった翌日。
私は荷物をまとめるために、実家であるバークリー公爵邸に帰ってきた。
感動の再会や、娘を売った父親の懺悔があるかと思っていたのだが。
目の前に広がっていたのは、足場が組まれ、職人たちが活気よく動き回る『大改修工事現場』だった。
「おや、屋根の瓦が黄金色になってる……」
「壁紙も最高級のシルクよ!」
「庭の噴水から、水じゃなくてワインが出るようにしようか!」
使用人たちが浮かれている。
屋敷全体が、成金趣味……もとい、景気良く輝いていた。
「お帰り、ダイアナ!」
玄関から飛び出してきたのは、満面の笑みを浮かべた父、バークリー公爵だった。
以前は借金(主に私の衣装代や王太子への貢物によるもの)で眉間にシワを寄せていた父が、今日はツヤツヤしている。
「お父様。……この騒ぎはなんですか」
「見てわからんか? リフォームだ! ヴァレンタイン公爵から頂いた結納金と、鉱山の権利収入のおかげで、我が家は安泰だ!」
父は私の手を取り、ブンブンと振った。
「でかしたぞダイアナ! まさかあの『氷の宰相』を釣り上げるとは! お前は我が家の救世主だ!」
「……釣り上げたのではなく、一本釣りされたのです。それも、お父様が私を『返品不可』で売り飛ばしたおかげで」
私がジト目で睨むと、父は「わっはっは」と豪快に笑い飛ばした。
「何を言う! 王太子に捨てられた時はどうなるかと思ったが、結果オーライだ。宰相閣下の方が金払い……いや、甲斐性があるからな!」
「本音が漏れてますよ」
私はため息をつき、屋敷の中へと入った。
「で、私の部屋は? 荷物をまとめに来たのですが」
「ああ、お前の部屋か。……それならもう『ない』ぞ」
「は?」
私は父を振り返った。
「ない? どういう意味ですか?」
「言葉通りの意味だ。お前の部屋は、これからは『宰相閣下専用のゲストルーム』として改装することになった」
「……実の娘の部屋を?」
「ああ。それに、お前の荷物なら、今朝一番でヴァレンタイン家の使いが来て、全て運び出していったぞ」
「はあああああ!?」
私は玄関ホールで叫んだ。
「勝手に!? 私の私物ですよ!? 日記とか、隠し持ってた恋愛小説とか、へそくりとか!」
「『全て』と言っていたから、それらも含まれているだろうな」
父は悪びれもせずに言った。
「宰相閣下が『彼女の身の回りのものは、塵一つ残さず我が邸へ移送せよ。彼女の匂いが残っていると、私が落ち着かない』とおっしゃっていたのでな」
「あの変態宰相……!」
私のプライバシーは、すでに丸裸にされていたらしい。
「それにダイアナ。これを見ろ」
父は懐から、一枚の羊皮紙を取り出した。
ルーカス閣下が言っていた『契約書』だ。
「ここだ、第十五条。『娘ダイアナ・バークリーが実家へ逃げ帰った場合、父バークリー公爵は即座に彼女の身柄をヴァレンタイン家へ引き渡す義務を負う』」
「……人身売買契約書ですか?」
「『もし引き渡しを拒否、あるいは隠匿した場合、譲渡した鉱山権利の十倍の違約金を支払うものとする』」
「十倍……」
「つまりだ、ダイアナ」
父は真顔で私の肩を掴んだ。
「お前がこの家に一泊でもしようものなら、我が家は破産だ。だから頼む、帰ってくれるな。お茶を飲んだらすぐに出て行ってくれ」
「実家ですよね!? ここ、私の生まれ育った家ですよね!?」
「昨日まではな。今日からは『ヴァレンタイン公爵夫人のご実家』という名の観光名所だと思え」
あまりの言い草に、私は眩暈がした。
外堀が埋まっているどころではない。
実家という『退路』が、物理的に封鎖されている。
「あら、ダイアナ。来ていたの?」
そこへ、優雅な足取りで母が現れた。
母もまた、見たことのない新作のドレスを身にまとい、肌ツヤが異様に良い。
「お母様……。お母様なら、私の味方ですよね? お父様が酷いんです」
私がすがりつくと、母は扇子で口元を隠し、冷徹に告げた。
「何を言っているの。お父様の言う通りよ」
「えっ」
「ルーカス様は素晴らしい方よ。昨日、わたくしにまで最高級の美容液を一ダースも贈ってくださったの。『お義母様(予定)の美しさが、ダイアナの美貌のルーツですね』なんて添え状まで付けて」
「……物で釣られてる」
「それに、あのバカ王子の相手をしていた頃のあなたは、いつも疲れた顔をしていたわ。でも今はどう? 文句を言いながらも、生き生きとしているじゃない」
母は私の頬に手を添えた。
その目は、意外にも真剣だった。
「母として、娘には苦労してほしくないの。……でもね、ルーカス様なら、あなたを『苦労』ではなく『活躍』させてくれるわ。あの人は、あなたの才能を誰よりも理解しているから」
「お母様……」
少し感動しそうになった。
「だから、諦めて嫁ぎなさい。あんな超優良物件、逃したら末代までの恥よ」
「結局、物件扱いですか!」
私の感動を返してほしい。
◇ ◇ ◇
「……はぁ」
私は屋敷の庭のベンチに座り込み、空を見上げた。
荷物はない。
部屋もない。
両親はルーカス派に買収済み。
「完全に、詰んでるわね」
私の居場所は、この広い世界で、あの男の隣しか残されていないのだ。
カポカポカポ……。
蹄の音が近づいてくる。
見ると、屋敷の門をくぐって、一台の黒塗りの馬車が入ってきた。
扉には、ヴァレンタイン公爵家の紋章。
馬車が私の前で止まり、扉が開く。
「迎えに来たよ、ダイアナ」
中から手を差し伸べたのは、もちろんルーカス閣下だ。
彼は眩しいほどの笑顔で、私を見下ろしている。
「仕事は早めに切り上げてきた。……君が実家で『やっぱり帰りたくない』と駄々をこねている頃だと思ってね」
「……ご明察です。私の行動パターン、読まれすぎでは?」
「言っただろう? 君のことは全てお見通しだ」
彼は手招きした。
「さあ、乗って。君の『帰る場所』へ行こう」
私は振り返り、実家の屋敷を見た。
父と母が、二階の窓から「行け行け!」「返品不可よ!」と手を振っている。
(……薄情な家族だこと)
私は苦笑し、差し出されたルーカスの手を取った。
「ええ、帰ります。……私の部屋も荷物も、全部そっちにあるそうですから」
「賢明な判断だ」
彼の手が私を引き上げ、馬車の中へと迎え入れる。
ふわりと香る、彼の香水と紅茶の香り。
隣に座ると、彼は自然な動作で私の肩を抱いた。
「どうだった? 久しぶりの実家は」
「最悪でした。父は私を金づる扱いし、母は美容液に買収されていました。……私の味方は誰もいませんでした」
「それは違うな」
「え?」
「私がいる」
ルーカス閣下は、私の顔を覗き込んだ。
「世界中が君の敵になっても、あるいは君を利用しようとしても、私だけは君の味方だ。……君の価値を正しく理解し、守り、そして愛するのは私だけだ」
その言葉は、あながち嘘には聞こえなかった。
実の両親よりも、この男の方が私を理解している。
それは、少し悔しくて、でもそれ以上に安心できる事実だった。
「……わかりましたよ。観念します」
私は彼の肩に頭を預けた。
「その代わり、夕食は手抜きしないでくださいね。今日はショックでカロリーを消費したので」
「承知した。メインは鴨のコンフィだ。デザートにはフォンダンショコラを用意してある」
「……最高です」
馬車が動き出す。
実家が遠ざかり、私は新たな「家」へと運ばれていく。
外堀も内堀も埋まり、逃げ場のない籠の鳥。
けれど、その籠の中は、案外居心地が良くて、美味しいもので満たされているのかもしれない。
◇ ◇ ◇
こうして、私の「実家への逃亡(里帰り)」は、わずか一時間で終了した。
これで障害はなくなった。
あとは結婚式を待つだけ……と思っていたのだが。
神様はまだ、私に平穏を与えるつもりはないらしい。
数日後。
ルーカス閣下が、珍しく仕事を休んで私を街へ連れ出したことで、新たなフラグが立つことになる。
「たまには息抜きも必要だ。……デート(視察)に行こう」
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