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昨夜、公爵邸の厨房は戦場と化していた。
「……これで、いいのかしら。シリウス様に、私の真心を伝えるには」
シャリー・フォンスは、目の前にある「物体」を見つめて呟いた。
一晩中、彼女は愛する婚約者のためにクッキーを焼いていたのだ。
分量は正確。材料は最高級。隠し味には、滋養強壮に良いとされる数種のハーブを、愛を込めてたっぷり(通常の十倍ほど)練り込んだ。
しかし、出来上がったものは、なぜかどれもこれも「漆黒」に染まっていた。
(おかしいわね。オーブンの火力が、私の情熱に共鳴してしまったのかしら……?)
シャリーは、その炭化しかけたハート型の塊を、可愛らしいピンクのリボンでラッピングした。
そして翌朝。
寝不足により目の下に深い隈を作り、充血した瞳で学園に現れたシャリーは、もはや「徹夜で毒薬を完成させた魔女」の風格を漂わせていた。
「……シリウス、さま。どこに、いらっしゃるの……」
彼女が歩くたび、廊下を歩く生徒たちが壁に張り付いて震える。
そこへ、背後から元気な声が飛び込んできた。
「おはようございますシャリー様! 今日も一段と『終末の予兆』みたいなオーラが出ていて素敵です!」
「……おはよう、ララ様。……これ、作ったの」
シャリーがおずおずと差し出した包みを見て、ララは目を輝かせた。
「おやおや! これはもしや、手作りお菓子! いわゆる『胃袋を掴む』作戦ですね!?」
「……ええ。昨日のお詫びに。……食べて、もらえるかしら」
「もちろんです! 見た目がこれほどまでに『異界の門の封印』に似ているお菓子なら、王子も断る勇気はないはずですよ!」
(褒めてるのよね……? ララ様が言うなら、きっと大丈夫だわ)
二人は学食のテラス席で怯えながらお茶を飲んでいたシリウスを、速やかに包囲した。
「……っ!? フォンス令嬢! それにメル男爵令嬢も!」
シリウスは椅子から飛び上がり、逃走経路を確認した。
しかし、そこには既にララが先回りして立っている。
「逃がしませんよ王子。今日はシャリー様から、甘い、甘~いプレゼントがあるんですから」
「プレゼント……? なんだ、遺言書の署名か? それとも呪いの契約書か!?」
「……シリウス、さま。……そんな、こと……言わない、で……」
シャリーは悲しげに視線を伏せた。
だが、隈のひどい顔で俯かれると、それは「……余計な口を叩くと、舌を引き抜くぞ」という暗黒のプレッシャーにしか見えない。
「……これ。……たべて、ください」
ガタッ、と。
シャリーは震える手で、ラッピングされた包みをテーブルに置いた。
シリウスは、爆弾でも扱うかのような手つきで、慎重にリボンを解いた。
中から現れたのは、真っ黒で、歪な形をした、石炭のような「何か」だった。
「…………これは?」
「……くっきー、です。……はーとの、かたちを……しています」
「……えっ。これが、ハート? 僕には、干からびた生贄の心臓にしか見えないんだけど……」
シリウスの頬を、冷や汗が伝い落ちる。
「王子! 失礼ですよ! この漆黒は、シャリー様の純愛が極まってブラックホール化した結果です! 一口食べれば、その魔力……いえ、愛情に溺れること間違いなしです!」
ララが横からグイグイと勧める。
「愛情に溺れるっていうか、物理的に気絶するんじゃないか!? これ、絶対毒が入ってるよね!? 色が不自然だもん! 紫色のツブツブが見えるもん!」
「……それは、はーぶ……。からだに、いい……ものです……」
シャリーは必死に説明した。
ハーブの色が、クッキーの熱で変色しただけなのだ。
「ハーブ!? マンドラゴラの根っことかじゃないだろうね!? 食べた瞬間に僕が絶叫して死ぬやつじゃないだろうね!?」
「……しりうす、さま。……しんじて……」
シャリーは一歩、シリウスに近づいた。
彼女の目には、期待と不安による涙がたまっていた。
だが、充血した目からこぼれそうなその涙は、シリウスには「……さっさと食べないと、どうなるか分かっているな?」という残虐な脅迫の雫に見えた。
「た……たべるよ! 食べればいいんだろう! 食べれば!」
シリウスは自暴自棄になり、その黒い塊を一つ掴んで口に放り込んだ。
「……っ!?」
一瞬、シリウスの動きが止まった。
シャリーは期待に胸を膨らませた。
(どうかしら。甘さは控えめにしたけれど、真心は伝わったかしら……!)
しかし、シリウスの顔面は、急速に青白く、そして土気色へと変わっていった。
「……ぐ……ぁ…………」
「王子!? どうしました、感極まって言葉も出ませんか!?」
「……がはっ……に、苦い……! 苦すぎる! 毒だ! やっぱり遅効性の毒なんだ! 舌が痺れてきたーーー!」
シリウスは喉を押さえながら、テラスを転げ回った。
ハーブを入れすぎたせいで、味はクッキーというよりも「高濃度の漢方薬」のようになっていたのである。
「ああっ、王子! それは良薬口に苦しというやつです! シャリー様の愛が、あなたの不浄な精神を浄化しているんですよ!」
「浄化される前に命が尽きるよ! 助けてくれー! 解毒剤を、解毒剤を持ってこい!」
シリウスは叫びながら、近くの噴水に飛び込み、水をガブガブと飲み始めた。
「………………」
シャリーは、残された真っ黒なクッキーを見つめて、呆然と立ち尽くした。
(良かれと思って、ハーブをたくさん入れたのに。……毒だと、思われてしまった。……私、やっぱり、シリウス様を幸せにはできないんだわ……)
シャリーの頬を、今度こそ本物の絶望の涙が伝った。
「……ごめんなさい……。シリウス、さま……」
その謝罪の声は、周囲の生徒には「……不覚。次はもっと強力な毒を開発しなければ」という、執念深い暗殺者の誓いにしか聞こえなかった。
「シャリー様! 気合を入れ直しましょう! 次は味覚ではなく、視覚的なアプローチです!」
ララだけが、びしょ濡れで這い上がってきたシリウスを無視して、次なる作戦を練り始めていた。
「……これで、いいのかしら。シリウス様に、私の真心を伝えるには」
シャリー・フォンスは、目の前にある「物体」を見つめて呟いた。
一晩中、彼女は愛する婚約者のためにクッキーを焼いていたのだ。
分量は正確。材料は最高級。隠し味には、滋養強壮に良いとされる数種のハーブを、愛を込めてたっぷり(通常の十倍ほど)練り込んだ。
しかし、出来上がったものは、なぜかどれもこれも「漆黒」に染まっていた。
(おかしいわね。オーブンの火力が、私の情熱に共鳴してしまったのかしら……?)
シャリーは、その炭化しかけたハート型の塊を、可愛らしいピンクのリボンでラッピングした。
そして翌朝。
寝不足により目の下に深い隈を作り、充血した瞳で学園に現れたシャリーは、もはや「徹夜で毒薬を完成させた魔女」の風格を漂わせていた。
「……シリウス、さま。どこに、いらっしゃるの……」
彼女が歩くたび、廊下を歩く生徒たちが壁に張り付いて震える。
そこへ、背後から元気な声が飛び込んできた。
「おはようございますシャリー様! 今日も一段と『終末の予兆』みたいなオーラが出ていて素敵です!」
「……おはよう、ララ様。……これ、作ったの」
シャリーがおずおずと差し出した包みを見て、ララは目を輝かせた。
「おやおや! これはもしや、手作りお菓子! いわゆる『胃袋を掴む』作戦ですね!?」
「……ええ。昨日のお詫びに。……食べて、もらえるかしら」
「もちろんです! 見た目がこれほどまでに『異界の門の封印』に似ているお菓子なら、王子も断る勇気はないはずですよ!」
(褒めてるのよね……? ララ様が言うなら、きっと大丈夫だわ)
二人は学食のテラス席で怯えながらお茶を飲んでいたシリウスを、速やかに包囲した。
「……っ!? フォンス令嬢! それにメル男爵令嬢も!」
シリウスは椅子から飛び上がり、逃走経路を確認した。
しかし、そこには既にララが先回りして立っている。
「逃がしませんよ王子。今日はシャリー様から、甘い、甘~いプレゼントがあるんですから」
「プレゼント……? なんだ、遺言書の署名か? それとも呪いの契約書か!?」
「……シリウス、さま。……そんな、こと……言わない、で……」
シャリーは悲しげに視線を伏せた。
だが、隈のひどい顔で俯かれると、それは「……余計な口を叩くと、舌を引き抜くぞ」という暗黒のプレッシャーにしか見えない。
「……これ。……たべて、ください」
ガタッ、と。
シャリーは震える手で、ラッピングされた包みをテーブルに置いた。
シリウスは、爆弾でも扱うかのような手つきで、慎重にリボンを解いた。
中から現れたのは、真っ黒で、歪な形をした、石炭のような「何か」だった。
「…………これは?」
「……くっきー、です。……はーとの、かたちを……しています」
「……えっ。これが、ハート? 僕には、干からびた生贄の心臓にしか見えないんだけど……」
シリウスの頬を、冷や汗が伝い落ちる。
「王子! 失礼ですよ! この漆黒は、シャリー様の純愛が極まってブラックホール化した結果です! 一口食べれば、その魔力……いえ、愛情に溺れること間違いなしです!」
ララが横からグイグイと勧める。
「愛情に溺れるっていうか、物理的に気絶するんじゃないか!? これ、絶対毒が入ってるよね!? 色が不自然だもん! 紫色のツブツブが見えるもん!」
「……それは、はーぶ……。からだに、いい……ものです……」
シャリーは必死に説明した。
ハーブの色が、クッキーの熱で変色しただけなのだ。
「ハーブ!? マンドラゴラの根っことかじゃないだろうね!? 食べた瞬間に僕が絶叫して死ぬやつじゃないだろうね!?」
「……しりうす、さま。……しんじて……」
シャリーは一歩、シリウスに近づいた。
彼女の目には、期待と不安による涙がたまっていた。
だが、充血した目からこぼれそうなその涙は、シリウスには「……さっさと食べないと、どうなるか分かっているな?」という残虐な脅迫の雫に見えた。
「た……たべるよ! 食べればいいんだろう! 食べれば!」
シリウスは自暴自棄になり、その黒い塊を一つ掴んで口に放り込んだ。
「……っ!?」
一瞬、シリウスの動きが止まった。
シャリーは期待に胸を膨らませた。
(どうかしら。甘さは控えめにしたけれど、真心は伝わったかしら……!)
しかし、シリウスの顔面は、急速に青白く、そして土気色へと変わっていった。
「……ぐ……ぁ…………」
「王子!? どうしました、感極まって言葉も出ませんか!?」
「……がはっ……に、苦い……! 苦すぎる! 毒だ! やっぱり遅効性の毒なんだ! 舌が痺れてきたーーー!」
シリウスは喉を押さえながら、テラスを転げ回った。
ハーブを入れすぎたせいで、味はクッキーというよりも「高濃度の漢方薬」のようになっていたのである。
「ああっ、王子! それは良薬口に苦しというやつです! シャリー様の愛が、あなたの不浄な精神を浄化しているんですよ!」
「浄化される前に命が尽きるよ! 助けてくれー! 解毒剤を、解毒剤を持ってこい!」
シリウスは叫びながら、近くの噴水に飛び込み、水をガブガブと飲み始めた。
「………………」
シャリーは、残された真っ黒なクッキーを見つめて、呆然と立ち尽くした。
(良かれと思って、ハーブをたくさん入れたのに。……毒だと、思われてしまった。……私、やっぱり、シリウス様を幸せにはできないんだわ……)
シャリーの頬を、今度こそ本物の絶望の涙が伝った。
「……ごめんなさい……。シリウス、さま……」
その謝罪の声は、周囲の生徒には「……不覚。次はもっと強力な毒を開発しなければ」という、執念深い暗殺者の誓いにしか聞こえなかった。
「シャリー様! 気合を入れ直しましょう! 次は味覚ではなく、視覚的なアプローチです!」
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