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「いいか、ミミア。テーマは『豪華絢爛』だ! 国民の度肝を抜くような祭りにならなければ意味がない!」
「はい、ギルバート様ぁ! 私、頑張って一番高いお花を選びましたぁ!」
王城の大会議室。
部屋の中央に引かれた境界線を挟んで、ギルバート王太子チームと、私(宰相府チーム)が向かい合っていた。
今回の勝負、エリアを東と西に分け、それぞれの演出を行うことになっている。
ギルバート側の机には、分厚いカタログと、山のような発注書が積まれていた。
「えーと、メインステージの装飾には純金のポールを使用して……ゲストには隣国の歌姫を呼んで……あ、料理は最高級和牛のステーキ食べ放題だ!」
ギルバートが景気良くペンを走らせる。
私は電卓を片手に、呆れた視線を送った。
「……殿下。今回の勝負の条件は『低予算で』豪華に、ですが。その見積もり、すでに国家予算の〇・一%を超えていませんか?」
「ふん! 貧乏くさいことを言うな! 足りなくなったら増税すればいい!」
「暴君の発想ですね」
「うるさい! お前の方こそどうなんだ! そんなボロボロの布切れを集めて、廃品回収でも始める気か?」
ギルバートが私の足元を指差して笑う。
私の周囲には、城の倉庫から発掘してきた古い旗や、使い古された木材が積まれていた。
「失礼な。これは『資源』です」
私は色褪せた旗を手に取り、広げて見せた。
「この旗、裏返して染め直せば新品同様に使えます。木材は組み合わせて屋台の骨組みに。装飾用の花は、王宮庭園の剪定で出た枝を使えばタダです」
「はっ! みみっちい! そんなゴミのような祭りに、誰が喜ぶものか!」
「そうですぅ。私なんて、氷の彫刻を百体も注文したんですよぉ? キラキラして綺麗なんですぅ」
ミミアが得意げに胸を張る。
私は耳を疑った。
「……氷の彫刻? 百体?」
「はい! ペガサスとかドラゴンとか!」
「ミミア様。今の季節をご存知ですか? 初夏ですよ」
「だからこそ、涼しげでいいじゃないですかぁ」
「屋外に置く予定ですか?」
「もちろんです! メインストリートにずらーっと!」
私は天を仰いだ。
「……融けますよ」
「えっ?」
「直射日光の下では、三十分も持ちません。百体の彫刻がただの水たまりになるのに、いくら掛けるおつもりで?」
「そ、そんなの魔法でなんとか……」
「冷却魔法を維持するための魔導師を百人雇うのですか? その人件費は?」
私が問い詰めると、ミミアは涙目になってギルバートに泣きついた。
「ギルバート様ぁ、リーナ様がいじめるぅ」
「ええい、黙れリーナ! ミミアのアイデアにケチをつけるな! 水たまりになっても、それはそれで『儚い美』だ!」
「儚いのは殿下の財布の中身だけにしていただきたいですね」
これ以上話しても時間の無駄だ。
私は「勝手に爆死してください」という視線を残し、自分の作業に戻った。
***
「――順調そうだな」
作業場に戻ると、アレクセイ閣下が腕まくりをして待っていた。
驚くべきことに、彼は自らペンキの刷毛を握っている。
「閣下? 何をしておられるのですか」
「経費削減だと言ったのは君だろう? 業者を呼ぶと金がかかるから、私が塗っておいた」
見ると、古びた看板が見事なアート風に塗り替えられていた。
プロ顔負けの仕上がりだ。
「……閣下、多才すぎませんか?」
「君のためなら、日曜大工も悪くない。どうだ、この看板。『レトロモダン』というやつだろう?」
「完璧です。これなら『古臭い』ではなく『アンティーク風のお洒落な屋台』として売り出せます」
私はニヤリと笑った。
今回の私の戦略は「コンセプト重視」だ。
金はかけないが、知恵は絞る。
「さて、次は料理のメニューですが」
「ギルバート側は『ステーキ食べ放題』を売りにしているらしいぞ」
「勝たせておけばいいです。どうせ長蛇の列で客がイライラするか、肉が足りなくなって暴動が起きるのがオチですから」
私は試作の皿を取り出した。
「こちらは『串焼き』で勝負します」
「串焼き? 地味だな」
「ただの串焼きではありません。ソースの香ばしさを最大限に活かし、片手で食べ歩きができる『フェス飯』です。回転率を上げて、薄利多売で利益を最大化します」
「なるほど。客の回転率まで計算済みか」
「当然です。それに……」
私は悪戯っぽく微笑んだ。
「ギルバート殿下のステーキの匂いで客のお腹を空かせておいて、実際に並ぶのは回転の早いこちらの屋台……という動線も設計済みです」
「……君は本当に、性格が悪いな(褒め言葉だ)」
アレクセイ閣下は楽しそうに笑い、私の鼻先にペンキをちょんと付けた。
「あ、汚れます!」
「勲章だ。……さて、あと三日。我々の『賢い祭り』を見せてやろう」
***
そして、運命の建国記念祭、当日。
雲ひとつない晴天。気温はぐんぐん上昇している。
「さあ、祭りの始まりだ! 民草よ、私の豪華な祭りを見るがいい!」
ギルバート王太子の高らかな宣言と共に、ゲートが開いた。
王都の民衆がどっと押し寄せる。
最初は、誰もがギルバート側の「東エリア」に目を奪われた。
「すげえ! 金の柱だ!」
「ステーキがタダ同然で食えるらしいぞ!」
客足は東エリアに集中した。
ギルバートが私の方を見て「勝った!」と勝ち誇った顔をする。
しかし、私は涼しい顔で電卓を叩いていた。
「……カウントダウン、開始」
開始から一時間後。
事態は急変した。
「おい、ステーキまだかよ! 一時間も並んでるんだぞ!」
「すみません、焼き手が足りなくて……!」
「水! 水くれ! 暑くて死にそうだ!」
「えっ、飲み物は有料の高級ワインしかありませんが……」
東エリアから怒号が飛び交い始めた。
ギルバートの誤算、その一。
『オペレーションの崩壊』。
高級料理は調理に時間がかかる。
予想以上の客入りに厨房がパンクし、行列は遅々として進まない。
さらに、この炎天下。
待たされる客のイライラはピークに達していた。
そして、とどめの一撃。
バシャアァァッ……!
「うわあああ! 道が水浸しだ!」
「滑る! 危ない!」
ミミアが誇らしげに並べた百体の氷の彫刻が、一斉に融解を始めたのだ。
溶けた水が排水溝に入りきらず、メインストリートが泥沼と化した。
「きゃあぁぁ! 私のドラゴンがぁぁ! ただのナメクジみたいになっちゃったぁ!」
ミミアの悲鳴が響く。
「な、なんだこれは! どうなっている!」
ギルバートが慌てふためくが、もう遅い。
泥水と怒号、そして熱気。
東エリアは地獄絵図と化していた。
そこへ、風に乗って「香ばしい匂い」が漂ってきた。
「……なんだ、このいい匂いは?」
客たちが鼻をひくつかせる。
匂いの元は、私たちが担当する「西エリア」。
そこには、古材をお洒落にリメイクした屋台が並び、威勢の良い掛け声が響いていた。
「いらっしゃい! 特製ソースの串焼きだよ! すぐ出せるよ!」
「冷たい麦茶、一杯どうだい!」
「木陰のベンチ、空いてますよ!」
疲弊し、空腹で、喉が渇いた客たちが、オアシスを求めるように西エリアへ雪崩れ込んだ。
「うめぇ! やっぱり祭りはこれだよな!」
「提供はえー! 最高!」
「雰囲気もお洒落だし、落ち着くなぁ」
私の計算通りだ。
ステーキ(の匂い)で刺激された食欲は、手軽な串焼きによって満たされる。
融けた氷で足元の悪い東エリアから逃げ出した客は、整備された西エリアの休憩所で癒やされる。
チャリン、チャリン、チャリン!
西エリアのレジには、止まることなく小銭が吸い込まれていく。
「ど、どうしてだ……! なぜ私の豪華な祭りが負けて、あんな貧乏くさい屋台が流行るんだ!」
ギルバートが頭を抱えて叫ぶ。
私はその背後に音もなく忍び寄り、囁いた。
「顧客満足度(CS)の欠如ですね、殿下」
「ひぃっ!?」
「殿下は『自分がやりたいこと』をしただけ。私は『客が求めていること』を提供した。その差です」
「ぐぬぬ……!」
「ちなみに、東エリアの赤字額ですが、現時点で金貨五百万枚を超えています。氷の彫刻の撤去費用と、泥汚れの清掃費も含みますので、最終的には……」
私が電卓を見せると、ギルバートは「あわわ」と泡を吹いて倒れた。
「ギルバート様ぁ! しっかりしてくださいぃ!」
ミミアが揺さぶるが、反応はない。
こうして、建国記念祭の勝負は、私の圧勝で幕を閉じた。
「……計算通りすぎて、つまらないくらいですね」
私が呟くと、隣に立ったアレクセイ閣下が言った。
「そう言うな。おかげで私は、最高の『串焼きデート』を楽しめた」
彼は片手に串焼き、片手にビールを持ち、心底楽しそうに笑っていた。
「さあ、リーナ。君も飲め。大勝利の祝杯だ」
「……はい。いただきます」
夕暮れの空に、花火が上がる。
もちろん、その花火代もギルバート側の予算から出る予定だ。
私は夜空を見上げ、心の中で彼に感謝した。
ありがとう、殿下。あなたの犠牲は忘れません(経費的な意味で)。
「はい、ギルバート様ぁ! 私、頑張って一番高いお花を選びましたぁ!」
王城の大会議室。
部屋の中央に引かれた境界線を挟んで、ギルバート王太子チームと、私(宰相府チーム)が向かい合っていた。
今回の勝負、エリアを東と西に分け、それぞれの演出を行うことになっている。
ギルバート側の机には、分厚いカタログと、山のような発注書が積まれていた。
「えーと、メインステージの装飾には純金のポールを使用して……ゲストには隣国の歌姫を呼んで……あ、料理は最高級和牛のステーキ食べ放題だ!」
ギルバートが景気良くペンを走らせる。
私は電卓を片手に、呆れた視線を送った。
「……殿下。今回の勝負の条件は『低予算で』豪華に、ですが。その見積もり、すでに国家予算の〇・一%を超えていませんか?」
「ふん! 貧乏くさいことを言うな! 足りなくなったら増税すればいい!」
「暴君の発想ですね」
「うるさい! お前の方こそどうなんだ! そんなボロボロの布切れを集めて、廃品回収でも始める気か?」
ギルバートが私の足元を指差して笑う。
私の周囲には、城の倉庫から発掘してきた古い旗や、使い古された木材が積まれていた。
「失礼な。これは『資源』です」
私は色褪せた旗を手に取り、広げて見せた。
「この旗、裏返して染め直せば新品同様に使えます。木材は組み合わせて屋台の骨組みに。装飾用の花は、王宮庭園の剪定で出た枝を使えばタダです」
「はっ! みみっちい! そんなゴミのような祭りに、誰が喜ぶものか!」
「そうですぅ。私なんて、氷の彫刻を百体も注文したんですよぉ? キラキラして綺麗なんですぅ」
ミミアが得意げに胸を張る。
私は耳を疑った。
「……氷の彫刻? 百体?」
「はい! ペガサスとかドラゴンとか!」
「ミミア様。今の季節をご存知ですか? 初夏ですよ」
「だからこそ、涼しげでいいじゃないですかぁ」
「屋外に置く予定ですか?」
「もちろんです! メインストリートにずらーっと!」
私は天を仰いだ。
「……融けますよ」
「えっ?」
「直射日光の下では、三十分も持ちません。百体の彫刻がただの水たまりになるのに、いくら掛けるおつもりで?」
「そ、そんなの魔法でなんとか……」
「冷却魔法を維持するための魔導師を百人雇うのですか? その人件費は?」
私が問い詰めると、ミミアは涙目になってギルバートに泣きついた。
「ギルバート様ぁ、リーナ様がいじめるぅ」
「ええい、黙れリーナ! ミミアのアイデアにケチをつけるな! 水たまりになっても、それはそれで『儚い美』だ!」
「儚いのは殿下の財布の中身だけにしていただきたいですね」
これ以上話しても時間の無駄だ。
私は「勝手に爆死してください」という視線を残し、自分の作業に戻った。
***
「――順調そうだな」
作業場に戻ると、アレクセイ閣下が腕まくりをして待っていた。
驚くべきことに、彼は自らペンキの刷毛を握っている。
「閣下? 何をしておられるのですか」
「経費削減だと言ったのは君だろう? 業者を呼ぶと金がかかるから、私が塗っておいた」
見ると、古びた看板が見事なアート風に塗り替えられていた。
プロ顔負けの仕上がりだ。
「……閣下、多才すぎませんか?」
「君のためなら、日曜大工も悪くない。どうだ、この看板。『レトロモダン』というやつだろう?」
「完璧です。これなら『古臭い』ではなく『アンティーク風のお洒落な屋台』として売り出せます」
私はニヤリと笑った。
今回の私の戦略は「コンセプト重視」だ。
金はかけないが、知恵は絞る。
「さて、次は料理のメニューですが」
「ギルバート側は『ステーキ食べ放題』を売りにしているらしいぞ」
「勝たせておけばいいです。どうせ長蛇の列で客がイライラするか、肉が足りなくなって暴動が起きるのがオチですから」
私は試作の皿を取り出した。
「こちらは『串焼き』で勝負します」
「串焼き? 地味だな」
「ただの串焼きではありません。ソースの香ばしさを最大限に活かし、片手で食べ歩きができる『フェス飯』です。回転率を上げて、薄利多売で利益を最大化します」
「なるほど。客の回転率まで計算済みか」
「当然です。それに……」
私は悪戯っぽく微笑んだ。
「ギルバート殿下のステーキの匂いで客のお腹を空かせておいて、実際に並ぶのは回転の早いこちらの屋台……という動線も設計済みです」
「……君は本当に、性格が悪いな(褒め言葉だ)」
アレクセイ閣下は楽しそうに笑い、私の鼻先にペンキをちょんと付けた。
「あ、汚れます!」
「勲章だ。……さて、あと三日。我々の『賢い祭り』を見せてやろう」
***
そして、運命の建国記念祭、当日。
雲ひとつない晴天。気温はぐんぐん上昇している。
「さあ、祭りの始まりだ! 民草よ、私の豪華な祭りを見るがいい!」
ギルバート王太子の高らかな宣言と共に、ゲートが開いた。
王都の民衆がどっと押し寄せる。
最初は、誰もがギルバート側の「東エリア」に目を奪われた。
「すげえ! 金の柱だ!」
「ステーキがタダ同然で食えるらしいぞ!」
客足は東エリアに集中した。
ギルバートが私の方を見て「勝った!」と勝ち誇った顔をする。
しかし、私は涼しい顔で電卓を叩いていた。
「……カウントダウン、開始」
開始から一時間後。
事態は急変した。
「おい、ステーキまだかよ! 一時間も並んでるんだぞ!」
「すみません、焼き手が足りなくて……!」
「水! 水くれ! 暑くて死にそうだ!」
「えっ、飲み物は有料の高級ワインしかありませんが……」
東エリアから怒号が飛び交い始めた。
ギルバートの誤算、その一。
『オペレーションの崩壊』。
高級料理は調理に時間がかかる。
予想以上の客入りに厨房がパンクし、行列は遅々として進まない。
さらに、この炎天下。
待たされる客のイライラはピークに達していた。
そして、とどめの一撃。
バシャアァァッ……!
「うわあああ! 道が水浸しだ!」
「滑る! 危ない!」
ミミアが誇らしげに並べた百体の氷の彫刻が、一斉に融解を始めたのだ。
溶けた水が排水溝に入りきらず、メインストリートが泥沼と化した。
「きゃあぁぁ! 私のドラゴンがぁぁ! ただのナメクジみたいになっちゃったぁ!」
ミミアの悲鳴が響く。
「な、なんだこれは! どうなっている!」
ギルバートが慌てふためくが、もう遅い。
泥水と怒号、そして熱気。
東エリアは地獄絵図と化していた。
そこへ、風に乗って「香ばしい匂い」が漂ってきた。
「……なんだ、このいい匂いは?」
客たちが鼻をひくつかせる。
匂いの元は、私たちが担当する「西エリア」。
そこには、古材をお洒落にリメイクした屋台が並び、威勢の良い掛け声が響いていた。
「いらっしゃい! 特製ソースの串焼きだよ! すぐ出せるよ!」
「冷たい麦茶、一杯どうだい!」
「木陰のベンチ、空いてますよ!」
疲弊し、空腹で、喉が渇いた客たちが、オアシスを求めるように西エリアへ雪崩れ込んだ。
「うめぇ! やっぱり祭りはこれだよな!」
「提供はえー! 最高!」
「雰囲気もお洒落だし、落ち着くなぁ」
私の計算通りだ。
ステーキ(の匂い)で刺激された食欲は、手軽な串焼きによって満たされる。
融けた氷で足元の悪い東エリアから逃げ出した客は、整備された西エリアの休憩所で癒やされる。
チャリン、チャリン、チャリン!
西エリアのレジには、止まることなく小銭が吸い込まれていく。
「ど、どうしてだ……! なぜ私の豪華な祭りが負けて、あんな貧乏くさい屋台が流行るんだ!」
ギルバートが頭を抱えて叫ぶ。
私はその背後に音もなく忍び寄り、囁いた。
「顧客満足度(CS)の欠如ですね、殿下」
「ひぃっ!?」
「殿下は『自分がやりたいこと』をしただけ。私は『客が求めていること』を提供した。その差です」
「ぐぬぬ……!」
「ちなみに、東エリアの赤字額ですが、現時点で金貨五百万枚を超えています。氷の彫刻の撤去費用と、泥汚れの清掃費も含みますので、最終的には……」
私が電卓を見せると、ギルバートは「あわわ」と泡を吹いて倒れた。
「ギルバート様ぁ! しっかりしてくださいぃ!」
ミミアが揺さぶるが、反応はない。
こうして、建国記念祭の勝負は、私の圧勝で幕を閉じた。
「……計算通りすぎて、つまらないくらいですね」
私が呟くと、隣に立ったアレクセイ閣下が言った。
「そう言うな。おかげで私は、最高の『串焼きデート』を楽しめた」
彼は片手に串焼き、片手にビールを持ち、心底楽しそうに笑っていた。
「さあ、リーナ。君も飲め。大勝利の祝杯だ」
「……はい。いただきます」
夕暮れの空に、花火が上がる。
もちろん、その花火代もギルバート側の予算から出る予定だ。
私は夜空を見上げ、心の中で彼に感謝した。
ありがとう、殿下。あなたの犠牲は忘れません(経費的な意味で)。
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