呪われ龍帝陛下と呪陽師

一条聖

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第一部

呪われ皇子

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(一体、何がどうなっているんだ……)

困惑という灰色に塗り潰された心情とは真逆の雲一つない真っ青な空を澄んだ翠緑色の瞳に映す青年──燈翠。
視線をつぅと前方に向けると腰に刀を帯刀している武官が二名歩いていた。後方にも同じような格好をした武官が二名着いて来ており、彼等に挟まれた状態の燈翠は後ろ手に縄で腕を縛られていた。
腕は大袖で隠れているとはいえ、武官に前方後方と囲まれ、連行されている様はまるで罪人のようだ。
否。まるでではなく、実際に罪人として皇族が住まい、文官や武官が多く行き交う此処、宮城へと連行されて来た。
事の発端は遡る事三日前の事である。

都から二里程離れた場所にある村──中鶴村に燈翠は約七年前から暮らし始めていた。村の規模は小さい方ではあるが暮らしていく分には何不自由ない。周辺は山に囲まれ、田畑が多く長閑でゆっくりと過ごすには丁度いい場所である。

「おじさん、おばさん、屋根の修繕を終えました」

前日、良くお裾分けとして色んなものをくれる老夫婦から屋根の修繕を手伝ってほしいと頼まれていた燈翠は、今朝から屋根に登り、カンカンと木に槌を打ち付けていた。無駄な動きなくテキパキと作業をしていた為、昼前には修繕を終えた。

「ありがとうねぇ。助かったよ」

梯子を下り、老夫婦に終わった事を告げると老夫婦はお礼を言い、一つの包みを燈翠に差し出した。

「昨日都から帰って来た孫が珍しい菓子を土産に買って来てくれたんだ。沢山あるからよかったら燈翠さんも食べて下され」
「ありがとうございます。帰ったら頂きます。また何かあればおっしゃって下さい」

有り難く包みを受け取り帰路に着く。
小道を抜け、大通りを歩いていると後方から付き人だか、護衛だかを引き連れた無駄に高価な代物を飾り付けている悪趣味な牛車がこちらに向かって歩いて来ていた。
燈翠の横を通過し、そのまま去るのかと思いきや少し先で止まった。
御簾が上げられ、中から姿を現したのは自分は偉いんだと言わんばかりの態度の中肉中背の十代後半か二十代前半ぐらいの男であった。
牛車から降りた男は近くにいた村で一番美人と云われている娘──美琴に目を付ける。

「おい娘。なかなかに美人ではないか。私と一緒に来い」

男は背後に控えている護衛に視線で指示すると護衛は美琴の腕を掴んだ。

「いや、離して!   離してください!!」

美琴は必死に抵抗し、何とか掴まれた腕を解こうとするもなかなか解放されない。それどころかその抵抗が唆るのか男はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべている。
普段何かと美琴に世話になっていた燈翠はそんな状況を放ってはおけず、彼女を助ける為に間に割り込み、美琴の腕を掴んでいる手を捻り上げた。

「な、なんだ貴様は!」
「お前こそ何だ。嫌がる女性を無理やり連れて行こうなど……愚の骨頂だな」
「何を!   私をこけにしおって……。おい、此奴を懲らしめろ!」

男の命に護衛達は一斉に燈翠に襲いかかる。燈翠は攻撃を軽々と避け、次から次へと護衛達に拳と蹴りを入れてのしていく。
残りは男一人。拳に気を溜めると気絶させる程度の威力を男に向かって放った……。つもりだったのだが、

「あ、やばっ…」

どうやら、力加減を間違えてしまったようだ。
男はガハッと血を吐き出しながら放物線を描いて後方へと吹き飛び、地面に落ちたかと思うと二、三度跳ねて止まった。
慌てて男に駆け寄り、生命を確認すると肋を数本折り、臓器を幾つかやってしまってはいるが命に別状はなかった。
命があるだけいいかと取り敢えず男達を牛車に放り込み、後の事は御者に任せたのだが、それがどうやらまずかったらしい。
翌々日の早朝、武官の格好をした男が数人やって来た。彼等から放たれる物々しい雰囲気に住人達は何か感じ取ったのだろう。燈翠を物陰に押し込み、武官達は人が集まっている場所で足を止めた。

「燈翠という男がこの村に居るはずだ。こちらに渡してもらおう」
「何故渡さなければならないのですか?」
「二日前、燈翠という男が重傷を負わせたお方はとある公郷のご子息だからだ」

公郷とは、上級貴族の中でもさらに上位の者のことである。
随分と面倒な人間に怪我を負わせてしまったのだと理解するも、燈翠は男の傍若無人な態度を思い出し、後悔も反省もしなかった。

「さあ、燈翠を出せ」
「断る!   燈翠はこの村に必要な人だ」
「そうだそうだ。それにこの間の件だって、人助けの為にしたことで、男の方が悪い」
「黙れ!   奴を庇うなら貴様らも捕える」

住人達が燈翠を守る為に武官達に反発するも武官達は武器を構え、彼らに危害を加えかねない状況だった。
燈翠はこのままでは不味いと彼らの前に出る。

「やめろ。皆に手を出すな。お前達が探している燈翠は俺だ」
「貴様がそうか。大人しく来てもらおう」
「わかった」
「燈翠、行く必要なんかない」

住人達は心配から燈翠を引き止めようとするも燈翠は振り返って首を横に振る。燈翠の思いを汲み取った住人達は口を閉ざし、何も出来ない不甲斐なさから悔しげに唇を噛み締めた。
住人達が己の意図を理解してくれた事を察した燈翠は武官に腕を差し出し、大人しく縄で縛られると住人達に頭を下げ、武官達と共に村を出た。
約半辰刻かけて山を一つ越え、更に歩く事半刻……帝の居城がある都に到着した。 
流石都というだけあって、人の数が多い。
彼方此方から聞こえてくる荷を運ぶ馬の足音や客引きをする商人の声を聞きながら沢山の人々が行き交う通りを進んで行くと貴族の邸宅域に入った。更に暫く進むと目の前に宮城の門が現れた。
大きな門を潜り、曲がり角を幾つか曲がった所で罪人を裁く為の部署に到着する。
中でも一際目立つ建物の前に一つだけ茣蓙がぽつんと敷かれており、其処へ連れて行かれると肩を力強く押さえ込まれ、跪かされる。
燈翠は表情に一切出さないようにして、これからどうするかを思案する。

(位の高い人間に害をなした場合処刑、若しくは流刑を言い渡される。今回もそのどちらかだろう。処刑されてしまえば元も子もないが、流刑ならば隙をついて逃げ出せるはず。数人程度の見張りを付けられるだろうが気絶させる事は可能だ)

逃走計画を企てたところで重役らしき人間が現れた。
どんな判決が下されるのだろうかと緊張感が漂う中、重役の男が口を開く。

「貴様のしでかした事は重罪である。しかし、あるお方から貴様に役割を与えられた。故にそれを贖罪とする」
「……は?」

下された判決が予想に反したもので燈翠は何とも間抜けな声を上げた。

「連れて行け」

呆気に取られている間にも後方から二人の武官に腕を掴まれて立ち上がらされる。そのまま何故か一度建物の中に入れられ、あれよあれよという間にぼろぼろでうす汚れた衣から肩の縫い合わせのない闕腋袍に着替えさせられ、外に連れ出された──。

そして現在に至る。
小さく溜め息を吐き、周辺を見渡しながら大人しく武官の後を着いて行くと文官や武官の人数が見るからに減っていき、代わりに警備が厳重になっていた。
推測の域を出ないが警備が他と違うことから恐らく、皇族が住まう宮廷に入ったのだろう。

(罪人である俺を何故此処に……?)

全く持って目的が読めず、疑問を募らせているといつの間にか突き当たりまで来ていた。
他の場所より警備が手薄な門を前に立つ二人の武官のうち一人が開け、中に入る。
まず視界に入ったのは長い回路。中央に門が設けられており、その門を潜ると幾つか建物が見えた。中でも一番大きな殿と向き合うように庭園と池があった。
一見、立派な寝殿造である。だが、それにしては人の姿が見当たらず、気配もない。手入れは一応されているらしく、荒れ果ててるとまではいかないが、それでもよくよく見ると太陽の光に反射した廊下には一部埃が被っているのが見えるし、庭の方は風に吹かれて落ちた葉が沢山散らばっていた。
燈翠は訝しげに眉をひそめつつ、遣水の音を耳にしながら武官達に続いて反橋を渡る。大きな殿の前まで来ると沓脱石の所で沓を脱ぎ、階を上って足を止めた。

「殿下、人を連れて参りました」
(殿下だと!?   こんな人のいない所にか!?)

驚いている間にも後ろに立つ武官に縄を解かれ、中にいるらしい殿下の返事を聞かずに開けられた戸の向こう側に押し込まれた。
僅かに蹌踉けるも踏ん張った事で無様に倒れ込む事態は避けられ、身体を起こして中を控えめに見渡す。
殿下の部屋という割には物はあまり無く質素で幾つかある蔀戸が殆ど閉じられているせいで昼間の割には薄暗かった。

「誰だ」

冷淡な声がし、燈翠は慌てて顔の前で手を組んで軽く頭を下げた。

「私は燈翠と申します。返事を聞く前に入室し、申し訳ございません。詳しい説明もなくこちらに連れて来られたのですが何かご存知でしょうか」
「待て、今何と言った」
「……え?」
「名だ。名を何と言った」
「燈翠……です」
「生きて……いたのか」
「どういう」

気になる発言に思わず顔を上げそうになるもすんでのところで止まる。

「もしや殿下は私の事をご存知なのでしょうか」
「……覚えていないのか」
「えぇ……と、申し訳ございません。実は十五以前の記憶が無いのです。何があって記憶を失ったのかも覚えておりません」
「……そうか」

顔を伏せている為殿下の表情はわからない。だが、燈翠には彼の声音が落ち込んでいるように聞こえた。
沈黙が流れ、居た堪れない空気にどうするべきかと悩んでいるとペタペタと歩く音がし、燈翠の前で立ち止まった。

「顔を上げろ」
「っ……」

言われた通りに顔を上げ、殿下の顔を見るなり燈翠は驚愕から目を見開く。
眉目秀麗な顔立ちに目が奪われそうだが、何より一際目を引いたのは彼の瞳だ。

「先程、何故此処に連れて来られたか気になっていたな。理由がわかったか?」
「……はい」

此処、龍凪国は800年程前に人界に降り立った龍神が見初めた一人の人間の娘と共に生きていく為に作り、治められた国だと云われている。
以来、龍神の子孫が代々龍凪国を治めているのだが、契りを交わす相手は人間の為、龍神の血はどんどんと薄れていった。
しかし、数百年に一度龍神の血を色濃く受け継ぐ皇子が誕生していた。その証が龍神と同じ黄金色の瞳であり、燈翠の目の前にいる殿下もその一人である。
だが、何故か彼等の左目の瞳は呪いの象徴だと云われている紅色をしていた。
何故呪いの象徴と云われているのかというと紅色の瞳を持つ皇子が存在した時代は皇族や彼に深く関わった多くの人間が謎の死を遂げたからだ。故に、紅色の瞳を持つ皇子は"災厄を呼ぶ呪い皇子"と忌み嫌われるようになった。
しかし、ひょんな事から呪いが発動しない時があった。
その鍵が霊力の高い人間である。方法まではわからないが、強い霊力によって呪いが抑え込まれたそうだ。
この事から現在でも霊力のそこそこ高い人間が殿下の元に送り込まれていた。けれど、力が及ばなかったのか、送り込まれた人間は全員亡くなっている。
誰か都合の良い人材がいないかと悩んでいたところで目を付けられたのが燈翠である。
燈翠の霊力の高さは類稀のものだと云われている。高官の息子の件でたまたま力が知れ渡ってしまい、処刑や流刑にしない代わりに呪いを抑え込んでもらおうという魂胆だったのだ。
全てにおいて合点がいったが、燈翠には不安があった。
己の霊力の高さは認識しているが、如何力の制御がうまく出来ない。独学で勉強しているせいか、たまに力の配分を間違えてしまう。
今回高官の息子に大怪我させてしまったのも無意識に加減を間違えたせいだ。
両手を胸の前まで上げ、掌を眺めていると殿下──怜慎が感情のこもっていない声で問いかけた。

「私が怖いか?」

ぱっと視線を怜慎に戻すと声だけでなく、感情の読み難い瞳が向けられていた。
それでも視線を逸らす事なく見つめていると瞳の奥にこれまで恐れられ、迫害されてきたからだろうか、諦めの色がほんの少し見えた気がした。
燈翠は一度瞼を閉じるとゆっくりと開け、真っ直ぐと真剣な眼差しを怜慎へ向けた。

「貴方様に何かされたわけではないのに何を恐れることがありましょう。呪いに関しては何もわからないので怖いともそうでないとも言えません。ですが、対処法が全くないわけでもない。それならば……」

燈翠はふっと表情を和らげる。

「只々恐れるよりも呪いを解除する方法を探した方が良いでしょう」

目を見開く怜慎。その瞳には目の前にいる燈翠だけでなく、同じような事を言う少年の姿が映っていた。
怜慎は眩しそうに目を細めると顔を僅かに伏せ、ぽつりと何かを呟いた。

「お前は何も変わらないな」
「……殿下?」

呟きは聞こえたものの何を言ったかまでわからず、怜慎の様子に何か不味い事を言ってしまったのだろうかと不安に駆られる。
恐る恐る怜慎を呼ぶと彼は顔を上げ、何でもないと首を横に振る。その表情は穏やかなものになっており、燈翠はほっと安堵した。

「そう言えば、燈翠は何処で暮らしていてんだ?」
「此処から西に二里程進んだ所にある中鶴村です」
「二里か……。少し離れてはいるが情報が回って来ない距離ではない。けれど、今まで燈翠の事を聞いた事がないな。何がきっかけで此処の奴らにお前の存在が知られたんだ?」
「あ~~、えぇと、それはですね……」

何とも言えない複雑な表情で燈翠が事の端末を説明すると怜慎は心当たりがあったのかあぁと納得したような声を上げた。

「数日前、藤垣卿の息子がどこぞの村男に大怪我を負わされたと此処まで噂が回って来ていたが、あれは燈翠の事だったのか。まぁでも、あの馬鹿息子は私とは別の意味で嫌われ者だからな。ざまぁみろと思っている人間の方が多いんじゃないか」
(……馬鹿息子)
「と、仰いますと?」
「彼奴は学がなく、武を極めているわけでもないのに親の名に笠を着て女遊びや賭け事とやりたい放題。此処でも傲慢な態度で随分といびり散らしているらしい」
「……なるほど」
(何処でもあんな態度なのか……。世の中の女人や下々の人間の為にもっと痛めつけた方が良かったか?)

呆れから物騒な考えが過ぎるも流石にそれは駄目だと首を横に振って脳内から消し去る。

「彼奴が死のうが重傷になろうがどうだっていいが、それで燈翠が死刑もしくは流刑に処されてたいたかと思うと……耐えられない。そうならなくてよかった」
「そう……ですね」

向けられた思い遣りにむずむずとくすぐったいような気持ちになるも、其処まで気にかけてくれる理由が燈翠にはわからなかった。しかしふと、先程己を知っているような口ぶりだった事を思い出し、今度は記憶がない申し訳なさから気まずい感情に苛まれ、まともに目を見る事が出来ずに視線を逸らす。

「これからは身の振り方に気をつけます」

誤魔化すように発した言葉にたぶんと心の中で付け足すと声音から反省していない事に気付いたのか、怜慎がじっと見つめてくる。
あまり見ないでほしいと思いつつ、ぐるぐると渦巻く感情を落ち着かせていると後方から女性の声がした。
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