24 / 53
灰かぶりの少年24
しおりを挟む今はちょうど、午後の13時ー
早朝の仕事を終え次の仕事をするまで少し休憩
ひょんな事に偶々厨房の方で残り物を恵んでくれたのでそれを食べようと木陰に座る
いつもは種から育てた葉類や木の実などを食べている
だからお屋敷の食物を食べれるなんてとても贅沢だ、例えそれが皆の食べ残しだとしても…
だけどあまりまともなご飯を口にした事が無かったのでとても嬉しい
「わぁ、パンとスープだ」
スープの中は見たことがない野菜とお肉
思わず食べるのを忘れてじっと眺めてしまう
どんな味がするのか楽しみ
ふふっと口角が上がった
「どれから食べよう、やっぱり冷えるともったいないからスープを先に頂こう」
一口啜ってみる
ガリッ
「あっ!」
柔らかい野菜を食べたはずなのに硬い歯応えを感じた
「かたい…何っ?」
よく見るとそれは色が付いている小さいプラスチックであった
とても小さいから勝手に紛れ込んでしまったのだろうか
それともワザとだろうか
せっかくのスープ…
あんまり悪い方に考えたくはない
もしもワザとだとしても、こんな身分の者がお屋敷の食物にありつけるはずがない
こうされても仕方がないのだ
「除ければ大丈夫、美味しい」
スープやパンを交互にほうばる
モグモグ…
「何を食べているんだ?」
「…!」
通り際に1人の男性に尋ねられた
厨房の1番偉い方だろうか?
お屋敷料理専属の白い制服に証のバッチを付けている
「あっ、お見苦しい所をお見せして申し訳ございません。ある厨房の方からスープとパンをお恵み下さいました」
「は?…料理をやっただと?」
「はい、その通りで御座います」
「おかしい…お前に料理をやる事は絶対に有り得ないはずだ、まさか…貴様盗んだのではないのか!?」
「いえっ!決してその様な事は御座いません!僕は料理を盗んでいません!」
「嘘くさい!では盗んでいないのであれば厨房の奴に聞いてやろうじゃないか!」
「はい、お願い致します」
男は話を聴きに厨房へ戻って行った
「僕は盗んでなんかいない…あれは頂いたものだ」
灰かぶりは小さな声で自分に言い聞かせた
ザッ ザッ
荒々しい足音
男はすぐに戻ってきた
「やっぱりだ!貴様!」
「ぇ…?」
「惚けやがって!厨房の連中にきいたらお前になんぞ食べ物をやっていないそうだぞ!」
「っどう言う事ですか!?」
「よくも嘘をついて盗みやがったな!」
「違う、違います!盗んでないっ」
「まだ認めねぇか!このヤロウ!」
「本当です、信じて下さい!」
男の手には棒を握っていた
バシッ!
「ひいっっ‼︎」
反射的に棒で叩かれたのかと思って目を瞑る
その拍子にスープもパンも地面に落としてしまった
「うっ…熱いっ!」
スープが跳ね返り足に少しかかった、たとえ少量でもすぐに冷やさないと白い肌が赤くなるだろう
「勿体ないことしやがって!勝手に盗んだ責任は重いぞ、厨房に来い!」
灰かぶりの頭をつかみ、力づくでズルズルと連れて行く
「僕…っ違うのに、やめてぇ…!」
ガチャッ ドン!!
厨房のドアが開いたと同時に背中を突き飛ばされ足元がふらつく
「さて、この泥棒をどうしてやろうか?」
「あぅ…っ泥棒ではありません、決して…」
「まさか聞くが、お前他の物も盗っていないだろうな」
「そんなこと絶対にありませんっ!」
「まぁ、口ではどんな事でも言えるだろう…嘘をついていないか調べてやる」
服の中に男の手がスッと入ってきた
「いや…ぁ!」
もはや確認とは程遠い仕種で必要以上に胸を弄ったり揉んだりと男の手は止まらない
「女みたいな肌だな」
「お願い…やめて下さいっ」
「まだ調べは終わっていない!黙ってろ」
気持ち悪い手が下半身に伸びてきた
「この膨らみは何だ?答えろ」
男は躊躇なく灰かぶりのペニスをにぎり笑みを浮かべて問いかける
「んンっは…やだ!」
「触る度にかたくなり先端から少しずつ液体が漏れているコレを何というんだ」
「言いた…くない、離して」
「では、仕方がない…何かが分かるまでちょっとしたプレゼントをやろう」
ムギュッ!
「…‼︎まって、ヤァッ!」
ペニスの先を軽くクリップの様な物で挟まれた
「痛い…いたいぃ!」
「外して貰いたかったら、ちゃんと言え」
「うっぅ…言います、ぃいます…正直に!
だからお願い…取ってぇ!」
「ふっ馬鹿めが、ではもう一度聞こう。コレは何だ?」
「ぼくの…ペニス…おチンチンです…っぅ触れられる度にいやらしく蜜を流して…とても敏感で気持ちが良いとどんどん…出てきてっ…」
「ふむ、この際再度聞こう、お前は料理を盗んだか?」
「…ぇあっ料理は…違います…っ盗んでないっです…はぁ」
「お前はどうしようもない馬鹿だな、自分でこのままの状態の道を選んだ」
「ッ…そんなっぁ、助けて!」
ペニスにクリップが食い込み痛みが酷い
徐々に麻痺も起こしているのも感じた
このまま放置しておくと壊死してしまう可能性もある
本当ではない罪 自分はやっていない罪
辛い覚悟だ
25
あなたにおすすめの小説
嫌われ者の長男
りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
悪夢の先に
紫月ゆえ
BL
人に頼ることを知らない大学生(受)が体調不良に陥ってしまう。そんな彼に手を差し伸べる恋人(攻)にも、悪夢を見たことで拒絶をしてしまうが…。
※体調不良表現あり。嘔吐表現あるので苦手な方はご注意ください。
『孤毒の解毒薬』の続編です!
西条雪(受):ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。
白銀奏斗(攻):勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。
たとえば、俺が幸せになってもいいのなら
夜月るな
BL
全てを1人で抱え込む高校生の少年が、誰かに頼り甘えることを覚えていくまでの物語―――
父を目の前で亡くし、母に突き放され、たった一人寄り添ってくれた兄もいなくなっていまった。
弟を守り、罪悪感も自責の念もたった1人で抱える新谷 律の心が、少しずつほぐれていく。
助けてほしいと言葉にする権利すらないと笑う少年が、救われるまでのお話。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる