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一部番外編
後日談3:冬の終わりの日課
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降雪も段々と減り、積もった雪はそのままながらも晴れ間が増え、段々と季節は春に近づいているのがわかる今日この頃。
シュロムが離宮に帰ってくる頻度もだいぶ増え、子供達の様子も安定している。
僕はと言えば、落ちた体力を取り戻す為にちょこちょこと離宮の中で出来る運動をするようになった。言ってしまえば、軽い筋トレである。
教えてくれるのは、ロンで、本当になんでもできるなと思いながら指示に従い運動する。
周りでは子供達も楽し気にぼくの真似をしながら同じように筋トレをしていた。アグノスやティグレはわかるけど、イデアルも真似するのは予想外だった。
「運動はあまり得意ではないですけど……自分の手で人を守れるようになりたいので」
なんてはにかんだ笑顔で言われたら、僕としては応援するしかないので一緒に頑張っている。
体を痛めないように軽い屈伸のようなスクワットや壁に腕を突っ張ってやる腕立て伏せとかをしながら、汗を流し、程よいタイミングでロンから声がかかった。
「はい、今日はそこまでにしましょう」
「はーい!」
「おう!」
ちょっと息の上がった僕やイデアルに比べて、元気の有り余っているアグノスとティグレは元気に返事をして、跳ね回っている。
疲れたら電池が切れたように眠るのに、切れるまでは元気だからホント凄いよ子供の体力……。
ややくったりとしながらも汗を拭いて、休憩しながらマリーの持ってきたお茶とお菓子をソファーに座りながら頂く。運動後の水分は沁みるなぁ……。
僕が和んでいる間にもアグノスとティグレは、もぐもぐとクッキーやら軽食として持ってこられたサンドイッチを食べている。
イデアルは二人ほどの勢いはないけど、しっかり食べているあたり食欲はあるらしい。
これは確実にこの後昼寝するだろうなぁと見守りながら、僕もサンドイッチへと手を伸ばすのだった。
シュロムが離宮に帰ってくる頻度もだいぶ増え、子供達の様子も安定している。
僕はと言えば、落ちた体力を取り戻す為にちょこちょこと離宮の中で出来る運動をするようになった。言ってしまえば、軽い筋トレである。
教えてくれるのは、ロンで、本当になんでもできるなと思いながら指示に従い運動する。
周りでは子供達も楽し気にぼくの真似をしながら同じように筋トレをしていた。アグノスやティグレはわかるけど、イデアルも真似するのは予想外だった。
「運動はあまり得意ではないですけど……自分の手で人を守れるようになりたいので」
なんてはにかんだ笑顔で言われたら、僕としては応援するしかないので一緒に頑張っている。
体を痛めないように軽い屈伸のようなスクワットや壁に腕を突っ張ってやる腕立て伏せとかをしながら、汗を流し、程よいタイミングでロンから声がかかった。
「はい、今日はそこまでにしましょう」
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「おう!」
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