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第10章 レイコさんは自重しない
第10章第031話 大陸最初の街 オタリン
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第10章第031話 大陸最初の街 オタリン
Side:ツキシマ・レイコ
「ついたーっ!」
シャールちゃんの歓声が上がります。
「なかなか立派な城壁ね」
オタリンの街は港街です。沖に島がポツポツあり、張り出した岩地がいい感じに防波堤になって港があります。
北には山地があって。山地と海に挟まれた立地は、日本で言うところの神戸という感じですか。山の麓にはエイゼル市の貴族街よろしく、砦の城壁が見えています。
守りやすく、それでいて適度な農耕地もあるという立地ですね。大陸に上陸した人たちはここを拠点にし。まずは今の教都あたりの平原の魔獣攻略を始めました。
教都とは反対方向、この街から南西にずっと行けば、二つの国と一つの領を越えた向こうに、あのリシャイマ王国を経てバンシクル王国に繋がります。
このオタリンにも鉄道が通る予定ですが。すでに街と農地が広がるここの土地確保は、難関そうですね。ただ今現在、リシャイマ王国との交渉が頓挫しているので、先行き不透明ですが。
エイゼル市ほどではないにしろ、港から砦を繋ぐ道を中心に、街が賑わっています。さすがにもう上陸当時の面影はありません。
防波堤代わりの岩地の上には小砦…ここで火を炊いて灯台代わりにしていたそうです。それと、貴族街の城壁がこの街の最古の部分だそうです。
昔は、街は砦の中でしたが。教都あたりへの進出が終わって砦の外にも街が広がった結果、砦の中が代官邸と貴族の街として整備されたというのも、エイゼル市の歴史に似ていますね。魔獣のテリトリーに進出するには、似たような仮定を経るようです。
海際の丘、海岸が見渡せる小屋敷群が今回の宿となります。地球で言うところのコテージですね。
部屋ではなくて邸宅ですから、シャールちゃんたちの飛び入りも受け入れられたわけです。客室に余裕がありますからね。
テラスを出てれば、狭めの庭園の向こうがすぐに砂浜です。真冬や台風が大変そうなので、ここに住みたいかと言われると躊躇はしますが。宿としては上等ですよ。富裕層向けらしい作りですね。
宿には、お風呂もついていて、調理場もあります。これはのんびり過ごせそうです。
従業員も宿の本邸からの通いで来てくれます。警護の人のための部屋も併設されていて、いろいろ万全。
ここから一区画先には市場もあるそうで。港町の市場ですよ、朝一番に寄れってことですね、さっそくスケジュールに。
他の国でどのような食材が出回っているのかを見るのも、私の楽しみの一つです。まだ未発見の新しい食材が手に入る可能性がありますからね。セイホウ王国やロトリー国でも市場は回って、いろいろ持ち帰っていますよ。
「ご挨拶と警備の摺り合わせについてお伺いしました」
街の衛兵さんの隊長さんだそうです。宿に訪ねてきました。
ちなみに、貴族街の外に宿泊するというのは、社交は無しでのんびりしたい…という意思表示になるんだそうで。まぁこの街の代官さんは非貴族ってのもありますが。今回も好意的放置してくれるよう手配済み…とリシャーフさんが言ってました。…リシャーフさん自身が休暇でここ使っているそうですしね。
「教都の方から連絡は入っております。皆様方休暇とのことで、些事で煩わせることのないように…とのことです。衛兵の方で周囲の警戒はいたしますが。宿の警備の方と…」
私たちに付けられた護衛騎士と、警備区分の打ち合わせをしています。
まぁレッドさんが始終マナ探査していますので、知られずに侵入するのは難しいと思いますが。これもこの街のおもてなしなのでしょう。
到着した日の夕食は、宿の方で用意してくれた物です。この街ならではのメニューということでお願いしました。やっぱ港町、その地で採れる海産物の調理はその地が一番うまく料理出来ると言うことでしょう。街一番の高級な宿なだけあって、なかなかおいしかったです。
「こちらの野菜はなんてもおいしいてすよね、シャール様」
「うー…」
アライさんが、野菜を避けようとしていたシャールちゃんに野菜を食べさせようとしています。
「うん。おいしいおいしい」
「おいしいわね」
「クーック」
こちらを見るシャールちゃん。アライさんがこちらをチラ見するので。私とレッドさんとマーリアちゃんとで、サラダを食べます。シャクシャク新鮮です。
ただ、それでも躊躇しているシャールちゃん。
「シャールちゃん、ちょっと行儀悪いけど。葉物に、野菜とこのお魚のソテーを載せて一緒に食べてみて」
野菜単体で食べるのは、子供にはハードル高めですので。野菜をたくさん食べられる方法ですよ。
香草と…バターかしら。脂っ気があれば野菜もおいしくなります。
「うん…これなら食べられる」
とはいえ。やっぱちょっと抵抗がある感じですか。
「マヨネーズがあれば、普段から野菜食べられるんじゃ?」
マーリアちゃんが提案します。
実際、エイゼル市で子供たちに野菜を食べさせるには、手っ取り早かったですしね。
「明日にでも作ってみようか。卵と酢くらいは手に入るでしょうし」
「魚もいろいろあるから。ツナマヨでよろしく」
「いいてすね。お手伝いしますよ」
マーリアちゃんとアライさん、ツナマヨ好きですしね。
市場でマグロみたいな魚、手に入るかしら? 赤身の魚が欲しいところ。
「あの…マヨネーズとかツナマヨとかは、どのような食べ物なのでしょうか?」
バーラル様にいろいろ説明します。
マヨネーズはエイゼル市で流行っている調味料であること。魚の油煮と混ぜるとツナマヨになること。
「ネイルコードでは、卵は一般的な食材なのですか?」
大陸で普及していると言いがたいのは、あの大きさでしょうね。卵も鶏も大きいです。
「卵も鶏肉もおいしいですし。鶏小屋は肥料の生産にもなるし。餌としてクローバーなんかも植えて。豆は油絞った粕が良い飼料になります。休耕地のいい使い道ですね」
卵と肉のために大規模な養鶏場まで作っていることを説明します。
まぁ難点は、この世界の鶏がちょっとでかいので、柵を設置するのが大変なところですか。その分、卵もデカイしお肉もたくさん取れます。こちらの人は、竹をうまいこと使って柵を作っていますよ。風切り羽を切っておけば、人の身長ほどの柵で脱柵は防げます。
「休耕地ですか。畑を休ませるという…同じ作物を延々と作れないとは聞いたことがありますが」
「私は昔、エイゼル市で文官をしていたのですが。なったばかりの頃は、畑を休ませるなんて知らなかったですからね。最初、麦を植えていない畑を見て農民がサボっているなどと憤慨した物です」
と、執事モードのクライスファー陛下。意外なことに農業についてご存じ。
「ふふふ。あなたが配属先で、上司に叱られた話ですよね」
「その後、農村に泊まり込みでいろいろ勉強させられました。それも後で、伯爵の指示だったと聞いてますが」
「王…っ。あなた様を農村にですか?」
バーラル様。陛下の正体は知っていますが。どう応対すべきか迷っている感じです。ここでならもう、芝居はもう良いのでは?とは思いますが。なんか執事モードを楽しんでいるんですよね、陛下。
「はははっ。まぁ私を文官として鍛えたいというのもあったのでしょうが。当時の私はいろいろ目を付けられていましてな。わざと粗略に扱うことで、それらから目を逸らすって目的もあったのでしょう。勉強になったのは確かですし。いやはや懐かしい経験です」
「あの…エイゼル市で文官をされていたというのは本当だったのですね」
夫婦双方王族なのに、食事も自分で作るような生活だったとか。ただ、二人共新婚生活を存分に楽しんでいたようです。まぁそういう感性だから、ネイルコードの様な国が成ったとも言えますが。
「はい。自分に出来ないことが出来る人間には敬意を払え。アイズン伯爵の言葉です。今までの人生で、これほど役に立った言葉はないですね」
「この人、出来ないことは出来る人に任せろって解釈しているのよ」
「はい。手伝ってくれと頭下げれば、大抵なんとかなって来ましたしね。はっはっは。」
…まぁ間違ってはいないです。出来ないことを出来るふりして放置より何倍もマシですが。
この王様に頭下げられたら、否と言える人は少ないでしょうね。…それがあの御前会議の面子ですか。
つられてクスクス笑うバーラル様。
「お母様、なにが面白かったの?」
うん。今はわからなくても、将来わかると良いですね。
Side:ツキシマ・レイコ
「ついたーっ!」
シャールちゃんの歓声が上がります。
「なかなか立派な城壁ね」
オタリンの街は港街です。沖に島がポツポツあり、張り出した岩地がいい感じに防波堤になって港があります。
北には山地があって。山地と海に挟まれた立地は、日本で言うところの神戸という感じですか。山の麓にはエイゼル市の貴族街よろしく、砦の城壁が見えています。
守りやすく、それでいて適度な農耕地もあるという立地ですね。大陸に上陸した人たちはここを拠点にし。まずは今の教都あたりの平原の魔獣攻略を始めました。
教都とは反対方向、この街から南西にずっと行けば、二つの国と一つの領を越えた向こうに、あのリシャイマ王国を経てバンシクル王国に繋がります。
このオタリンにも鉄道が通る予定ですが。すでに街と農地が広がるここの土地確保は、難関そうですね。ただ今現在、リシャイマ王国との交渉が頓挫しているので、先行き不透明ですが。
エイゼル市ほどではないにしろ、港から砦を繋ぐ道を中心に、街が賑わっています。さすがにもう上陸当時の面影はありません。
防波堤代わりの岩地の上には小砦…ここで火を炊いて灯台代わりにしていたそうです。それと、貴族街の城壁がこの街の最古の部分だそうです。
昔は、街は砦の中でしたが。教都あたりへの進出が終わって砦の外にも街が広がった結果、砦の中が代官邸と貴族の街として整備されたというのも、エイゼル市の歴史に似ていますね。魔獣のテリトリーに進出するには、似たような仮定を経るようです。
海際の丘、海岸が見渡せる小屋敷群が今回の宿となります。地球で言うところのコテージですね。
部屋ではなくて邸宅ですから、シャールちゃんたちの飛び入りも受け入れられたわけです。客室に余裕がありますからね。
テラスを出てれば、狭めの庭園の向こうがすぐに砂浜です。真冬や台風が大変そうなので、ここに住みたいかと言われると躊躇はしますが。宿としては上等ですよ。富裕層向けらしい作りですね。
宿には、お風呂もついていて、調理場もあります。これはのんびり過ごせそうです。
従業員も宿の本邸からの通いで来てくれます。警護の人のための部屋も併設されていて、いろいろ万全。
ここから一区画先には市場もあるそうで。港町の市場ですよ、朝一番に寄れってことですね、さっそくスケジュールに。
他の国でどのような食材が出回っているのかを見るのも、私の楽しみの一つです。まだ未発見の新しい食材が手に入る可能性がありますからね。セイホウ王国やロトリー国でも市場は回って、いろいろ持ち帰っていますよ。
「ご挨拶と警備の摺り合わせについてお伺いしました」
街の衛兵さんの隊長さんだそうです。宿に訪ねてきました。
ちなみに、貴族街の外に宿泊するというのは、社交は無しでのんびりしたい…という意思表示になるんだそうで。まぁこの街の代官さんは非貴族ってのもありますが。今回も好意的放置してくれるよう手配済み…とリシャーフさんが言ってました。…リシャーフさん自身が休暇でここ使っているそうですしね。
「教都の方から連絡は入っております。皆様方休暇とのことで、些事で煩わせることのないように…とのことです。衛兵の方で周囲の警戒はいたしますが。宿の警備の方と…」
私たちに付けられた護衛騎士と、警備区分の打ち合わせをしています。
まぁレッドさんが始終マナ探査していますので、知られずに侵入するのは難しいと思いますが。これもこの街のおもてなしなのでしょう。
到着した日の夕食は、宿の方で用意してくれた物です。この街ならではのメニューということでお願いしました。やっぱ港町、その地で採れる海産物の調理はその地が一番うまく料理出来ると言うことでしょう。街一番の高級な宿なだけあって、なかなかおいしかったです。
「こちらの野菜はなんてもおいしいてすよね、シャール様」
「うー…」
アライさんが、野菜を避けようとしていたシャールちゃんに野菜を食べさせようとしています。
「うん。おいしいおいしい」
「おいしいわね」
「クーック」
こちらを見るシャールちゃん。アライさんがこちらをチラ見するので。私とレッドさんとマーリアちゃんとで、サラダを食べます。シャクシャク新鮮です。
ただ、それでも躊躇しているシャールちゃん。
「シャールちゃん、ちょっと行儀悪いけど。葉物に、野菜とこのお魚のソテーを載せて一緒に食べてみて」
野菜単体で食べるのは、子供にはハードル高めですので。野菜をたくさん食べられる方法ですよ。
香草と…バターかしら。脂っ気があれば野菜もおいしくなります。
「うん…これなら食べられる」
とはいえ。やっぱちょっと抵抗がある感じですか。
「マヨネーズがあれば、普段から野菜食べられるんじゃ?」
マーリアちゃんが提案します。
実際、エイゼル市で子供たちに野菜を食べさせるには、手っ取り早かったですしね。
「明日にでも作ってみようか。卵と酢くらいは手に入るでしょうし」
「魚もいろいろあるから。ツナマヨでよろしく」
「いいてすね。お手伝いしますよ」
マーリアちゃんとアライさん、ツナマヨ好きですしね。
市場でマグロみたいな魚、手に入るかしら? 赤身の魚が欲しいところ。
「あの…マヨネーズとかツナマヨとかは、どのような食べ物なのでしょうか?」
バーラル様にいろいろ説明します。
マヨネーズはエイゼル市で流行っている調味料であること。魚の油煮と混ぜるとツナマヨになること。
「ネイルコードでは、卵は一般的な食材なのですか?」
大陸で普及していると言いがたいのは、あの大きさでしょうね。卵も鶏も大きいです。
「卵も鶏肉もおいしいですし。鶏小屋は肥料の生産にもなるし。餌としてクローバーなんかも植えて。豆は油絞った粕が良い飼料になります。休耕地のいい使い道ですね」
卵と肉のために大規模な養鶏場まで作っていることを説明します。
まぁ難点は、この世界の鶏がちょっとでかいので、柵を設置するのが大変なところですか。その分、卵もデカイしお肉もたくさん取れます。こちらの人は、竹をうまいこと使って柵を作っていますよ。風切り羽を切っておけば、人の身長ほどの柵で脱柵は防げます。
「休耕地ですか。畑を休ませるという…同じ作物を延々と作れないとは聞いたことがありますが」
「私は昔、エイゼル市で文官をしていたのですが。なったばかりの頃は、畑を休ませるなんて知らなかったですからね。最初、麦を植えていない畑を見て農民がサボっているなどと憤慨した物です」
と、執事モードのクライスファー陛下。意外なことに農業についてご存じ。
「ふふふ。あなたが配属先で、上司に叱られた話ですよね」
「その後、農村に泊まり込みでいろいろ勉強させられました。それも後で、伯爵の指示だったと聞いてますが」
「王…っ。あなた様を農村にですか?」
バーラル様。陛下の正体は知っていますが。どう応対すべきか迷っている感じです。ここでならもう、芝居はもう良いのでは?とは思いますが。なんか執事モードを楽しんでいるんですよね、陛下。
「はははっ。まぁ私を文官として鍛えたいというのもあったのでしょうが。当時の私はいろいろ目を付けられていましてな。わざと粗略に扱うことで、それらから目を逸らすって目的もあったのでしょう。勉強になったのは確かですし。いやはや懐かしい経験です」
「あの…エイゼル市で文官をされていたというのは本当だったのですね」
夫婦双方王族なのに、食事も自分で作るような生活だったとか。ただ、二人共新婚生活を存分に楽しんでいたようです。まぁそういう感性だから、ネイルコードの様な国が成ったとも言えますが。
「はい。自分に出来ないことが出来る人間には敬意を払え。アイズン伯爵の言葉です。今までの人生で、これほど役に立った言葉はないですね」
「この人、出来ないことは出来る人に任せろって解釈しているのよ」
「はい。手伝ってくれと頭下げれば、大抵なんとかなって来ましたしね。はっはっは。」
…まぁ間違ってはいないです。出来ないことを出来るふりして放置より何倍もマシですが。
この王様に頭下げられたら、否と言える人は少ないでしょうね。…それがあの御前会議の面子ですか。
つられてクスクス笑うバーラル様。
「お母様、なにが面白かったの?」
うん。今はわからなくても、将来わかると良いですね。
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