107 / 383
第3章 ダーコラ国国境紛争
第3章第024話 一人じゃないのかも
しおりを挟む
第3章第024話 一人じゃないのかも
・Side:ツキシマ・レイコ
「まぁ、長い人生そんなこともあるさ」
…実際にとんでもなく長くなりそうな私の人生ではありますが。はぁ…
ここに来て一年経っていないのに、この体たらく。もっと"異世界だひゃっはー"とはしゃげれば良いんだけど。根が小市民だからなぁ…
"私のせいじゃない" …この一言で納得できるほど脳天気だったら、どんなに楽だったか。
因果は絡んでいる。糾える縄の如し。はぁ…。
宿のカウンターのカーラさんの隣に座って、ボーとしてます。カーラ三は、物静かに特に何も聞いてきたりしませんが。レジ横のちょっとしたお菓子なんかを振舞ってくれます。なにげに気を使われているようです。
いつもはカーラさんの膝を陣取っている通い猫達がやってきて。竹篭の上でレッドさんと絡まってます。季節的にはもう冬ですので、レッドさんが人気になるようですね、わざと体温高めにしているようですし。
なかなか気持ちの整理が付かないな…と思っていたら、通りが茜色に染まっていきます。あっという間に夕方ですか。
バタン!
宿の入り口が唐突に開かれます。
「レ…レイコちゃん!レッドさん!、二人はここに来てる?!」
あ、エカテリンさん。すっかり忘れてた。何も言わずに軍の宿営地は飛ばして来ちゃったんだっけ。
「ああ!レイコちゃんが居た! …よかった~っ!」
へなへなと入り口のところでへたり込むエカテリンさん。ずっと馬に乗って来たのでしょう、足がガクガクしてます。
「あ…えーと。途中の村で乗り換えた馬だから、世話しないと。モーラちゃん、裏の馬停め借りるね! あとカヤンさん!すぐに食べられるものを…えっと二人前! 途中殆ど食べられなかったんだ!」
すたっと立ち上がり、私の所に歩いてくる。
「レイコちゃん!何があったか聞いているけど。うーん、気にするなと言っても無理かもしれないけど。レイコちゃんが悪い事なんて何もないから!ねっ!ねっ!」
と、私の頭をわしゃわしゃして、ぎゅーとしてきます。
「…よかった~。レイコちゃんが居なくなるんじゃないかって、ホント心配したんだから」
「…エカテリンさん、心配かけてごめんなさい。」
まぁ無事なら良かったよと。馬に水飲ませて、カヤンさんが作ったサンドを飲み物で流し込むように食べて。
これからアイズン伯爵のところへも伝令に走る必要があるとかで、すぐに出ていきました。
その日の晩は、モーラちゃんが添い寝してくれました。ありがとね。
次の日、朝食の時間帯が終わって食堂もすこし暇になった頃。アイズン伯爵からお呼びがかかりました。
エカテリンさんとダンテ隊長が馬車で迎えに来ています。
伯爵家に着くと、アイズン伯爵だけではなく、ブライン夫人メディナール様に、クラウヤート様、バール君も出迎えてくれました。
失踪と言っても、黙って向こうを出た夜の次の朝にはファルリード亭に居たのですが。みなさんに心配かけたようですね。
「話はエカテリンから聞いた。…いろいろ難儀じゃったの」
「…はい」
「わしは、レイコ殿よりまだ"実"人生は長いからの。レイコ殿が何を悩んでいるのかは分るつもりじゃ。まぁ、巫女様にいうことでもないかもしれんが」
私は首を振る。
「後悔しているのか? 国境に行ったことを」
「…結果として戦争を止められた、そういう自負はあります。ただ、そもそも私がいなければダーコラ国も攻めてこなかったんじゃ…」
「ふんっ。ダーコラ国との因縁なぞ、今に始まったことじゃない。そもそも王妃のローザリンテ殿下がダーコラ出身じゃぞ。うちがダーコラより豊かになってからと言うもの、何かにつけて嫌がらせしてきておる。レイコ殿のことは口実の一つに過ぎん」
ローザリンテ殿下がこの国に来るときも来た後も、いろいろあったという話は、カステラード殿下に伺いました。
「それに。自分がいなければなんてこと、言うもんじゃない。自分が存在してきたことを無かったことに出来る者なぞおらん。確かに、その時々の決断は結果に影響しておるじゃろう。ただ、すでにした決断を変えることが出来ない以上、その後のことはなるようになっただけじゃ。後からクヨクヨしても、何も変わらん」
伯爵が自分の頬の傷を撫でながら言う。
「心が納得せんのじゃろ。わしもそういう経験は沢山ある。じゃが、これから出来ることとは、結果に向き合い、対処し。それらが済んでから反省し。前に進む。人に出来ることなど限られておる」
「しかし…あの街での光景が頭から離れないのです」
「赤竜神様も神様ではないのだろ? ならそれがレイコ殿の限界でもあるし、それによって助かった人も大勢おる。むしろ今は、そちらをきちんと見るべきじゃな」
…私に手を振り返してくれたダーコラ国の兵士さん。今頃は、無事に国元に帰られることにホッとしているのだろうか。
「忘れろとは言わん。気にするなとも言えん。飲み込みなさい。年寄りが言えることはこれくらいじゃ」
「…ありがとうございます、アイズン伯爵」
帰りは、歩きで一人で…と思ったけど。エカテリンさんも付いてきてくれた。
「…私、戦争はあれが初参加だったし。戦況次第ではどうなるか分らなかったからね。まぁ相手は大して居ないけど、遺書も書いたぜ」
今知りましたが。護衛任務で遠出する時にも、遺書は書かされるそうです。…最近は面倒で、以前書いた物を使い回しだそうですが。
「武功をあげられないと憤慨しているやつらも多少は居たけど。私は、実際の戦闘無しで停戦となったのは、正直ホッとしたし。殆どの奴らがそう考えてると思うぜ。当然、敵さん側もな」
エカテリンさんが、私の頭を撫でる。
「ダーコラの街の話は聞いたけど。それでもレイコちゃんがネイルコード国に居てくれたのは、私達の幸運だと思ってるんだ。だから、そこのことで自分を責めるようなことはして欲しくない。…上手く言えないけど。」
「エカテリンさんもありがとうね。」
日本で言えばもう十二月くらい。曇りの空は、鉛色で重たい。
城壁前の広場も、寒さで人出が少ない…かと思いきや。屋台街からは湯気が立ち上り、温かい昼食を買い求める人たちで賑わっている。
私が行かなければ、最悪ダーコラ国とバッセンベル領の軍がここまで来ていたかもしれない。まぁ、ネイルコード国軍がそこまで弱いとは思わないけど。もしそうなったら、この街はダーコラのあの街より酷いことになったのは確かだろう。
守れたという感慨と。犠牲を容認できない無念。
自分は良いことをしたのだからと、自分を欺せたら楽なんだろうけど。
ため息付きながら、空を見上げると。ぽつぽつと白い物が降ってくるのが見える。雪だ。
「お…多分初雪だな。今年はちょっと早いかな?」
エカテリンさん曰く、こちらでは冬至が新年だそうです。地球の冬至も十二月二十二日くらいなので、どのみち十日も違わないですね。昼が一番短い日が新年なら、むしろわかりやすくて合理的と言えるでしょう。
もちろんこちらにはクリスマスみたいな日はありませんが。赤竜神がこの世界を作ったのが一月一日だそうで。年が明けると同時に宗教的にも大切な日となりますが。敬虔な日というよりは、徹夜で街を挙げて騒ぐみたいな日だそうです。
「…年が明けたら、皆で教会に行くのが習わしなんだけど…」
と、エカテリンさんが私とレッドさんを見ます。初詣のお誘いですか?
「…ここで拝んでおけばいいんじゃね?」
私の前で、こちらのお祈りのポーズを取ります。思わず苦笑してしまう私を見て、ニカっと笑うエカテリンさん。
私を拝むのはやめてくださいね。でも、レッドさんなら御利益あるかも?
・Side:ツキシマ・レイコ
「まぁ、長い人生そんなこともあるさ」
…実際にとんでもなく長くなりそうな私の人生ではありますが。はぁ…
ここに来て一年経っていないのに、この体たらく。もっと"異世界だひゃっはー"とはしゃげれば良いんだけど。根が小市民だからなぁ…
"私のせいじゃない" …この一言で納得できるほど脳天気だったら、どんなに楽だったか。
因果は絡んでいる。糾える縄の如し。はぁ…。
宿のカウンターのカーラさんの隣に座って、ボーとしてます。カーラ三は、物静かに特に何も聞いてきたりしませんが。レジ横のちょっとしたお菓子なんかを振舞ってくれます。なにげに気を使われているようです。
いつもはカーラさんの膝を陣取っている通い猫達がやってきて。竹篭の上でレッドさんと絡まってます。季節的にはもう冬ですので、レッドさんが人気になるようですね、わざと体温高めにしているようですし。
なかなか気持ちの整理が付かないな…と思っていたら、通りが茜色に染まっていきます。あっという間に夕方ですか。
バタン!
宿の入り口が唐突に開かれます。
「レ…レイコちゃん!レッドさん!、二人はここに来てる?!」
あ、エカテリンさん。すっかり忘れてた。何も言わずに軍の宿営地は飛ばして来ちゃったんだっけ。
「ああ!レイコちゃんが居た! …よかった~っ!」
へなへなと入り口のところでへたり込むエカテリンさん。ずっと馬に乗って来たのでしょう、足がガクガクしてます。
「あ…えーと。途中の村で乗り換えた馬だから、世話しないと。モーラちゃん、裏の馬停め借りるね! あとカヤンさん!すぐに食べられるものを…えっと二人前! 途中殆ど食べられなかったんだ!」
すたっと立ち上がり、私の所に歩いてくる。
「レイコちゃん!何があったか聞いているけど。うーん、気にするなと言っても無理かもしれないけど。レイコちゃんが悪い事なんて何もないから!ねっ!ねっ!」
と、私の頭をわしゃわしゃして、ぎゅーとしてきます。
「…よかった~。レイコちゃんが居なくなるんじゃないかって、ホント心配したんだから」
「…エカテリンさん、心配かけてごめんなさい。」
まぁ無事なら良かったよと。馬に水飲ませて、カヤンさんが作ったサンドを飲み物で流し込むように食べて。
これからアイズン伯爵のところへも伝令に走る必要があるとかで、すぐに出ていきました。
その日の晩は、モーラちゃんが添い寝してくれました。ありがとね。
次の日、朝食の時間帯が終わって食堂もすこし暇になった頃。アイズン伯爵からお呼びがかかりました。
エカテリンさんとダンテ隊長が馬車で迎えに来ています。
伯爵家に着くと、アイズン伯爵だけではなく、ブライン夫人メディナール様に、クラウヤート様、バール君も出迎えてくれました。
失踪と言っても、黙って向こうを出た夜の次の朝にはファルリード亭に居たのですが。みなさんに心配かけたようですね。
「話はエカテリンから聞いた。…いろいろ難儀じゃったの」
「…はい」
「わしは、レイコ殿よりまだ"実"人生は長いからの。レイコ殿が何を悩んでいるのかは分るつもりじゃ。まぁ、巫女様にいうことでもないかもしれんが」
私は首を振る。
「後悔しているのか? 国境に行ったことを」
「…結果として戦争を止められた、そういう自負はあります。ただ、そもそも私がいなければダーコラ国も攻めてこなかったんじゃ…」
「ふんっ。ダーコラ国との因縁なぞ、今に始まったことじゃない。そもそも王妃のローザリンテ殿下がダーコラ出身じゃぞ。うちがダーコラより豊かになってからと言うもの、何かにつけて嫌がらせしてきておる。レイコ殿のことは口実の一つに過ぎん」
ローザリンテ殿下がこの国に来るときも来た後も、いろいろあったという話は、カステラード殿下に伺いました。
「それに。自分がいなければなんてこと、言うもんじゃない。自分が存在してきたことを無かったことに出来る者なぞおらん。確かに、その時々の決断は結果に影響しておるじゃろう。ただ、すでにした決断を変えることが出来ない以上、その後のことはなるようになっただけじゃ。後からクヨクヨしても、何も変わらん」
伯爵が自分の頬の傷を撫でながら言う。
「心が納得せんのじゃろ。わしもそういう経験は沢山ある。じゃが、これから出来ることとは、結果に向き合い、対処し。それらが済んでから反省し。前に進む。人に出来ることなど限られておる」
「しかし…あの街での光景が頭から離れないのです」
「赤竜神様も神様ではないのだろ? ならそれがレイコ殿の限界でもあるし、それによって助かった人も大勢おる。むしろ今は、そちらをきちんと見るべきじゃな」
…私に手を振り返してくれたダーコラ国の兵士さん。今頃は、無事に国元に帰られることにホッとしているのだろうか。
「忘れろとは言わん。気にするなとも言えん。飲み込みなさい。年寄りが言えることはこれくらいじゃ」
「…ありがとうございます、アイズン伯爵」
帰りは、歩きで一人で…と思ったけど。エカテリンさんも付いてきてくれた。
「…私、戦争はあれが初参加だったし。戦況次第ではどうなるか分らなかったからね。まぁ相手は大して居ないけど、遺書も書いたぜ」
今知りましたが。護衛任務で遠出する時にも、遺書は書かされるそうです。…最近は面倒で、以前書いた物を使い回しだそうですが。
「武功をあげられないと憤慨しているやつらも多少は居たけど。私は、実際の戦闘無しで停戦となったのは、正直ホッとしたし。殆どの奴らがそう考えてると思うぜ。当然、敵さん側もな」
エカテリンさんが、私の頭を撫でる。
「ダーコラの街の話は聞いたけど。それでもレイコちゃんがネイルコード国に居てくれたのは、私達の幸運だと思ってるんだ。だから、そこのことで自分を責めるようなことはして欲しくない。…上手く言えないけど。」
「エカテリンさんもありがとうね。」
日本で言えばもう十二月くらい。曇りの空は、鉛色で重たい。
城壁前の広場も、寒さで人出が少ない…かと思いきや。屋台街からは湯気が立ち上り、温かい昼食を買い求める人たちで賑わっている。
私が行かなければ、最悪ダーコラ国とバッセンベル領の軍がここまで来ていたかもしれない。まぁ、ネイルコード国軍がそこまで弱いとは思わないけど。もしそうなったら、この街はダーコラのあの街より酷いことになったのは確かだろう。
守れたという感慨と。犠牲を容認できない無念。
自分は良いことをしたのだからと、自分を欺せたら楽なんだろうけど。
ため息付きながら、空を見上げると。ぽつぽつと白い物が降ってくるのが見える。雪だ。
「お…多分初雪だな。今年はちょっと早いかな?」
エカテリンさん曰く、こちらでは冬至が新年だそうです。地球の冬至も十二月二十二日くらいなので、どのみち十日も違わないですね。昼が一番短い日が新年なら、むしろわかりやすくて合理的と言えるでしょう。
もちろんこちらにはクリスマスみたいな日はありませんが。赤竜神がこの世界を作ったのが一月一日だそうで。年が明けると同時に宗教的にも大切な日となりますが。敬虔な日というよりは、徹夜で街を挙げて騒ぐみたいな日だそうです。
「…年が明けたら、皆で教会に行くのが習わしなんだけど…」
と、エカテリンさんが私とレッドさんを見ます。初詣のお誘いですか?
「…ここで拝んでおけばいいんじゃね?」
私の前で、こちらのお祈りのポーズを取ります。思わず苦笑してしまう私を見て、ニカっと笑うエカテリンさん。
私を拝むのはやめてくださいね。でも、レッドさんなら御利益あるかも?
48
あなたにおすすめの小説
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
寿明結未(旧・うどん五段)
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~
ヒロノF
ファンタジー
死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改(ちの かい)。
その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。
その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴! それはイメージ出来なければ作れないのと同義! 生前職人や技師というわけでもなかった彼女には機械など生活を豊かにするものは作ることができない! 中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。
近隣の村を拠点と定め、光の無かった世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。
更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国に国として認められることに!?
何でもできるけど何度も失敗する。
成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。
様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか?
誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です! 見つけたらご報告ください!
2024/05/02改題しました。旧タイトル
『魔界の天使 (?)アルトラの国造り奮闘譚』
2023/07/22改題しました。旧々タイトル
『天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~』
この作品は以下の投稿サイトにも掲載しています。
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4480hc/)』
『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
ペットになった
ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。
言葉も常識も通用しない世界。
それでも、特に不便は感じない。
あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。
「クロ」
笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。
※視点コロコロ
※更新ノロノロ
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる