235 / 384
第7章 Welcome to the world
第7章第008話 本機はまもなくユルガルムに到着いたします
しおりを挟む
第7章第008話 本機はまもなくユルガルムに到着いたします
・Side:ターナンシュ・ユルガムル・マッケンハイバー
今日は、エイゼル市から小竜神様がお越しになる日です。
お一人で空を飛んで来られるとのことですが。ユルガルムでは先日まで雪が降っておりけっこう積もっております。空から見たユルガルムは一面真っ白でしょうね。
本日の空模様は晴れ間も見えますが、名残の雲がちょっと多目です。小竜神様が空で迷子にならないか心配です。
小竜神様の到着予定は、だいたい昼前としか分かりません。空を飛ぶだけに山や河は問題になりませんが、それでも風やら雲の具合でだいぶ予定が変わるんだそうです。お天気ばかりはどうしようも無いので、これは致し方有りませんね。
冬のユルガルムは結構冷え込みますので、見張りの兵士を交代で立てて、皆は応接室で待ちます。朝から詰めている必要も無いのですが、主人と義父様は朝食が終わるとなんかそわそわしはじめましたね。
二歳になったシュバールをあやしながら、一家団欒して待ちましょう。
「上空、小竜神様が飛来されましたっ!」
抱っこしているシュバールがうとうとし始めたころ、表で監視をしていた護衛騎士から連絡が入ります。
皆で急いで館の門へ向かいます。っと、走るなと叱られてしまいましたね。
夫が、エイゼル市で作られたというガウンという上着を掛けてくれます。見た目はモコモコになりますが、これを着ていれば寒さは平気です。
義父様が先に出て行きましたので、シュバールにもガウンを着せてからゆっくり行きましょう。
外に出ると、丁度小竜神様が義父様の前に舞い降りたところでした。護衛騎士が居並ぶ中、スーと下りてきて数度羽ばたくと義父様の前にうまく止ります。
翼を広げた小竜神様は始めて見ましたが、思ったより大きな翼ですね。それを器用に畳んでいます。
「小竜神様、よくぞお越しくだされた。書簡にて手筈は承知しております。この度は息子の妻ターナンシュのためにご足労いただき、感謝いたします」
膝をついて敬礼する義父様。そうですね。小竜神様のご来訪です。私達も習おうとしたところ。
「クーッククククク、クーッ!」
慌てたような小竜神様。手をぶんぶんと振られています。
「御父様。小竜神様が困ってらっしゃるわよ。レイコ様と同じですわね」
「うむ、そうか。小竜神様は同じように謙虚であられるな」
レイコ様が始めてユルガルムに来られたときの騒ぎは懐かしいですね。赤竜神の巫女様として崇められて当然の方なのですが。ご自身は自分を平民だと言って憚りません。
まぁそう言われましても、小竜神様を連れられる時点でなかなか無碍にも出来ないものでありますが。
「失礼します。ここは寒いですので、まずは応接室にお連れしますね」
私が小竜神様を抱き上げて、屋敷の中に戻ります。シュバールより軽いですね。
この寒空を飛んできたのですっかり冷えていると思いきや、小竜神様は暖かいです。
シュバールは、義父が抱き上げて連れてきます。
「賓客応対及び警戒配置解除。皆、寒空の下ご苦労だった。各員通常シフトに戻れ」
義父様が指示を出してます。みなさんご苦労さまでした。
応接室の上座には豪華な椅子が用意されています。本来は義父様の椅子ですが、今日ばかりは小竜神様に座っていただきましょう。クッションを敷いたところに小竜神様を降ろしました。
飲み物とカットされた果物が並べられた小テーブルが侍女によって寄せられます。飲み食いは控えられると連絡の書簡には書かれていましたが。お茶の席くらいならいいでしょう。
「エイゼル市からの長旅、ご苦労さまでした。まずはごゆるりと」
「ククックーッ! クーク」
小竜神様が、ハーネスに付けられたバックから書簡を取り出します。義父様がそれを受け取りました。
「わたし宛の書簡ですな、拝見いたしましょう。 …と、なんだ領庁と工房宛もあるじゃ無いか。ついでとばかりに連絡文書と発注書まで小竜神様に運ばせるとは…まぁこれだけ速ければ致し方ないか」
レイコ様がついていますし、無理矢理運ばされたわけでも無いでしょう。連絡の時間が短い方が、文官や職人達も楽が出来るのです。
小竜神様が、フルーツを召し上がり始めました。フルーツ用の小さいカトラリーを人と同じように使っていますね。
果物が好きだというのは、前回のレイコ様と一緒の訪問時に把握しております。真冬前に収穫して氷室に保存していた果物がちょうど食べ頃です。小さめに切ったそれを、シャクシャクと美味しそうに召し上がっています。
「一つはアイズン伯爵からだな。まぁターナをよろしく頼むとか、生まれてくるのは自分の孫でもあることを忘れるなとか、そんなことが書いてあるな。秋にはまたユルガルム領に来るとあるが。ふん、それまでに私が唯一のおじいちゃんだと生まれてくる孫にも刷り込んでくれるわっ。うわっはっはははっ」
「父上…」「義父様…」
なんでいつもこう張り合うのでしょうね?
「もう一通はレイコ殿からだな。診断は小竜神様を膝の上に抱っこするだけで良いとなっ、そんな簡単なのか… 結果は文字積み木? ああバールがいつも遊んでいる玩具だな、それで渡してくれるそうだ。あとついでといってはなんだが、念のためバールの健康診察もしてくれるそうだ」
「じいじっ! にゃーっ!」
「おうバール、じいじのところにくるか? バールの診断もそばにいるだけで出来るそうだ。さすが小竜神様じゃの。もうちょっとまっておりバールよ」
シュバールは、どうやら小竜神様に興味津々のようですね。
小竜神様が、小皿のフルーツと、一緒に出された飲み物もフルーツのジュースも召し上がられました。あまり饗応するなとのことですが、…これくらいなら大丈夫そうですね?
「クーッ!」
小竜神様が私を見て一声上げられます。
「よろしいでしょうか? 小竜神様」
「クックー」
椅子の上で立ち上がった小竜神様を抱き上げ、ソファーに座り直します。
「これでよろしいのですか?」
「クーッ」
小竜神様が耳を澄ますように目を細めます。音で診断すると聞きましたが、特に何も聞こえないですね。
一分ほど経った頃、終わったようですね。小竜神様がバックから何か取り出します。手に乗るくらいの木の板ですね。"女"と書かれています。
「赤ちゃんは女の子…ってことでいいのでしょうか?」
「クーッククッ」
女の子でいいようです。二人目は女の子ですか、今から楽しみですね。
「そうかっ! 次の子は姫かっ! ターナに似れば、さぞ可愛い姫に成長するだろうなっ! く…くくくくっ! あっははははっ! アイズン伯爵の悔しがる顔が目に浮かぶわ!」
「義父様…またなにを張り合っておられるのですか…」
「ははは、すまんすまん。ともかくめでたいな。ところで赤子の健康状態とかも分かると書いてあったのだが、問題ないということでいいのでしょうか? 小竜神様」
小竜神様が右手を出して親指を立てます。真似をする義父様。
「これは肯定って意味で良いのでよろしいので?」
「クーッ!」
「…らしいな。うむ、健康万事っ!」
さらに数字の掘られた小さめの積み木が並べられました。示した数字は175とあります。
「予定日が175日後…ということだろうか?」
「クーッ!」
小竜神様がまだ親指を立てます。それでいいようですね。
侍女に任せていたシュバールがだっこをせがんできました。
「あ~、にゃーにゃ? にゃーにゃさん?」
シュバールが喋るようになってしばらく経ちますが、最近は語彙も増えてきました。
小竜神様に手を伸ばします。触ってもいいのでしょうか? …よさそうですね。同じソファーに座らせます。
城の中には、鼠対策に猫も何匹かおりまして、シュバールにもお気に入りの猫がおりますが。まるで猫にするかのように小竜神様の頭を撫でてます。
ああ、角にも触っていますがいいのでしょうか?。…小竜神様はとくに嫌がる雰囲気もないですね。シュバールのことをじっと見つめています。今診察されているのでしょうか?
「クーッククッ!」
「小竜神様、シュバールは問題ないですか」
「クーッ」
再度親指を立てています。
「そうですか。それは良かったです」
「何じゃ、ターナンシュは小竜神様と会話が出来るのか?」
「そこまでは…ただ、表情を見ていればだいたい言いたいことは伝わります」
小竜神様が私を見つめていたので、おもわずシュバールにするように頭に手が伸びてしまいました。
易しく撫でると目を細める小竜神様。このようなかわいらしい生き物が赤竜神の眷属とは。
「では小竜神様。レイコ殿とアイズン伯爵に書を認めるので、しばらくごゆるりとしていただけるかな」
義父様と主人が、書簡の準備のために執務室の方に向かいました。
・Side:ターナンシュ・ユルガムル・マッケンハイバー
今日は、エイゼル市から小竜神様がお越しになる日です。
お一人で空を飛んで来られるとのことですが。ユルガルムでは先日まで雪が降っておりけっこう積もっております。空から見たユルガルムは一面真っ白でしょうね。
本日の空模様は晴れ間も見えますが、名残の雲がちょっと多目です。小竜神様が空で迷子にならないか心配です。
小竜神様の到着予定は、だいたい昼前としか分かりません。空を飛ぶだけに山や河は問題になりませんが、それでも風やら雲の具合でだいぶ予定が変わるんだそうです。お天気ばかりはどうしようも無いので、これは致し方有りませんね。
冬のユルガルムは結構冷え込みますので、見張りの兵士を交代で立てて、皆は応接室で待ちます。朝から詰めている必要も無いのですが、主人と義父様は朝食が終わるとなんかそわそわしはじめましたね。
二歳になったシュバールをあやしながら、一家団欒して待ちましょう。
「上空、小竜神様が飛来されましたっ!」
抱っこしているシュバールがうとうとし始めたころ、表で監視をしていた護衛騎士から連絡が入ります。
皆で急いで館の門へ向かいます。っと、走るなと叱られてしまいましたね。
夫が、エイゼル市で作られたというガウンという上着を掛けてくれます。見た目はモコモコになりますが、これを着ていれば寒さは平気です。
義父様が先に出て行きましたので、シュバールにもガウンを着せてからゆっくり行きましょう。
外に出ると、丁度小竜神様が義父様の前に舞い降りたところでした。護衛騎士が居並ぶ中、スーと下りてきて数度羽ばたくと義父様の前にうまく止ります。
翼を広げた小竜神様は始めて見ましたが、思ったより大きな翼ですね。それを器用に畳んでいます。
「小竜神様、よくぞお越しくだされた。書簡にて手筈は承知しております。この度は息子の妻ターナンシュのためにご足労いただき、感謝いたします」
膝をついて敬礼する義父様。そうですね。小竜神様のご来訪です。私達も習おうとしたところ。
「クーッククククク、クーッ!」
慌てたような小竜神様。手をぶんぶんと振られています。
「御父様。小竜神様が困ってらっしゃるわよ。レイコ様と同じですわね」
「うむ、そうか。小竜神様は同じように謙虚であられるな」
レイコ様が始めてユルガルムに来られたときの騒ぎは懐かしいですね。赤竜神の巫女様として崇められて当然の方なのですが。ご自身は自分を平民だと言って憚りません。
まぁそう言われましても、小竜神様を連れられる時点でなかなか無碍にも出来ないものでありますが。
「失礼します。ここは寒いですので、まずは応接室にお連れしますね」
私が小竜神様を抱き上げて、屋敷の中に戻ります。シュバールより軽いですね。
この寒空を飛んできたのですっかり冷えていると思いきや、小竜神様は暖かいです。
シュバールは、義父が抱き上げて連れてきます。
「賓客応対及び警戒配置解除。皆、寒空の下ご苦労だった。各員通常シフトに戻れ」
義父様が指示を出してます。みなさんご苦労さまでした。
応接室の上座には豪華な椅子が用意されています。本来は義父様の椅子ですが、今日ばかりは小竜神様に座っていただきましょう。クッションを敷いたところに小竜神様を降ろしました。
飲み物とカットされた果物が並べられた小テーブルが侍女によって寄せられます。飲み食いは控えられると連絡の書簡には書かれていましたが。お茶の席くらいならいいでしょう。
「エイゼル市からの長旅、ご苦労さまでした。まずはごゆるりと」
「ククックーッ! クーク」
小竜神様が、ハーネスに付けられたバックから書簡を取り出します。義父様がそれを受け取りました。
「わたし宛の書簡ですな、拝見いたしましょう。 …と、なんだ領庁と工房宛もあるじゃ無いか。ついでとばかりに連絡文書と発注書まで小竜神様に運ばせるとは…まぁこれだけ速ければ致し方ないか」
レイコ様がついていますし、無理矢理運ばされたわけでも無いでしょう。連絡の時間が短い方が、文官や職人達も楽が出来るのです。
小竜神様が、フルーツを召し上がり始めました。フルーツ用の小さいカトラリーを人と同じように使っていますね。
果物が好きだというのは、前回のレイコ様と一緒の訪問時に把握しております。真冬前に収穫して氷室に保存していた果物がちょうど食べ頃です。小さめに切ったそれを、シャクシャクと美味しそうに召し上がっています。
「一つはアイズン伯爵からだな。まぁターナをよろしく頼むとか、生まれてくるのは自分の孫でもあることを忘れるなとか、そんなことが書いてあるな。秋にはまたユルガルム領に来るとあるが。ふん、それまでに私が唯一のおじいちゃんだと生まれてくる孫にも刷り込んでくれるわっ。うわっはっはははっ」
「父上…」「義父様…」
なんでいつもこう張り合うのでしょうね?
「もう一通はレイコ殿からだな。診断は小竜神様を膝の上に抱っこするだけで良いとなっ、そんな簡単なのか… 結果は文字積み木? ああバールがいつも遊んでいる玩具だな、それで渡してくれるそうだ。あとついでといってはなんだが、念のためバールの健康診察もしてくれるそうだ」
「じいじっ! にゃーっ!」
「おうバール、じいじのところにくるか? バールの診断もそばにいるだけで出来るそうだ。さすが小竜神様じゃの。もうちょっとまっておりバールよ」
シュバールは、どうやら小竜神様に興味津々のようですね。
小竜神様が、小皿のフルーツと、一緒に出された飲み物もフルーツのジュースも召し上がられました。あまり饗応するなとのことですが、…これくらいなら大丈夫そうですね?
「クーッ!」
小竜神様が私を見て一声上げられます。
「よろしいでしょうか? 小竜神様」
「クックー」
椅子の上で立ち上がった小竜神様を抱き上げ、ソファーに座り直します。
「これでよろしいのですか?」
「クーッ」
小竜神様が耳を澄ますように目を細めます。音で診断すると聞きましたが、特に何も聞こえないですね。
一分ほど経った頃、終わったようですね。小竜神様がバックから何か取り出します。手に乗るくらいの木の板ですね。"女"と書かれています。
「赤ちゃんは女の子…ってことでいいのでしょうか?」
「クーッククッ」
女の子でいいようです。二人目は女の子ですか、今から楽しみですね。
「そうかっ! 次の子は姫かっ! ターナに似れば、さぞ可愛い姫に成長するだろうなっ! く…くくくくっ! あっははははっ! アイズン伯爵の悔しがる顔が目に浮かぶわ!」
「義父様…またなにを張り合っておられるのですか…」
「ははは、すまんすまん。ともかくめでたいな。ところで赤子の健康状態とかも分かると書いてあったのだが、問題ないということでいいのでしょうか? 小竜神様」
小竜神様が右手を出して親指を立てます。真似をする義父様。
「これは肯定って意味で良いのでよろしいので?」
「クーッ!」
「…らしいな。うむ、健康万事っ!」
さらに数字の掘られた小さめの積み木が並べられました。示した数字は175とあります。
「予定日が175日後…ということだろうか?」
「クーッ!」
小竜神様がまだ親指を立てます。それでいいようですね。
侍女に任せていたシュバールがだっこをせがんできました。
「あ~、にゃーにゃ? にゃーにゃさん?」
シュバールが喋るようになってしばらく経ちますが、最近は語彙も増えてきました。
小竜神様に手を伸ばします。触ってもいいのでしょうか? …よさそうですね。同じソファーに座らせます。
城の中には、鼠対策に猫も何匹かおりまして、シュバールにもお気に入りの猫がおりますが。まるで猫にするかのように小竜神様の頭を撫でてます。
ああ、角にも触っていますがいいのでしょうか?。…小竜神様はとくに嫌がる雰囲気もないですね。シュバールのことをじっと見つめています。今診察されているのでしょうか?
「クーッククッ!」
「小竜神様、シュバールは問題ないですか」
「クーッ」
再度親指を立てています。
「そうですか。それは良かったです」
「何じゃ、ターナンシュは小竜神様と会話が出来るのか?」
「そこまでは…ただ、表情を見ていればだいたい言いたいことは伝わります」
小竜神様が私を見つめていたので、おもわずシュバールにするように頭に手が伸びてしまいました。
易しく撫でると目を細める小竜神様。このようなかわいらしい生き物が赤竜神の眷属とは。
「では小竜神様。レイコ殿とアイズン伯爵に書を認めるので、しばらくごゆるりとしていただけるかな」
義父様と主人が、書簡の準備のために執務室の方に向かいました。
38
あなたにおすすめの小説
ペットになった
ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。
言葉も常識も通用しない世界。
それでも、特に不便は感じない。
あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。
「クロ」
笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。
※視点コロコロ
※更新ノロノロ
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる