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第7章 Welcome to the world
第7章第016話 対策会議です
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第7章第016話 対策会議です
・Side:ツキシマ・レイコ
ユルガルム城到着早々、"波"対策の作戦会議に引っ張り出されました。
さすが北部の要衝のお城です、大きなテーブルの置いてある立派な会議室に通されました。
皆が席に着きますが、私には食堂から子供用の高い椅子を持ってきてくれましたので、そこにレッドさんを抱えて座ります。
厳つい殿方が並ぶ中、私とレッドさん、場違いじゃないですかね? まぁ今更私を小娘と嘲るような人はここには居ませんので、居心地が悪いわけではありませんけど。…ちょっと娘や孫を見るような視線は感じます。
中央の机にユルガルム領の地図が広げられています。領都の北東地域が今回の防衛箇所となります。
ユルガルムの領都自体が北の海に面していて、どうもここからさらに海の向こうに陸地があることは分かっています。島なのか大陸と呼べるほどなのかは、魔獣が多いこともあってほとんど未踏破の領域ですが。ユルガルムの北東に陸峡があり、北の大陸に繋がっているらしいところまでは船からに調査で分かっています。
地峡をこちら側に渡ったところに、進路を塞ぐように夏でも雪をいただくような山脈が横たわっていて、魔獣の南下をそこで食い止めていますが。渡ってきた魔獣はそこから山沿いに東に流れる訳で、その先がユルガルム領というわけです。
この地峡から領都の方向へは、山地と山脈に挟まれた谷が唯一といって良い通過ルートになており、ここさえ抑えておけば魔獣の南下はほぼ食い止められます。
この谷はムラードの谷と呼ばれ。丁度ダムのような形の砦が築かれており、この砦もムラード砦と呼ばれています。昔、ムラードというユルガルムの王様がここに砦を建てて、その後にムラードの谷と呼ばれるようになったそうです。
「というわけで。小竜神様のお話によると、蟻どもはまだこの地峡の向こう側ですな。蟻どもはここを渡りユルガルム領に侵入し、そうこのルートですな、我々はいつものようにムラード砦で迎え撃つことになると思います」
「なるほど。まるで魔獣を集める漏斗のような谷ですな」
「東と南は山脈で塞がれ。まぁ岩山の上を好んで進みたいと思わないのなら、この谷の川沿いに登ってくるのがいつもの"波"ですな」
"ほぼ"というのは、やはり機動力や耐久力のある魔獣は山地を移動して砦を迂回してしまいますし。さらにどこからか山脈を越えてネイルコード方面に移動している個体も居るようで、それらはネイルコード北東からアマランカ領北に出現して、このあたりの輸送ラインに護衛業を必要とする要素となっています。私が遭遇した巨大ボアや巨大白蛇なんかもそちらから流れて行ったのでしょうね。
逆に言えば、そこそこでかい魔獣でないと山脈越えは無理なようです。一緒にいた小型の魔獣は現地調達かな?
ネイルコードの御先祖様…といっても数百年くらい前の話ではありますが。魔獣を制しつつ北上をつづけ、ユルガルムの領都のクレーターを要塞としつつ拠点を築き、当時まだ王国だったユルガルムの王のムラードさんが谷に砦を築き魔獣を封じ込め、一帯を生存権として確保しました。
「と言うことで、防衛はこのムラード砦が中心となるわけで。小竜神様のご連絡があった後、すでに兵の増強と装備兵糧の移動を始めておりますが」
「前の蟻と同じだとすると、奴らは山地や城壁の踏破力はそこそこ高いのですが。戦術的に迂回しようとするほどの知能がないのか、まとまって中央突破しか考えないらしいあたりが、幸いと言えば幸いですね。このムラード砦は、迎え撃つのに最適と言えます。ただ、小竜神様の言によると規模は前回の十倍となります。迂回されるというより左右に溢れることを心配した方が良いでしょう」
今回の挙兵の指揮官となったユルガルム辺境候嫡男、ウードゥル・ユルガムル・マッケンハイバー様です。
嫡男っても三十歳くらいの方ですけどね。おじいちゃんが未だ五十代くらいで元気ですから。
「その場合は、砦で堰き止めるだけではなく、砦から向こう撃って出て先行して数を減らさないことには難しいか?」
先発隊を率いてこられたカステラード殿下です。
「谷には結構な大きさの川が流れていまして。川沿いに海まで行けないことはないですが、足場は非常によろしくないのです。騎乗どころか、徒歩でも集団の移動は難しいですし。相手は数が数ですからね、先行した先で囲まれてお終いになる可能性が高いです。そこで、このムラード砦の仕掛けを使います」
別の図面が出されます。ムラード砦の構造ですね。
砦の下に川が流れている…というより、川面ぎりぎりに石橋を架けてその上にダムみたいな構造の砦が建っているようです。
「この谷の先への人通りがあるわけではありませんが、川の左右にはかなりの広さの門が付いていまして。そこを解放してしまいます」
「え? 開けちゃうんですか?」
空城の計…なんて蟻には通じないでしょうし。
「はい。ところがこの門を越えると…」
図面では、そこから"乙"の字のように通路が曲がっていて。その先に第二の門があるわけですが。
「この通路の壁の穴からなら槍で攻撃できますし。壁の上は内側に向けた胸壁となっていて、弓や弩でも攻撃が出来ます。ここで蟻を処分します」
「なるほど。誘い込んだ上で効率よく処理をすることで溢れさせないわけか」
カステラード殿下が感心しています。日本の城で言うところの虎口の一種ですね。門を潜ったと思ったら集中攻撃。
「さらにその先の門を越えると広場となりますが。そこにも柵や堀などの防御が整っていますので、野戦の形で残りの蟻を仕留めてもらいます。おそらくここが一番人手が必要かと。ユルガルム領駐留軍の半分と参戦してくれる護衛ギルド員は、ムラード砦と領都との間の索敵警戒を行なわせます。土地勘の無い応援部隊は、砦に詰めてもらうこととなります。」
「もう一つ情報があるのですが。実は正教国から流れてきたマナ技師がこのユルガルムにいるのですが。元はかの国のマナ研とかいう研究組織に勤めていたそうで。興味深いことにその者の研究テーマが、マナを使った魔獣の誘引でしてな」
マナ研。マナの研究…というより不老不死の研究をしていて。人体実験の結果、人を魔獣化させ、魔人を生み出した部署ですね。
「…それでは、以前小ユルガルムで起きた蟻の発生は…」
「蟻自体はずっと西にある国が北方探査の折に捕まえてきたものだそうですが。誘引できると言っても、数匹ではどうにもならないですからな。どっか近くに放して増えたところで目的地に誘導する…というような使い方を考えていたそうです」
「…まぁあの時の最終目的地は、やはりネイルコードの王都の方なんじゃろうな」
働き蟻が増えるのか?という疑問はありますが。群れの中で性的役割が変わる動物は結構います。
小ユルガルムの地下の石炭層とマナ層、そこでこっそりあそこまで増えていたあと、クレーターから溢れて王都の向けて南下させる…という計画でしたか。もし私がレイコ・バスターで処理していなかったら今頃は…と考えると、薄ら寒くなりますね。
「その者の言うに興味深いのは、その誘引にもっとも効果があったのはマナの点滅だというのです」
「点滅?」
「マナを活性化させる、それを止める、それを繰り返すというのが蟻を呼び寄せることになるんだそうで。普通なら明かりにしろ熱源しろマナをそんな使い方はしないですが。最近になってマナを点滅させる道具類が大量に作られるようになりましたからね。確か前回の小ユルガルムの時も、マナ点滅の回路の応用についていろいろ実験した後にあの騒ぎです」
見えるくらいに接近すればマナの量を見て襲ってくるのが魔獣らしいですが。遠くからなら、常燈の灯りより点滅している灯りの方が目立つってことですか。
「点滅するマナ回路…あのエアコンや扇風機に使われるモーターのことですな」
「あれをユルガルムで生産したから今回の蟻の波が来たってことか?」
「彼の言うにはその可能性があるらしいですね。実験しないことにははっきりしないとも言っていましたが」
「…しかし、技術としても産業としても有望なあれを全部禁止にするのはもったないぞ」
モーターにしろ、例えば今後開発されるだろう論理回路にしろ。マナがオンオフする回路は必須です。
「そこで。蟻を狙った場所に呼び寄せることで安定した資源として使えないか?と、研究を指示していたところです。恒常的に適度な数の蟻がムラード砦だけに向かうように仕向けられたら。まぁ年間でどの程度の魔獣が来るのか、蟻以外にはどう影響があるのか、資源として枯れることがないのか、その辺は要調査ですがね。決まった場所に安定して押し寄せるだけなら、処理はぐんと楽になりますし。他の魔獣も誘引できるのならネイルコード国内の魔獣数も減らせることが期待できます」
「魔獣を制御して資源とするか…」
「実現するのなら、ユルガルムにとっては朗報ですな。蟻から取れるマナ塊は小さいですが、数が数ですし。蟻の殻も素材として色々有用です…今は少々余り気味ですが、これらが永く安定供給されるのなら、まさに災害というよりは資源でしょう」
ヘルメットとか眼鏡のフレームには使えますから。竹と棲み分ける感じでいろいろ使われることになりそうです。
小ユルガルムにいるエルセニム国から来たマナ技師さんが、私がエルセニム国で見たマナ点滅灯をいくらか急造してくれたそうで、これを砦に配置するそうです。虎口のところに置いて蟻を呼び込みます。
エルセニム国では、件のマナ灯については詳しく聞きませんでしたけど。魔獣を特定のところに呼び込むことで対処を容易にするという目的が元々あったのかもしれませんね。
とりあえず、ムラード砦で蟻を迎え撃つのは確定です。
・Side:ツキシマ・レイコ
ユルガルム城到着早々、"波"対策の作戦会議に引っ張り出されました。
さすが北部の要衝のお城です、大きなテーブルの置いてある立派な会議室に通されました。
皆が席に着きますが、私には食堂から子供用の高い椅子を持ってきてくれましたので、そこにレッドさんを抱えて座ります。
厳つい殿方が並ぶ中、私とレッドさん、場違いじゃないですかね? まぁ今更私を小娘と嘲るような人はここには居ませんので、居心地が悪いわけではありませんけど。…ちょっと娘や孫を見るような視線は感じます。
中央の机にユルガルム領の地図が広げられています。領都の北東地域が今回の防衛箇所となります。
ユルガルムの領都自体が北の海に面していて、どうもここからさらに海の向こうに陸地があることは分かっています。島なのか大陸と呼べるほどなのかは、魔獣が多いこともあってほとんど未踏破の領域ですが。ユルガルムの北東に陸峡があり、北の大陸に繋がっているらしいところまでは船からに調査で分かっています。
地峡をこちら側に渡ったところに、進路を塞ぐように夏でも雪をいただくような山脈が横たわっていて、魔獣の南下をそこで食い止めていますが。渡ってきた魔獣はそこから山沿いに東に流れる訳で、その先がユルガルム領というわけです。
この地峡から領都の方向へは、山地と山脈に挟まれた谷が唯一といって良い通過ルートになており、ここさえ抑えておけば魔獣の南下はほぼ食い止められます。
この谷はムラードの谷と呼ばれ。丁度ダムのような形の砦が築かれており、この砦もムラード砦と呼ばれています。昔、ムラードというユルガルムの王様がここに砦を建てて、その後にムラードの谷と呼ばれるようになったそうです。
「というわけで。小竜神様のお話によると、蟻どもはまだこの地峡の向こう側ですな。蟻どもはここを渡りユルガルム領に侵入し、そうこのルートですな、我々はいつものようにムラード砦で迎え撃つことになると思います」
「なるほど。まるで魔獣を集める漏斗のような谷ですな」
「東と南は山脈で塞がれ。まぁ岩山の上を好んで進みたいと思わないのなら、この谷の川沿いに登ってくるのがいつもの"波"ですな」
"ほぼ"というのは、やはり機動力や耐久力のある魔獣は山地を移動して砦を迂回してしまいますし。さらにどこからか山脈を越えてネイルコード方面に移動している個体も居るようで、それらはネイルコード北東からアマランカ領北に出現して、このあたりの輸送ラインに護衛業を必要とする要素となっています。私が遭遇した巨大ボアや巨大白蛇なんかもそちらから流れて行ったのでしょうね。
逆に言えば、そこそこでかい魔獣でないと山脈越えは無理なようです。一緒にいた小型の魔獣は現地調達かな?
ネイルコードの御先祖様…といっても数百年くらい前の話ではありますが。魔獣を制しつつ北上をつづけ、ユルガルムの領都のクレーターを要塞としつつ拠点を築き、当時まだ王国だったユルガルムの王のムラードさんが谷に砦を築き魔獣を封じ込め、一帯を生存権として確保しました。
「と言うことで、防衛はこのムラード砦が中心となるわけで。小竜神様のご連絡があった後、すでに兵の増強と装備兵糧の移動を始めておりますが」
「前の蟻と同じだとすると、奴らは山地や城壁の踏破力はそこそこ高いのですが。戦術的に迂回しようとするほどの知能がないのか、まとまって中央突破しか考えないらしいあたりが、幸いと言えば幸いですね。このムラード砦は、迎え撃つのに最適と言えます。ただ、小竜神様の言によると規模は前回の十倍となります。迂回されるというより左右に溢れることを心配した方が良いでしょう」
今回の挙兵の指揮官となったユルガルム辺境候嫡男、ウードゥル・ユルガムル・マッケンハイバー様です。
嫡男っても三十歳くらいの方ですけどね。おじいちゃんが未だ五十代くらいで元気ですから。
「その場合は、砦で堰き止めるだけではなく、砦から向こう撃って出て先行して数を減らさないことには難しいか?」
先発隊を率いてこられたカステラード殿下です。
「谷には結構な大きさの川が流れていまして。川沿いに海まで行けないことはないですが、足場は非常によろしくないのです。騎乗どころか、徒歩でも集団の移動は難しいですし。相手は数が数ですからね、先行した先で囲まれてお終いになる可能性が高いです。そこで、このムラード砦の仕掛けを使います」
別の図面が出されます。ムラード砦の構造ですね。
砦の下に川が流れている…というより、川面ぎりぎりに石橋を架けてその上にダムみたいな構造の砦が建っているようです。
「この谷の先への人通りがあるわけではありませんが、川の左右にはかなりの広さの門が付いていまして。そこを解放してしまいます」
「え? 開けちゃうんですか?」
空城の計…なんて蟻には通じないでしょうし。
「はい。ところがこの門を越えると…」
図面では、そこから"乙"の字のように通路が曲がっていて。その先に第二の門があるわけですが。
「この通路の壁の穴からなら槍で攻撃できますし。壁の上は内側に向けた胸壁となっていて、弓や弩でも攻撃が出来ます。ここで蟻を処分します」
「なるほど。誘い込んだ上で効率よく処理をすることで溢れさせないわけか」
カステラード殿下が感心しています。日本の城で言うところの虎口の一種ですね。門を潜ったと思ったら集中攻撃。
「さらにその先の門を越えると広場となりますが。そこにも柵や堀などの防御が整っていますので、野戦の形で残りの蟻を仕留めてもらいます。おそらくここが一番人手が必要かと。ユルガルム領駐留軍の半分と参戦してくれる護衛ギルド員は、ムラード砦と領都との間の索敵警戒を行なわせます。土地勘の無い応援部隊は、砦に詰めてもらうこととなります。」
「もう一つ情報があるのですが。実は正教国から流れてきたマナ技師がこのユルガルムにいるのですが。元はかの国のマナ研とかいう研究組織に勤めていたそうで。興味深いことにその者の研究テーマが、マナを使った魔獣の誘引でしてな」
マナ研。マナの研究…というより不老不死の研究をしていて。人体実験の結果、人を魔獣化させ、魔人を生み出した部署ですね。
「…それでは、以前小ユルガルムで起きた蟻の発生は…」
「蟻自体はずっと西にある国が北方探査の折に捕まえてきたものだそうですが。誘引できると言っても、数匹ではどうにもならないですからな。どっか近くに放して増えたところで目的地に誘導する…というような使い方を考えていたそうです」
「…まぁあの時の最終目的地は、やはりネイルコードの王都の方なんじゃろうな」
働き蟻が増えるのか?という疑問はありますが。群れの中で性的役割が変わる動物は結構います。
小ユルガルムの地下の石炭層とマナ層、そこでこっそりあそこまで増えていたあと、クレーターから溢れて王都の向けて南下させる…という計画でしたか。もし私がレイコ・バスターで処理していなかったら今頃は…と考えると、薄ら寒くなりますね。
「その者の言うに興味深いのは、その誘引にもっとも効果があったのはマナの点滅だというのです」
「点滅?」
「マナを活性化させる、それを止める、それを繰り返すというのが蟻を呼び寄せることになるんだそうで。普通なら明かりにしろ熱源しろマナをそんな使い方はしないですが。最近になってマナを点滅させる道具類が大量に作られるようになりましたからね。確か前回の小ユルガルムの時も、マナ点滅の回路の応用についていろいろ実験した後にあの騒ぎです」
見えるくらいに接近すればマナの量を見て襲ってくるのが魔獣らしいですが。遠くからなら、常燈の灯りより点滅している灯りの方が目立つってことですか。
「点滅するマナ回路…あのエアコンや扇風機に使われるモーターのことですな」
「あれをユルガルムで生産したから今回の蟻の波が来たってことか?」
「彼の言うにはその可能性があるらしいですね。実験しないことにははっきりしないとも言っていましたが」
「…しかし、技術としても産業としても有望なあれを全部禁止にするのはもったないぞ」
モーターにしろ、例えば今後開発されるだろう論理回路にしろ。マナがオンオフする回路は必須です。
「そこで。蟻を狙った場所に呼び寄せることで安定した資源として使えないか?と、研究を指示していたところです。恒常的に適度な数の蟻がムラード砦だけに向かうように仕向けられたら。まぁ年間でどの程度の魔獣が来るのか、蟻以外にはどう影響があるのか、資源として枯れることがないのか、その辺は要調査ですがね。決まった場所に安定して押し寄せるだけなら、処理はぐんと楽になりますし。他の魔獣も誘引できるのならネイルコード国内の魔獣数も減らせることが期待できます」
「魔獣を制御して資源とするか…」
「実現するのなら、ユルガルムにとっては朗報ですな。蟻から取れるマナ塊は小さいですが、数が数ですし。蟻の殻も素材として色々有用です…今は少々余り気味ですが、これらが永く安定供給されるのなら、まさに災害というよりは資源でしょう」
ヘルメットとか眼鏡のフレームには使えますから。竹と棲み分ける感じでいろいろ使われることになりそうです。
小ユルガルムにいるエルセニム国から来たマナ技師さんが、私がエルセニム国で見たマナ点滅灯をいくらか急造してくれたそうで、これを砦に配置するそうです。虎口のところに置いて蟻を呼び込みます。
エルセニム国では、件のマナ灯については詳しく聞きませんでしたけど。魔獣を特定のところに呼び込むことで対処を容易にするという目的が元々あったのかもしれませんね。
とりあえず、ムラード砦で蟻を迎え撃つのは確定です。
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