251 / 384
第7章 Welcome to the world
第7章第024話 蟻の波、本番です
しおりを挟む
第7章第024話 蟻の波、本番です
・Side:ツキシマ・レイコ
魔獣蟻の団体様がムラード砦に到着しました。
蟻たちは、さすがに谷を流れている川で泳いだりはしていませんが、両岸を埋め尽くすように押し寄せています。
私は指揮官のウードゥル様ら上層部と胸壁の上に設けられた指揮所にてスタンバイです。いざという時の応援、または、必要となったら最終処理の決断をここでします。
レッドさんもマナ探知で周囲に逸れる群れがいないか観測中で、定時に偵察にも出てくれます。
「"波"とはよく言ったものですね」
「ここまでの襲来は初めてだぞ。あいつら谷の木々を食い尽くさんばかりではないか」
今までも何が"波"を退けた経験のあるウードゥル様が、不安げな顔をしますが、それも一瞬。指揮官が不安な顔をしては士気に関わりますしね。
小ユルガルムに出た蟻は、石炭を食べていたらしいことがわかっています。マナのおかげで、有機物ならなんでも食べるという感じですね。下手に味覚のある哺乳類系の魔獣は決してしませんが。
谷にまばらに生えていた草木は、全部蟻に回収されてしまったようです。
「よしっ! まずは北門からだっ! 始めるぞ!」
砦の構造としては、門を開いて虎口に誘い込んで、そこで迎撃するわけですが。
もともとこの砦には谷に流れていく川の左右に門がありまして。それを交互に開け閉めして、閉じた方の虎口では蟻の死体の除去をします。そうしないと、積もった蟻の死骸を乗り越えられてきた…なんてことになりかねません。
積もるほどの蟻を考えると、戦闘に当たるより片付けの方が大変そうですね。
ケール・ララコートさんの持ってきた魔獣誘引機は、虎口の奥に設置してあり、これまた門と連動して稼働させています。
蟻は、左右の崖に広がることなくまっすく開いている方の門に殺到しています。マナの点滅に誘われるという仮説は間違っていないようですね。
砦の内側から怒声が聞こえてきました。虎口で戦闘が始まったようです。
胸壁の下では、蟻が門に殺到して渋滞してます。今のところ、登ってくるのは無理そうですね。普通の蟻なら壁くらい登りますが。魔獣の蟻はでかい分、壁を登る能力は大分低いのは幸いです。
警戒すべきは、谷の崖を登って来る分ですが。今のところそちらにそれる蟻は大分少ないようです。誘引機が無かったら大変でしたね。
「次の団体さんお着きで~すっ! くそったれっ!」
「おいっ! そっちにもいったぞ!」
「えいっ! 槍を折られた! 次のを早く!」
「第二十九小隊は第十二面に移動、そこの小隊と交代しろっ! 第十一小隊は整列して待機っ! 出番はすぐだぞっ!」
「くぅ…やっと飯かよ」
そろそろ三時くらいかな。良くも悪くもなんとか平衡している感じです。
矢は有限ですので、なるだけ節約してます。壁や崖を上ろうとしている個体を狙うのに使います。
基本的な攻撃は、虎口の城壁の穴や胸壁の上から槍で突きます。皆が持っているのは結構長い槍です。
蟻の弱点は首、まぁ動物なら当たり前ではありますが、向かってくる蟻の首を狙うのはちょっと難しいです。こちらに向けて顎を開けたところを口の中から突くのがコツです。やり損なうと、そのまま槍を食いちぎられますけどね。
生き物である以上、腹を突いてもそのうち死にはしますが。この辺はやはり虫でして、それで即死させることは難しいです。
開放循環系だから、刺しても内出血的なダメージが少ないんですよね。体液が外に流れきれば死にますけど。険や斧でぶった切るのならともかく、槍で刺す分にはなかなか死にません。
停止させるには、神経系を狙うのが確実です。
火攻めの用意もしてありますが、甲羅類が素材として駄目になりますし、火が付いたまま動き回られると被害が広がりますので、最終手段だそうです。
石を積んで作られた第一段目と第二段目の虎口、さらに丸太で増設された第三段目の虎口。
壁の穴から攻撃できる兵士達はそのまま囮にもなります。寄ってきた蟻は複数の兵士によって確実に処理されていきます。
「なんとか今のところはしのげているか」
遅い昼食として港サンドを摘まみながらウードゥル様がつぶやきます。
「今くらいのが続くのなら、丁度良い案配そうですね」
ムラード砦はまだ、フル稼働とはなっていません。戦闘中の兵士さんは大変ではありますが、壁に取り付ける人数にも制限があるのです。今のところ、四チームが三時間ごと交代というシフトですね。
陸峡が丁度良い絞り込みの障害物となっていて、今後も一気に押し寄せる数が増えるということはなさそうです。
この辺も事前に打ち合わせていて、今回のレベルの波を私という戦力無しで防げるのか?の試験でもあります。
今回、レッドさんが波を見つけたのはたまたまです。もし発見が遅れたら。私が間に合わなかったら。そのときには砦とユルガルムの戦力だけで対処する必要がありますし。次期領主としては、それで領を守り切れないという事態はなんとしてでも避けたいところでしょう。
一応、火計も虎口に用意してありますし。川の上流脇の池から水を流すなんてこともできるようになっています。そして保険としてレイコバスター。砦を壊すことは避けたいですが、谷を埋めることくらいはしなくてはいけないかもしれません。
リスク管理のテストを実戦でってのも、いい度胸していますが。
倒した蟻が万を数えた当たりで夕暮れです。今回の波の1割くらいは削りましたか。
「今日はここまでのようだな」
「本当に暗くなると止まるんですね…」
日は西に傾き、砦の陰が谷を這い進み伸びていきます。
空を見ると、一番星どころではない数の神の御座の星々が煌めいています。
「さすがに今夜は篝火が立てられないが。神の御座のおかげでなんとか谷の様子はわかるな」
星明かりなのに、地球の満月くらいは明るいです。
地面の下に巣を作る蟻でも、不思議なことに夜は活動しないんですよね。このへんの活動時間は、レッドさんの偵察からわかった陸峡を渡ってくるアリの速度と位置から推測されています。
ただ。撤退するという行動はまったく取らず。まだたどりついていない蟻がその場で集団を作って動かなくなるだけです。もちろん、虎口に取り付いた分についてはきっちり処理しますが、戦闘はぐんと減りました。
とはいえ。門を閉じて油断するわけにも行かず。
片方の虎口は開けて、誘引機も動かしっぱなしとし。常に一割くらいの兵士が起きていて、もし蟻が動き出しても奇襲にはならないよう構えています。
篝火が要所に灯る砦の内側。街からやってきたおばちゃん達が、兵士達に食事を振る舞い始めました。さすがに今夜はお酒は出ませんけど、空元気かもしれませんが喧噪も聞こえてきますね。
食べられるときに食べるのが良い兵士。
ともかく。初日はなんとか乗り越えました。
今のところ順調ですね。まだ私の出番はありません。出番が無いように立ち回る…が今回のムラード砦の目標ではありますが。
まぁ、私がいないと駄目となる方が問題ですから。私が暇なほうが良いのですけど。
私も今夜は砦の中で詰めることになります。士官用の個室が割り当てられました。
蟻じゃ無いけど、暗くなると私も眠たくなりますね。今夜はお言葉に甘えて休みましょう。
寝られるときに寝るのが良い兵士。
次の日の朝です。事態が急変しました。
・Side:ツキシマ・レイコ
魔獣蟻の団体様がムラード砦に到着しました。
蟻たちは、さすがに谷を流れている川で泳いだりはしていませんが、両岸を埋め尽くすように押し寄せています。
私は指揮官のウードゥル様ら上層部と胸壁の上に設けられた指揮所にてスタンバイです。いざという時の応援、または、必要となったら最終処理の決断をここでします。
レッドさんもマナ探知で周囲に逸れる群れがいないか観測中で、定時に偵察にも出てくれます。
「"波"とはよく言ったものですね」
「ここまでの襲来は初めてだぞ。あいつら谷の木々を食い尽くさんばかりではないか」
今までも何が"波"を退けた経験のあるウードゥル様が、不安げな顔をしますが、それも一瞬。指揮官が不安な顔をしては士気に関わりますしね。
小ユルガルムに出た蟻は、石炭を食べていたらしいことがわかっています。マナのおかげで、有機物ならなんでも食べるという感じですね。下手に味覚のある哺乳類系の魔獣は決してしませんが。
谷にまばらに生えていた草木は、全部蟻に回収されてしまったようです。
「よしっ! まずは北門からだっ! 始めるぞ!」
砦の構造としては、門を開いて虎口に誘い込んで、そこで迎撃するわけですが。
もともとこの砦には谷に流れていく川の左右に門がありまして。それを交互に開け閉めして、閉じた方の虎口では蟻の死体の除去をします。そうしないと、積もった蟻の死骸を乗り越えられてきた…なんてことになりかねません。
積もるほどの蟻を考えると、戦闘に当たるより片付けの方が大変そうですね。
ケール・ララコートさんの持ってきた魔獣誘引機は、虎口の奥に設置してあり、これまた門と連動して稼働させています。
蟻は、左右の崖に広がることなくまっすく開いている方の門に殺到しています。マナの点滅に誘われるという仮説は間違っていないようですね。
砦の内側から怒声が聞こえてきました。虎口で戦闘が始まったようです。
胸壁の下では、蟻が門に殺到して渋滞してます。今のところ、登ってくるのは無理そうですね。普通の蟻なら壁くらい登りますが。魔獣の蟻はでかい分、壁を登る能力は大分低いのは幸いです。
警戒すべきは、谷の崖を登って来る分ですが。今のところそちらにそれる蟻は大分少ないようです。誘引機が無かったら大変でしたね。
「次の団体さんお着きで~すっ! くそったれっ!」
「おいっ! そっちにもいったぞ!」
「えいっ! 槍を折られた! 次のを早く!」
「第二十九小隊は第十二面に移動、そこの小隊と交代しろっ! 第十一小隊は整列して待機っ! 出番はすぐだぞっ!」
「くぅ…やっと飯かよ」
そろそろ三時くらいかな。良くも悪くもなんとか平衡している感じです。
矢は有限ですので、なるだけ節約してます。壁や崖を上ろうとしている個体を狙うのに使います。
基本的な攻撃は、虎口の城壁の穴や胸壁の上から槍で突きます。皆が持っているのは結構長い槍です。
蟻の弱点は首、まぁ動物なら当たり前ではありますが、向かってくる蟻の首を狙うのはちょっと難しいです。こちらに向けて顎を開けたところを口の中から突くのがコツです。やり損なうと、そのまま槍を食いちぎられますけどね。
生き物である以上、腹を突いてもそのうち死にはしますが。この辺はやはり虫でして、それで即死させることは難しいです。
開放循環系だから、刺しても内出血的なダメージが少ないんですよね。体液が外に流れきれば死にますけど。険や斧でぶった切るのならともかく、槍で刺す分にはなかなか死にません。
停止させるには、神経系を狙うのが確実です。
火攻めの用意もしてありますが、甲羅類が素材として駄目になりますし、火が付いたまま動き回られると被害が広がりますので、最終手段だそうです。
石を積んで作られた第一段目と第二段目の虎口、さらに丸太で増設された第三段目の虎口。
壁の穴から攻撃できる兵士達はそのまま囮にもなります。寄ってきた蟻は複数の兵士によって確実に処理されていきます。
「なんとか今のところはしのげているか」
遅い昼食として港サンドを摘まみながらウードゥル様がつぶやきます。
「今くらいのが続くのなら、丁度良い案配そうですね」
ムラード砦はまだ、フル稼働とはなっていません。戦闘中の兵士さんは大変ではありますが、壁に取り付ける人数にも制限があるのです。今のところ、四チームが三時間ごと交代というシフトですね。
陸峡が丁度良い絞り込みの障害物となっていて、今後も一気に押し寄せる数が増えるということはなさそうです。
この辺も事前に打ち合わせていて、今回のレベルの波を私という戦力無しで防げるのか?の試験でもあります。
今回、レッドさんが波を見つけたのはたまたまです。もし発見が遅れたら。私が間に合わなかったら。そのときには砦とユルガルムの戦力だけで対処する必要がありますし。次期領主としては、それで領を守り切れないという事態はなんとしてでも避けたいところでしょう。
一応、火計も虎口に用意してありますし。川の上流脇の池から水を流すなんてこともできるようになっています。そして保険としてレイコバスター。砦を壊すことは避けたいですが、谷を埋めることくらいはしなくてはいけないかもしれません。
リスク管理のテストを実戦でってのも、いい度胸していますが。
倒した蟻が万を数えた当たりで夕暮れです。今回の波の1割くらいは削りましたか。
「今日はここまでのようだな」
「本当に暗くなると止まるんですね…」
日は西に傾き、砦の陰が谷を這い進み伸びていきます。
空を見ると、一番星どころではない数の神の御座の星々が煌めいています。
「さすがに今夜は篝火が立てられないが。神の御座のおかげでなんとか谷の様子はわかるな」
星明かりなのに、地球の満月くらいは明るいです。
地面の下に巣を作る蟻でも、不思議なことに夜は活動しないんですよね。このへんの活動時間は、レッドさんの偵察からわかった陸峡を渡ってくるアリの速度と位置から推測されています。
ただ。撤退するという行動はまったく取らず。まだたどりついていない蟻がその場で集団を作って動かなくなるだけです。もちろん、虎口に取り付いた分についてはきっちり処理しますが、戦闘はぐんと減りました。
とはいえ。門を閉じて油断するわけにも行かず。
片方の虎口は開けて、誘引機も動かしっぱなしとし。常に一割くらいの兵士が起きていて、もし蟻が動き出しても奇襲にはならないよう構えています。
篝火が要所に灯る砦の内側。街からやってきたおばちゃん達が、兵士達に食事を振る舞い始めました。さすがに今夜はお酒は出ませんけど、空元気かもしれませんが喧噪も聞こえてきますね。
食べられるときに食べるのが良い兵士。
ともかく。初日はなんとか乗り越えました。
今のところ順調ですね。まだ私の出番はありません。出番が無いように立ち回る…が今回のムラード砦の目標ではありますが。
まぁ、私がいないと駄目となる方が問題ですから。私が暇なほうが良いのですけど。
私も今夜は砦の中で詰めることになります。士官用の個室が割り当てられました。
蟻じゃ無いけど、暗くなると私も眠たくなりますね。今夜はお言葉に甘えて休みましょう。
寝られるときに寝るのが良い兵士。
次の日の朝です。事態が急変しました。
36
あなたにおすすめの小説
ペットになった
ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。
言葉も常識も通用しない世界。
それでも、特に不便は感じない。
あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。
「クロ」
笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。
※視点コロコロ
※更新ノロノロ
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる