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第10章 レイコさんは自重しない
第10章第013話 戴冠式の準備、その一
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第10章第013話 戴冠式の準備、その一
Side:ツキシマ・レイコ
はい。同日同時刻各街の庁舎前で、職員による読み上げで発表がされました。同時に立看板でも告知されます。
ネイルコード王国王位の、クライスファー・バルト・ネイルコード陛下から現王太子アインコール・バルト・ネイルコードへの譲位。
さらに。アインコール殿下の嫡男カルタスト・バルト・ネイルコード殿下が、立太子。
これら式典が秋に開催されることが、国民に発表されました。だいたい五ヶ月後ですね。
「今の陛下が引退されて、王太子殿下が王様にってことだろ」
「で。…何が変わるんだ?」
「これからもネイルコードは盤石…ってことでいいのか?」
「アインコール殿下も優秀だという話だぞ。幼少期はエイゼル市で暮らされていたとか」
「…とりあえずこれは、めでたいのか?」
「めでたいでいいんじゃないかなっ? こりゃ俺らもお祝いしないとな!」
といった感じで。
…まぁ民からすれば為政者が変わったところでピンとは来ないでしょうが。国の発展は続いていて景気も良く、国民の生活も上向きで。譲位についても大体好意的に受け止められています。市井でも当日は休日扱いでお祭りとなりそうな勢いですね。
ここ数年、アインコール殿下夫妻に第三子、カルタスト殿下の弟が。さらにカステラード殿下の第二子、長男も誕生しており。続く慶事に、国中がお祭り前日の浮ついた雰囲気となりつつあります。
エイゼル市では、さらにアイズン伯爵が侯爵に叙爵。陞爵ではなく、新たな侯爵として叙爵ってところが味噌ですね。
アイズン伯の地位は、長男ブライン・エイゼル・アイズン様が継承すると発表されました。
このへんの爵位に関しては、アイズン伯爵がごねたそうで、ブライン様も了承済みだとか。
アイズン伯爵を国に盗られると、エイゼル領の一部文官の間では動揺が走りましたが。よくよく考えれば、「今と同じじゃん」ということと。ブライン様がすでにアイズン伯爵領の運営をすでに取り仕切っているということで。要するに現状を追認する拝爵だということで落ち着きました。
「戴冠式に出る為のスーツとかドレスの注文が殺到しているわ」
アイリさんが、仕事が忙しいとぼやいています。
アイリさんの出産予定は八月。タロウさんも気を使っていますが。デスクワークを止めようとしないんですよね、アイリさん。
「ちゃんと食べてる。ちゃんと休んでる。ちゃんと寝てる。これで家事も仕事させて貰えなかったら、かえってストレスが溜まるわよ」
だそうです。
アイリさんがランドゥーク商会の中で初めたオーダーメイドの服飾部門は、すでに大勢のスタッフを抱えていますので。まぁ周囲がフォローしてくれているようです。
「にしても。貴族も準備が大変ですね…」
「貴族の服って、けっこうな出費よね」
戴冠式に備えた注文ということなら、全部貴族からでしょう。期間的に一世代に一回くらいのイベントですから、皆さん力が入ります。
中位以下の貴族だと、領地経営より文官として務めている人が多い昨今ですが。領地経営を王家の息がかかった代官に任せているとは言え、領地の税収から領地経営と開発にかかった必要経費を引いた分は、貴族の利益として渡されますので、貴族と言うからにはそこそこの収入はあるはずです。
まぁつまり。招待された皆さんが服装を新調するくらいの余裕はあるわけで。ちょっとした特需ですね。
「何他人ごとみたいに言っているの。レイコちゃんとマーリアちゃんの分も、王室の方から注文来ているわよ」
「「え?」」
私達、ちょっと前に作って貰ったばかりですよ? 王宮でのロトリー国使節団歓迎会にはそれで出たんだし。
「それは招待客のドレスコートでしょ? 必要なのは式を執り行う側の儀礼服よ。えっとね…こらこういうの」
アイリさんが資料を見せてくれます。
「レイコちゃんは赤竜神の巫女として式に関わるんだし、意匠については教会の協力も得られるそうだし。正教国の礼服を参考に力入れた物作るわよ!」
なるほど。この宗教色の強いデザイン、どっかで見たと思ったら、ダーコラでの急な戴冠式で着せられた奴を、さらに豪華にした感じですね。
「マーリアちゃんもよ。仮にもエルセニム王国のお姫様なんだし。ご両親も招待されているんでしょ? 王族としてふさわしい礼服をと、ローザリンテ様からご依頼されているわ」
ふんすと張り切っているアイリさん。
この後、ランドゥーク商会のアトリエに連れて行かれて、二人して採寸に二時間くらいかけられたのでした。
その後。何度か、マーリアちゃんと、アイズン伯爵…侯爵予定と一緒に、王宮に呼ばれました。戴冠式の打ち合わせですね。汽車での王都行きは、もう当たり前になっています。
戴冠式の招待枠として。
最重要なところからまず、正教国からは赤竜教総祭司長リシャーフさん。
マナ産業の強力な同盟国であるエルセニム国からは、マーリアちゃんのご両親。お兄さんはお留守番です。
隣国ダーコラからは、現王テオドール・クワン・ワーコン陛下。ローザリンテ殿下の甥ですので、新国王とも親戚となります。
当然、ユルガルムやらテオーガルやらバッセンベルやらアマランカからは、各辺境候も列席します。ネイルコードという国の成り立ちからして、臣下と言うより同盟者ですから、下には置けません。
特別枠として。セイホウ王国の大使カラサームさん。ロトリー国からは王太子ネイト殿下も列席です。どちらも、訪ネイルコード使節としての最後のお仕事ですね。戴冠式後には、正教国訪問。その後、帰国のための船団が、今度はネイルコードからの使節団を乗せて出る予定です。
正教国周辺の国々にも招待状は送られます。招待客の送迎のため、正教国とエイゼル港間の航路で、蒸気船を使っての増発されるそうです。まぁ船の旅が初めてという人も多いでしょうが、蒸気船にも驚くでしょうね。
正教国とつながりの強い国々は招待を受けそうですが。ちょっと西に行くと、東の果てのネイルコードを田舎と侮っているところも多いそうで。そういうところは、大使か名代でお茶を濁すだろうな…とネタリア外相が言ってましたが。
船はエイゼル市に着き。そこから列車で王都へ。タイミングが合えば、途中の軍学校から飛んだ飛行機も見られるでしょう。ネイルコードの最先端のオンパレードです。
ネイルコードの発展の報告を受けた国々が侮り続けることが出来るのか… その辺の国威発揚も、招待の目的になっていそうです。
「くっくっく。鉄道を見て、物珍しいおもちゃと欲しがるか、その産業発展への影響力を見て取れるか。良い踏み絵になるの」
アイズン伯爵が悪い顔しています。
彼の常套手段として、勧誘はしても、強制や恫喝はしません。ただ、彼の誘いを断れば、そこを境界として周囲が豊かになり、自領の不満が溜まるだけとなり。まぁ数年でアイズン伯爵に頭を下げてくることになるでしょう。
べつに大国として君臨したいわけでは無いのでしょうが。田舎の国といつまでも嘗められても、今後の大陸開発に支障がありますからね。とくに鉄道は、ネイルコードの国力の良いデモンストレーションです。
見た目と昔バッセンベルで広められた悪評から、極悪人扱いされることもありますが。知る人からは、その無欲さと公平さが皆からきちんと信頼されているあたり、アイズン伯爵のおもしろいところです。
「レイコ。船とか鉄道だけでなく、あなたも今回の戴冠式の目玉だって自覚ある?」
マーリアちゃんが突いてきます。
「うーん? まだレッドさんの方が重要でしょ?黒髪黒目なんて目立たないし」
「アイリさんがぼやいていたわよ。レイコ自身に選択任せていると、衣装がどんどん地味になるって。」
まぁ、日本でも無難な服ばかり来てましたからね。某ニクロでも不満は無かったですし。化粧も最低限でした。
ドレス? レース!少なめで。宝石!少なめで。ってなもんです。
「レイコ殿。一国の国王が赤竜神の巫女と小竜神からゴルゲッドを受けることの意味を軽く見過ぎじゃ。正教国の支持を受けるより大事(おおごと)なのじゃぞ。これでネイルコードの国としての正当性に文句を付ける国は居なくなるくらいじゃ」
私はレッドさんを抱っこするだけで。ゴルゲッドを与えるのはレッドさんの役目ですよ。
「レイコが居るからネイルコードが繁栄している…と見られるでしょうね。いろいろ勧誘も増えると思うけど…」
「その辺は正教国に盾になって欲しいけど。私よりアイズン伯爵のご機嫌とった方が利があるでしょ?」
私が知識をばらまいているのは自覚していますが。ばらまける土壌を作ったのは間違いなくアイズン伯爵です。彼がいなかったら、何も進んでません。
「実態を知っていればそうなんだろうけど…」
「そこまで買ってくれるのは光栄じゃがの。まぁ、短絡的に物事を見る者は多い。まぁレイコ殿をどうこうできるわけも無いが、気に止めておくんじゃな」
特許庁を正教国に作ったのは正解ですしね。戴冠式に来るリシャーフさんに全部押しつけましょう。
Side:ツキシマ・レイコ
はい。同日同時刻各街の庁舎前で、職員による読み上げで発表がされました。同時に立看板でも告知されます。
ネイルコード王国王位の、クライスファー・バルト・ネイルコード陛下から現王太子アインコール・バルト・ネイルコードへの譲位。
さらに。アインコール殿下の嫡男カルタスト・バルト・ネイルコード殿下が、立太子。
これら式典が秋に開催されることが、国民に発表されました。だいたい五ヶ月後ですね。
「今の陛下が引退されて、王太子殿下が王様にってことだろ」
「で。…何が変わるんだ?」
「これからもネイルコードは盤石…ってことでいいのか?」
「アインコール殿下も優秀だという話だぞ。幼少期はエイゼル市で暮らされていたとか」
「…とりあえずこれは、めでたいのか?」
「めでたいでいいんじゃないかなっ? こりゃ俺らもお祝いしないとな!」
といった感じで。
…まぁ民からすれば為政者が変わったところでピンとは来ないでしょうが。国の発展は続いていて景気も良く、国民の生活も上向きで。譲位についても大体好意的に受け止められています。市井でも当日は休日扱いでお祭りとなりそうな勢いですね。
ここ数年、アインコール殿下夫妻に第三子、カルタスト殿下の弟が。さらにカステラード殿下の第二子、長男も誕生しており。続く慶事に、国中がお祭り前日の浮ついた雰囲気となりつつあります。
エイゼル市では、さらにアイズン伯爵が侯爵に叙爵。陞爵ではなく、新たな侯爵として叙爵ってところが味噌ですね。
アイズン伯の地位は、長男ブライン・エイゼル・アイズン様が継承すると発表されました。
このへんの爵位に関しては、アイズン伯爵がごねたそうで、ブライン様も了承済みだとか。
アイズン伯爵を国に盗られると、エイゼル領の一部文官の間では動揺が走りましたが。よくよく考えれば、「今と同じじゃん」ということと。ブライン様がすでにアイズン伯爵領の運営をすでに取り仕切っているということで。要するに現状を追認する拝爵だということで落ち着きました。
「戴冠式に出る為のスーツとかドレスの注文が殺到しているわ」
アイリさんが、仕事が忙しいとぼやいています。
アイリさんの出産予定は八月。タロウさんも気を使っていますが。デスクワークを止めようとしないんですよね、アイリさん。
「ちゃんと食べてる。ちゃんと休んでる。ちゃんと寝てる。これで家事も仕事させて貰えなかったら、かえってストレスが溜まるわよ」
だそうです。
アイリさんがランドゥーク商会の中で初めたオーダーメイドの服飾部門は、すでに大勢のスタッフを抱えていますので。まぁ周囲がフォローしてくれているようです。
「にしても。貴族も準備が大変ですね…」
「貴族の服って、けっこうな出費よね」
戴冠式に備えた注文ということなら、全部貴族からでしょう。期間的に一世代に一回くらいのイベントですから、皆さん力が入ります。
中位以下の貴族だと、領地経営より文官として務めている人が多い昨今ですが。領地経営を王家の息がかかった代官に任せているとは言え、領地の税収から領地経営と開発にかかった必要経費を引いた分は、貴族の利益として渡されますので、貴族と言うからにはそこそこの収入はあるはずです。
まぁつまり。招待された皆さんが服装を新調するくらいの余裕はあるわけで。ちょっとした特需ですね。
「何他人ごとみたいに言っているの。レイコちゃんとマーリアちゃんの分も、王室の方から注文来ているわよ」
「「え?」」
私達、ちょっと前に作って貰ったばかりですよ? 王宮でのロトリー国使節団歓迎会にはそれで出たんだし。
「それは招待客のドレスコートでしょ? 必要なのは式を執り行う側の儀礼服よ。えっとね…こらこういうの」
アイリさんが資料を見せてくれます。
「レイコちゃんは赤竜神の巫女として式に関わるんだし、意匠については教会の協力も得られるそうだし。正教国の礼服を参考に力入れた物作るわよ!」
なるほど。この宗教色の強いデザイン、どっかで見たと思ったら、ダーコラでの急な戴冠式で着せられた奴を、さらに豪華にした感じですね。
「マーリアちゃんもよ。仮にもエルセニム王国のお姫様なんだし。ご両親も招待されているんでしょ? 王族としてふさわしい礼服をと、ローザリンテ様からご依頼されているわ」
ふんすと張り切っているアイリさん。
この後、ランドゥーク商会のアトリエに連れて行かれて、二人して採寸に二時間くらいかけられたのでした。
その後。何度か、マーリアちゃんと、アイズン伯爵…侯爵予定と一緒に、王宮に呼ばれました。戴冠式の打ち合わせですね。汽車での王都行きは、もう当たり前になっています。
戴冠式の招待枠として。
最重要なところからまず、正教国からは赤竜教総祭司長リシャーフさん。
マナ産業の強力な同盟国であるエルセニム国からは、マーリアちゃんのご両親。お兄さんはお留守番です。
隣国ダーコラからは、現王テオドール・クワン・ワーコン陛下。ローザリンテ殿下の甥ですので、新国王とも親戚となります。
当然、ユルガルムやらテオーガルやらバッセンベルやらアマランカからは、各辺境候も列席します。ネイルコードという国の成り立ちからして、臣下と言うより同盟者ですから、下には置けません。
特別枠として。セイホウ王国の大使カラサームさん。ロトリー国からは王太子ネイト殿下も列席です。どちらも、訪ネイルコード使節としての最後のお仕事ですね。戴冠式後には、正教国訪問。その後、帰国のための船団が、今度はネイルコードからの使節団を乗せて出る予定です。
正教国周辺の国々にも招待状は送られます。招待客の送迎のため、正教国とエイゼル港間の航路で、蒸気船を使っての増発されるそうです。まぁ船の旅が初めてという人も多いでしょうが、蒸気船にも驚くでしょうね。
正教国とつながりの強い国々は招待を受けそうですが。ちょっと西に行くと、東の果てのネイルコードを田舎と侮っているところも多いそうで。そういうところは、大使か名代でお茶を濁すだろうな…とネタリア外相が言ってましたが。
船はエイゼル市に着き。そこから列車で王都へ。タイミングが合えば、途中の軍学校から飛んだ飛行機も見られるでしょう。ネイルコードの最先端のオンパレードです。
ネイルコードの発展の報告を受けた国々が侮り続けることが出来るのか… その辺の国威発揚も、招待の目的になっていそうです。
「くっくっく。鉄道を見て、物珍しいおもちゃと欲しがるか、その産業発展への影響力を見て取れるか。良い踏み絵になるの」
アイズン伯爵が悪い顔しています。
彼の常套手段として、勧誘はしても、強制や恫喝はしません。ただ、彼の誘いを断れば、そこを境界として周囲が豊かになり、自領の不満が溜まるだけとなり。まぁ数年でアイズン伯爵に頭を下げてくることになるでしょう。
べつに大国として君臨したいわけでは無いのでしょうが。田舎の国といつまでも嘗められても、今後の大陸開発に支障がありますからね。とくに鉄道は、ネイルコードの国力の良いデモンストレーションです。
見た目と昔バッセンベルで広められた悪評から、極悪人扱いされることもありますが。知る人からは、その無欲さと公平さが皆からきちんと信頼されているあたり、アイズン伯爵のおもしろいところです。
「レイコ。船とか鉄道だけでなく、あなたも今回の戴冠式の目玉だって自覚ある?」
マーリアちゃんが突いてきます。
「うーん? まだレッドさんの方が重要でしょ?黒髪黒目なんて目立たないし」
「アイリさんがぼやいていたわよ。レイコ自身に選択任せていると、衣装がどんどん地味になるって。」
まぁ、日本でも無難な服ばかり来てましたからね。某ニクロでも不満は無かったですし。化粧も最低限でした。
ドレス? レース!少なめで。宝石!少なめで。ってなもんです。
「レイコ殿。一国の国王が赤竜神の巫女と小竜神からゴルゲッドを受けることの意味を軽く見過ぎじゃ。正教国の支持を受けるより大事(おおごと)なのじゃぞ。これでネイルコードの国としての正当性に文句を付ける国は居なくなるくらいじゃ」
私はレッドさんを抱っこするだけで。ゴルゲッドを与えるのはレッドさんの役目ですよ。
「レイコが居るからネイルコードが繁栄している…と見られるでしょうね。いろいろ勧誘も増えると思うけど…」
「その辺は正教国に盾になって欲しいけど。私よりアイズン伯爵のご機嫌とった方が利があるでしょ?」
私が知識をばらまいているのは自覚していますが。ばらまける土壌を作ったのは間違いなくアイズン伯爵です。彼がいなかったら、何も進んでません。
「実態を知っていればそうなんだろうけど…」
「そこまで買ってくれるのは光栄じゃがの。まぁ、短絡的に物事を見る者は多い。まぁレイコ殿をどうこうできるわけも無いが、気に止めておくんじゃな」
特許庁を正教国に作ったのは正解ですしね。戴冠式に来るリシャーフさんに全部押しつけましょう。
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