19 / 25
かみあわせ
しおりを挟む
今日は午後から大学に行く予定だ。午前中に授業は入ってない。僕はいつもより30分ほど遅く起きた。外はまだ薄暗く、空はどんよりしている。遠目からではわからないが、どうやら雨が降っているらしい。大学に行くなのが面倒だな。朝から憂鬱な気分になった。このままの気分ではよくないと思い、朝食の準備をしながら、午前中の時間の使い方を考えることにした。
家を出るまで雨は止まず、天気予報も一日中雨だったので、覚悟を決めて家を出ることにした。レインコートを着て、自転車にまたがる。晴れの日より10分ほど早い。僕はいつも以上に周りに気を配りながら自転車を漕いだ。
雨だったからなのか、10分早く出たからなのか途中で彼女に出くわすことはなかった。
そのまま大学につき授業を受ける。午前中の授業が全て終わったが、その間も彼女に会うことはなかった。2限目の授業が被っていたと思ったのだが、そこにも現れなかった。
とりあえずお昼を取ろうと思い食堂に移動する。カレーの食券を買って、おばちゃんからカレーを受け取り席に着いた。
カレーを食べながら、片手で携帯を操作する。どうしたの?と彼女に連絡を送り、カレーに集中する。カレーを半分くらい食べ終わったところで、携帯が震えた。見てみると彼女からの返信であった。
今、病院にいる。
この簡素な文からは何が起こったのかわからず、疑問が増えていくばかりだった。
どうしたの?
ちょっと立ちくらみがしただけよ
本当?
当たり前じゃない!まぁちょっと検査するから入院してって言われたけど。
それは大丈夫なのだろうか?病院にかかったことがあまりないから分からないけど、検査入院なんてそんなにあるものだろうか。まして、立ちくらみで病院まで行くだろうか。
大丈夫なんだよね?
心配し過ぎよ。
僕はこの先なんて返信したらいいのか、言葉に詰まり、そのまま返事を返せなかった。
昼食後、授業が残り1つ残っていた。僕はその授業中も返事をどうしたらいいのか考えていた。そのため、授業はろくすっぽ頭に入っていない。丸々授業時間をどう返答するか考えるのに当てたのにもかかわらず結局答えは出なかった。
家を出るまで雨は止まず、天気予報も一日中雨だったので、覚悟を決めて家を出ることにした。レインコートを着て、自転車にまたがる。晴れの日より10分ほど早い。僕はいつも以上に周りに気を配りながら自転車を漕いだ。
雨だったからなのか、10分早く出たからなのか途中で彼女に出くわすことはなかった。
そのまま大学につき授業を受ける。午前中の授業が全て終わったが、その間も彼女に会うことはなかった。2限目の授業が被っていたと思ったのだが、そこにも現れなかった。
とりあえずお昼を取ろうと思い食堂に移動する。カレーの食券を買って、おばちゃんからカレーを受け取り席に着いた。
カレーを食べながら、片手で携帯を操作する。どうしたの?と彼女に連絡を送り、カレーに集中する。カレーを半分くらい食べ終わったところで、携帯が震えた。見てみると彼女からの返信であった。
今、病院にいる。
この簡素な文からは何が起こったのかわからず、疑問が増えていくばかりだった。
どうしたの?
ちょっと立ちくらみがしただけよ
本当?
当たり前じゃない!まぁちょっと検査するから入院してって言われたけど。
それは大丈夫なのだろうか?病院にかかったことがあまりないから分からないけど、検査入院なんてそんなにあるものだろうか。まして、立ちくらみで病院まで行くだろうか。
大丈夫なんだよね?
心配し過ぎよ。
僕はこの先なんて返信したらいいのか、言葉に詰まり、そのまま返事を返せなかった。
昼食後、授業が残り1つ残っていた。僕はその授業中も返事をどうしたらいいのか考えていた。そのため、授業はろくすっぽ頭に入っていない。丸々授業時間をどう返答するか考えるのに当てたのにもかかわらず結局答えは出なかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる