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2章
指輪
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街道を歩いていると、馬に乗ったグレン、ミルディン、キャサリンがやってきた!
ミズキは、すぐに、グレンと一緒に、王都に戻って行った。
ランスロットの身辺調査と警護の強化するために。
ミルディンとキャサリンは、ジェリドと合流する為に、ミズキ達と別れた。
ジェリドは、呆然とその場に立っていた。
手にはミズキの渡したネックレスを手にしていた。
ジェリドはミズキが首にかけたペンダントをすぐに引き千切り、投げ捨てようとして、小指の指輪が光っている事に気がついた。
・・・ここが暗闇である事に感謝した。
明るかったら、気付かないほどの小さな光だった。
指輪が光っているという事は、少なからず、ミズキはジェリドを憎からず思っているという事だ。
信じられないという風に、小指の指輪を見つめていた。
ジェリドを見つけて、ミルディンは、ため息をついた!
「そんな所で何をしているんですか?」
「・・・・・・」
「やっぱり、ミズキ様と何かあったんですね」
「・・・・頼みがある、ミズキの情報をくれ」
「おや?どういう風の吹き回しですか?」
「あいつが、話さないなら、こっちで調べ上げる!」
「それは又、どうして?理由を聞いて良いですか?」
「あいつが、ミズキが・・・・」
ジェリドは、柔らかく光っている小指の塊封の白真珠を見つめていた。
「なるほど、その指輪は、対の、封魔の黒真珠の持ち主と、想いが通じあっていないと光らないと言うのは、本当だったのですね。それにしても、弱々しい光ですね~もう少しミズキ様の前で、良い恰好をつけないと、そんな輝き!!直ぐに消えてしまいますね!」
「ミズキも、なんで!こんな面倒くさいのが良いのかしらね~?まだ、グレンの方が、いい男よね~」
「お前ら、うるさい、余計な御世話だ、それに・・・グレン?って誰だ」
ミルディンは、顔をしかめ、キャサリンは、あちゃーという顔になった。
「お嬢!」「おい」ミルディンとジェリドはキャサリンを見る。
「グレンは、ミズキの護衛している男よ、嫌ぁ~ねぇ~男の嫉妬は・・・それに、知っていると思うけど、ギルドに情報は、高いよ、でも正確よ」
「ああ、知っている・・・その、グレンと言う奴の情報も頼む、何がウソで、何が本当か、自分の目で確かめないと・・・」
「やっと、自分の過去に、真っ直ぐ見る事が出来たのね?」キャサリンは、優しい目で、ため息ををついた。
「・・・どう言う事だ?」
キャサリンの猫の様な目で言った。
「貴方、西の大陸のギアラム帝国の聖騎士様だったんだって?」
「なぜそれを・・・・」
「舐めてもらっちゃ困るわ、私達ギルドはね、調べる時は、キッチリ相手を調べるんだよ。それが、依頼対象者は勿論、依頼主も、調べるのよ。ただし・・例外が居たわ、ミズキの事は、どんなに調べて見ても、5年前以前の足取りが掴めなかったわ、彼女は一体何者?突然、王家の金印の入った、依頼書を持ってきたりして・・・」
「お嬢----!」
ミルディンは、焦って、キャサリンを止めた。
キャサリンもしまったと言う顔をしてしていた。
「王家・・・金・・印・・・ランスロット・・・陛下・・・公爵家・・・5年前・・・・召喚の失・・・・知識・・・」
なぜか、見たくもない絵が、パズルが、上手く出来上がっていく。
ジェリドは、一番考えたくない答えが見つかったように思えた。
やはり、ミズキを問いたださないと。
※※
暗い夜道をミズキを乗せたグレンの馬が颯爽と走って行く!
ミズキは振り落とされない様にグレンにしがみついていた。
確かに、王都まで急げと言ったが、こんなに馬が揺れるとは思いもしなかった。
舌を噛まないだけでも、褒めて欲しい。
ミズキの馬のイメージは、メリーゴーランドが関の山だった事を、今反省中です。
こんな事なら、急げなんて言わなければよかった・・・・。
腕の感覚が無くなってきた、おっ落ちる・・・。
グレンは急に馬を停めて、ミズキを背後から前に移動させた。
「これで、落ちずに済むだろう!しっかり捕まれ!」と言って、すぐに走り出したので思いっきりグレンの首に腕を回してしがみついた。
グレンは、ミズキの背中をポンポンと軽く叩いて、更にスピードをあげた。
ーーーーーー城に着く前に、死ぬ!
ミズキは、すぐに、グレンと一緒に、王都に戻って行った。
ランスロットの身辺調査と警護の強化するために。
ミルディンとキャサリンは、ジェリドと合流する為に、ミズキ達と別れた。
ジェリドは、呆然とその場に立っていた。
手にはミズキの渡したネックレスを手にしていた。
ジェリドはミズキが首にかけたペンダントをすぐに引き千切り、投げ捨てようとして、小指の指輪が光っている事に気がついた。
・・・ここが暗闇である事に感謝した。
明るかったら、気付かないほどの小さな光だった。
指輪が光っているという事は、少なからず、ミズキはジェリドを憎からず思っているという事だ。
信じられないという風に、小指の指輪を見つめていた。
ジェリドを見つけて、ミルディンは、ため息をついた!
「そんな所で何をしているんですか?」
「・・・・・・」
「やっぱり、ミズキ様と何かあったんですね」
「・・・・頼みがある、ミズキの情報をくれ」
「おや?どういう風の吹き回しですか?」
「あいつが、話さないなら、こっちで調べ上げる!」
「それは又、どうして?理由を聞いて良いですか?」
「あいつが、ミズキが・・・・」
ジェリドは、柔らかく光っている小指の塊封の白真珠を見つめていた。
「なるほど、その指輪は、対の、封魔の黒真珠の持ち主と、想いが通じあっていないと光らないと言うのは、本当だったのですね。それにしても、弱々しい光ですね~もう少しミズキ様の前で、良い恰好をつけないと、そんな輝き!!直ぐに消えてしまいますね!」
「ミズキも、なんで!こんな面倒くさいのが良いのかしらね~?まだ、グレンの方が、いい男よね~」
「お前ら、うるさい、余計な御世話だ、それに・・・グレン?って誰だ」
ミルディンは、顔をしかめ、キャサリンは、あちゃーという顔になった。
「お嬢!」「おい」ミルディンとジェリドはキャサリンを見る。
「グレンは、ミズキの護衛している男よ、嫌ぁ~ねぇ~男の嫉妬は・・・それに、知っていると思うけど、ギルドに情報は、高いよ、でも正確よ」
「ああ、知っている・・・その、グレンと言う奴の情報も頼む、何がウソで、何が本当か、自分の目で確かめないと・・・」
「やっと、自分の過去に、真っ直ぐ見る事が出来たのね?」キャサリンは、優しい目で、ため息ををついた。
「・・・どう言う事だ?」
キャサリンの猫の様な目で言った。
「貴方、西の大陸のギアラム帝国の聖騎士様だったんだって?」
「なぜそれを・・・・」
「舐めてもらっちゃ困るわ、私達ギルドはね、調べる時は、キッチリ相手を調べるんだよ。それが、依頼対象者は勿論、依頼主も、調べるのよ。ただし・・例外が居たわ、ミズキの事は、どんなに調べて見ても、5年前以前の足取りが掴めなかったわ、彼女は一体何者?突然、王家の金印の入った、依頼書を持ってきたりして・・・」
「お嬢----!」
ミルディンは、焦って、キャサリンを止めた。
キャサリンもしまったと言う顔をしてしていた。
「王家・・・金・・印・・・ランスロット・・・陛下・・・公爵家・・・5年前・・・・召喚の失・・・・知識・・・」
なぜか、見たくもない絵が、パズルが、上手く出来上がっていく。
ジェリドは、一番考えたくない答えが見つかったように思えた。
やはり、ミズキを問いたださないと。
※※
暗い夜道をミズキを乗せたグレンの馬が颯爽と走って行く!
ミズキは振り落とされない様にグレンにしがみついていた。
確かに、王都まで急げと言ったが、こんなに馬が揺れるとは思いもしなかった。
舌を噛まないだけでも、褒めて欲しい。
ミズキの馬のイメージは、メリーゴーランドが関の山だった事を、今反省中です。
こんな事なら、急げなんて言わなければよかった・・・・。
腕の感覚が無くなってきた、おっ落ちる・・・。
グレンは急に馬を停めて、ミズキを背後から前に移動させた。
「これで、落ちずに済むだろう!しっかり捕まれ!」と言って、すぐに走り出したので思いっきりグレンの首に腕を回してしがみついた。
グレンは、ミズキの背中をポンポンと軽く叩いて、更にスピードをあげた。
ーーーーーー城に着く前に、死ぬ!
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