勇者さまは私の愚弟です。

ホタル

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異世界ライフ

愚弟の兄弟は美人

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ーーーー立てば芍薬。

ーーーー座れば牡丹。

ーーーー歩く姿はユリの花。

本当に居たんだ、こんな美人・・・。

美人だと、同性の私も、見惚れてしまうんですね、初めて知りました。

しっかし、本当に、美人だわ~~~~~~~~~。


私はひたすら、愚弟の隣に佇んでいた美少女に見惚れておりました、私に気付いた愚弟は、ばつが悪そうに「一花・・これは違うんだ・・」などと、言ってきましたが、はて、何が違うのでしょうか?


「へっ?」


間抜けな声が出てしまったではないですか、愚弟!
こんなかわいい子の前で、恥ずかしいではありませんか。

「これは俺の・・」
愚弟の声を遮って、
「一花様ですわね?兄から、お噂はお聞きしていますわ、お初に、お目に掛かります、わたくし、ラヴィニスと申します。一花様さえ良ければ、お友達になって頂きたいのですが・・・ダメですか・・・」

そんな、可愛い事を言いながら、私の手をギュっと、握って、懇願するように、見つめられると、なぜでしょう、私も顔が真っ赤になるではないですか。


美人の力ってすごいわぁ~~~~~。



あら、でも・・手は大きいのですね、私の手なんて、すっぽりと包み込まれてしまいました。しかも、気のせいでしょうか、ラヴィニス様の手は、ごつごつしてるような気がします。あれ?女の人の手って、こんな感じだっけ?思い出せない・・・。


まあ、美人だから、有という事で良いでしょう


ラヴィニスのバラ色の頬が、さらにバラ色になり、ラヴィニスと私は、じっと見つめあっていました。
時間なんて止まればいいわ。なんて思ってしまうくらい、彼女は、彼女は・・・・かわいい!


彼女の優雅な立ち振る舞いで、少しでも気を抜くと、鼻血が出てしまいそうです。
美人て、罪作りだわ。

「私も、ラヴィニス様とお友達になりたいわ」
もちろん、もちろん、此方こそお願いします。



この世界にきて初めてできた、友達・・しかもこんな美人で、愚弟の妹とは思えない、素敵なラヴィニス様



「嬉しい、私たちはもうお友達ね、一花様」
「そうよ!ラヴィニス様、友達に様は付けないわね・・ラヴィニスと呼んでも良いかしら?」
「えぇえ、そうね!そうよね!!嬉しい・・・一花、これで私達は、お友達よ」
一瞬、ラヴィニスは固まったが、目をさらに大きくして、ラヴィニスは、私を抱きしめました。

ラヴィニスったら、よほど嬉しかったのね、抱きしめる力が、滅茶苦茶、痛いのです。見かけによらず力持ちなのですね。私も負けず、力いっぱいラヴィニス様を、抱きしめましたわ、女同士の友情って素敵ですね。


「何!バカな事を言っているんだ・・・そんなの・・・俺は認めないぞ・・ラヴィニス、一花から離れろ、手を握るな、一花も一花だ」
「離れろ」と言って愚弟は、私とラヴィニスの間に無理やり入り込み邪魔をします。

そんなに私が、ラヴィニスと仲良くなるのが嫌なのか?




・・・あっ、分っちゃいました、愚弟は、可愛い妹のラヴィニスを取られたく、無いのですね。


分ります、分ります。

愚弟、その気持ち分ります。

私にとっての、悠馬ですね。

常日頃、悠馬が愚弟に懐くのは、チョット、面白くないなぁ~~~なんて思いますから!その気持ち、よ~~~く分ります、でも、それとこれとでは違います、くやしがれ、愚弟!!!!



「一花、私の部屋に来ない?美味しい、マドレーヌがあるの、悠馬ちゃんと一緒に、遊びましょうよ」
「悠馬が居るの?行くわ、行く行く、ねえ、早く悠馬のところに、行きましょうよ」

「じゃぁ、俺も」

「なんで・・・愚弟が、来るのよ、あっち行って、シッシッ」

「あら、兄様の、た!め!の!パーティーでしょう?主役が居なくらるわけにはいかないでしょう?ねぇ紅蓮兄様?」

「さぁ、一花、行きましょう」

「そうね、ラヴィニス、行きましょう」
ラヴィニスは一花の手を取って、宮殿の奥へと消えていった。



ジッと、一花の後姿を見えなくなるまで見つめていた。
「どうして、俺は一花にいつも逃げられる・・・」
紅蓮は、小さな、ため息をついた。

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