32 / 68
私の彼は、愚弟でした
大きな勘違い
しおりを挟む
紅蓮に相談をしようと、王宮まで出向いた私を出迎えたのは、いつぞやの、門番ではありませんか?
門番は、私の顔を見るなり、「これは、これは、一花様ではありませんか?今日はどのようなご用事で?ご自宅まで、お迎えにあがりましたのに?」
もちろん手は、マッハの如く、高速で手もみをしていますよあなた。気付いていますか?
「紅蓮に会いに来たの・・・・通してくれる?」
「もちろん、喜んで!」と紅蓮の部屋まで、『一花様のお通りだ』と叫びながら、案内をされた時、私は思いました。これはラヴィニスの嫌がらせでは無かったのですね。このパフォーマンスは、この門番、オリジナルなんですね?メイドさん達まで、冷たい視線です。恥ずかしい。
「おめでとう、一花!いやぁ~、良かった、良かった。やっと、ラヴィニスと結婚する気になったんだね。本当に良かったよ。一花も満更じゃなかったんだね」
紅蓮は私の顔を見るなり、おめでとうを連発されて、私はどうしたら良いかわかりません?
紅蓮!なんでそんなに喜んでいるの?
確かにラヴィニスは好きですが、私、結婚なんて考えていませんが?
「紅蓮、喜んでくれるのは嬉しいしけど、なんで知ってるの?」
「ラヴィニスが、父さん、じゃ無かった。陛下に結婚の申請書にサインをしろって、脅してたよ。陛下もラヴィニスに弱みを握られていたから、弱みをチャラにすると言われて、喜んでサインを出ししていたし、それ以上にラヴィニスの結婚に涙まで流して喜んでいたよ。ラヴィニスは、どんだけ遊んでいたんだか?きっと、結婚式は国を挙げてすると思うよ。」
国王が、涙まで流すなんて・・・・私って、もしかして、凄い?・・・いやいやいや、そうじゃなくて、けっこん?けっこんって、アレですよね?子供まで作っちゃう、アレですよね?マジですか?まだ付き合って7日と5時間ですよ、いくらなんでも、早すぎませんか?将来的にはと言う思いは確かにありますけど・・・・体だって、繋がったのも7日前ですし、やっぱり、結婚は早過ぎます。
「無理!無理!無理!!結婚なんて!無ー理ー!!!」
勢いよく立ち上がった私の顔は、真っ青と言っても過言ではありません。
「何!今頃言ってるの?」
紅蓮目は座っています。
「だって、だって、結婚だよ?無理だよ!」
「一花?これから言う事を、真面目に聞いて」
「・・・うん」
「ラヴィニスから逃げる事は出来ないと思った方がいいよ」
「や、やだ紅蓮!何の冗談?」
「俺、言ったよ。真面目に聞いてって」
「だってそうじゃない、逃げられないって、どう言う事?」
「どうして、ラヴィニスは、俺と容姿まで似せて、入れ替わったんだろうね?」
「・・・・」
そうだ、どうして、ラヴィニスは10歳も若返ってまで、、異世界に来たのだろう?
紅蓮は、思わせぶりに、口を開いた。
「これは陛下から聞いた話だけど、ラヴィニスには、一目で、好きになった子がいたんだって、その子は、一度だけ、ラヴィニスに名前を名のって、すぐに消えてしまったんだって、それからのラヴィニスは、寝る間も惜しんで、その子を捜し続けた。そして、分ったことがあった、それは、その子は、この世界の子じゃ無かったという事・・・・」
「それじゃ、ラヴィニスは、その子を捜しに、私の住む世界にやってきた・・・・・・」
「そう言う事」
紅蓮は、満足そうに頷いた。
正解だと。
「だから、ラヴィニスと結婚しかないんだよ」
キーーーーン
耳鳴りがして途中から紅蓮が何を言っているのかわからない。
周りの音も聞こえなくなっています。
一花の耳は紅蓮の言葉も周りの音も聞こえなくなっていた。
無の世界。
それすら気が付かない程一花のショックは大きかった。
少しずつ今の話をまとめると、私は、ラヴィニスが探しているその子の身代わりで‥‥、更に私はラヴィニスに愛されていると勘違いした道化なの?
ラヴィニス。
‥‥‥‥惨め過ぎる。
門番は、私の顔を見るなり、「これは、これは、一花様ではありませんか?今日はどのようなご用事で?ご自宅まで、お迎えにあがりましたのに?」
もちろん手は、マッハの如く、高速で手もみをしていますよあなた。気付いていますか?
「紅蓮に会いに来たの・・・・通してくれる?」
「もちろん、喜んで!」と紅蓮の部屋まで、『一花様のお通りだ』と叫びながら、案内をされた時、私は思いました。これはラヴィニスの嫌がらせでは無かったのですね。このパフォーマンスは、この門番、オリジナルなんですね?メイドさん達まで、冷たい視線です。恥ずかしい。
「おめでとう、一花!いやぁ~、良かった、良かった。やっと、ラヴィニスと結婚する気になったんだね。本当に良かったよ。一花も満更じゃなかったんだね」
紅蓮は私の顔を見るなり、おめでとうを連発されて、私はどうしたら良いかわかりません?
紅蓮!なんでそんなに喜んでいるの?
確かにラヴィニスは好きですが、私、結婚なんて考えていませんが?
「紅蓮、喜んでくれるのは嬉しいしけど、なんで知ってるの?」
「ラヴィニスが、父さん、じゃ無かった。陛下に結婚の申請書にサインをしろって、脅してたよ。陛下もラヴィニスに弱みを握られていたから、弱みをチャラにすると言われて、喜んでサインを出ししていたし、それ以上にラヴィニスの結婚に涙まで流して喜んでいたよ。ラヴィニスは、どんだけ遊んでいたんだか?きっと、結婚式は国を挙げてすると思うよ。」
国王が、涙まで流すなんて・・・・私って、もしかして、凄い?・・・いやいやいや、そうじゃなくて、けっこん?けっこんって、アレですよね?子供まで作っちゃう、アレですよね?マジですか?まだ付き合って7日と5時間ですよ、いくらなんでも、早すぎませんか?将来的にはと言う思いは確かにありますけど・・・・体だって、繋がったのも7日前ですし、やっぱり、結婚は早過ぎます。
「無理!無理!無理!!結婚なんて!無ー理ー!!!」
勢いよく立ち上がった私の顔は、真っ青と言っても過言ではありません。
「何!今頃言ってるの?」
紅蓮目は座っています。
「だって、だって、結婚だよ?無理だよ!」
「一花?これから言う事を、真面目に聞いて」
「・・・うん」
「ラヴィニスから逃げる事は出来ないと思った方がいいよ」
「や、やだ紅蓮!何の冗談?」
「俺、言ったよ。真面目に聞いてって」
「だってそうじゃない、逃げられないって、どう言う事?」
「どうして、ラヴィニスは、俺と容姿まで似せて、入れ替わったんだろうね?」
「・・・・」
そうだ、どうして、ラヴィニスは10歳も若返ってまで、、異世界に来たのだろう?
紅蓮は、思わせぶりに、口を開いた。
「これは陛下から聞いた話だけど、ラヴィニスには、一目で、好きになった子がいたんだって、その子は、一度だけ、ラヴィニスに名前を名のって、すぐに消えてしまったんだって、それからのラヴィニスは、寝る間も惜しんで、その子を捜し続けた。そして、分ったことがあった、それは、その子は、この世界の子じゃ無かったという事・・・・」
「それじゃ、ラヴィニスは、その子を捜しに、私の住む世界にやってきた・・・・・・」
「そう言う事」
紅蓮は、満足そうに頷いた。
正解だと。
「だから、ラヴィニスと結婚しかないんだよ」
キーーーーン
耳鳴りがして途中から紅蓮が何を言っているのかわからない。
周りの音も聞こえなくなっています。
一花の耳は紅蓮の言葉も周りの音も聞こえなくなっていた。
無の世界。
それすら気が付かない程一花のショックは大きかった。
少しずつ今の話をまとめると、私は、ラヴィニスが探しているその子の身代わりで‥‥、更に私はラヴィニスに愛されていると勘違いした道化なの?
ラヴィニス。
‥‥‥‥惨め過ぎる。
0
あなたにおすすめの小説
妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
腹に彼の子が宿っている? そうですか、ではお幸せに。
四季
恋愛
「わたくしの腹には彼の子が宿っていますの! 貴女はさっさと消えてくださる?」
突然やって来た金髪ロングヘアの女性は私にそんなことを告げた。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
可愛らしい人
はるきりょう
恋愛
「でも、ライアン様には、エレナ様がいらっしゃるのでは?」
「ああ、エレナね。よく勘違いされるんだけど、エレナとは婚約者でも何でもないんだ。ただの幼馴染み」
「それにあいつはひとりで生きていけるから」
女性ながらに剣術を学ぶエレナは可愛げがないという理由で、ほとんど婚約者同然の幼馴染から捨てられる。
けれど、
「エレナ嬢」
「なんでしょうか?」
「今日の夜会のパートナーはお決まりですか?」
その言葉でパートナー同伴の夜会に招待されていたことを思い出した。いつものとおりライアンと一緒に行くと思っていたので参加の返事を出していたのだ。
「……いいえ」
当日の欠席は著しく評価を下げる。今後、家庭教師として仕事をしていきたいと考えるのであれば、父親か兄に頼んででも行った方がいいだろう。
「よければ僕と一緒に行きませんか?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる