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私の彼は、愚弟でした
一花の逃亡日記3
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1日がやっと終わりに近付いています。
寮の大浴場は、銭湯を思わせる造りで、悠馬と一緒のお風呂は久しぶりで今日一番の楽しみです。
「悠馬、お姉ちゃんが洋服を脱ぐからそこでジッとしてね!分かった?」
悠馬を床に置くと、すぐに服を脱いでバスタオル一枚を体に巻くとすぐに悠馬の方を見たら・・・あれ?居ません、悠馬?どこ?
周りを見ると出口から悠馬がよちよち歩きで出て行ってしまいました。
「悠馬ーーーーーーー!」
勿論私は叫んで悠馬を追いかけましたよ。
当然でしょう!
バスタオルを体に巻いているからキリギリスセーフです。
直ぐに廊下に出て悠馬を確保できた時は安堵しました。
ホッとしたら!周りには少年騎士団のお子様達が私をガン見ですよ!
あら嫌だ!私ったらこんな格好で・・・・雑談室に入り込むだなんて・・・・おほほほほ。
私、目が点になっています。
悠馬~~~お姉ちゃんどうしましょう?
「おば・・・、お姉さん!流石にその格好で歩き回るのはチョットなぁ~?」
少年の1人が言うと、誰もがうんうんと頷いていた。
「誰が!おばさんだ!!おばさんて呼んだ奴!頷いた奴!明日の朝までに反省文を原稿用紙2枚ギッチリ書いて来い!それまで、全員!朝ごはんなしだ!」
「「「えーーー!」」」
一斉に不平不満の声があがった。
まあ?当然ですね!!この反応!!!
恥ずかしさのあまり、少年たちに暴言を吐いてしまった。だって、悠馬を見つけるので精いっぱいだったんだもの!まさかこん所に入り込んでしまうだなんて!思ってもみませんでした。
「それでは皆さんごきげんよう!おほほほほ~~!」
女は度胸よ!ここは当然と言う態度を取って、いざお風呂場行きます。
私の足はもうガクガクです。
悠馬を脇に抱えて、がに股でお風呂へ向かいました。
夏でもこの格好でいると、風邪をひいてしまいそうです。
お股が、スースーします。
早く、温まりたい!
そんな私が、少年たちの後ろから、ジッと見つめられていたのは気づくはずが有りませんでした。
湯船に入ると、ホッと一息が付きました。
「コラ!悠馬!駄目じゃない!1人で歩けるからって、お姉ちゃんすっごく恥ずかしかったんだから!ねえ聞いてる?」
私が悠馬にお説教をしている間も悠馬は、楽しそうに、ダダダ、ブブブ、口を使って遊んでいます。
私の小言も悠馬には遊びの1つみたいです。もう笑うしかありません。
やっぱり悠馬は可愛い。
1日の疲れが取れます。
湯上りに牛乳が飲めたら最高だな!と思いながら部屋に戻るとダグラスさんが、青筋をを立てて待ち構えていました。
「・・・ダグラスさんのごきげんよう。こんな時間に何の用?」
ひきつった笑顔で、ダグラスさん見つめる私。
『これは、怒られるな~~』と、タオル一枚で少年たちの前に出た事を思い出します。
相変わらず無表情、何を考えてるか分からないダグラスさん!
「・・・・・あなたは、こんな美味しいものをどうやって作ったんですか?」
「へっ?こんなって?どんな?」
「辛くて、それでいて後から来る甘い様な!うまさ!」
「・・・スープカレーの事ですか?」
「・・・スープカレーと言うのですね!あれは!!実に興味深い!」
「もしよかったら、明日もダグラスさんには、スープカレーを出しましょうか?」
「本当ですか?ええ、ぜひ、そうしてください」
ほんのり頬を赤く染めてるように見えるダグラスさん!
ダグラスさんは、夕飯のスープカレーをいたく気に入った様でした。
それにしても、気に入ってくれたのは嬉しいのですが、なぜ?青筋を立てているのでしょうか?
私が思ったことズバリ当てた様に、ダグラスさんは「もともとこんな顔です」といって。そっぽを向きました。
結構!可愛い人ですね!ダグラスさん。
友達になれそうです。
寮の大浴場は、銭湯を思わせる造りで、悠馬と一緒のお風呂は久しぶりで今日一番の楽しみです。
「悠馬、お姉ちゃんが洋服を脱ぐからそこでジッとしてね!分かった?」
悠馬を床に置くと、すぐに服を脱いでバスタオル一枚を体に巻くとすぐに悠馬の方を見たら・・・あれ?居ません、悠馬?どこ?
周りを見ると出口から悠馬がよちよち歩きで出て行ってしまいました。
「悠馬ーーーーーーー!」
勿論私は叫んで悠馬を追いかけましたよ。
当然でしょう!
バスタオルを体に巻いているからキリギリスセーフです。
直ぐに廊下に出て悠馬を確保できた時は安堵しました。
ホッとしたら!周りには少年騎士団のお子様達が私をガン見ですよ!
あら嫌だ!私ったらこんな格好で・・・・雑談室に入り込むだなんて・・・・おほほほほ。
私、目が点になっています。
悠馬~~~お姉ちゃんどうしましょう?
「おば・・・、お姉さん!流石にその格好で歩き回るのはチョットなぁ~?」
少年の1人が言うと、誰もがうんうんと頷いていた。
「誰が!おばさんだ!!おばさんて呼んだ奴!頷いた奴!明日の朝までに反省文を原稿用紙2枚ギッチリ書いて来い!それまで、全員!朝ごはんなしだ!」
「「「えーーー!」」」
一斉に不平不満の声があがった。
まあ?当然ですね!!この反応!!!
恥ずかしさのあまり、少年たちに暴言を吐いてしまった。だって、悠馬を見つけるので精いっぱいだったんだもの!まさかこん所に入り込んでしまうだなんて!思ってもみませんでした。
「それでは皆さんごきげんよう!おほほほほ~~!」
女は度胸よ!ここは当然と言う態度を取って、いざお風呂場行きます。
私の足はもうガクガクです。
悠馬を脇に抱えて、がに股でお風呂へ向かいました。
夏でもこの格好でいると、風邪をひいてしまいそうです。
お股が、スースーします。
早く、温まりたい!
そんな私が、少年たちの後ろから、ジッと見つめられていたのは気づくはずが有りませんでした。
湯船に入ると、ホッと一息が付きました。
「コラ!悠馬!駄目じゃない!1人で歩けるからって、お姉ちゃんすっごく恥ずかしかったんだから!ねえ聞いてる?」
私が悠馬にお説教をしている間も悠馬は、楽しそうに、ダダダ、ブブブ、口を使って遊んでいます。
私の小言も悠馬には遊びの1つみたいです。もう笑うしかありません。
やっぱり悠馬は可愛い。
1日の疲れが取れます。
湯上りに牛乳が飲めたら最高だな!と思いながら部屋に戻るとダグラスさんが、青筋をを立てて待ち構えていました。
「・・・ダグラスさんのごきげんよう。こんな時間に何の用?」
ひきつった笑顔で、ダグラスさん見つめる私。
『これは、怒られるな~~』と、タオル一枚で少年たちの前に出た事を思い出します。
相変わらず無表情、何を考えてるか分からないダグラスさん!
「・・・・・あなたは、こんな美味しいものをどうやって作ったんですか?」
「へっ?こんなって?どんな?」
「辛くて、それでいて後から来る甘い様な!うまさ!」
「・・・スープカレーの事ですか?」
「・・・スープカレーと言うのですね!あれは!!実に興味深い!」
「もしよかったら、明日もダグラスさんには、スープカレーを出しましょうか?」
「本当ですか?ええ、ぜひ、そうしてください」
ほんのり頬を赤く染めてるように見えるダグラスさん!
ダグラスさんは、夕飯のスープカレーをいたく気に入った様でした。
それにしても、気に入ってくれたのは嬉しいのですが、なぜ?青筋を立てているのでしょうか?
私が思ったことズバリ当てた様に、ダグラスさんは「もともとこんな顔です」といって。そっぽを向きました。
結構!可愛い人ですね!ダグラスさん。
友達になれそうです。
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