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戸川一夢1
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1、2、3、4、5。5秒数えた。けど清美は部屋から出てこない。
当然俺はそのドアを開けようとする。けど、案の定ドアは開かなかった。
「くそ、清美まで閉じ込められちまった。どうなってやがるここは!」
俺は苛立ち混じりの声を出す。声を出すのは、恐怖にのまれないようにするためだ。ここは、ヤバい。きっと今、俺達の命は脅かされているんだ。そして、助けは呼べない。
「まあ、ここに立っていても仕方ねえや。一夢。俺はあの虎がある部屋に入るぜ。お前はどうする?」
俊二がそう言う。ああ、あの虎の人形が近くにある部屋か。じゃあ、俺は。
「そうだな。なら、俺はうさぎの人形が近くにある部屋にする」
「どれかの部屋に、ここから出られる手段があって、あと季目がいればいいな」
俊二が言う。確かに、その通りだが。
「一応言っておくけど、俺は季目を助け出すまでここから出る気はないからな」
俺はそう言って、もうくじけそうになってしまっている覚悟を必死に固める。
「そうか、外から助けを呼んだ方が早いって考えもあるだろうが、じゃあその時は、分かれないとな」
俊二が言う。く、お前は自分だけがここから出られればそれでいいのかよ。確かに季目を探すのに人手を増やした方が良いかもしれないけど、そんな回り道絶対したくない。
できることなら、俺が季目を救うナイトになりたい。
「じゃあ、俺はもううさぎの部屋に入る」
「おお。さて、虎の部屋はどうなってるのかなっと」
こうして俺達は、本当に行動を別にした。
うさぎの人形が近くにある部屋に入ろうとすると、勝手に体が部屋に入り、ドアが勝手に閉まった。
「ひっ」
おどろきつつも、部屋を見てみる。おちつけ。今は俺一人だ。しっかりしないと。
部屋には、小さな金庫と、テーブル。あと、果物のぬいぐるみがいくつもあった。
イチゴ、バナナ、キウイ、オレンジ、モモ、ぶどう、パイナップル、栗。
あのぬいぐるみに、意味はあるんだろうか。とにかく、テーブルの上を見ようとする。
するとその時、どこからか音楽が聞こえてきた。
「!」
お、おおお、おちつけ、俺。ここにはイスがないけど、とにかくこの部屋がどうなってるのか詳しく調べなきゃ。きっと、何かあるはずだ。
「待ってろよ、季目!」
俺は季目のことを思い出し、季目から勇気をもらうと、意を決してテーブルを見た。
テーブルの上には、紙が置いてあった。その紙に書いてある字を読んでみる。
うさぎをどかす玉を手に入れるためには、鍵が必要。鍵は、仲間外れの中に入っている。
「仲間外れって、あのぬいぐるみの中から選べってことか?」
俺は改めて、部屋にあるぬいぐるみを見る。
イチゴ、バナナ、キウイ、オレンジ、モモ、ぶどう、パイナップル、栗。
それを再確認した俺は、思わず笑ってしまった。
「ふっふっふ。はっはっはっはっは。この天才の頭脳を持つ一夢様をなめるな。一見全部果物に見えるが、確かにこの中に仲間外れはある!」
俺は迷わず、イチゴのぬいぐるみを手にする。
「イチゴは野菜だー!」
イチゴのぬいぐるみを詳しく調べると、一部に手をさしこめるすきまが作られていた。
「この中に、鍵があるのか?」
手を入れてみる。すると、何かつかめた。
イチゴのぬいぐるみから手を出すと、その手は確かに鍵をつかんでいた。
「よし、やった、俺やった、くうー、イチゴ農家で良かったー!」
この鍵はおそらく、あの金庫を開けるためのものだろう。
で、ところで、もし違うぬいぐるみを選んでたらどうなってたんだ?
「試しに、他のも見てみるか」
なんとなく、近くのバナナのぬいぐるみを手に取る。するとそのぬいぐるみにもすきまを見つけたので、鍵を持っていない手を入れてみる。
すると。
「あれ。ぬけない。手から離れない!」
なんと、バナナのぬいぐるみが手から取れなくなってしまった。そして中には、何もないようだ。
「くうう、余計なことをしなければ良かった。とにかく、鍵だ鍵。早く開けよう」
バナナに片手を塞がれたまま、金庫の鍵を開ける。すると中には玉が入っていた。
「これがあれば、うさぎをどかせるのか」
玉を手に取ると、バナナのぬいぐるみが手から取れ、更にドアが開いた。
「ラッキー、早く出よう!」
それで、イスに座らなきゃ!
ドアを出て、うさぎの人形に玉を見せる。
「使い方とかわからないけど」
するとうさぎの人形がイスから落ち、持っている玉が砕け散った。
「使い方あってたー!」
急いでイスに座る。すると黒いひもがまた俺の体をしばってきて、びくつく。
「こ、こえー。そ、それより。皆はどうなんだ。無事なのか!」
俺は他の仲間のことを思い出して、周囲を見た。頼む、皆無事でいてくれよ。
当然俺はそのドアを開けようとする。けど、案の定ドアは開かなかった。
「くそ、清美まで閉じ込められちまった。どうなってやがるここは!」
俺は苛立ち混じりの声を出す。声を出すのは、恐怖にのまれないようにするためだ。ここは、ヤバい。きっと今、俺達の命は脅かされているんだ。そして、助けは呼べない。
「まあ、ここに立っていても仕方ねえや。一夢。俺はあの虎がある部屋に入るぜ。お前はどうする?」
俊二がそう言う。ああ、あの虎の人形が近くにある部屋か。じゃあ、俺は。
「そうだな。なら、俺はうさぎの人形が近くにある部屋にする」
「どれかの部屋に、ここから出られる手段があって、あと季目がいればいいな」
俊二が言う。確かに、その通りだが。
「一応言っておくけど、俺は季目を助け出すまでここから出る気はないからな」
俺はそう言って、もうくじけそうになってしまっている覚悟を必死に固める。
「そうか、外から助けを呼んだ方が早いって考えもあるだろうが、じゃあその時は、分かれないとな」
俊二が言う。く、お前は自分だけがここから出られればそれでいいのかよ。確かに季目を探すのに人手を増やした方が良いかもしれないけど、そんな回り道絶対したくない。
できることなら、俺が季目を救うナイトになりたい。
「じゃあ、俺はもううさぎの部屋に入る」
「おお。さて、虎の部屋はどうなってるのかなっと」
こうして俺達は、本当に行動を別にした。
うさぎの人形が近くにある部屋に入ろうとすると、勝手に体が部屋に入り、ドアが勝手に閉まった。
「ひっ」
おどろきつつも、部屋を見てみる。おちつけ。今は俺一人だ。しっかりしないと。
部屋には、小さな金庫と、テーブル。あと、果物のぬいぐるみがいくつもあった。
イチゴ、バナナ、キウイ、オレンジ、モモ、ぶどう、パイナップル、栗。
あのぬいぐるみに、意味はあるんだろうか。とにかく、テーブルの上を見ようとする。
するとその時、どこからか音楽が聞こえてきた。
「!」
お、おおお、おちつけ、俺。ここにはイスがないけど、とにかくこの部屋がどうなってるのか詳しく調べなきゃ。きっと、何かあるはずだ。
「待ってろよ、季目!」
俺は季目のことを思い出し、季目から勇気をもらうと、意を決してテーブルを見た。
テーブルの上には、紙が置いてあった。その紙に書いてある字を読んでみる。
うさぎをどかす玉を手に入れるためには、鍵が必要。鍵は、仲間外れの中に入っている。
「仲間外れって、あのぬいぐるみの中から選べってことか?」
俺は改めて、部屋にあるぬいぐるみを見る。
イチゴ、バナナ、キウイ、オレンジ、モモ、ぶどう、パイナップル、栗。
それを再確認した俺は、思わず笑ってしまった。
「ふっふっふ。はっはっはっはっは。この天才の頭脳を持つ一夢様をなめるな。一見全部果物に見えるが、確かにこの中に仲間外れはある!」
俺は迷わず、イチゴのぬいぐるみを手にする。
「イチゴは野菜だー!」
イチゴのぬいぐるみを詳しく調べると、一部に手をさしこめるすきまが作られていた。
「この中に、鍵があるのか?」
手を入れてみる。すると、何かつかめた。
イチゴのぬいぐるみから手を出すと、その手は確かに鍵をつかんでいた。
「よし、やった、俺やった、くうー、イチゴ農家で良かったー!」
この鍵はおそらく、あの金庫を開けるためのものだろう。
で、ところで、もし違うぬいぐるみを選んでたらどうなってたんだ?
「試しに、他のも見てみるか」
なんとなく、近くのバナナのぬいぐるみを手に取る。するとそのぬいぐるみにもすきまを見つけたので、鍵を持っていない手を入れてみる。
すると。
「あれ。ぬけない。手から離れない!」
なんと、バナナのぬいぐるみが手から取れなくなってしまった。そして中には、何もないようだ。
「くうう、余計なことをしなければ良かった。とにかく、鍵だ鍵。早く開けよう」
バナナに片手を塞がれたまま、金庫の鍵を開ける。すると中には玉が入っていた。
「これがあれば、うさぎをどかせるのか」
玉を手に取ると、バナナのぬいぐるみが手から取れ、更にドアが開いた。
「ラッキー、早く出よう!」
それで、イスに座らなきゃ!
ドアを出て、うさぎの人形に玉を見せる。
「使い方とかわからないけど」
するとうさぎの人形がイスから落ち、持っている玉が砕け散った。
「使い方あってたー!」
急いでイスに座る。すると黒いひもがまた俺の体をしばってきて、びくつく。
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