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貧血編
第10話 SNSより人の口
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『私はイジルド村のサティ・エイレーネというものだ』
『イジルド村って...』
『そう。魔女の手によって黒死病が村中に流行り、村は荒れ果て若い者は家族を守るために犯罪を繰り返している』
『それも最近ですよね....』
『そうよ』
『サティちゃんはイジルドの生き残りというわけだ』
『確かに生き残った。けど私を守るために何人もが犠牲になった!だから村は私が守る』
『じゃあなぜ安そうな財布を盗んだのだい?』
『一言余計です』
『このボロボロな服だから....』
『新しい服を買うために??』
『そうだ....』
『そんなにお金がないのか』
『服を買った後はどうするんですか?』
『全てを無の状態に戻すと言われている泉を目指す』
『す、全てを無に!!』
『君くん!!君のバグも可能性はあるね』
『どうした??』
『わかった!サティちゃん。』
『サティちゃん.....その呼び方は恥ずかしいです』
『財布は返してもらう』
『.......!お願いします。』
『だけど!その代わりにその泉とやらに私たちも同行してやる』
『同行って!かなり長い旅になりますよ?』
『こっちもその泉に用ができたので...』
『君くんのいう通り!まだ場所すらわかってないのだろう?』
『それはまぁ...。そのうち』
『しかもそんなに魔力があるようじゃ魔女狩りにもあうぞ?』
『べ、別に勝てますし!』
『サティちゃんは可愛いし強いけど隙が多いからね~』
『うるさい!』
『好きなものは?』
『急になんだ!!』
『答えてよ~。財布あげるかもよ?』
『食べることです!』
『まぁあげないけど』
『貴様!!』
『旅を同行もするし、ご飯代もこっちが負担しよう。君くんもいいだろ?』
『はい、、。自分も食べるのは好きなので』
『そ、それは本当?!』
『旅はより多い方が楽しいし心強い』
『そーですね!』
『わかった....特別に同行を許す!』
『なにその上から目線~!ご飯代は出さないわ~』
『わかった!!ごめんなさい!』
『よろしい!』
(飼い主と犬かよ...)
『目的は同じということだ、助け合って楽しくいこうではないかね!』
『おー!』
サティは美味しいご飯を食べるため、ラミアには敬語と忠誠を誓うことにした。
『単純かよ!』
フェルとラミアは少し変わった出逢いで仲間を増やし、ながい旅へでることになった
3人は村を出るために荷物をまとめ、村の出口へ向かった
『2人のことは大体わかった』
『私の事は美人抜群スタイルの最強神様っておぼえてね!』
『もちろんですよ!ラミアさん!』
『あーダメだ。完全に洗脳されてるよ』
『可愛いから特別に今度魔法を教えてあげるよ~』
『ありがとうございます!』
『ラミアさん。村を出る前にそこで軽くご飯食べませんか?』
『フェルさんナイス!』
『君くんがそうしたいなら!行こうか』
『しかしフェルさんもそんなバグを持っての冒険なんて大変ですね』
『本当ですよ...』
『サティちゃん何が食べたい?』
『肉かな!美味しいから!』
(無理してたんだなー。油断したら敬語外れてるぞー?もう可愛いからなんでもありだけど)
すると歩いてる途中にサティが急に立ち止まった
『あの....』
『どうしたサティちゃん?』
『これって...』
『んん?』
『いやたぶん...』
『どうしたんですか?』
『この絵フェルじゃない.....??』
そこには掲示板的なものがあった
『う、嘘ですよね』
はっきりとフェルの顔がリアルに再現して描かれこう書いていた
《無敗のLV100冒険者。 紅血の騎士
賞金 200000000dt》
『君くん、、これ賞金首だよ』
『は、はい?』
『賞金首だよ』
『わかってますよー!!嘘ダァーーーーーーーーーー嘘ダァーーーーーーーーーーこれは僕ではない。僕ではない』
ムンクのような顔をして自分にこれは嘘だと言い聞かせている
『これ街一つ買える金額ですよ...』
『サティちゃん!山分けしようねっ』
『ふざけないでください....これは人生の危機ですよ。それにどこでこの情報がもれたんですか.....最悪ですよ~』
『これは厄介なことになったね~。まぁ、美味しいもの食って、泉目指して旅する。それに変わりはないじゃないか!』
『なんで楽しそうなんですか!のんきに.....これで見つけ次第命を狙われますよ』
『大丈夫!神様と魔力高めの騎士がついてるんだから』
『騎士は魔力使わないですよねー』
『魔法は教えるから!』
『はぁー、、僕はバラ色の人生を期待してたのに..』
『こんな美人2人と旅をするのだぞ??こんなストーリーは誰もが羨むぞ?』
『そーゆーことじゃないんですよー』
『あの2人とも....早くここを離れた方が』
『どうして?』
『周りみてください...』
掲示板の前に立つ1人の少年を周りの筋肉質な人達が睨みつけていた
『これって早速....』
『君くん、、、』
『逃げろー!!!!!』
『早く出口へ向かいましょう!』
『待てー!!』
『賞金首だ!追え!』
『おとなしく止まれ』
『もう最悪だー!!!!!神様助けてーーー!!!!!』
こうして最高で最悪な旅が始まった
『イジルド村って...』
『そう。魔女の手によって黒死病が村中に流行り、村は荒れ果て若い者は家族を守るために犯罪を繰り返している』
『それも最近ですよね....』
『そうよ』
『サティちゃんはイジルドの生き残りというわけだ』
『確かに生き残った。けど私を守るために何人もが犠牲になった!だから村は私が守る』
『じゃあなぜ安そうな財布を盗んだのだい?』
『一言余計です』
『このボロボロな服だから....』
『新しい服を買うために??』
『そうだ....』
『そんなにお金がないのか』
『服を買った後はどうするんですか?』
『全てを無の状態に戻すと言われている泉を目指す』
『す、全てを無に!!』
『君くん!!君のバグも可能性はあるね』
『どうした??』
『わかった!サティちゃん。』
『サティちゃん.....その呼び方は恥ずかしいです』
『財布は返してもらう』
『.......!お願いします。』
『だけど!その代わりにその泉とやらに私たちも同行してやる』
『同行って!かなり長い旅になりますよ?』
『こっちもその泉に用ができたので...』
『君くんのいう通り!まだ場所すらわかってないのだろう?』
『それはまぁ...。そのうち』
『しかもそんなに魔力があるようじゃ魔女狩りにもあうぞ?』
『べ、別に勝てますし!』
『サティちゃんは可愛いし強いけど隙が多いからね~』
『うるさい!』
『好きなものは?』
『急になんだ!!』
『答えてよ~。財布あげるかもよ?』
『食べることです!』
『まぁあげないけど』
『貴様!!』
『旅を同行もするし、ご飯代もこっちが負担しよう。君くんもいいだろ?』
『はい、、。自分も食べるのは好きなので』
『そ、それは本当?!』
『旅はより多い方が楽しいし心強い』
『そーですね!』
『わかった....特別に同行を許す!』
『なにその上から目線~!ご飯代は出さないわ~』
『わかった!!ごめんなさい!』
『よろしい!』
(飼い主と犬かよ...)
『目的は同じということだ、助け合って楽しくいこうではないかね!』
『おー!』
サティは美味しいご飯を食べるため、ラミアには敬語と忠誠を誓うことにした。
『単純かよ!』
フェルとラミアは少し変わった出逢いで仲間を増やし、ながい旅へでることになった
3人は村を出るために荷物をまとめ、村の出口へ向かった
『2人のことは大体わかった』
『私の事は美人抜群スタイルの最強神様っておぼえてね!』
『もちろんですよ!ラミアさん!』
『あーダメだ。完全に洗脳されてるよ』
『可愛いから特別に今度魔法を教えてあげるよ~』
『ありがとうございます!』
『ラミアさん。村を出る前にそこで軽くご飯食べませんか?』
『フェルさんナイス!』
『君くんがそうしたいなら!行こうか』
『しかしフェルさんもそんなバグを持っての冒険なんて大変ですね』
『本当ですよ...』
『サティちゃん何が食べたい?』
『肉かな!美味しいから!』
(無理してたんだなー。油断したら敬語外れてるぞー?もう可愛いからなんでもありだけど)
すると歩いてる途中にサティが急に立ち止まった
『あの....』
『どうしたサティちゃん?』
『これって...』
『んん?』
『いやたぶん...』
『どうしたんですか?』
『この絵フェルじゃない.....??』
そこには掲示板的なものがあった
『う、嘘ですよね』
はっきりとフェルの顔がリアルに再現して描かれこう書いていた
《無敗のLV100冒険者。 紅血の騎士
賞金 200000000dt》
『君くん、、これ賞金首だよ』
『は、はい?』
『賞金首だよ』
『わかってますよー!!嘘ダァーーーーーーーーーー嘘ダァーーーーーーーーーーこれは僕ではない。僕ではない』
ムンクのような顔をして自分にこれは嘘だと言い聞かせている
『これ街一つ買える金額ですよ...』
『サティちゃん!山分けしようねっ』
『ふざけないでください....これは人生の危機ですよ。それにどこでこの情報がもれたんですか.....最悪ですよ~』
『これは厄介なことになったね~。まぁ、美味しいもの食って、泉目指して旅する。それに変わりはないじゃないか!』
『なんで楽しそうなんですか!のんきに.....これで見つけ次第命を狙われますよ』
『大丈夫!神様と魔力高めの騎士がついてるんだから』
『騎士は魔力使わないですよねー』
『魔法は教えるから!』
『はぁー、、僕はバラ色の人生を期待してたのに..』
『こんな美人2人と旅をするのだぞ??こんなストーリーは誰もが羨むぞ?』
『そーゆーことじゃないんですよー』
『あの2人とも....早くここを離れた方が』
『どうして?』
『周りみてください...』
掲示板の前に立つ1人の少年を周りの筋肉質な人達が睨みつけていた
『これって早速....』
『君くん、、、』
『逃げろー!!!!!』
『早く出口へ向かいましょう!』
『待てー!!』
『賞金首だ!追え!』
『おとなしく止まれ』
『もう最悪だー!!!!!神様助けてーーー!!!!!』
こうして最高で最悪な旅が始まった
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