Re：love again

【 序章 】

【ゆっくりと変わるモノ】

幼いときは何も悩む事なく遊んで
同じ時間を共に過ごした…。
小学校、中学校も何事もなく
変わりなく時は流れた…。

いや中学の時、
私は正直、自分の気持ちの変化に気がついていた…。
忘れもしないリョウちゃんの卒業式の時だった…。

【回想はじめ】
若林『三角～！ちょっと！』
柊「リョウちゃん…」

女の子たち「あ！いたいた！若林先輩～っ！」
若林『ごめん、ちょっと待っててくれないか？』
柊を睨む女の子たち…。
会釈し若林と歩き出す―。
柊「リョウちゃん、いいの…？」
若林『あぁ…。こっちの方が大事だからな…』

サッカーグラウンド―

若林『よし！ヒィ…』
柊「くくく…、ギャラリーもいるよ…？」
若林『かまわん！』
所々からサッカーグラウンドを見守る人影が見える。
若林『中学最後の勝負、受けてもらうぜ！』
柊「ふふふ、リョウちゃん、
その勝負！
ウケてタチましょう～！
ん？
ウケてタチ…？
な、なんだ…？
この私にピッタリな言葉はっ？
ハッハハハー！」

若林『莫迦(ﾊﾞｶ)だな…

【 回想終了 】

表だって問題が起き始めたのは上下関係のしっかりした名門の高校からだった…。
今までの二人の関係を知らない人たち、二人の心の成長もあったのかもしれない…。

波乱の高校時代へと
つづく～