【 RUSH！(ﾗｯｼｭ!) 】短編集30

【 土方の兄ちゃん 】

【 土方の兄ちゃん 】⑥

つづき～
吉良 親方に親近感を感じて
数週間、経った…。
吉良「群司～！群司…？居ないのか…？」
男「親方！今日、群司は講習会ですよ！」
吉良「あ！そうか…。忘れてた！」

18時―
現場仕事はすでに終わっていた。

群司が帰って来た…。 
かなり疲れている様子だった。
群司「部屋に帰ったら、バタンきゅ～だな、こりゃ…」
部屋に着くと誰かが部屋に居た―。
群司「え？だ、誰…？」
恐る恐る部屋のドアを開けた。
親方「お！おかえり～！」
群司「はぁ～。何してるんですか？一体…」
親方「群司の帰りを待ってたんだよ！」
群司「なんで…？」
親方「なんでだろうな…？じぶんでもよく分からん…」
群司「そうですか…」
群司は荷物を置き、たたんである布団に腰をおろした…。
群司「俺、慣れない学科講習でヘトヘトなんす…」
親方「そうか、そうか…！構わず布団ひいて寝ろ！」
群司は帰らないんだ…と諦めた…。
布団を引き、布団の上に体を寝かせた…。
親方も結構、酔っぱらっていた…。
群司「飲み過ぎですよ…親方」
親方「大丈夫だっ！ガッハハハ…」
立ち上がろうとした親方が俺の方に倒れてきた…。

つづく～