【 RUSH！(ﾗｯｼｭ!) 】短編集30

【 未成年 】

【 未成年 】④

小屋を出て行こうとしたら、
スーツ姿の中年男に呼び止められた…。「あ！君…！」
政義「はい…？」
スーツ「もう帰るのかい？」
政義「はい…」
スーツ「欲しい物なかった？」
政義「お金なくて…」
スーツ「か、買ってあげるよ！」
政義「え？」
スーツ「どれが欲しいんだい？」
政義「高いっすよ…」
スーツ「お金なら大丈夫！」
政義は照れながら
ダッチワイフを指さした。
スーツ「ダッチワイフ…？」
政義は頷く。
スーツ「買ってあげよう！」
政義「まじ…？」
スーツ「その代わり…」
政義「？」
ｽｰﾂ「すこし君の時間をくれ！」
政義「いいっすよ！」
政義はラッキーと思った

販売機から
魅惑のダッチワイフが
落ちてきた。ガ、ゴトン―

スーツ男は取り出し口から
ダッチワイフを取り出し
政義へ渡した。
スーツ「ほら…？」
政義「あざ-す」
スーツは奥へ着いてこい、と
政義にサインを出す―。
政義はダッチワイフを大事に
抱え、スーツ男に着いていった…。

つづく～