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【 ひげさん 】
【 ヒゲさん 】
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―とある発展場で髭が良く似合うダンディーな人と目が合い、意気投合し個室へ連れていかれ一晩を共にした。
慣れた様子でそのテクニックにはメロメロにされた。
それからも何度も、場所を変えながら身体を重ねた―。
俺は30で髭のダンディーは45。
年齢は知っているがお互い名前も知らない関係だった。
俺は彼の事をひげさんと呼び、
彼は俺のことをキミと呼んだ―。
【ひげさん~あの日の約束~】
ある日、ひげさんの様子がおかしかった。心ここにあらずという感じでとても暗かった。
詮索するのもそんな関係じゃなかったし、とくに何も聞かなかった。
その日に答えは分かった。
ひげさんは真剣な顔で少し笑って
「すまん!もうキミとは会えない…」と云われた。
意外だった…。
別れた後、さらに動揺した。
まだ付き合ってもないんだし…。
俺「うん、わかった…」
もう会えないと言われても
攻める理由もない。
いつも別れ際に次の会う約束をしていたのに当然それもなかった。
無性に寂しさが溢れてきた。
もうひげさんに会えないんだ
俺に飽きたのか?
他に好きな人が出来たのか?
到底、答えが出ないことを考えては、ひげさんとの思い出を思い出していた―。
雨が降ってきた。
太陽は眩しかった。
なんだ…
俺の涙か。
そっか
いつの間にか
ひげさんに恋してたんだと
気がついた。
いつの間にか
俺の心はひげさんにあげてたんだ
雨はまだ降っていた。
初めて会った日のこと
良く似合っていた口ひげ
ヒゲのダンディー
笑うと可愛いあの笑顔
たくさんの笑顔だけ
浮かんでくる。
思い出す。
外はもう
どしゃ降りみたいだ。
おしまい~
慣れた様子でそのテクニックにはメロメロにされた。
それからも何度も、場所を変えながら身体を重ねた―。
俺は30で髭のダンディーは45。
年齢は知っているがお互い名前も知らない関係だった。
俺は彼の事をひげさんと呼び、
彼は俺のことをキミと呼んだ―。
【ひげさん~あの日の約束~】
ある日、ひげさんの様子がおかしかった。心ここにあらずという感じでとても暗かった。
詮索するのもそんな関係じゃなかったし、とくに何も聞かなかった。
その日に答えは分かった。
ひげさんは真剣な顔で少し笑って
「すまん!もうキミとは会えない…」と云われた。
意外だった…。
別れた後、さらに動揺した。
まだ付き合ってもないんだし…。
俺「うん、わかった…」
もう会えないと言われても
攻める理由もない。
いつも別れ際に次の会う約束をしていたのに当然それもなかった。
無性に寂しさが溢れてきた。
もうひげさんに会えないんだ
俺に飽きたのか?
他に好きな人が出来たのか?
到底、答えが出ないことを考えては、ひげさんとの思い出を思い出していた―。
雨が降ってきた。
太陽は眩しかった。
なんだ…
俺の涙か。
そっか
いつの間にか
ひげさんに恋してたんだと
気がついた。
いつの間にか
俺の心はひげさんにあげてたんだ
雨はまだ降っていた。
初めて会った日のこと
良く似合っていた口ひげ
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思い出す。
外はもう
どしゃ降りみたいだ。
おしまい~
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