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霜月 雄之助

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【オイラの名は権太!】

【オイラの名は権太!】2話

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つづき~
みぃちゃん実家、玄関前。
 みぃ「い、いい?ゴンちゃん…」
ゴ「う、うん…」
ガラガラッ
みぃ「ただいま~!」
玄関を開け、帰宅を知らせると
お手伝いさんが2名、荷物の引き取りなどに現れた。
手伝1「おかえりなさいませ、御嬢様!」
みぃ「ありがとう」
手伝2「すぐ、奥様が参ります。ささ、こちらへ」
みぃ「はい」
手伝1「そちらの方はボディーガードの人かマタギの人かしら?」
ゴ「あ、お、オイラは…」
みぃ「婚約者よ…」
手伝1、2「!!」
手伝1「お、御嬢様、こんにゃくは入りませんが…」
みぃ「婚約者よ!」
手伝2「御嬢様!き、聞いておりませんが…」
みぃ「今、言ったでしょう…」
手伝1、2「旦那様も御呼び致します」

大広間に案内され、権太はただただ驚くばかりだった…。

家の大きさや広さといい、お手伝いさん2人にこの大広間。
宴会場並みの広さ!
普通の家にはないよね?!

背後よりスゥーと現れるお母さん。
母「おかえり、三奈子さん」
みぃ「ぎゃあっ!お、驚かさないでよお母さん!た、ただいま!」
母「ホホホッ、あら?」
ゴゴゴゴゴーーーっ
権「じ、地震?地鳴り?!」
みぃ「いえ、これはお父さんだわ…」
権「お、お父さん?!」
権太はなにやら不穏な空気を感じていた―。

権太に負けず劣らずのデカさ、
そして地響きを起こす威圧感!
角刈り、強面ひげのナイスミドルなお父さん登場!!

権太、心の中でここまでとは…と気後れしていた…。
父「おかえり、三奈子」
み「ただいま」
母「あら?お父さん!」
父「む!?」
権太に気付く。

まるで睨まれたカエルのようになる権太であった…。
権「は、初めまして、権堂 権太です!宜しくお願い致します!」

母「まぁ権太さん、いらっしゃい!」
父「・・・」
母「ほら、お父さんも挨拶…」
父「あ、いらっしゃい!」
三奈子はこの変な空気を察知した。「なんなのよ、これ?」
母「さ、さ、こちらへ権太さんもさぁ!」
権「は、はい。」

食事の支度まであと少しかかると
お義母さんが云い、男同士、裸の付き合い!とお風呂を先に頂く事になった。お義父さんと一緒に…。

美「ねぇ、お母さん。なんかお父さんの様子、変じゃない?」
母「ほほっ、いつもでしょう…」

つづく~


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