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1章 なんかクラスまるごと召喚されたんだが
1.プロローグ
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俺の名前は西城 正樹 高校一年生だ。
入学した高校は部活必須なので、唯一の文化部だった美術部に籍を置いた。
そしたら美術部の先輩がまあ控えめに言って最低な人で、俺をパシリに使う、金を借りて返さないなんて当たり前で、機嫌が悪い日なんかは放課後に先生の目に着かない場所で暴力、暴言なんてこともあった。
先生に相談したこともあったが、関わりたくないのか対処するとかそれっぽいことを言っておいて何もしなかった。
その先生が、ちょうどいいことに不倫をしていることが判明したため、その証拠の写真と動画を送って家庭を崩壊させた。
だが、さすがに俺でも大企業の御曹司に制裁を下すことは不可能で、シャーペンを隠したり、靴の中に芋虫を入れるなどの嫌がらせをばれない程度に続けていた。
そうしていくうちに高校に行くのがめんどくなって、不登校気味になった。それから1か月後にはもう完全に不登校になっていた。
それから数か月後、親から「もう嫌な先輩は正樹のこと忘れてると思うから高校久しぶりに行ってきなよ」と言われ、俺は親にいつも迷惑をかけていたから断れず、泣く泣く高校に行った。
まあ結果的に言えば、先輩は俺のことを覚えていた。
下駄箱で靴を履き替えているときにその先輩と鉢合わせして「よお、久しぶりだな。早速だけどよぉ 今、金ねぇんだよ。貸してくれるよな。貸してくれるんなら放課後屋上に来いよ。断ったら・・・わかってるよな じゃあ」と言われた。
くそっ、ムカつく。あんなやつから身を守れる力が欲しい。かなわないとわかっていてもそう思ってしまう。
教室に着いた。当然数か月休んでいた俺に友達なんていないから自分の机で寝たふりをして時間をつぶしていた。そんな時だ・・・教室に巨大な魔方陣が現れたのは。
「おい!?なんだこれは」
「これ夢だよね・・・痛!」
他の人が混乱している中俺は家にいた間、勉強が終わってからよくweb小説を読んでいたから一瞬でこの状況を理解できた。異世界召喚だ
俺はweb小説を読んでから異世界召喚にあこがれていた。
1人の最強の勇者とその他モブ、勇者はモブと比較にならない程の力を持ち、モブでもその世界の住民と比べると、比較にならないほどの力を持つ。
俺はモブでもいいから圧倒的な力を手にしたかった。
俺はとても幸運だ。
その夢が今かなおうとしている。
俺は歓喜に打ち震えた。
しかし、浮かれてばかりではいられない。
異世界召喚物は召喚した国が悪なパターンがある。
例えば戦争の駒にする、あれこれと言いくるめて奴隷にする等だ。
そのパターンに十分に気を付ければ幸せな異世界生活が送れる・・・そんなことを考えながら俺は異世界召喚の光につつまれた。
入学した高校は部活必須なので、唯一の文化部だった美術部に籍を置いた。
そしたら美術部の先輩がまあ控えめに言って最低な人で、俺をパシリに使う、金を借りて返さないなんて当たり前で、機嫌が悪い日なんかは放課後に先生の目に着かない場所で暴力、暴言なんてこともあった。
先生に相談したこともあったが、関わりたくないのか対処するとかそれっぽいことを言っておいて何もしなかった。
その先生が、ちょうどいいことに不倫をしていることが判明したため、その証拠の写真と動画を送って家庭を崩壊させた。
だが、さすがに俺でも大企業の御曹司に制裁を下すことは不可能で、シャーペンを隠したり、靴の中に芋虫を入れるなどの嫌がらせをばれない程度に続けていた。
そうしていくうちに高校に行くのがめんどくなって、不登校気味になった。それから1か月後にはもう完全に不登校になっていた。
それから数か月後、親から「もう嫌な先輩は正樹のこと忘れてると思うから高校久しぶりに行ってきなよ」と言われ、俺は親にいつも迷惑をかけていたから断れず、泣く泣く高校に行った。
まあ結果的に言えば、先輩は俺のことを覚えていた。
下駄箱で靴を履き替えているときにその先輩と鉢合わせして「よお、久しぶりだな。早速だけどよぉ 今、金ねぇんだよ。貸してくれるよな。貸してくれるんなら放課後屋上に来いよ。断ったら・・・わかってるよな じゃあ」と言われた。
くそっ、ムカつく。あんなやつから身を守れる力が欲しい。かなわないとわかっていてもそう思ってしまう。
教室に着いた。当然数か月休んでいた俺に友達なんていないから自分の机で寝たふりをして時間をつぶしていた。そんな時だ・・・教室に巨大な魔方陣が現れたのは。
「おい!?なんだこれは」
「これ夢だよね・・・痛!」
他の人が混乱している中俺は家にいた間、勉強が終わってからよくweb小説を読んでいたから一瞬でこの状況を理解できた。異世界召喚だ
俺はweb小説を読んでから異世界召喚にあこがれていた。
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しかし、浮かれてばかりではいられない。
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