夢見る少女とゲーム好き少年(夢少女ゲーム少年)

兎猫まさあき

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第一章 〜出会い〜

03 たけるとの昼食(+おまけのミニストーリー)

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 ──三話目の翌日

 今日から、学校が始まる。
 きよみはにとって今日という日が大事だった。
 何故なら、今日は学校、そこでたけると会うことが出来るという事が分かったから。

 あぁ、たけるさんの事を思い浮かべるだけでも胸が張り裂けそうになるなぁ。

 きよみは、手で胸を押さえてそう思いながら学校へ足を運んだ。
 きよみは校門をくぐると誰かを探すようにキョロキョロと周りを見始めた。

 近くにたけるさんは居ないかな? 居ないなぁ……

 結局きよみはたけるを見つける事が出来ずに落ち込みながら教室へ向かった。

「あ、きよみ、おはよー」
「おはよ、ゆな」

 教室に入ると友達のゆながいた。

「どうしたの? そんな落ち込んで」
「あのね、私ね、好きな人が……出来たかもしれないの……」

 私は、たけるさんの事をゆなに打ち明けた。

「え!? 相手の人って、どういう感じの人なの?」
「えっと……あ! あの人だよ! あの人!」

 ゆなは驚いた様子で、たけるさんの事を聞いてきた。
 きよみが答えに迷っていると、ちょうど教室にたけるが来たため彼にバレないように指さした。

「へぇ、結構イケメンじゃん。やるじゃん」
「ありがと、でも、あまり話せなくて、困ってるの」
「そうなんだね。……フフッ、きよみ、頑張って話しなよ、ほら」
「え、えー……」

 ゆなはニヤニヤしながら私をたけるさんのところへ押し出そうとしてきたので私は抵抗した。すると誰かにぶつかった。

「あ、ごめんなさい……」
「あ、いや大丈夫だよ」
「あ……たける……さん……」
「うん? そうだよ?」

 ぶつかった相手はたけるさんだった。
 ゆなの方へ振り返ると相変わらずニヤニヤしていた。

「あの、放課後って時間ありますか?」
「あー、うん、あるよ」
「ちょっと私に付き合ってくれませんか?」
「うん。良いよ」

 私は、放課後にたけるさんと出かけるのを誘うのに成功した。 
 実は私、たけるさんとデートするつもり。
 誘う事に成功して私はほっとした。


 それから私は、授業に参加した。
 一限目は国語で語彙(ごい)の勉強をした。
 二限目は数学で二次方程式の勉強をした。
 三限目は保健で健康についての勉強をした。
 四限目は体育でバレーボールをした。
 昼休みの時間になった。私は、いつもはゆなと弁当を食べるのだが、

「どうせなら、好きな人と一緒に食べればいいじゃん。距離も縮められるし。ね? メリット大きくない? あ、私頭いいかも!」

 と言って断られた。私は仕方なくたけるさんのところへ言って、誘ってみた。

「あの、今日のお昼ごはん、私と一緒に食べてくれませんか?」
「え? あー……うん、良いよ。」

 難なく一緒に食べれる事になった。

「ありがとうございます!」


 ──きよみ達は屋上で、弁当を食べた。

 きよみは緊張のあまりあまり喋れず、弁当を食べてばかりいた。
 たけるはそんなきよみを微笑みながら見つめながら弁当を食べていた。

「あっ……は、恥ずかしいのでそんなに見つめないでください……」

 たけるからの視線に気付いたきよみは恥ずかしそうに顔を手で隠しながらそう言った。

「あぁ、ごめんごめん」

 そう言ってたけるはきよみの頭を撫でた。

「むー……」

 撫でられたきよみは顔をしかめた。

 それからきよみ達は昼休みが終わる5分前の予鈴がなるまで談笑していた。

 ──二人が談笑しているとき、屋上そばの階段で一人の少女が二人の事を陰から見つめていた。
 そう、ゆなである。
 彼女は一人、ブツブツと呟いていた。

「あれでまだ付き合っていないんでしょ? 距離近すぎでしょ……。でも、二人が幸せになるんだったら私の後押しは無駄じゃなかったわけだね。良かった良かった……」

 ゆなは二人が一気に距離を縮めたと思うと少し不満だったが、それが当初の目的であったため、まあいいか、とその場を後にしたのだった。
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