8 / 20
第二章 〜情動〜
07 たけるに何が……?
しおりを挟む
~きよみ視点~
──前回の翌日……
ゴンゴンゴン!!
自室で寝ていたきよみは驚いて飛び起きた。
そして周りを見渡し、「あ、たけるさんなのかな?」と思いながら玄関に向かった。
ガチャ……
「おはようございます、埼玉県警察の七緒と申します」
「え、え、何ですか……?」
扉を開いたらそこにはスーツを着た女性と男性の二人がいた。
そして、女性が警察手帳らしきものを開いて警察だということを言った。
きよみはびっくりいて思考が停止してしまっていた。
警察にお世話になるなんてことは何もしていないのだから。
「あなたはきよみさんであってますよね?」
「はい、そうですけど……?」
「少しお話を聞かせてもらってもいいですか?」
「……分かりました」
──それから、きよみは警察に連れられて近所の交番に行った。
そして、聴取室に連れられた。
「それでは、話を聞きましょうか……」
「はい」
「まず、あなたはたけるさんのことをご存知ですよね?」
「はい、私の彼氏ですが……」
たけるの事を聞かれたきよみは彼に何かあったのかと不安になってしまっていた。
「か、彼に……何かあったんですか?」
「昨日、たけるさんの自宅に泥棒が入りまして、盗まれたんですよ……『銀行口座の通帳』が、ね」
「えぇ! そうなんですか!?」
「そうなんですよ。なのできよみさん、あなたが何か知っているのではないかと思いまして」
「いいえ、何も知らないです……ごめんなさい」
きよみは何も答えられずに頭を下げた。
「いえ、大丈夫ですよ。続いて……」
バタン!
そんな音と共にスーツを着た男性がまた一人駆け込んできた。
「警部! 犯人が見付かりました!」
「なんですって!? 誰だったの?」
「ガイシャの叔父でした!」
「そうなのか……すまなかったな、もう大丈夫だ。貴重な時間をくれてありがとう」
「いえいえ、こちらこそ……なんの力にもなれずごめんなさい」
「いいんだよ、もう、捕まったからね……」
犯人が捕まったという報を聞いてきよみは安心した。
そして、きよみは自宅に帰ることになった。
──きよみは自宅に帰り、それから学校へ向かった。たけるは居なかった為、一人で登校した。
そして、きよみは学校で授業を受けてはいたが、たけるが居ないため、授業に集中は出来なかった。
ゆなの話もあまり耳に入ってこなかった。その日の授業を全て終わらせ、家に帰った。
そして、たけるのことが気になったが、自分にはどうにも出来ないと思い、その日は何もせずに終わった。
──たけるさんは……? たけるさんは大丈夫なのだろうか?
きよみはふとそんな疑問を抱いた。彼氏が心配なのだ。
ただそれだけな純情である。
彼女の姿は可愛いものであった。
しかし、その彼女の笑顔が消え去る出来事が近い未来に起きるとはつい知らず、彼女はたけるが帰ってくる事を心から信じ、その目を閉じた。
──前回の翌日……
ゴンゴンゴン!!
自室で寝ていたきよみは驚いて飛び起きた。
そして周りを見渡し、「あ、たけるさんなのかな?」と思いながら玄関に向かった。
ガチャ……
「おはようございます、埼玉県警察の七緒と申します」
「え、え、何ですか……?」
扉を開いたらそこにはスーツを着た女性と男性の二人がいた。
そして、女性が警察手帳らしきものを開いて警察だということを言った。
きよみはびっくりいて思考が停止してしまっていた。
警察にお世話になるなんてことは何もしていないのだから。
「あなたはきよみさんであってますよね?」
「はい、そうですけど……?」
「少しお話を聞かせてもらってもいいですか?」
「……分かりました」
──それから、きよみは警察に連れられて近所の交番に行った。
そして、聴取室に連れられた。
「それでは、話を聞きましょうか……」
「はい」
「まず、あなたはたけるさんのことをご存知ですよね?」
「はい、私の彼氏ですが……」
たけるの事を聞かれたきよみは彼に何かあったのかと不安になってしまっていた。
「か、彼に……何かあったんですか?」
「昨日、たけるさんの自宅に泥棒が入りまして、盗まれたんですよ……『銀行口座の通帳』が、ね」
「えぇ! そうなんですか!?」
「そうなんですよ。なのできよみさん、あなたが何か知っているのではないかと思いまして」
「いいえ、何も知らないです……ごめんなさい」
きよみは何も答えられずに頭を下げた。
「いえ、大丈夫ですよ。続いて……」
バタン!
そんな音と共にスーツを着た男性がまた一人駆け込んできた。
「警部! 犯人が見付かりました!」
「なんですって!? 誰だったの?」
「ガイシャの叔父でした!」
「そうなのか……すまなかったな、もう大丈夫だ。貴重な時間をくれてありがとう」
「いえいえ、こちらこそ……なんの力にもなれずごめんなさい」
「いいんだよ、もう、捕まったからね……」
犯人が捕まったという報を聞いてきよみは安心した。
そして、きよみは自宅に帰ることになった。
──きよみは自宅に帰り、それから学校へ向かった。たけるは居なかった為、一人で登校した。
そして、きよみは学校で授業を受けてはいたが、たけるが居ないため、授業に集中は出来なかった。
ゆなの話もあまり耳に入ってこなかった。その日の授業を全て終わらせ、家に帰った。
そして、たけるのことが気になったが、自分にはどうにも出来ないと思い、その日は何もせずに終わった。
──たけるさんは……? たけるさんは大丈夫なのだろうか?
きよみはふとそんな疑問を抱いた。彼氏が心配なのだ。
ただそれだけな純情である。
彼女の姿は可愛いものであった。
しかし、その彼女の笑顔が消え去る出来事が近い未来に起きるとはつい知らず、彼女はたけるが帰ってくる事を心から信じ、その目を閉じた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
両隣の幼馴染が交代で家に来る
みらいつりびと
恋愛
両親がタイへ行く。
父親が3月上旬に上司から命じられた。4月1日からバンコクで勤務する。
うちの父と母はいわゆるおしどり夫婦というやつで、離れては生きていけない……。
ひとり暮らしの高校2年生森川冬樹の世話をするため、両隣の美しい幼馴染浅香空と天乃灯が1日交代で通ってくる。
冬樹は夢のような春休み期間を過ごし、空と灯は火花を散らす。
幼馴染三角関係ラブストーリー。全47回。
俺をフッた女子に拉致されて、逃げ場のない同棲生活が始まりました
ちくわ食べます
恋愛
大学のサークル飲み会。
意を決して想いを告げた相手は、学内でも有名な人気女子・一ノ瀬さくら。
しかし返ってきたのは――
「今はちょっと……」という、曖昧な言葉だった。
完全にフラれたと思い込んで落ち込む俺。
その3日後――なぜか自分のアパートに入れなくなっていた。
俺にだけツンツンする学園一の美少女が、最近ちょっとデレてきた件。
甘酢ニノ
恋愛
彼女いない歴=年齢の高校生・相沢蓮。
平凡な日々を送る彼の前に立ちはだかるのは──
学園一の美少女・黒瀬葵。
なぜか彼女は、俺にだけやたらとツンツンしてくる。
冷たくて、意地っ張りで、でも時々見せるその“素”が、どうしようもなく気になる。
最初はただの勘違いだったはずの関係。
けれど、小さな出来事の積み重ねが、少しずつ2人の距離を変えていく。
ツンデレな彼女と、不器用な俺がすれ違いながら少しずつ近づく、
焦れったくて甘酸っぱい、青春ラブコメディ。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
ナイスミドルな国王に生まれ変わったことを利用してヒロインを成敗する
ぴぴみ
恋愛
少し前まで普通のアラサーOLだった莉乃。ある時目を覚ますとなんだか身体が重いことに気がついて…。声は低いバリトン。鏡に写るはナイスミドルなおじ様。
皆畏れるような眼差しで私を陛下と呼ぶ。
ヒロインが悪役令嬢からの被害を訴える。元女として前世の記憶持ちとしてこの状況違和感しかないのですが…。
なんとか成敗してみたい。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる