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第八話 ~二人でバイトです!~
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カップルとなった二人は一学期を二人で楽しく過ごす。そんな中夏休みに入った。
八月十日、ドーナツ専門店のミセスドーナツにてアルバイトとして働いている一人の少女がいた。
きよみである。
そんな店舗へ見覚えの少年が一人入店してきた。たけるだ。
「いらっしゃいませー。本日はポイント二倍です。ぜひポイントカードのご利用をお願いします」
たけるが自動ドアを通ると、放送が流れる。
彼は、レジを見て表情を硬くする。そう、きよみである。
たけるときよみは、数か月前に遊園地で付き合う事になったカップルなのだ。
二人は、付き合い始めてからというもの、カップルらしいことはあれ以来何一つしていなかった。
それが、ここまで話が飛んでしまう理由の一つである。
きよみは、たけるをみとめると、目を疑った。彼が来るとは思ってもいなかったからである。
店長に一言、たけるの事を手短に伝え、少しの時間持ち場を離れることを伝え、たけるを連れて店の外へ向かった。
「え、え、え、どうしたの?!」
「い、いやね……普通にアルバイトしてるんだよ」
たけるの問いに、きよみは普通に答える。
「そんな話聞いてないけれど……」
「だって、言ってないもーん。当然じゃん」
「言ってよ……言ってくれても良かったよね……?」
きよみの答えにたけるはムスーっとした表情を浮かべる。
「じゃあ俺もアルバイト始めるよ。求人してるのかな……?」
「最近アルバイトの人が辞めてたりしてて人手が足りないって店長さん言ってたし、多分受け入れてもらえると思う……よ?」
「そっか、店長さんにちょっと会ってみるよ」
きよみの返答を聞いたたけるはその後、店長と話をし、様々な手続きを経て採用へと至った。
その間約三日。夏休みが始まったばかりの出来事であった──。
☆☆☆ ★★★ ☆☆☆
夏休みも終わりに近づき、八月の末になった。給料日となった二人は八月分の給与を見て驚きの声を上げた。
二人とも大体九万を超えていた。*1 今回は、二人とも夏休みという事で、ほぼ毎日シフトに入っており、その日数はおよそ二十日程度。そして一日に大体五時間の勤務をしていた。
そうして二人が稼いだお金を店長は手渡しで渡す。
☆☆☆ ★★★ ☆☆☆
給料を受け取った二人は、帰路に着く。時間はすでに夜で時計は十九時を過ぎていた。そんな中でたけるは夕食について考え始めていた。
二人のバイト先は駅前のドーナツ店である。そのため、近くには沢山の飲食店が立ち並んでいる。
時間もそこそこの時間のため、彼は夕食を取ってから帰宅することをきよみに考案する。
彼女は最初、良い案だと首肯したが、間髪入れずに何かを思い出したのかハッとした表情を浮かべ、申し訳なさそうに謝る。
きよみはすでに母親へ夕食を作ってもらうようにお願いをしていたのである。
たけるは、それを聞いて、別の休日に食事に行くことを提案したのであった──。
☆☆☆ ★★★ ☆☆☆
*1……2022.1/2早朝現在、インディード様情報による。同系統店舗・時給960。
八月十日、ドーナツ専門店のミセスドーナツにてアルバイトとして働いている一人の少女がいた。
きよみである。
そんな店舗へ見覚えの少年が一人入店してきた。たけるだ。
「いらっしゃいませー。本日はポイント二倍です。ぜひポイントカードのご利用をお願いします」
たけるが自動ドアを通ると、放送が流れる。
彼は、レジを見て表情を硬くする。そう、きよみである。
たけるときよみは、数か月前に遊園地で付き合う事になったカップルなのだ。
二人は、付き合い始めてからというもの、カップルらしいことはあれ以来何一つしていなかった。
それが、ここまで話が飛んでしまう理由の一つである。
きよみは、たけるをみとめると、目を疑った。彼が来るとは思ってもいなかったからである。
店長に一言、たけるの事を手短に伝え、少しの時間持ち場を離れることを伝え、たけるを連れて店の外へ向かった。
「え、え、え、どうしたの?!」
「い、いやね……普通にアルバイトしてるんだよ」
たけるの問いに、きよみは普通に答える。
「そんな話聞いてないけれど……」
「だって、言ってないもーん。当然じゃん」
「言ってよ……言ってくれても良かったよね……?」
きよみの答えにたけるはムスーっとした表情を浮かべる。
「じゃあ俺もアルバイト始めるよ。求人してるのかな……?」
「最近アルバイトの人が辞めてたりしてて人手が足りないって店長さん言ってたし、多分受け入れてもらえると思う……よ?」
「そっか、店長さんにちょっと会ってみるよ」
きよみの返答を聞いたたけるはその後、店長と話をし、様々な手続きを経て採用へと至った。
その間約三日。夏休みが始まったばかりの出来事であった──。
☆☆☆ ★★★ ☆☆☆
夏休みも終わりに近づき、八月の末になった。給料日となった二人は八月分の給与を見て驚きの声を上げた。
二人とも大体九万を超えていた。*1 今回は、二人とも夏休みという事で、ほぼ毎日シフトに入っており、その日数はおよそ二十日程度。そして一日に大体五時間の勤務をしていた。
そうして二人が稼いだお金を店長は手渡しで渡す。
☆☆☆ ★★★ ☆☆☆
給料を受け取った二人は、帰路に着く。時間はすでに夜で時計は十九時を過ぎていた。そんな中でたけるは夕食について考え始めていた。
二人のバイト先は駅前のドーナツ店である。そのため、近くには沢山の飲食店が立ち並んでいる。
時間もそこそこの時間のため、彼は夕食を取ってから帰宅することをきよみに考案する。
彼女は最初、良い案だと首肯したが、間髪入れずに何かを思い出したのかハッとした表情を浮かべ、申し訳なさそうに謝る。
きよみはすでに母親へ夕食を作ってもらうようにお願いをしていたのである。
たけるは、それを聞いて、別の休日に食事に行くことを提案したのであった──。
☆☆☆ ★★★ ☆☆☆
*1……2022.1/2早朝現在、インディード様情報による。同系統店舗・時給960。
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