幼なじみとルームシェアする事になりました。

メロン箱

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初めての…

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ゴールデンウィークが終わり学校がはじまった。

 「久しぶり!休みの間に連絡もくれなかった裕翔くん」
「久しぶり!涼太も家族旅行に行ってたんだろ?」
 「そうだけど…お前だけ真夜ちゃんに会ってたんだろ?」
「おう、花梨にも会ってたぞ?」
 「ちっ、なんちゃってリア充しやがって…」
「旅行もいいだろ!どこに行ったんだよ?」
 「家族で温泉だよ。出会いなんて何も無かったよ…」
「温泉もいいな…」
 「そんなこと言って、真夜ちゃん誘う気だな!」
「どうだろうな、行くとしても親も連れていくかもな」
 「幼なじみって羨ましいな…」

たしかに、温泉でまったりするのも良いかもしれない。


他の友達とも久しぶりの挨拶を交わして、帰る頃に真夜からメッセージが届いた。
「早く帰るから、急いでね~!」

なんだろ??
急いで、待ち合わせ場所の近くのコンビニに向かった。
真夜は手を振って、早くっ!って叫んでいる。
「どうした?何かあったのか??」
「もぉ~!朝に今日はパパが買ってくれたベッドが届くって言ったよね?」
「あっ、今日だったな!でも、朝にそんな事言ってたか?」
「起こした時に言ったじゃん!」
「あっ、ごめん。多分、起こされて半分、夢の中で聞こえてないわ」
「じゃあ、明日からはちゃんと起きてくださいね。」

とりあえず、2人で急いで帰った。

ベッドをどこに置くか決めた。
真夜は服や荷物が多い事や、花梨が来た時にストレッチの話をされたから、部屋は広い方がいいと思って、俺の部屋に置くことになった。

「裕翔の布団使わなくなるね…お客さん用にする?」
「そもそも、お客さん来るか?」
「ん~、花梨とか?」
「真夜と寝るだろ?」
「それもそうだね。。。私たちって意外と寂しい生活なのかな?」
「2人で居たら寂しくないだろ。」
「まぁ、そうだね!」

配達業者の人が来る前に、布団を整理してベッドの位置を決めた。

「私が壁側がいいなっ!」
「それは、寝る時に決めたらいいんじゃね?まぁ、落ちたら困るし、真夜は壁側が定位置だけどな。」
「家だと壁にくっ付いてなきゃ眠れなかったんだよね。」
「そっか…じゃあ、今日から壁にくっ付いて寝るか?」
「いいの?」
「いいよ!」
「ほんとに?」
「そうしたいんだろ?」
「裕翔はいいの?」
「いいよ!別に」

ニヤニヤして、真夜は話してくる。俺にくっ付いてって言わせたいんだろう。言わねーよ?
どうせ、くっついて来るし。

「ふぅ~ん。いつも腕枕してくれて、腕辛かった?」
「いや?そんなことないぞ?」
「いつも、辛いかな?って思ってて。ごめんね。裕翔優しいから、そんな事、言えないよね。」
「全然平気だぞ?暖かいし、しっくり来るし。」
「私は安心して眠れたんだけど。花梨来た時に1人で寝てたんだもんね。楽だったのかな…って気になってた」

ちがう…言わせたいんじゃなくて真夜なりに、気を使ってたんだな…

「そんなことないぞ?いつも居るのが当たり前に感じてたから。違和感あったけどな」
「裕翔も寂しかった?」
「まぁ、真夜が腕の中にいるのが当たり前になってたからな。寂しいと言えば寂しいな」
「へぇ、寂しかったんだぁ~、じゃあ腕の中で眠ってあげるよ、寂しがり屋の裕翔ちゃん!」

やられた!

「いつの間にそんな、人を騙すテクニック覚えたんだよ!」
「花梨に指摘されて、ちょっと練習してたぁ!」
「なんか、むかつく!」
「ごめんね~!でも嬉しいよ!」
「寝る時、覚えてろよ…強めにギュッとしてやる!」


そうこうしていると、ベッドが来た。
大きめと言っても、サイズはダブルだ。
シングルの布団と比較すると、50cmくらい幅が広くなっている。

ベッドは問題なく収納された。

夜ご飯を食べて、20時を少し過ぎていた。
いつもなら、テレビを見ている時間だが

「ねぇ、裕翔!ベッド行こうよ!」
「早くね?」
「いいじゃん!」

23時頃に寝てたので全然早すぎる。
でも、真夜もワクワクしているから、ベッドに入った。
「すっごい、ふかふかぁ!」
「ベッドもだけど、真夜パパが買ってくれた敷布団のお陰だな」

壁と俺の間をゴロゴロしてる真夜

「子供かっ!」
「ふかふか、なんだもん!」

ちょっと、ウザイ…

「止まれっ!」
転がる真夜を捕まえた。

「捕まったぁ」
逃げようとするから、強めにギュッとしてやった。
「さっきの仕返しだ!」
「苦しくないもん!私もお返しだぁ~!ギューっ」
「こっちも、苦しくないぞ!」
「私、片腕だもん!」

真夜は馬乗りになってから、俺の首に手を回して抱きついて、ギュッとしてきた。
耳元でギューって言っているのが聞こえる。
苦しくはない。

頭を軽く撫でて、真夜の方を向いた。
「疲れたね。」
そう言って俺の方向いてきた刹那。

真夜の柔らかい物が俺の唇に重なった。

「んっ!」
「ん~」

2人とも目を見開いたまま、固まった。
唇と唇を重ねたまま。
動けなかった。

真夜の頭を抑えた。真夜は目を瞑る。
唇を動かすわけでもなく、ただ、唇を重ねて。
動けない?動かない?


ファーストキス。
事故によるキス。

真夜は何を考えてるんだろう。
俺はロマンチックとは、程遠い事を考えていた。

鼻でしか息ができない。鼻息が荒いって思われないように、唇じゃなく、鼻息に集中していた。

1分くらいだったと、思う。それでも長く感じた。

真夜から唇を離した…

「はぁ~、はぁ~。苦しかった…」
「俺も…」
「私の鼻息…大丈夫だった?」
「うん。キスって鼻でしか息出来ないんだな」
「ねっ、どうするんだろうね?」

「幼稚園の頃は良くチューしてたのにね。」
「そうだっけ?」
「私の初めてのチュー奪ったのに覚えてないの?」
「幼稚園の時はノーカンだろ?」
「じゃあ、今は?」
「俺のファーストキスだけど、幼なじみだしな。昔もやってたなら。どうだろうな?ノーカン?」
「私も幼稚園も大学もファーストキスは裕翔だよ。ノーカンなの?」
「いや、待てよ?キスじゃない!これはチューだ!」
「そうだねっ!チューだね」

真夜はまたチューしてきた。
「吸う時は口でしたらいいよ!」
「あとは、吐く時の鼻息問題だなっ!」
「ねっ!唇カサカサになってきた。」

自分の唇を舐める真夜が色っぽく見えた。

「裕翔もカサカサだよ?」

俺の唇を舐める真夜

「真夜のヨダレだろ!」
「嫌だった?」
「嫌ではないけど。」
「幼なじみに、嫌だって言われたらショックだよ」
「言わないよ。付き合ってた彼女と、もしキスしてて、舐められたら嫌だったかもな。」
「それ、私も思う!」
「幼なじみってカテゴリーは楽だよな」
「うん。幼なじみだと、大抵の事は出来ちゃうもんね。親達に感謝だね。」
「だなっ。あとは、キスとチューの違いもあるな!」
「うん!キスは恥ずかしいけど、幼なじみならチューは出来るもんね!」

ベッドではしゃいでいると、気がつけば22時になっていた。
部屋の電気を消して、ベッドの電気を付けた。

「この灯りが柔らかく感じる…すぐに眠れそう」
「わかる。じゃあ、寝るか」
「うん。裕翔おやすみ」
「おやすみ真夜」

おやすみのチューをした。

離すタイミングが分からず、苦しくなって離れて笑い合っていた。

最後に真夜は軽くチュッとしてきた。

なるほど。軽くしたらいいんだなっ!

朝、苦しくて起きると。
真夜が俺を起こす為にチューをしてきていた。

優しく真夜を抱き寄せた。
チューをしながら、2度寝して、
大学で初めての遅刻をした。

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