幼なじみとルームシェアする事になりました。

メロン箱

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ずっと2人で…

2人きりの旅行

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6月24日

こうゆう時は男は何をしてたらいいんだろう。
分娩室で俺は真夜の手を握りしめて、汗を拭いてあげる。

まひろが出てくる所を見たいけど、真夜に恥ずかしいから見ないでって言われて…

こうゆう事を言ったら、子供だって言われるから言わないけど。
女医さんや男の研修医が見てるのに俺が見れないのって…

医者だし、エロい目で見てないのはわかるけど。
出産は感動の場であって、そうゆう邪心を持つ俺がダメなのは分かってるんだけど・・・・・
そう思うパパは俺だけじゃないと思う。

女医さんを選んだのに、結局これか・・・・・

「真夜がんばれ!」
「うん!もう少しでまひろに会えるね…」


いよいよってなると、苦しそうな真夜。
代わってあげたいって思うけど。
手をにぎりしめる事しか出来ない。

そして・・・・・まひろの鳴き声が響き渡った。

感動?嬉しい??
もちろん!

でも、真夜の苦しそうな顔が笑顔になって。
俺は正直ホッとした。

看護師さんに抱かれたまひろが真夜の胸に乗せられて。
真夜は優しく抱きしめた。

「まひろ?やっと会えたね。これからよろしくね!」

真夜は胸をはだけて、まひろと肌を重ねた。

微笑ましい。

研修医よ…お前は見るなって思ったのも内緒にしておこう。
ヤキモチなのは自覚してるけど・・・・・

病室に戻ると、母さん達が入ってきた。

いや・・・・・泣きすぎて喋れてないだろ…

言葉が出てくるまで時間が掛かったけど。

「真夜、ありがとう。お疲れ様」
「私達の孫をありがとうね。」


数日後、真夜は無事に退院し、俺達は真夜の実家に泊まることにした。

授乳以外は母さん達が、ずっとまひろを抱いている。
真夜は笑顔でそれを見つめて。
泣き出すと、真夜が抱くと泣き止んでいた。

俺ももちろん!抱っこしたけど。

あれだけ楽しみにしていた父さんは・・・・・

「抱っこしたいけど…怖くて出来ない」
「俺も見てるだけで幸せだよ。」

「父さん達も楽しみにしてただろ!」

「いざ、目の前にいるとそれだけで幸せなんだぞ?裕翔だって抱くの怖いだろ!」
「まぁな」

「そんなに心配しなくても大丈夫だよ!」

真夜の手から真夜パパへまひろが移った。

硬直状態の真夜パパ・・・・・
そのまま父さんへ

硬直したまま・・・・・

「いや!息はしろよ!」

無言で頷いてから真夜の腕にまひろは戻って行った。

子供に対しては男って全くダメなのかもな・・・・・

臨月ギリギリまでは仕事をするって言ってる花梨が家にやってきた。

「病院でね!性別わかったよ!!」
「お昼に私と花梨で行ってきたのよ。」
「なんだよ。母さんは知ってんのかよ」
「当たり前じゃない。一緒に住んでるんだもの。」

「それでどっちだったのぉ??」
「男の子だったよ!!」
「おぉ!私と裕翔みたいになるかもね!」
「うん!幼なじみで~将来結婚しちゃったら、私と真夜も家族になるのかなぁ!!」
「そうだね!!名前花歩って書いて、はるく、でいいの??」
「うん!はるく、ちゃんと皆に挨拶してねぇ」

花梨はふっくらしたお腹をさすった。

「あっ動いた!」

真夜も母さんも真夜母も花梨のお腹を触ってる。
男組はそれを眺めていた。


仕事から帰ると、最初にしっかりと手洗いをして。
除菌してから、まひろの元に向かう。

真夜が授乳してるのに、全然エロく見えないのは何故だろう。
今までなら、おっぱいを出してたら触ってたのに・・・・・

まひるに乳首の位置を指で指して教えてあげるけど。
エロい感じはない。
むしろ、授乳をずっと見ていれる。

授乳する真夜の頭を撫でながら、まひろを見る。
俺の幸せだった。

8月に入って・・・・・まひろは俺の姿を見て笑うようになった。

これは…パパ大好きっ子になるな!

「パパ大好きになれるといいね?」
「いや、もう好きだろ?」
「まだ、ママが良いみたいだよ?」
「ママには負けるな…」

「あんた達はホントに仲良しだねぇ。その調子でまひろもちゃんと育てるんだよ!」
「うん!」
「大分落ち着いてきたし、あんた達もちょっとゆっくりしてきたら?」
「ゆっくり?」
「ほらっ、産後のケアもあるし。2人で温泉にでも行ってきたら?花梨もいるし。まひろは私達で見てるからね?」
「あっ!そうだね!!女将さんにも報告したい!!」


まひろを母さん達に任せて、俺と真夜は温泉に行くことにした。

「裕翔?何かあったら大変だし車で行ったらいいじゃない?」
「う~ん。2人で行く時は電車とバスで行きたいんだ」
「せっかく車も買ったのに勿体ないじゃない?まひろだって何があるか分からないんだし。」
「遥?2人の産後の旅行なんだから。運転させて疲れちゃうのもダメじゃない?それにゆっくりさせてあげようよ。」
「まぁそうなんだけどね?なんかねぇ」
「私達は秋にまひろも連れて、裕翔に連れていってもらいましょ?出産前に花梨にも山の空気を吸わせてあげたいし」
「そうね…わかったわ。」


母さんは車で行く事を勧めてきたけど。
俺と真夜は電車に乗って温泉へと向かった。


電車からバスに乗り継いで。
トンネルをいくつかくぐり抜けて。

1番長いあのトンネルが見えてきた。

真夜は俺の手をしっかりと握りしめて。

「俺は真夜もまひろも、生涯かけて守り抜くからな!」
「うん!もう2人きりの旅行ってしばらく出来なくなっちゃうから、たくさん甘えちゃうね!」
「おう!頑張ってまひろを産んでくれたしな!俺にできることは何でもするから!」

トンネルに入って。俺達は更に強く手を握った。
ずっと2人で寄り添っていこう。

トンネルの出口から漏れる明かりが大きくなった。
一瞬、辺りは暗くなって。

トンネルを抜けた先は幻想的な景色が広がっていた。

俺は真夜の手をしっかりと握りしめて。

「真夜、行こうか。」
「うん、裕翔」
「真夜・・・・・愛してるよ」
「私も愛してるよ!裕翔…」

2人で手を繋いで歩き始めた。




………………………………………

数年後・・・・・

夜翔ないと待ってよ~」
「まひろ!待ってるから走ったら危ないよ!」

「この子達も、もう5歳になったのね。」
「あっママ!」
「こうやって見ると、ホントに裕翔と真夜の小さい時にそっくりねぇ」
「うん、このまま良い幼なじみになってくれたら嬉しいなぁ!そうしたら、私はいつかこの子達もルームシェアさせてあげよ!」


幼なじみのルームシェアはしっかりと子供達へ受け継がれていく。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次話で最終話です。
その後は後日談になります
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