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第三章~真実~
学くんとの出会い
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「今日から教育実習として3人の先生を迎えてます。では、ひとりひとり……」
体育館に校長先生の声が響いてる全校集会。
「ねぇ、あの人かっこいいね」
周りの女の子たちの視線は1人の教育実習生に向けられてた。
大学四年生だろうから、あたしたちより5個上の22さい。
みんなと同じようなスーツを着ているのに、彼だけはなぜかひときわ目立ってた。
切れ長の目に、黒色の短髪。
スーツの着こなし方も上品でキマってる。
それでいて、そこに立つだけでなぜか色っぽさを持っている。
──ドクン
人をみて胸が波打つのは初めてのことだった。
……なにこれ。
なんで、こんなにドキドキしているの?
彼は壇上にいて、こんなにも離れているというのに。
時たま、生徒のあたしたちの姿を見るときに目があったかもしれないなんてありえないことも考える。
そして、その度にドキドキが募る。
これ、きっとみんなの言う「かっこいい」と同じだよね。
「なんか今日、ボーっとしてね?」
放課後の生徒会室。
あたしは書記として1年生の頃から生徒会に入っている。
きっかけは、いまの生徒会長であるひとつ年上の霧島燿に誘われたから。
「別にぼーっとなんてしてないよ」
燿くんにそう返事をして、書類をまとめる。
燿くんと知り合ったきっかけはなんだったか。
気づけば、入学してからの学校生活。
生徒会室にいることが多くなってた。
あたしはクラスに友達はいないから。
ここで燿くんと過ごす毎日が実は好きだったりする。
「入るぞー」
生徒会顧問の田代先生がドアを開けて入ってくる。
「教育実習にきた遊佐くん、俺が担当することになったからここも任せるからよろしくねー」
「よろしくお願いします」
田代先生の後から、爽やかな笑顔で朝の体育館で胸を波打たせた人が入ってくる。
「あー、女子がめっちゃ騒いでた実習生じゃん」
燿くんが彼の横に歩いていく。
ふたりが並ぶとなんだかそこが輝いている。
顔の整った人たちってすごい。
自分には出せない雰囲気だなと思う。
「君が生徒会長?」
「あ、はい。霧島といいます」
燿くんがペコっと頭を下げる。
「えーっと……」
あたしに視線が注がれて、ただそれだけなのにかぁぁっと顔が熱くなっていくのがわかる。
「こいつは書記の……「鈴野ちとせさん、だよね?」
燿くんの言葉の途中であたし名前を言う。
「え……?」
どうして、あたしの名前を知っているのだろう。
でも、いまはそれよりも名前を呼ばれたことが嬉しくて仕方ない。
「はは、どうして名前知ってるのか不思議そうな顔してるね」
遊佐先生は、とても爽やかな顔をして笑った。
「おいー、俺お前の担任だぞー」
横から口を挟んできたのは、田代先生。
「あー……」
「田代ちゃんがちとせの担任だから、遊佐先生もちとせのクラスに入るってことか」
言葉がうまくでてこないあたしの代わりに、燿くんが言葉を続けてくれる。
体育館に校長先生の声が響いてる全校集会。
「ねぇ、あの人かっこいいね」
周りの女の子たちの視線は1人の教育実習生に向けられてた。
大学四年生だろうから、あたしたちより5個上の22さい。
みんなと同じようなスーツを着ているのに、彼だけはなぜかひときわ目立ってた。
切れ長の目に、黒色の短髪。
スーツの着こなし方も上品でキマってる。
それでいて、そこに立つだけでなぜか色っぽさを持っている。
──ドクン
人をみて胸が波打つのは初めてのことだった。
……なにこれ。
なんで、こんなにドキドキしているの?
彼は壇上にいて、こんなにも離れているというのに。
時たま、生徒のあたしたちの姿を見るときに目があったかもしれないなんてありえないことも考える。
そして、その度にドキドキが募る。
これ、きっとみんなの言う「かっこいい」と同じだよね。
「なんか今日、ボーっとしてね?」
放課後の生徒会室。
あたしは書記として1年生の頃から生徒会に入っている。
きっかけは、いまの生徒会長であるひとつ年上の霧島燿に誘われたから。
「別にぼーっとなんてしてないよ」
燿くんにそう返事をして、書類をまとめる。
燿くんと知り合ったきっかけはなんだったか。
気づけば、入学してからの学校生活。
生徒会室にいることが多くなってた。
あたしはクラスに友達はいないから。
ここで燿くんと過ごす毎日が実は好きだったりする。
「入るぞー」
生徒会顧問の田代先生がドアを開けて入ってくる。
「教育実習にきた遊佐くん、俺が担当することになったからここも任せるからよろしくねー」
「よろしくお願いします」
田代先生の後から、爽やかな笑顔で朝の体育館で胸を波打たせた人が入ってくる。
「あー、女子がめっちゃ騒いでた実習生じゃん」
燿くんが彼の横に歩いていく。
ふたりが並ぶとなんだかそこが輝いている。
顔の整った人たちってすごい。
自分には出せない雰囲気だなと思う。
「君が生徒会長?」
「あ、はい。霧島といいます」
燿くんがペコっと頭を下げる。
「えーっと……」
あたしに視線が注がれて、ただそれだけなのにかぁぁっと顔が熱くなっていくのがわかる。
「こいつは書記の……「鈴野ちとせさん、だよね?」
燿くんの言葉の途中であたし名前を言う。
「え……?」
どうして、あたしの名前を知っているのだろう。
でも、いまはそれよりも名前を呼ばれたことが嬉しくて仕方ない。
「はは、どうして名前知ってるのか不思議そうな顔してるね」
遊佐先生は、とても爽やかな顔をして笑った。
「おいー、俺お前の担任だぞー」
横から口を挟んできたのは、田代先生。
「あー……」
「田代ちゃんがちとせの担任だから、遊佐先生もちとせのクラスに入るってことか」
言葉がうまくでてこないあたしの代わりに、燿くんが言葉を続けてくれる。
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