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第三章
修学旅行二日目 4
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二日目に回る観光地もすべて回り、ホテルに帰ってきた後。
「ねえねえ木村君、好きな子っているー?」
「はっ!? 急になんだよ!?」
「……。」
俺はずっと枕に顔を埋めてるけど、隼人と翔はコイバナをするようです。
「ふふっ、昨日萊にも言ったんだけどね?
俺の好きな子、うさぎみたいにかわいいんだー。」
「え、それって……」
ぼふっと布団を頭からかぶり、丸くなる。
それでも聞こえてくる会話に、俺の心はズタズタだ。
「でね、ずっと好きだったんだけどようやくあっちにも届いたみたいで―……」
「やっぱり気づいてんのかよ……とんだ腹黒だな。」
「たぶん、今日あたり来るんじゃないかなーって思って待ってるんだー。」
今日……? 今日、隼人は好きな子から告白、されるのか……?
翔も相手が分かっているようで、なぜ言ってくれなかったのかと少し腹が立つ。早めに言ってくれれば、こんなに傷つかないで済んだのに……!
「は? どうやるんだよ、それ。」
「ふふふ、来なかったら行くまで、なんだけど……」
そこまで隼人が話したところで、コンコンコンという控えめなノックが聞こえた。
「ほら、きた。
行ってくるねー」
「あっ、おい!?」
隼人はすたすたと玄関へ行く。布団の隙間から覗き見た隼人は、本当に幸せそうな笑顔だった。
「あっ、あの!
今……時間、あいてる……?」
「うん、空いてるよ。」
「ちょっと……話したいことがあるんだ。」
「わかった。」
「じゃあ、――」
ドアの開く音がして、女の子の声がする。戸惑いながらも隼人をきちんと誘い、ドアが閉まる音がして声が聞こえなくなった。
誰、だろう。うさぎみたいな子。隼人があそこまで言うくらいだ、すごくかわいいんだろうな。
「……ライライ、行かなくて……いいのか?」
「気に、なる……けど、」
「なら、行った方がいいと思うぞ。
……たとえ敗れるとしても、蹴りつけろよ。」
……そう、か。
確かに、蹴りつけないと俺、ずっとメソメソしてそうだ。そうなると、幼馴染にも戻れなくなる。それは……ヤダ。
「……行ってくる。」
「おう。場所はたぶん一階ホールの柱の影だぞー。あそこ、人目につかねーから。」
「うん……!」
覚悟を決めて、行こう。
俺は布団から出て、言われた場所に向かった。
「ねえねえ木村君、好きな子っているー?」
「はっ!? 急になんだよ!?」
「……。」
俺はずっと枕に顔を埋めてるけど、隼人と翔はコイバナをするようです。
「ふふっ、昨日萊にも言ったんだけどね?
俺の好きな子、うさぎみたいにかわいいんだー。」
「え、それって……」
ぼふっと布団を頭からかぶり、丸くなる。
それでも聞こえてくる会話に、俺の心はズタズタだ。
「でね、ずっと好きだったんだけどようやくあっちにも届いたみたいで―……」
「やっぱり気づいてんのかよ……とんだ腹黒だな。」
「たぶん、今日あたり来るんじゃないかなーって思って待ってるんだー。」
今日……? 今日、隼人は好きな子から告白、されるのか……?
翔も相手が分かっているようで、なぜ言ってくれなかったのかと少し腹が立つ。早めに言ってくれれば、こんなに傷つかないで済んだのに……!
「は? どうやるんだよ、それ。」
「ふふふ、来なかったら行くまで、なんだけど……」
そこまで隼人が話したところで、コンコンコンという控えめなノックが聞こえた。
「ほら、きた。
行ってくるねー」
「あっ、おい!?」
隼人はすたすたと玄関へ行く。布団の隙間から覗き見た隼人は、本当に幸せそうな笑顔だった。
「あっ、あの!
今……時間、あいてる……?」
「うん、空いてるよ。」
「ちょっと……話したいことがあるんだ。」
「わかった。」
「じゃあ、――」
ドアの開く音がして、女の子の声がする。戸惑いながらも隼人をきちんと誘い、ドアが閉まる音がして声が聞こえなくなった。
誰、だろう。うさぎみたいな子。隼人があそこまで言うくらいだ、すごくかわいいんだろうな。
「……ライライ、行かなくて……いいのか?」
「気に、なる……けど、」
「なら、行った方がいいと思うぞ。
……たとえ敗れるとしても、蹴りつけろよ。」
……そう、か。
確かに、蹴りつけないと俺、ずっとメソメソしてそうだ。そうなると、幼馴染にも戻れなくなる。それは……ヤダ。
「……行ってくる。」
「おう。場所はたぶん一階ホールの柱の影だぞー。あそこ、人目につかねーから。」
「うん……!」
覚悟を決めて、行こう。
俺は布団から出て、言われた場所に向かった。
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