わたしと犬と猫とツバメとその他もろもろの話

omoti

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犬 1

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凄く昔のことなのに今もよく覚えてる

私は小学生2年の夏、家で飼っていた犬のリリーに頭からガブリとやられてしまった

理由は私がリリーに抱きついて頭をグリグリ押し付けたのが嫌だったのではないかと。

中型犬のリリーが噛みついた頭を離してくれるまで小さな私は動けなかったが、しばらくしてペッて捨てられた

自分の足でヨタヨタ家の中に入りおじいちゃんを見つけた途端自分大泣き。
この辺はとくに鮮明!
動揺するおじいちゃんと血だらけの私は二人ともパニックパニックだ。

パニックじーちゃんは電話に手を伸ばす!
相手は農協だ!
町内放送をかけてもらい畑にいる息子を召喚する!

今思うと「救急車呼べや」と言いたくなるけど過去の事だ。おじいちゃんも頑張ったはずだししょうがない、はずだ。

その後父により無事に病院へたどり着いた私は手術室のようなところで寝かされ、明るいライトに照らされた。
いつのまに麻酔されたのか暗転・・


麻酔から覚めた私のテンションは多分いやかなり高かったと思う。
包帯が巻かれた頭に左目には眼帯、点滴。
あれだ、病弱(違う)な女の子だ!

年頃の娘さんだったら体に傷がついて嘆くところ、幸か不幸か小学生の私は自分に酔っていた。
バカすぎる。

病弱(違う)な私は溜息をついて窓の外を眺めたりする。

あの時、凧祭りが見えたな~


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