神を従えし者たち

真崎 遥也

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第2章 魔姫の救済

第7話 変わり果てた魔王

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俺は魔族のリーダー的なやつを倒した後、アルとヘラクレスには本州を半分ずつに分け魔族の侵攻を止めてもらっている。俺は北海道と九州への侵攻を止めるべく空間魔法で向かう。

転移は1分くらい準備が必要なのでその間に学園に結界を張っておく。

「一応幹部クラスまでなら防げる。もしそれ以上のやつが来たら連絡してくれ。」

「分かりました。貴方も気をつけてくださいね。」

「ああ。」

転移の準備が完了しすぐ転移を開始する。

ここから九州までなら1分でつくだろう。しかし、あることが気になる。

(魔族は何故日本に対してこの量の人数を送り付けたんだ?)

日本は確かに世界で1桁に入る強国だ。しかし、だからといって流石に多すぎる。

(まさか、あれを狙っているのか?)

あれは国宝どころの話ではない。世界でも持っている国は5つもないだろう。

あれとは、神さえも知らない力を持つ『未知の宝具アグノース・スィサヴロス』と呼ばれる物である。それがあれば世界征服が可能どころか世界の滅亡すらも可能である。

『未知の宝具』を持つ国同士による協定があるため均衡が保たれているが、魔族に奪われると恐らくいいように使われるだろう。

(それだけは阻止しないとな・・・)

今着いたところである。俺はアイツに会いに行くために福岡へと向かう。

「いた!」

俺は急いで沙月の元へ向かう。



side.沙月

「もう何なのよ!」

突然魔族が侵入してきた。九州だけでその数一万は超えるだろう。

「こんな時和葉が居れば・・・」

和葉は『ラッパ吹き』の1人であり、SSSランクでもある。彼がいれば百人力であるのに・・・

父さんは今ヨーロッパに飛んでいるため助けには来ない。

「皆さん!ここから早く避難してください!」

その時、1人の魔族が私を殺そうと剣を振りかぶった。

「そんな・・・」

(助けて、和葉!!)

「沙月!!」

背後には魔族ではなく、ここに居ないはずの和葉がいた。

side out.



沙月が危ない!!

「間に合え!「空間崩壊」!!」

魔族ごと空間を崩壊させる。一時的に穴が開くが、すぐに塞がれる。

「沙月!!」

「か、和葉!」

沙月が抱きついてきた。怖かったんだろうな。

「すまない。遅くなった。」

「大丈夫よ。どうしてここに?」

「SSSランクとしての初の仕事だ。」

「そういう事ね。そう言えば邪龍王は大丈夫だった?」

「あぁ。」

俺はここで本題を伝える。

「今から魔族を殲滅する。その為に住民を避難させてほしい。」

「分かったわ!」

俺は沙月に力を貸すことにした。

「手を出してくれ。」

キョトンとしながら手を出す。

「我と契約せし魔物、天龍帝『ハーレリウム』我が友に力を貸せ!」

すると、沙月の手には紋章が現れた。

「これは何?」

「俺と契約している天龍帝を一時的に貸す契約だ。」

「て、天龍帝!?Xランクの魔物じゃない!!!」

すごく驚いている。ていうか胸ぐらを掴まないでくれ・・・

「とにかく時間が無い!レリーを呼び出してくれ。」

「分かったわ。」

そして現れたのは・・・

「久しぶりです、ご主人様。この方に力を貸せば宜しいのですね?」

龍角が生えた美女だった。髪は金髪でロングであり、金眼である。

「あぁ。頼んだよ。」

「か、和葉?」

「俺は早速行ってくる。頼むぞ!!」

「和葉ー!!!」



県単位で約1000ずつ割り振られていた。

「一掃していきたいが人がな・・・」

地道に倒すことにした。

今自分が王子の格好をしているということを忘れていたため気づいてないが、光魔法をたまたま使っていたため、その光景を観ていた人々によって後に『光臨せし貴公子』という通り名で呼ばれることになる。



俺は高千穂にある『未知の宝具』が眠っている神社へと向かった。

すると先客がいた。

「何故こんな所に人間が?」

2人居るな・・・1人はなんだ?色々なものが合成されている。

「まあいい。ただの雑魚だろう。すぐ殺してやるよ。」

そう言い一気に間合いを詰めてきたので剣で弾き返す。

「何!?今のを防ぐだと?」

「お前らは誰だ?」

「教える意味が本当はないがその強さに免じて教えてやろう。私の名はハルス。新生魔国の宰相をさせてもらっている。」

俺に攻撃仕掛けた方はハルスと言うらしい。

「魔王はどうした?あいつがこんなとこする訳ないだろう?」

すると奴は笑い出した。

「ハハハハハッ!!!元魔王とどういう仲か知らないがすぐ目の前にいるじゃないか。」

「ガ、ガガァ。」

「魔王はなぜそのような姿なんだ?」

「実験によるもだよ。私たちに甘いこの方は私たちが出した料理に薬が盛られていることに気づかず、憐れな姿となったのだよ。」

それを聞いた時、俺の中で何かが切れる音がした。

「そうか。来い、『ヴァ二ダリウス』」

現れたのは漆黒のコートを纏った少年だった。しかし、彼は最強の神の一角である、虚無神『ヴァニダリウス』だ。

「久しぶりだね。和葉。今回は元の姿に戻ってるんだね。」

「御託はいい。神装武装だ。」

「はいよ。」

俺はダリウスが来ていた漆黒のコートを纏った。

「そ、その姿は!!」

「思い出したか?俺は『虚無の還元者』だ。」

こいつらだけは許さない・・・

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