神を従えし者たち

真崎 遥也

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第5章 Φως διάσωσης από την απελπισία είναι ένα ψέμα

第2話 『イスカリオテ』と真相

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「・・あれ?」

目覚めると知らない天井である。辺りを見渡してみるとどうやらどこかの救護室のようだ。

「目覚めたか。」

そこに現れたのは『ヘクトプロドスィア』のリーダークロウズと白星由佳だ。

「なぜ俺をここへ?」

「貴方が死にかけてたからよ。それと預言にあったから、ね。」

なるほど、なぜあんな所にいたのか疑問だったがこれで晴れたな。

「今回、お前には仲間になって欲しくて来てもらった。地球最強のお前にな。」

「何かむず痒いな。お断りだ、と言いたいところだけど裏切られたばかりだ。もしかするとこの組織には元々あいつらのこと知ってんじゃないかと思うんだ。話だけでも聞こうと思う。」

ここからはひとりでに語らせてもらおうと言い話を続けた。

「我々のボスはおそらくお前も知ってるお方だ。それは置いとくとして、奴ら、マギカと呼ばれる生命体は知ってるか?」

「超高次元生命体としか。」

「それも正解なのだろうが本当は違う。奴らは古代文明の生き残りだ。元々この世界には神は三千ほどいた。最初の神々が今の呼ばれている原初の神だ。」

「しかし、原初の神を除いた殆どの神が殺された。マギカによってな。ついには神にまで成り代わろうとした。それが今、神と呼ばれている奴らだ。元々の神は実は人の固定概念によって作り出されたのだ。簡単に言うと概念そのもの。」

「だからと言ってその概念が無くなると消滅する訳では無い。そもそももう存在しているからその概念が消せないのだ。」

「その為奴らは生き残った神を洗脳、と言うよりは記憶を書き換えた。元々仲間だったようにな。でも原初の神には通じなかった。だから契約を結んだ。6千年の時の間はこのことを口外せぬと。」

「安心してほしいのは君の契約している神は元々の神と穏健派、反対派だ。」

ここまで話して頭がこんがらがってしまっている。

「ここからが本題だ。我々の頭の中で最近妙な記憶が蘇るのだ。初めてした経験のはずなのに、何故か以前にもしたことあるような。そこで、我等のボスは人類転生説を唱えた。唱えたと言っても公表した訳では無いが。」

「確かに経験がある。エリーを救う時、何故かもう失敗しないみたいなことを思った。」

「お前にもあったか。」

「そこで!我々は貴殿、神前 和葉殿に組織に入ってほしいのだ。どうだろうか?」

まぁ答えは決まっていた。

「いいよ。但し、裏切らないでね?」

「あ、ありがとう!!では早速ボスの元へ案内しよう!」

組織のアジトは地下にあるようで、陽の光が入ることがない。面積は広く、かなりの人数が入れるようになっている。もしかすると多くの人々を救うためにしているのかもしれない。

「目の前の事に振り回されすぎだったな。」

今までの自分を叱った。

「ここがボスの部屋だ。」

トントン
「失礼します、彼を連れてきました。」

「どうぞ。」

入室すると、そこにいたのは

「さっきぶりかな?」

裏切ったはずの親友、壮馬であった。
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