神を従えし者たち

真崎 遥也

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第5章 Φως διάσωσης από την απελπισία είναι ένα ψέμα

第3話 辰島壮馬

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「やぁ。」

俺は驚きを隠せなかった。ずっと親友と思っていた壮馬は実は俺の敵だったはずだ。しかし、実はイスカリオテのボスと言うのだからびっくりする。

「お前もあいつらの仲間じゃないのか?」

「僕は別に彼らの味方では無いよ。僕自身人間だしね?マギカのフリをしてるだけだよ。」

俺はそれを聞き涙を流してしまう。

「よかっ、た。みんな、俺の元から離れてしまうんじゃないかって。」

父さんと母さんが亡くなり、その虚無感を埋めるため、俺強くなった。誰にも負けないために。しかし、それだけでは無理があった。そんな時出会ったのが壮馬たちだ。心の隙間を埋めてくれる大事な人たちだ。そんな人達に裏切られそうになりもう限界だった。

「いいんだよ。泣いても。」

俺は子供のように泣きじゃくった。






「ご、ごめんな。年甲斐もなく泣いてしまった。」

「別にいいさ。」

そう言えば、と俺は続ける。

「アスカは結局味方なのか?」

「うん。彼女も僕と一緒に潜入という形で潜んでたんだよ。いやぁ、あの時のアスカは面白かったよ。君が殺されそうになり、助かると知っていても泣きそうだったからね。」

なるほどな。元々俺は助けられる運命だったんだな。本当に壮馬たちには感謝してもしきれないな。

「アスカは今ある調査に向かってもらってる。帰ってくるのは来週かな?」

突然空気が変わる。

「ここからは真剣な話だ。マギカたちは今すぐには攻めてこない。だが、半年後には大規模な戦争が起きるだろう。そこで、君には大幅な実力向上をしてもらう。」

俺は限界まで鍛えた。なのでこれ以上は無理なはずだ。

「無理だ、という顔をしてるね。実は僕の家、辰島家にはある一つの術がある。禁術指定されてるけど、君にならその術を施せるはずだ。これは君の潜在能力を10倍にするものだ。」

「あともう一つある。それは君がよく知ってるはずだよ。」

俺が知っている、あぁ、その通りだ。俺の切り札とも呼べる。しかし、

「あいつは、今誓約で戦うことが出来ない。」

「それは君の現潜在能力による誓約だ。10倍まで引き上げることにより、君自身の器を広げることになる。」

「だが、俺は。」

「彼女を戦わせたくないんでしょ?」

お見通しか。

「あぁ、俺はカグヤを傷付けたくないんだ。」

カグヤ、赫夜姫は原初の神以上の力があり、おそらく全世界最強の神だ。彼女は純粋な神族であり、日本で置いての最高神である。

「今すぐには決めなくていい。まずは潜在能力解放させようか。」

壮馬、ありがとう。俺は心の中で強く思った。彼には色々してもらっている。カグヤの誓約も、ある事件によって暴走しかけた時に命からがらやってくれたものだ。

「あぁ、行くか!」


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