神を従えし者たち

真崎 遥也

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第2章 魔姫の救済

プロローグ

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「ねえ、父さん。どうして父さんはそんなに強いの?」

ある少年がそんな事を聞いた。

「それはね、父さんには守るべき人が居たからだよ。」

「守らなきゃいけない人がいるとなぜ強くなるの?」

「ーーー。もし母さんが誰かに襲われているとしよう。そんな時どうする?」

「もちろん助ける!」

さぞ当たり前だと言うように答える。

「もし、相手がとても強くて自分が弱かったらどうなる?」

「負けちゃう・・・」

「その通りだ。だけどね、人っていう生き物は自分の為だけでは頑張れないんだ。」

「何で?僕は自分のために勉強頑張ってるよ?」

「ハハッ。ーーーは偉いな。だけどさ、自分だけで強くなるには限界があるんだ。」

「何でなの?」

「いくら強くなるために鍛えたって、途中で必ず壁に当たる。その時、自分のためだけなら乗り越えれないだろう。」

「うん・・・」

「その時、思い出すんだ。僕はなんのために頑張ってるんだろう。そうだ、彼女を守らなければいけない。彼女のためにこの壁を乗り越えようとまた頑張り始めるんだ。」

「おぉー!!」

「しかし、乗り越えれない壁という物も存在する。その時はどうするか?それはね、どんな手を使ってでも越えるんだ。どんな手は言い過ぎたね。人の手でも無理矢理でも越えるんだ。ズルはダメだよ?ズルで乗り越えた壁の先は底が何も無い。着地点が無いんだ。つまり、人としての道を外してしまう。分かるかい?着地するには必ずしも両足を地面に付けなければならない。」

「ズルをして超えた壁には何も先は見えない。その先を目指すつもりが無くなってるんだ。」

「難しいよ・・・」

「そうだな。お前には少し早かったな。」

そう少年の父が言うと

「きっと分かる時が来るはずさ。ーーーは、僕らの息子なんだから。」

「それを聞いた少年は眠りにつくことにしたのだ。」
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