44 / 169
泉の谷
夢を現実にするために
しおりを挟む
谷の人たちは必死にビルを引き止めようとするが、ビルは私の手を引いて泉の谷から外へ出た。
私、やばいこと気づかせてしまったのでは。
「あの、すみません私、場を乱すことを言ったかも」
「何言ってるんですか。私とっても嬉しかったんですよ!謝らないで!」
「は、はい」
美少女に圧されて私は全力で頷いた。
「谷のエルフは病気のこともあって外に出るなんて発想が薄いんですよ。だから私も谷のために働くのが普通だと思ってて。でも、リビさんの言葉にはっ、とさせられたんです。私は泉から出られないエルフじゃないって。だって交渉のために泉の谷から出るように練習したんだもの。未だに外へは行かないエルフだってたくさんいるのに、私ならこうやって外に出られるの」
両手を広げて青空を仰ぐビルは子どものようにくるくると回った。
「ビル、転ぶぞ」
振り向けば精霊の森から出てくるトゥアがいた。
「お兄ちゃん」
「さっきの威勢は良かったな。さすがは俺の妹だ」
トゥアは私の隣に来ると、背中を思いっきり叩かれた。
「あんた、良いこと言うじゃん」
「え、そうですか?」
「でもな、シグレのとこに妹はやらねぇぞ。そもそも今日はシグレの顔を拝みに来たんだよ」
確かに今日は訓練の日でもうすぐシグレが来る予定だ。
喧嘩にならないといいけど。
私は不安になりながらシグレの到着を待った。
「リビさん、人が増えてませんか」
シグレは腕組みするトゥアと頬を染めるビルを見比べる。
「えと、彼はビルさんの兄で交渉人のトゥアさんです」
私が紹介するとシグレはトゥアにお辞儀をする。
「はじめまして、シグレと申します。白銀の国の王の側近…」
「詐欺師じゃねぇか」
トゥアの言葉に顔を上げたシグレは微笑みつつ首を傾げる。
「どういう意味でしょうか」
「面が良くて物腰が柔らかく笑顔を作るのが上手い。どう考えても詐欺師だろうが!お前みたいなやつに妹はやれねぇわ!!」
「お兄ちゃんやめてよ!!シグレさんに失礼じゃない!」
ビルがトゥアの腕を引っ張ろうとするがテコでも動かない。
「私はビルさんと良い仕事が出来ればと思っているんです。決して詐欺では」
「そんなこと言ってビルの能力を使いたいだけだろ!ビルに何させる気だよ」
シグレは私の顔を見て口を開く。
「先に説明したほうがいいですかね…」
「なんで私に聞くんですか…」
「今全ての現状を把握してるのが貴女だからです。白銀の国のことも泉の谷の中のこともリビさんが知っているでしょう」
私は少し考えてから魔守石の話をまずし始めた。
「…というわけでビルさんは今魔守石の加工と浄化両方できるというわけです」
その説明に驚いたのはトゥアだった。
「魔守石の加工もできるのか?」
「うん。図書館で鉱石について勉強してた時に知ったの。魔守石の加工は浄化に比べたら簡単だし、浄化の練習にもなるから。それに、魔力コントロールで困ってる子供を助けるなら、吸収しかできない魔守石でもいいって思ってたの」
「コントロールできずに表に溢れる魔力を吸収するという意味では理屈は理解できるが、それが子供たちの悩みに上手く利用できるかは分からないだろ」
「それは、お兄ちゃんの言う通り分からないの。」
表情が暗くなるビルにトゥアは慌てる。
「いや、悪いという意味ではないからな」
「うん。私は今まで一人で練習してきたし、その鉱石の効果の実証実験はしてない。自分で加工や浄化した鉱石を売買したこともないから、アイル先生に浄化出来てるって言って貰えたときには少し安心したの」
ビルはペンダントを握りしめ、ほっ、と息をついた。
シグレはその様子を見つつ、話を加える。
「ビルさんに売買経験がなくても、アイル先生のお墨付きであれば技術は問題なさそうですね。それでしたら、私にもお手伝いできると思います。この世界で困っている子供たちのために魔守石を売るという商売は今まで私は聞いたことがありません。需要さえあれば商売は可能ですから、情報収集からしていくのがいいと思います。前例の少ないことは一から方法を模索していくしかありませんが、焦らず進めていきましょう」
シグレの優しい言葉にビルが頷くのでトゥアがシグレを睨む。
「情報収集って、あんたそんなに顔が広いのかよ。白銀の国って、今まで結構閉鎖的だっただろ」
「私の場合、国の外に出ていた兵を監視する仕事もしていたので、いろいろな国に赴くこともしばしばありました。自国以外に知り合いもいますので、それとなく情報を集めることは可能です。それに、ビルさんもトゥアさんも交渉人でしょう。今までに築き上げた人脈を利用して、魔力コントロールについての話をしてみるのはいかがですか。商人というのは情報に敏感な人が多い。あらゆることにアンテナを張り巡らせて商売になる事柄を探しているはずです。それに、リビさんもいます。太陽の国で困っている話がないか情報を集めることができるんじゃないでしょうか」
シグレに話を振られた私は驚きつつも頷いた。
「はい、太陽の国だったらアイル先生や役所の人や国王に聞いてみることもできるかと思います」
「ね?ここにいる人だけでも集めることが出来る情報はたくさんありますよ。その情報を聞きつつ、需要の有無を確認するのも手ですよ」
「ありがとうございます、シグレさんもリビさんも」
声が震えるビルは泣かないようにしているのか、唇を噛んでいる。
谷の人たちの前では頑張っていたが、不安は大きかったのかもしれない。
谷の外に出ることは彼女の勇気だった。
一人で頑張らなくてはと、どこかで思っていたのかもしれない。
そんなことを思う必要はない。
一人で頑張るのは、本当に辛いのだから。
「おい、結局あんたがビルをどう利用すんのか聞いてねぇぞ」
トゥアの声に私はそうだった、とシグレを見上げる。
「そうですね、簡単に言えばビルさんには魔守石の加工と浄化を手伝って貰いたいんです」
「魔守石、ですか?白銀の国でも魔守石を何かに使ってらっしゃるんですか」
ビルの質問に頷いたシグレは治癒の鉱石についてビルとトゥアに説明した。
「治癒の鉱石の仕組みについてはお話できませんが、その元に使用される魔守石を増やしたり再利用するには加工と浄化が必要なんです。この治癒の鉱石も人々を救うための石なんです。その仕事をビルさんに手伝って貰いたいというお話です」
「手伝います!」
「即答するんじゃねぇよビル!!」
トゥアの言葉にひるむこともなくビルは兄の顔を真正面から見つめた。
「私はもう、この谷を出なければいけないかもしれない。外の世界に疎い私が生きていくためには、外の世界の人の協力が必要でしょ。それなら私はシグレさんに協力したい。」
トゥアは何かを言い返そうと口を開いて、それから言葉が詰まって出てこない。
そうして、やっと出てきた声は以前のビルのような小さな声だった。
「・・・じゃぁ俺も連れて行けよ」
「え、お兄ちゃん、何を言ってるの。お兄ちゃんまで谷を追い出されるなんてこと、そんなの」
「お前まで俺のこと置いていく気かよ!!」
トゥアはビルを抱きしめて、顔を肩口に埋めた。
「俺はビルの夢を応援したい。職人になることも、困ってる子供助けたいっていうのも、全部応援してやるから、側に・・・いたい」
「お兄ちゃん・・・」
抱き合う二人の手はお互いをぎゅっと握りしめていた。
そんな二人が17歳よりもずっと幼く見えたのは、さっきまでの気丈な振る舞いが自分たちを守るためのものだと知ったからだ。
私はシグレの肩を叩いて、二人から少し離れたところまできた。
何かを話しているビルとトゥアを眺めながらシグレはため息をつく。
「これじゃあ私は大切な妹を連れ去ってしまう悪者じゃないですか。谷の方たちと揉めたのは、私の想定の範囲外ですよ」
「それは分かってます。そもそもこれは、谷の人たちがあの子供たちに期待を背負わせたことによって起こりうることだったんです。珍しい能力を利用して谷の生業を安定させたいというのは、全部が悪いとは言いませんけど。それならそれで、彼女の背中を押してあげられたら、彼女だって谷のことを守りたいって思えるはずなのに。彼女は孤独になったとしても谷を出ようと決意するほど、あの谷はビルさんを縛っていたってことですよ」
兄のことを大切にしているはずなのに、その兄とも離れることを考えていたほどに彼女の覚悟は決まっていたのだ。
その覚悟を谷の人は感じ取れなかっただけ。
それだけのことだ。
ただ、きっかけを与えた私にも多少なりとも責任はある。
「ビルさんのこと、好待遇で迎えてくれるんですよね」
「ええ、もちろん。白銀の国は技術者や職人は昔から大切にされています。ヒサメ様はもっと、大切にして下さりますよ。」
私、やばいこと気づかせてしまったのでは。
「あの、すみません私、場を乱すことを言ったかも」
「何言ってるんですか。私とっても嬉しかったんですよ!謝らないで!」
「は、はい」
美少女に圧されて私は全力で頷いた。
「谷のエルフは病気のこともあって外に出るなんて発想が薄いんですよ。だから私も谷のために働くのが普通だと思ってて。でも、リビさんの言葉にはっ、とさせられたんです。私は泉から出られないエルフじゃないって。だって交渉のために泉の谷から出るように練習したんだもの。未だに外へは行かないエルフだってたくさんいるのに、私ならこうやって外に出られるの」
両手を広げて青空を仰ぐビルは子どものようにくるくると回った。
「ビル、転ぶぞ」
振り向けば精霊の森から出てくるトゥアがいた。
「お兄ちゃん」
「さっきの威勢は良かったな。さすがは俺の妹だ」
トゥアは私の隣に来ると、背中を思いっきり叩かれた。
「あんた、良いこと言うじゃん」
「え、そうですか?」
「でもな、シグレのとこに妹はやらねぇぞ。そもそも今日はシグレの顔を拝みに来たんだよ」
確かに今日は訓練の日でもうすぐシグレが来る予定だ。
喧嘩にならないといいけど。
私は不安になりながらシグレの到着を待った。
「リビさん、人が増えてませんか」
シグレは腕組みするトゥアと頬を染めるビルを見比べる。
「えと、彼はビルさんの兄で交渉人のトゥアさんです」
私が紹介するとシグレはトゥアにお辞儀をする。
「はじめまして、シグレと申します。白銀の国の王の側近…」
「詐欺師じゃねぇか」
トゥアの言葉に顔を上げたシグレは微笑みつつ首を傾げる。
「どういう意味でしょうか」
「面が良くて物腰が柔らかく笑顔を作るのが上手い。どう考えても詐欺師だろうが!お前みたいなやつに妹はやれねぇわ!!」
「お兄ちゃんやめてよ!!シグレさんに失礼じゃない!」
ビルがトゥアの腕を引っ張ろうとするがテコでも動かない。
「私はビルさんと良い仕事が出来ればと思っているんです。決して詐欺では」
「そんなこと言ってビルの能力を使いたいだけだろ!ビルに何させる気だよ」
シグレは私の顔を見て口を開く。
「先に説明したほうがいいですかね…」
「なんで私に聞くんですか…」
「今全ての現状を把握してるのが貴女だからです。白銀の国のことも泉の谷の中のこともリビさんが知っているでしょう」
私は少し考えてから魔守石の話をまずし始めた。
「…というわけでビルさんは今魔守石の加工と浄化両方できるというわけです」
その説明に驚いたのはトゥアだった。
「魔守石の加工もできるのか?」
「うん。図書館で鉱石について勉強してた時に知ったの。魔守石の加工は浄化に比べたら簡単だし、浄化の練習にもなるから。それに、魔力コントロールで困ってる子供を助けるなら、吸収しかできない魔守石でもいいって思ってたの」
「コントロールできずに表に溢れる魔力を吸収するという意味では理屈は理解できるが、それが子供たちの悩みに上手く利用できるかは分からないだろ」
「それは、お兄ちゃんの言う通り分からないの。」
表情が暗くなるビルにトゥアは慌てる。
「いや、悪いという意味ではないからな」
「うん。私は今まで一人で練習してきたし、その鉱石の効果の実証実験はしてない。自分で加工や浄化した鉱石を売買したこともないから、アイル先生に浄化出来てるって言って貰えたときには少し安心したの」
ビルはペンダントを握りしめ、ほっ、と息をついた。
シグレはその様子を見つつ、話を加える。
「ビルさんに売買経験がなくても、アイル先生のお墨付きであれば技術は問題なさそうですね。それでしたら、私にもお手伝いできると思います。この世界で困っている子供たちのために魔守石を売るという商売は今まで私は聞いたことがありません。需要さえあれば商売は可能ですから、情報収集からしていくのがいいと思います。前例の少ないことは一から方法を模索していくしかありませんが、焦らず進めていきましょう」
シグレの優しい言葉にビルが頷くのでトゥアがシグレを睨む。
「情報収集って、あんたそんなに顔が広いのかよ。白銀の国って、今まで結構閉鎖的だっただろ」
「私の場合、国の外に出ていた兵を監視する仕事もしていたので、いろいろな国に赴くこともしばしばありました。自国以外に知り合いもいますので、それとなく情報を集めることは可能です。それに、ビルさんもトゥアさんも交渉人でしょう。今までに築き上げた人脈を利用して、魔力コントロールについての話をしてみるのはいかがですか。商人というのは情報に敏感な人が多い。あらゆることにアンテナを張り巡らせて商売になる事柄を探しているはずです。それに、リビさんもいます。太陽の国で困っている話がないか情報を集めることができるんじゃないでしょうか」
シグレに話を振られた私は驚きつつも頷いた。
「はい、太陽の国だったらアイル先生や役所の人や国王に聞いてみることもできるかと思います」
「ね?ここにいる人だけでも集めることが出来る情報はたくさんありますよ。その情報を聞きつつ、需要の有無を確認するのも手ですよ」
「ありがとうございます、シグレさんもリビさんも」
声が震えるビルは泣かないようにしているのか、唇を噛んでいる。
谷の人たちの前では頑張っていたが、不安は大きかったのかもしれない。
谷の外に出ることは彼女の勇気だった。
一人で頑張らなくてはと、どこかで思っていたのかもしれない。
そんなことを思う必要はない。
一人で頑張るのは、本当に辛いのだから。
「おい、結局あんたがビルをどう利用すんのか聞いてねぇぞ」
トゥアの声に私はそうだった、とシグレを見上げる。
「そうですね、簡単に言えばビルさんには魔守石の加工と浄化を手伝って貰いたいんです」
「魔守石、ですか?白銀の国でも魔守石を何かに使ってらっしゃるんですか」
ビルの質問に頷いたシグレは治癒の鉱石についてビルとトゥアに説明した。
「治癒の鉱石の仕組みについてはお話できませんが、その元に使用される魔守石を増やしたり再利用するには加工と浄化が必要なんです。この治癒の鉱石も人々を救うための石なんです。その仕事をビルさんに手伝って貰いたいというお話です」
「手伝います!」
「即答するんじゃねぇよビル!!」
トゥアの言葉にひるむこともなくビルは兄の顔を真正面から見つめた。
「私はもう、この谷を出なければいけないかもしれない。外の世界に疎い私が生きていくためには、外の世界の人の協力が必要でしょ。それなら私はシグレさんに協力したい。」
トゥアは何かを言い返そうと口を開いて、それから言葉が詰まって出てこない。
そうして、やっと出てきた声は以前のビルのような小さな声だった。
「・・・じゃぁ俺も連れて行けよ」
「え、お兄ちゃん、何を言ってるの。お兄ちゃんまで谷を追い出されるなんてこと、そんなの」
「お前まで俺のこと置いていく気かよ!!」
トゥアはビルを抱きしめて、顔を肩口に埋めた。
「俺はビルの夢を応援したい。職人になることも、困ってる子供助けたいっていうのも、全部応援してやるから、側に・・・いたい」
「お兄ちゃん・・・」
抱き合う二人の手はお互いをぎゅっと握りしめていた。
そんな二人が17歳よりもずっと幼く見えたのは、さっきまでの気丈な振る舞いが自分たちを守るためのものだと知ったからだ。
私はシグレの肩を叩いて、二人から少し離れたところまできた。
何かを話しているビルとトゥアを眺めながらシグレはため息をつく。
「これじゃあ私は大切な妹を連れ去ってしまう悪者じゃないですか。谷の方たちと揉めたのは、私の想定の範囲外ですよ」
「それは分かってます。そもそもこれは、谷の人たちがあの子供たちに期待を背負わせたことによって起こりうることだったんです。珍しい能力を利用して谷の生業を安定させたいというのは、全部が悪いとは言いませんけど。それならそれで、彼女の背中を押してあげられたら、彼女だって谷のことを守りたいって思えるはずなのに。彼女は孤独になったとしても谷を出ようと決意するほど、あの谷はビルさんを縛っていたってことですよ」
兄のことを大切にしているはずなのに、その兄とも離れることを考えていたほどに彼女の覚悟は決まっていたのだ。
その覚悟を谷の人は感じ取れなかっただけ。
それだけのことだ。
ただ、きっかけを与えた私にも多少なりとも責任はある。
「ビルさんのこと、好待遇で迎えてくれるんですよね」
「ええ、もちろん。白銀の国は技術者や職人は昔から大切にされています。ヒサメ様はもっと、大切にして下さりますよ。」
22
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
辺境ぐうたら日記 〜気づいたら村の守り神になってた〜
自ら
ファンタジー
異世界に転移したアキト。 彼に壮大な野望も、世界を救う使命感もない。 望むのはただ、 美味しいものを食べて、気持ちよく寝て、静かに過ごすこと。 ところが―― 彼が焚き火をすれば、枯れていた森が息を吹き返す。 井戸を掘れば、地下水脈が活性化して村が潤う。 昼寝をすれば、周囲の魔物たちまで眠りにつく。 村人は彼を「奇跡を呼ぶ聖人」と崇め、 教会は「神の化身」として祀り上げ、 王都では「伝説の男」として語り継がれる。 だが、本人はまったく気づいていない。 今日も木陰で、心地よい風を感じながら昼寝をしている。 これは、欲望に忠実に生きた男が、 無自覚に世界を変えてしまう、 ゆるやかで温かな異世界スローライフ。 幸せは、案外すぐ隣にある。
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる