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組織の調査1
人魚の恋
とてつもなく久しぶりに来たような気もする太陽の国だが、なんら変わりのないように見える。
アイルの話ではおばあさまはよく中央の噴水広場を散歩しているらしく、昼にそこに行けば十中八九会えるというがどうだろうか。
町中を歩けば、町の人が振り返る。
ソラを連れているときもそうだったが、今はヒサメがいるからだろう。
私も白銀の騎士の服を着ているし、ヒサメは目立つし、あいも変わらずの視線といったところだ。
広場はたくさんの人で賑わっており、その中におばあさまがいた。
噴水のそばの椅子に腰掛けて、水が溢れるのを眺めている。
「こんにちは、あの、リビと言います。」
「ええ、こんにちは。あら、お嬢さんもしかして治療のときの」
どうやら覚えてくれていたらしくそれならこちらもスムーズに話ができる。
「はい、そうです。その後、腰の調子はいかがですか」
「ええ、もうすっかり良くなりました。あのときは遠くまで麻酔の薬草を取りに行ってくれてありがとうございます」
おばあさまは穏やかな人で、上品な物言いだ。
「いえ、治っているのでしたら良かったです。実は少しお話を伺いたくて参りました。その、お時間よろしいでしょうか。彼も一緒になんですけど」
おばあさまは視線を上げてヒサメを見ると微笑んだ。
「とても素敵な殿方を連れているのですね。ええ、時間ならいくらでもありますよ。うちにいらしてくださいな」
ヒサメはにこりと微笑むだけで、話は私に任せるようだ。
おばあさまについていき、家に上がらせてもらった。
庭には花がたくさん植えてあり、ガーデニングが趣味なのかもしれない。
おばあさまは紅茶を出してくれて、私とヒサメはふかふかの椅子に座らせてもらう。
おばあさまはその向かいのソファに座る。
「改めまして、私はミーカと申します。好きに呼んで下さいな。お若いお二人が私に聞きたいことがあるなんて何かしら」
ミーカにそう言われ、私は口を開く。
「実は私達は悪魔の儀式について調べています。もちろん、それを利用したいという意味ではなく情報収集としてです。アイル先生から、ミーカさんのほうが詳しいとお聞きして伺わせて頂きました」
ミーカは何度か頷いてそうして私達を見た。
「どこから話せばいいかしら。そうね、まずは私が人間の男性に恋に落ちたところから、かしら」
そう言ったミーカの瞳はビー玉のように透明に光っていた。
「まぁ、そこまで遡っても仕方がないわね。それじゃあ」
「いえ、ミーカ殿とその男性とのお話お聞かせ下さい」
「あら、そうですか?それなら、話そうかしら」
喋ったと思ったらミーカの馴れ初めが聞きたいらしい。
ヒサメ様、ほんと愛の話好きだな。
しかし、ミーカは嬉しそうなので私は何も言わず黙って聞くことにした。
「私と彼が出会ったのはずっとずっと昔。私が17の時でした。私の故郷は静寂の海でね、私は実は人魚なの。そして彼は、人間だったわ。」
「静寂の海、ですか。あの、数日前行ってきました。」
私は思わず話を挟んでしまったが、ミーカは上品に微笑んだ。
「あら、そうでしたの。昔は静かで穏やかな美しい海だったけれど、今はどうかしら」
「はい、波も穏やかな綺麗な海でした。すみません、途中で話に入ってしまって」
「いいのよ、故郷の話ができるなんて素敵なことですもの。今はもう、遠出なんてできる歳でもないから、行くことはできないけれど。変わらない美しい海だと分かって嬉しいわ。」
ミーカは目を細めて笑うと壁にかかっている絵を見上げる。
「彼も、その美しい海を見るために静寂の海に来たと言っていました。でも、それ以上に美しいものに出会ってしまったから描かせてくれ、なんて言われてしまったの。ふふ、ごめんなさいね。こういうのって恋バナっていうのかしら。おばあちゃんのこういう話、聞いてて楽しいかしら」
「ええ、素晴らしい恋の物語になりそうですね」
ヒサメはそう言うと壁の絵を見上げる。
その絵には照れて微笑む人魚と静寂の海が描かれている。
この人魚がミーカさんというわけだ、確かに美しい人魚だというのは一目でわかる。
「素晴らしい恋と言われると、どうかしら。私が若い頃は種族が違う者同士が惹かれ合うことは、あまりいい顔をされない時代だったの。今も、昔ほどではないにしろ異種婚に反対の人もいらっしゃるでしょう?あなた方も大変な思いをされているんじゃないかしら?」
ミーカにそう言われ、私は一瞬思考が停止した。
あ、ヒサメ様と私がそういう仲ってことか!?
気付いた瞬間に否定しようとしたが、私よりも先にヒサメが反応した。
「いつの世も種族の壁を取り払うのは難しい、ということですね。互いの文化や生き方が少し違うだけで、全てが違う生き物のように思ってしまう。相容れない存在だと突き放してしまう。本質は何も変わらないということに気づくまで時間がかかる。オレ自身も、そうして葛藤してしまうことばかりです」
閉鎖的だった白銀の国は今、変わろうとしている。
狼獣人しか入れなかったあの国に、人間である私やエルフであるビルが入れたのはヒサメが変えようとしているからだ。
種族の壁を取り払う、それはきっととてつもなく難しいことだ。
それが今よりももっと昔のことならばなおさらだ。
「そうよね、私もそうだったもの。人魚の皆から反対された私は陸に上がる決意をした。当時の静寂の海は陸に上がる人魚がほとんどいなかったの。というのも、人魚はとても人間に恐れられていた。それの原因はもっと遡って、戦争時代になるわね。あの時代、恐れられていた種族があったわ。それが、〈白銀の国の狼獣人〉そして〈清廉の海の人魚〉。この二つの種族は闇魔法を持っていて、さらに戦闘に長けていた。あの戦争をきっかけに恐れられるようになった二つの種族は、そののちの時代にも大きく影響を及ぼすことになったわ」
闇魔法を持っている種族をアイル先生から聞いたときに、この二つは有名な種族として挙げられていたのを思い出す。
有名になった理由は戦争だったのか。
「気を悪くしたらごめんなさいね。貴方も狼、なのよね」
「気を悪くするなんてとんでもない。歴史上、恐れられていた事実は揺るぎません。その背景を裏付けるように知らしめてきた王族がいるのもまた事実。その根底を覆すのが、これからオレが為すべきことですから。」
「あら、とても頼もしい答えだわ。貴方のような方がいてくれたならきっと、皆も変わっていくわね」
ヒサメの言葉にミーカはそう言って微笑むが、その表情には影が落ちる。
「その当時、そう言ってくれる人がいたなら違っていたかもしれないわ。人間からしてみれば、人魚は等しく同じ種族。危険で怖い存在だと歴史に刻まれているせいで、人間は過剰に人魚を陸から排除しようとした。人魚だと疑われたら最後、酷い暴力を受けて殺されることも少なくなかった。私と彼は隠れるように色んな所に移り住んで、危険と隣り合わせの生活をしていた。海に戻ろうかとも思ったのよ。だって、私と共にいる彼まで殺されるリスクがつき纏うんですもの。でも、戻れなかった。彼と離れるという選択が私には出来なかったのよ。それだけ、若かったということかしら」
ミーカは目を伏せて、ゆっくりと瞬きをする。
「色んな町を巡り、最後に太陽の国にたどり着いた。太陽の国は大きな国で、比較的よそからの者に寛大だったから、私たちはこの太陽の国に家を持つことにしたの。彼が絵を売って、私は花を売っていたわ。決して裕福ではないけれどささやかなその生活が幸せだった。あの日までは」
ミーカの声は震えている。
「あの日の朝、彼はいつものように行ってきますと言って仕事に行ったの。本当に何も変わらない朝、彼はあの扉から出ていった。そんな彼がいつも帰る時間になっても帰ってこない。国の外へ絵を売りに行くことはあったから、それで遅くなっているんだと自分に言い聞かせて彼の帰りを待った。けれど、どれだけ待っても彼はあの扉から帰ってくることはなかった。次の日の朝、彼の遺体が路地裏で見つかった。彼の体にはたくさんの痣があって、暴行を受けたことは明らかだった。犯人は酒に酔った人間だったわ」
次第に色を失っていくその声は、それでも穏やかだった。
「犯人はこう言った。“奴は人魚の絵を持っていた。人魚という悪い存在に憑りつかれているから目を覚ましてやろうと思った”って。私は言葉が出なかった。涙も出てこなかった。そうして、彼がいつものように扉を開けてくれるのを待ち続けていた。何もかも分かっていたのに、もう扉を開ける人がいないことを知っていたのに、この家でずっと。遺品を取りに行くことも出来ず、彼が埋められたお墓にも行けず、この家の中から動けなかった。そんな馬鹿なことをやめたのは、身ごもっていたのを知ったから」
ミーカは棚の写真を手に取った。
「それからはもう子供のことで手がいっぱい。わからないことだらけで、相談できる人もいなくて試行錯誤の繰り返し。でも、そのおかげで彼がいない悲しさを思い出さないようにできた。出来ていたはずだった」
困ったように微笑むとミーカは私とヒサメを見た。
「長々と昔話をしてごめんなさいね。ここからが、あなた方が聞きたいことの本番。娘がまだ幼い時、その人達は私の家に来たわ。“貴女の悲しみを救いに来ました”と言われたの」
アイルの話ではおばあさまはよく中央の噴水広場を散歩しているらしく、昼にそこに行けば十中八九会えるというがどうだろうか。
町中を歩けば、町の人が振り返る。
ソラを連れているときもそうだったが、今はヒサメがいるからだろう。
私も白銀の騎士の服を着ているし、ヒサメは目立つし、あいも変わらずの視線といったところだ。
広場はたくさんの人で賑わっており、その中におばあさまがいた。
噴水のそばの椅子に腰掛けて、水が溢れるのを眺めている。
「こんにちは、あの、リビと言います。」
「ええ、こんにちは。あら、お嬢さんもしかして治療のときの」
どうやら覚えてくれていたらしくそれならこちらもスムーズに話ができる。
「はい、そうです。その後、腰の調子はいかがですか」
「ええ、もうすっかり良くなりました。あのときは遠くまで麻酔の薬草を取りに行ってくれてありがとうございます」
おばあさまは穏やかな人で、上品な物言いだ。
「いえ、治っているのでしたら良かったです。実は少しお話を伺いたくて参りました。その、お時間よろしいでしょうか。彼も一緒になんですけど」
おばあさまは視線を上げてヒサメを見ると微笑んだ。
「とても素敵な殿方を連れているのですね。ええ、時間ならいくらでもありますよ。うちにいらしてくださいな」
ヒサメはにこりと微笑むだけで、話は私に任せるようだ。
おばあさまについていき、家に上がらせてもらった。
庭には花がたくさん植えてあり、ガーデニングが趣味なのかもしれない。
おばあさまは紅茶を出してくれて、私とヒサメはふかふかの椅子に座らせてもらう。
おばあさまはその向かいのソファに座る。
「改めまして、私はミーカと申します。好きに呼んで下さいな。お若いお二人が私に聞きたいことがあるなんて何かしら」
ミーカにそう言われ、私は口を開く。
「実は私達は悪魔の儀式について調べています。もちろん、それを利用したいという意味ではなく情報収集としてです。アイル先生から、ミーカさんのほうが詳しいとお聞きして伺わせて頂きました」
ミーカは何度か頷いてそうして私達を見た。
「どこから話せばいいかしら。そうね、まずは私が人間の男性に恋に落ちたところから、かしら」
そう言ったミーカの瞳はビー玉のように透明に光っていた。
「まぁ、そこまで遡っても仕方がないわね。それじゃあ」
「いえ、ミーカ殿とその男性とのお話お聞かせ下さい」
「あら、そうですか?それなら、話そうかしら」
喋ったと思ったらミーカの馴れ初めが聞きたいらしい。
ヒサメ様、ほんと愛の話好きだな。
しかし、ミーカは嬉しそうなので私は何も言わず黙って聞くことにした。
「私と彼が出会ったのはずっとずっと昔。私が17の時でした。私の故郷は静寂の海でね、私は実は人魚なの。そして彼は、人間だったわ。」
「静寂の海、ですか。あの、数日前行ってきました。」
私は思わず話を挟んでしまったが、ミーカは上品に微笑んだ。
「あら、そうでしたの。昔は静かで穏やかな美しい海だったけれど、今はどうかしら」
「はい、波も穏やかな綺麗な海でした。すみません、途中で話に入ってしまって」
「いいのよ、故郷の話ができるなんて素敵なことですもの。今はもう、遠出なんてできる歳でもないから、行くことはできないけれど。変わらない美しい海だと分かって嬉しいわ。」
ミーカは目を細めて笑うと壁にかかっている絵を見上げる。
「彼も、その美しい海を見るために静寂の海に来たと言っていました。でも、それ以上に美しいものに出会ってしまったから描かせてくれ、なんて言われてしまったの。ふふ、ごめんなさいね。こういうのって恋バナっていうのかしら。おばあちゃんのこういう話、聞いてて楽しいかしら」
「ええ、素晴らしい恋の物語になりそうですね」
ヒサメはそう言うと壁の絵を見上げる。
その絵には照れて微笑む人魚と静寂の海が描かれている。
この人魚がミーカさんというわけだ、確かに美しい人魚だというのは一目でわかる。
「素晴らしい恋と言われると、どうかしら。私が若い頃は種族が違う者同士が惹かれ合うことは、あまりいい顔をされない時代だったの。今も、昔ほどではないにしろ異種婚に反対の人もいらっしゃるでしょう?あなた方も大変な思いをされているんじゃないかしら?」
ミーカにそう言われ、私は一瞬思考が停止した。
あ、ヒサメ様と私がそういう仲ってことか!?
気付いた瞬間に否定しようとしたが、私よりも先にヒサメが反応した。
「いつの世も種族の壁を取り払うのは難しい、ということですね。互いの文化や生き方が少し違うだけで、全てが違う生き物のように思ってしまう。相容れない存在だと突き放してしまう。本質は何も変わらないということに気づくまで時間がかかる。オレ自身も、そうして葛藤してしまうことばかりです」
閉鎖的だった白銀の国は今、変わろうとしている。
狼獣人しか入れなかったあの国に、人間である私やエルフであるビルが入れたのはヒサメが変えようとしているからだ。
種族の壁を取り払う、それはきっととてつもなく難しいことだ。
それが今よりももっと昔のことならばなおさらだ。
「そうよね、私もそうだったもの。人魚の皆から反対された私は陸に上がる決意をした。当時の静寂の海は陸に上がる人魚がほとんどいなかったの。というのも、人魚はとても人間に恐れられていた。それの原因はもっと遡って、戦争時代になるわね。あの時代、恐れられていた種族があったわ。それが、〈白銀の国の狼獣人〉そして〈清廉の海の人魚〉。この二つの種族は闇魔法を持っていて、さらに戦闘に長けていた。あの戦争をきっかけに恐れられるようになった二つの種族は、そののちの時代にも大きく影響を及ぼすことになったわ」
闇魔法を持っている種族をアイル先生から聞いたときに、この二つは有名な種族として挙げられていたのを思い出す。
有名になった理由は戦争だったのか。
「気を悪くしたらごめんなさいね。貴方も狼、なのよね」
「気を悪くするなんてとんでもない。歴史上、恐れられていた事実は揺るぎません。その背景を裏付けるように知らしめてきた王族がいるのもまた事実。その根底を覆すのが、これからオレが為すべきことですから。」
「あら、とても頼もしい答えだわ。貴方のような方がいてくれたならきっと、皆も変わっていくわね」
ヒサメの言葉にミーカはそう言って微笑むが、その表情には影が落ちる。
「その当時、そう言ってくれる人がいたなら違っていたかもしれないわ。人間からしてみれば、人魚は等しく同じ種族。危険で怖い存在だと歴史に刻まれているせいで、人間は過剰に人魚を陸から排除しようとした。人魚だと疑われたら最後、酷い暴力を受けて殺されることも少なくなかった。私と彼は隠れるように色んな所に移り住んで、危険と隣り合わせの生活をしていた。海に戻ろうかとも思ったのよ。だって、私と共にいる彼まで殺されるリスクがつき纏うんですもの。でも、戻れなかった。彼と離れるという選択が私には出来なかったのよ。それだけ、若かったということかしら」
ミーカは目を伏せて、ゆっくりと瞬きをする。
「色んな町を巡り、最後に太陽の国にたどり着いた。太陽の国は大きな国で、比較的よそからの者に寛大だったから、私たちはこの太陽の国に家を持つことにしたの。彼が絵を売って、私は花を売っていたわ。決して裕福ではないけれどささやかなその生活が幸せだった。あの日までは」
ミーカの声は震えている。
「あの日の朝、彼はいつものように行ってきますと言って仕事に行ったの。本当に何も変わらない朝、彼はあの扉から出ていった。そんな彼がいつも帰る時間になっても帰ってこない。国の外へ絵を売りに行くことはあったから、それで遅くなっているんだと自分に言い聞かせて彼の帰りを待った。けれど、どれだけ待っても彼はあの扉から帰ってくることはなかった。次の日の朝、彼の遺体が路地裏で見つかった。彼の体にはたくさんの痣があって、暴行を受けたことは明らかだった。犯人は酒に酔った人間だったわ」
次第に色を失っていくその声は、それでも穏やかだった。
「犯人はこう言った。“奴は人魚の絵を持っていた。人魚という悪い存在に憑りつかれているから目を覚ましてやろうと思った”って。私は言葉が出なかった。涙も出てこなかった。そうして、彼がいつものように扉を開けてくれるのを待ち続けていた。何もかも分かっていたのに、もう扉を開ける人がいないことを知っていたのに、この家でずっと。遺品を取りに行くことも出来ず、彼が埋められたお墓にも行けず、この家の中から動けなかった。そんな馬鹿なことをやめたのは、身ごもっていたのを知ったから」
ミーカは棚の写真を手に取った。
「それからはもう子供のことで手がいっぱい。わからないことだらけで、相談できる人もいなくて試行錯誤の繰り返し。でも、そのおかげで彼がいない悲しさを思い出さないようにできた。出来ていたはずだった」
困ったように微笑むとミーカは私とヒサメを見た。
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