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真実の追究1
堕ちる
太陽の国から出たところで会ったのはレビンだった。
魔法学校の教師であり、魔法陣についての情報をくれた人。
そして、神の御言葉について調べてくれていたはずだ。
レビンは私とソラを見ると、お辞儀をした。
「国の中が騒がしくなり、王宮にリビさんが来ていると耳にして、こちらでお待ちしていました。お時間よろしいでしょうか。」
「勿論です、レビン先生。」
「神に近しい存在が現れ私たちに神の御言葉を授けて下さったように、悪魔にも同じことが出来れば悪魔の儀式の魔法陣について説明がつく。私はそのことを中心にして、文献や神の御言葉について調べました。神の御言葉には、人の在り方について、生きていく上で必要なものについて、道徳的な教えが多くありました。慈悲の心を持ち、慎ましやかに生きていれば神様は見て下さる。そして、我々下界の者の声を聞いて下さると書いてあります。」
神の御言葉に関しては、現代で聞いたことがあるような話でもある。
しかし、下界の者の声を聞いてくれるというのはこの世界だからこそだ。
その声を聞いて、神は国に加護を施すのだろう。
そして、こちらの願いに対し、肯定か否定を示す。
ヒサメの魔法が王族で引き継がれているのは、闇の神がそれを肯定した結果だ。
「神というのは平等であることが揺るぎない誓いのため、そうではないものは神ですらいられない、という話をしましたね。私はこのことについてなんの疑問も抱いていなかったのですが、ひとつ気になったのです。神ですらいられない存在となった場合、どうなるのか。あらゆる文献を読んで、神の御言葉を繰り返し読んで、分かったことは一言だけ。 ”そうでないものは堕ちる” これがどういう意味を持っているのか、私には分からないのです。」
堕ちる、と聞いて真っ先に思い浮かんだのは堕天使だ。
現代においての堕天使とは、天使が堕落し神に見放されたことによってなるものだったような。
そして、その堕天使が悪魔とされているはずだ。
しかし、この世界においては天使と悪魔は明確に違う種族として扱われているような気がする。
負の魔力を糧とする悪魔と、正の魔力を糧とする天使。
そして、真実は不明だがドウシュの言葉も気になっている。
残虐な死を与えた者は死んだら悪魔に、理不尽な死を迎える子供は天使に。
これが正しいと仮定すると、結局はどちらも元は死んだ人間ということにはなる。
違いは罪の重さだろうか?
「神が神ですらいられない状態があるなら、それと同等とされている上界も同じような条件があるかもしれないってことですよね。」
私の問いにレビンはゆっくりと頷く。
「その可能性はあります。神様だけに条件が課されているとはどうしても思えない。となるとおそらく、悪魔も天使も”そうでないものは堕ちる” はずです。しかし、それがどのような条件でなるのか。そして、堕ちればどうなるのか。それが分かりません。」
何も真実が明らかにならないことにレビン先生は落胆しているようだが、私はかなり重要なことを聞かされたような気がした。
「レビン先生、もしかしなくてもこれは、かなり重要なことだと思います。神様が神ですらいられない存在になるなら、悪魔と天使もそうではない存在になるという新しい事実じゃないですか。」
宗教という固定観念があるなかで、レビン先生は当たり前のことに疑問を持ってくれた。
だからこそ、その事実を知ることが出来ているのだ。
そういうものだ、と思っている状態ならば新しい発見は得られない。
疑問を持つことが、あらゆる事実を明確にしていく。
「いい線いってるわね。」
その声がすぐ後ろから聞こえて振り向けば、そこには占い師がいた。
「え、あ、あなた、なんで。」
戸惑う私の肩を掴む占い師は、私の顔を覗き込む。
「やっぱり傷残っちゃったのね。でもそれは貴女の覚悟の証だもの。誇りなさいね。」
占い師の顔はベールに隠れて見えないが、口元は微笑んで見えた。
そうして占い師は、レビンを見て手を雑に振った。
「悪いけどお嬢ちゃん、私はこの子に用があるの。これ以上話すこともないでしょう?お家に帰りなさいな。」
そう言われたレビンは目を丸くして、それから口調を強める。
「お嬢ちゃんだなんて、どういうつもりでそのようなことを。リビさんとはどういうお知り合いなのですか?私とリビさんは今、大切なお話を。」
「真実に辿り着くことはできないわ。だって、そういうものだから。」
「どういう意味です・・・?」
占い師は私の背中を押して、歩くように促してくる。
そうして、占い師はレビンに振り向いた。
「下界って、そういうものなのよ。」
私は占い師を押しのけて、レビンの前に戻ってくる。
「レビン先生、調べてくれてありがとうございます。あの、あの人悪い人じゃないんで、多分。でも、正直よく分からない人なんですけど。」
私がしどろもどろになっていると、レビンは優しい表情に戻っていた。
「私はまだまだ、調べが足りなかったみたいです。真実に辿り着けないなんて言われて引き下がるような教師ではありませんので。リビさんの何かの役に立てるように調査を続けていきます。どうか、お気を付けて。」
私はレビンの言葉に頷いて、占い師の元へと駆けていく。
「どこへ行くつもりですか。」
そんなことを問えば、占い師は大きな樹木を指さした。
「お嬢さんを待ってる子がいるのよ。まずはその子に会いに行きましょう。」
大きな樹木の下。
そこにいたのは黒羽鳥だった。
「え、どうしてここに!?」
駆け寄るとそれは、いつも私を乗せてくれていた黒羽鳥だった。
よく見れば何かを乗せていて、そこには手紙も入っていた。
リビさんへ
ソラさん専用の飛行用ベルトが完成しました。
直接お渡しできないのは残念ですが、お受け取り下さい。
まだヒサメ様はお戻りではないのですが、リビさんのことはお伝えしております。
どうか、何卒ご覚悟を。
ボタンより
その文面を見て、ご覚悟とは、と首を傾げる。
それから黒羽鳥の頭を撫でた。
「届けに来てくれてありがとうございます。いつも、本当に助かってます。」
そんなことを言えば黒羽鳥は、立ち上がった。
『どういたしまして。』
そんな声が聞こえて、私は二度見した。
「え、しゃべった?」
私の問いかけに黒羽鳥は答えるでもなく、飛んで行ってしまった。
すると、占い師が後ろから話し出す。
「魔法の力が上がってるのよ。ようやくここまで来たわね。長かったわ。」
呆れたようなその素振りに私は少しむっとした。
「どういう意味ですか。そもそも、あなた誰なんです。」
そう問いかければ占い師は、紫のベールを外して微笑んだ。
「私はハル。お嬢さんの魔法が強くなるまでずっと観察していたのよ。」
魔法学校の教師であり、魔法陣についての情報をくれた人。
そして、神の御言葉について調べてくれていたはずだ。
レビンは私とソラを見ると、お辞儀をした。
「国の中が騒がしくなり、王宮にリビさんが来ていると耳にして、こちらでお待ちしていました。お時間よろしいでしょうか。」
「勿論です、レビン先生。」
「神に近しい存在が現れ私たちに神の御言葉を授けて下さったように、悪魔にも同じことが出来れば悪魔の儀式の魔法陣について説明がつく。私はそのことを中心にして、文献や神の御言葉について調べました。神の御言葉には、人の在り方について、生きていく上で必要なものについて、道徳的な教えが多くありました。慈悲の心を持ち、慎ましやかに生きていれば神様は見て下さる。そして、我々下界の者の声を聞いて下さると書いてあります。」
神の御言葉に関しては、現代で聞いたことがあるような話でもある。
しかし、下界の者の声を聞いてくれるというのはこの世界だからこそだ。
その声を聞いて、神は国に加護を施すのだろう。
そして、こちらの願いに対し、肯定か否定を示す。
ヒサメの魔法が王族で引き継がれているのは、闇の神がそれを肯定した結果だ。
「神というのは平等であることが揺るぎない誓いのため、そうではないものは神ですらいられない、という話をしましたね。私はこのことについてなんの疑問も抱いていなかったのですが、ひとつ気になったのです。神ですらいられない存在となった場合、どうなるのか。あらゆる文献を読んで、神の御言葉を繰り返し読んで、分かったことは一言だけ。 ”そうでないものは堕ちる” これがどういう意味を持っているのか、私には分からないのです。」
堕ちる、と聞いて真っ先に思い浮かんだのは堕天使だ。
現代においての堕天使とは、天使が堕落し神に見放されたことによってなるものだったような。
そして、その堕天使が悪魔とされているはずだ。
しかし、この世界においては天使と悪魔は明確に違う種族として扱われているような気がする。
負の魔力を糧とする悪魔と、正の魔力を糧とする天使。
そして、真実は不明だがドウシュの言葉も気になっている。
残虐な死を与えた者は死んだら悪魔に、理不尽な死を迎える子供は天使に。
これが正しいと仮定すると、結局はどちらも元は死んだ人間ということにはなる。
違いは罪の重さだろうか?
「神が神ですらいられない状態があるなら、それと同等とされている上界も同じような条件があるかもしれないってことですよね。」
私の問いにレビンはゆっくりと頷く。
「その可能性はあります。神様だけに条件が課されているとはどうしても思えない。となるとおそらく、悪魔も天使も”そうでないものは堕ちる” はずです。しかし、それがどのような条件でなるのか。そして、堕ちればどうなるのか。それが分かりません。」
何も真実が明らかにならないことにレビン先生は落胆しているようだが、私はかなり重要なことを聞かされたような気がした。
「レビン先生、もしかしなくてもこれは、かなり重要なことだと思います。神様が神ですらいられない存在になるなら、悪魔と天使もそうではない存在になるという新しい事実じゃないですか。」
宗教という固定観念があるなかで、レビン先生は当たり前のことに疑問を持ってくれた。
だからこそ、その事実を知ることが出来ているのだ。
そういうものだ、と思っている状態ならば新しい発見は得られない。
疑問を持つことが、あらゆる事実を明確にしていく。
「いい線いってるわね。」
その声がすぐ後ろから聞こえて振り向けば、そこには占い師がいた。
「え、あ、あなた、なんで。」
戸惑う私の肩を掴む占い師は、私の顔を覗き込む。
「やっぱり傷残っちゃったのね。でもそれは貴女の覚悟の証だもの。誇りなさいね。」
占い師の顔はベールに隠れて見えないが、口元は微笑んで見えた。
そうして占い師は、レビンを見て手を雑に振った。
「悪いけどお嬢ちゃん、私はこの子に用があるの。これ以上話すこともないでしょう?お家に帰りなさいな。」
そう言われたレビンは目を丸くして、それから口調を強める。
「お嬢ちゃんだなんて、どういうつもりでそのようなことを。リビさんとはどういうお知り合いなのですか?私とリビさんは今、大切なお話を。」
「真実に辿り着くことはできないわ。だって、そういうものだから。」
「どういう意味です・・・?」
占い師は私の背中を押して、歩くように促してくる。
そうして、占い師はレビンに振り向いた。
「下界って、そういうものなのよ。」
私は占い師を押しのけて、レビンの前に戻ってくる。
「レビン先生、調べてくれてありがとうございます。あの、あの人悪い人じゃないんで、多分。でも、正直よく分からない人なんですけど。」
私がしどろもどろになっていると、レビンは優しい表情に戻っていた。
「私はまだまだ、調べが足りなかったみたいです。真実に辿り着けないなんて言われて引き下がるような教師ではありませんので。リビさんの何かの役に立てるように調査を続けていきます。どうか、お気を付けて。」
私はレビンの言葉に頷いて、占い師の元へと駆けていく。
「どこへ行くつもりですか。」
そんなことを問えば、占い師は大きな樹木を指さした。
「お嬢さんを待ってる子がいるのよ。まずはその子に会いに行きましょう。」
大きな樹木の下。
そこにいたのは黒羽鳥だった。
「え、どうしてここに!?」
駆け寄るとそれは、いつも私を乗せてくれていた黒羽鳥だった。
よく見れば何かを乗せていて、そこには手紙も入っていた。
リビさんへ
ソラさん専用の飛行用ベルトが完成しました。
直接お渡しできないのは残念ですが、お受け取り下さい。
まだヒサメ様はお戻りではないのですが、リビさんのことはお伝えしております。
どうか、何卒ご覚悟を。
ボタンより
その文面を見て、ご覚悟とは、と首を傾げる。
それから黒羽鳥の頭を撫でた。
「届けに来てくれてありがとうございます。いつも、本当に助かってます。」
そんなことを言えば黒羽鳥は、立ち上がった。
『どういたしまして。』
そんな声が聞こえて、私は二度見した。
「え、しゃべった?」
私の問いかけに黒羽鳥は答えるでもなく、飛んで行ってしまった。
すると、占い師が後ろから話し出す。
「魔法の力が上がってるのよ。ようやくここまで来たわね。長かったわ。」
呆れたようなその素振りに私は少しむっとした。
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