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堕ちた悪魔
二つの世界
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雄大にそびえる山々、神々の頂。
白銀の国が所有しているその山は、魔獣が暮らし、ブルームーンドラゴンが住処にしていると言われている。
そして、人が立ち入ることができないほどの毒を持った植物が自生していることから未開の地でもあった。
山の斜面に下り立ったペガサスはそれより上に進もうとはしなかった。
他の魔獣の気配に怯えているのかもしれない。
もしくは、毒を恐れているのかもしれない。
いずれにしても、これ以上ペガサスに乗って移動することが不可能だ。
「仕方ない、歩くしかないね。」
そう言ってペガサスを降りたアヴィシャの裾をペガサスが噛んで引き留めた。
「ああ、忘れてた。きみたちの子供は迷いの森のどこかだよ、見つかるといいね。」
飛び去ったペガサスたちは元来た空を急いで戻っていく。
疲れているのは明らかなのに、物凄い速さで彼らは見えなくなる。
「子供を人質にしていたんですね。」
「プライドが高い生物は簡単には乗せてくれないからね。それに、空を飛ぶ魔獣はあんまりいないから、探すのも一苦労だよ。」
アヴィシャは世間話のように言いながら山を登っていく。
悪びれもしないその様子に怒りが湧くのと同時に安心もした。
彼らが悪いという理由が、私の迷いを消してくれるから。
些細なことで揺らぐ私が悪いんだけど、それでも人間らしい一面を見てしまうとどうしても考えがぶれる。
彼らも私と何も変わらない日常を送っていたかもしれない。
そう考えただけで殺意が揺らぎそうなんだ。
「リビちゃん。」
アシャレラの小さな声で鞄の中を見て見れば、水晶のSOSの信号が途絶えていた。
これがどちらを示しているのか分からない。
成功した?それとも・・・。
私が何かを気に掛けていることに気づいたのか、アヴィシャは歩みを進めながら振り返る。
「リビはこの世界をどう思う?」
そんな思いがけない質問に私は首を傾げる。
「リビは転移者なのに、この世界の人々を人質にされて私たちについてきた。まだ日も浅いのに、この世界の人々がそれだけ大切になったってことなのかな。それとも、やっぱり贖罪かな。」
「私が均衡を崩したから、って話ですか。もし、そうでなかったとしても止める方法をアヴィシャしか知らないならこうするしかないでしょ。」
「自分が選んでいると思っている道が選ばされていると知っても、リビは平気な顔をしそうだね。」
「どういう意味ですか。」
足がもつれて、アシャレラに腕を掴まれる。
いつの間にか足元には雪が積もっていた。
「私は記憶をすべて引き継いでいると言ったね。でも、この1000年以上の時の中で生まれ変わったのはせいぜい100回程度。死んですぐに生まれ変わるときもあれば、100年以上生まれ変われないときもあった。その間どこにいたかというと、ほとんど天使だったよ。だから、色んな情報を手に入れることが出来たというわけだ。ちなみに生まれ変わるときは必ず、魔法のない世界だったよ。」
天使は上界の転移者、死んだ子供がなるものだったはずだ。
つまり天使になった後、何度も魔法のない世界に生まれ変わったことになる。
「死んだら魔法のある世界に来て、生まれ変わったら魔法のない世界で生きていたということですか?それが、魔力の器を持っている人間の転生の仕方ということですか?」
「器によって引き寄せられるんだろうね、魔法のある世界にさ。器を持っている私たちは本来は魔法のある世界に生まれるのが正しいはずなんだ。でも、リビも私たちも魔法のない世界に生まれてしまう。これが意図的なことだとしたら随分と振り回されているよね。」
「意図的とは?」
「下界に転移してきた光魔法と闇魔法の人間は強い魔法を持っている。それが転移のせいなのか、一度の死のせいなのか。原因はどれでもいいけど、強い光魔法がいれば、太陽の神殿は安泰だよね。」
強い光魔法を持つ転移者の皆は光の神官となって、祈りを捧げ続けている。
それは太陽の国が望んだ形だと思っていたが、太陽の神の望みでもあったということか。
いや、逆か。
太陽の神の望みが反映されて、国は光魔法を囲ってきたのか。
「この世界は、神様に振り回されているということですか。」
「この世界だけじゃない、魔法のない世界も同様だよ。だって、二つの世界は同じだから。」
歩きにくい雪道の中、息切れしながら登る私の頭は混乱している。
堕ちた悪魔は大して疲れを見せることもなく淡々と登っているので、私だけ置いていかれそうだ。
「世界が同じって、なんですか。」
「二つの世界は表裏一体なんだよ。つまり、二つの世界でバランスを取ってるってこと。そのうちの一つが、転移者という存在を生み出すことだったりしてね。私たちはわざと魔法のない世界に生まれさせられていて、器によって引き寄せられ転移する。そうすることで強い魔法持ちの転移者を作り出し、この魔法の世界を守るんだ。リビはまんまとこの世界を守るように行動させられている。嫌気がささないの?操り人形みたく、自分の意思はないの?」
「自分の意思ですよ、全部。均衡を保つための材料であることは既に知っています。それでも私は、自分で決めてここにいるんです。」
「それを選ばされてるって言ってるのに。分からないかな、可哀想に。」
アヴィシャは乾いた笑い声をあげると、指を差した。
「教会が見えてきたね、聖女はあそこにいるのかな?」
遠くに見える小さな教会。
それがあるということは火森の村の大工たちが教会を完成させ、ウミたちが無事に神々の頂に運んだということだ。
この山に教会があることを知らないはずなのに、アヴィシャは驚きもしない。
アヴィシャが封印について知っていた場合、この計画は困難になる。
それでも神々の頂に来たのは、太陽の神を呼び出すのに聖女が必要だからで。
どこまでこちらの計画がバレているのか分からないが、それでも結界の範囲内に連れて行かなければならない。
教会付近を範囲にしているはずだが、確証はない。
まだ光の加護はしていないはずだが、その範囲さえ分かれば結界の範囲も割り出せるはず。
教会にはヒカルが待機しているだろう。
自然魔法で協力してくれる人たちは、おそらく四方に待機しているはずだ。
もう少し近づいてから、ヒサメに合図を。
「リビはこのままでいいの?」
アヴィシャは急に歩みを止めると、空を見上げた。
見つめる先は、空にある大きなヒビだ。
確か、均衡を崩しているせいでヒビ割れているはずだ。
その割れ目が次第に広がって、空が崩れ始めている。
「また何かした?このままだと本当に世界が壊れそうだね。」
不気味なほどに口許を緩めるアヴィシャがそう言った瞬間。
水晶が光る。
〈暴走阻止 完了 死者ゼロ〉
各国で起こっていた魔法の暴走を止められた!!
つまり、それぞれの国にある魔法陣を全て壊したということだ。
喜びもつかの間、足元が大きく揺れる。
地震のようなその揺れは、空にあるヒビと連動している気がした。
「キュキュ!!」
聞き慣れたその声の方角に目を向ければ、ソラがこちらに飛んでくるのが見えた。
ソラに手を引かれ、堕ちた悪魔と距離を取ろうとする。
そんな私の手を掴んだのはアヴィシャだ。
「どこ行くの。」
そのまま強く手を引かれ、私の手を掴んでいたソラごと地面に投げられた。
斜面になっているところを転がり落ち、ソラと地面に伏す。
「ソラ、大丈夫!?」
「キュウ。」
体を起こしてソラに駆け寄るが、とりあえずは擦り傷だけのようだ。
まだ子供とはいえ、ドラゴンごと投げ飛ばすなんて堕ちた悪魔の物理的な力の強さは相当だ。
「リビの役割はこれからでしょ、ちゃんとついてきてよ。魔法の暴走を止めたいんでしょ。それとも・・・」
こちらに向かってゆっくり歩いてきていると思っていたアヴィシャは、目の前にいた。
「暴走を止められた?仕組みに気づいたってことかな。よく実行できたね、魔法陣を壊すなんて。でも、そのせいで太陽の神は怒ってるよ。」
大きく揺れる地面、ヒビ割れた空の隙間から見えるのは黒い闇だ。
あれが崩れたら一体どうなるのか。
空を見上げていた私の手首を掴んだアヴィシャは教会へと急ごうとする。
そうしてある一定まで進んだその時。
ソラが氷魔法を打ち上げた。
それを合図とするように、自然魔法が四方で発動するのが見えた。
その四方の魔法を見て、自分たちが立っている場所が光の加護の範囲に入ったことが分かる。
このまま光の加護が成功して、結界の魔法が発動すればそのまま封印できるはず。
そんな上手くいくはずないと思いながらも、私はそんな希望を抱かずにいられなかった。
当然、上手くいくはずはないのに。
自然魔法のによって加護の範囲は正確に分かっているはずなのに、いつまで経っても加護が形成されない。
ヒカルが失敗したのか、やり方が間違っているのか。
私はアヴィシャの手を振り払い、教会に走っていた。
ソラとアシャレラと共に、教会に急ぐ。
そうして、教会の扉を開けた先。
魔法陣の中心でヒカルは座っていた。
「ヒカルさん?」
声をかけても反応がない。
私は駆け寄って、そうしてヒカルの正面に膝をつく。
俯く彼女の肩を掴んで、ゆすろうとすると何かが地面に落ちる。
それは、ヒカルの口から零れる血液だった。
魔法陣の上に注がれる大量の血。
「ヒカルさん!!!しっかりして!!」
血止め?増血?何をすれば。
鞄の中身をひっくり返し、植物を取り出していると扉の方から笑い声がする。
「ハハハハ、神様っていつも残酷だよね。振り回される私たちってなんて可哀想なんだろうね。」
白銀の国が所有しているその山は、魔獣が暮らし、ブルームーンドラゴンが住処にしていると言われている。
そして、人が立ち入ることができないほどの毒を持った植物が自生していることから未開の地でもあった。
山の斜面に下り立ったペガサスはそれより上に進もうとはしなかった。
他の魔獣の気配に怯えているのかもしれない。
もしくは、毒を恐れているのかもしれない。
いずれにしても、これ以上ペガサスに乗って移動することが不可能だ。
「仕方ない、歩くしかないね。」
そう言ってペガサスを降りたアヴィシャの裾をペガサスが噛んで引き留めた。
「ああ、忘れてた。きみたちの子供は迷いの森のどこかだよ、見つかるといいね。」
飛び去ったペガサスたちは元来た空を急いで戻っていく。
疲れているのは明らかなのに、物凄い速さで彼らは見えなくなる。
「子供を人質にしていたんですね。」
「プライドが高い生物は簡単には乗せてくれないからね。それに、空を飛ぶ魔獣はあんまりいないから、探すのも一苦労だよ。」
アヴィシャは世間話のように言いながら山を登っていく。
悪びれもしないその様子に怒りが湧くのと同時に安心もした。
彼らが悪いという理由が、私の迷いを消してくれるから。
些細なことで揺らぐ私が悪いんだけど、それでも人間らしい一面を見てしまうとどうしても考えがぶれる。
彼らも私と何も変わらない日常を送っていたかもしれない。
そう考えただけで殺意が揺らぎそうなんだ。
「リビちゃん。」
アシャレラの小さな声で鞄の中を見て見れば、水晶のSOSの信号が途絶えていた。
これがどちらを示しているのか分からない。
成功した?それとも・・・。
私が何かを気に掛けていることに気づいたのか、アヴィシャは歩みを進めながら振り返る。
「リビはこの世界をどう思う?」
そんな思いがけない質問に私は首を傾げる。
「リビは転移者なのに、この世界の人々を人質にされて私たちについてきた。まだ日も浅いのに、この世界の人々がそれだけ大切になったってことなのかな。それとも、やっぱり贖罪かな。」
「私が均衡を崩したから、って話ですか。もし、そうでなかったとしても止める方法をアヴィシャしか知らないならこうするしかないでしょ。」
「自分が選んでいると思っている道が選ばされていると知っても、リビは平気な顔をしそうだね。」
「どういう意味ですか。」
足がもつれて、アシャレラに腕を掴まれる。
いつの間にか足元には雪が積もっていた。
「私は記憶をすべて引き継いでいると言ったね。でも、この1000年以上の時の中で生まれ変わったのはせいぜい100回程度。死んですぐに生まれ変わるときもあれば、100年以上生まれ変われないときもあった。その間どこにいたかというと、ほとんど天使だったよ。だから、色んな情報を手に入れることが出来たというわけだ。ちなみに生まれ変わるときは必ず、魔法のない世界だったよ。」
天使は上界の転移者、死んだ子供がなるものだったはずだ。
つまり天使になった後、何度も魔法のない世界に生まれ変わったことになる。
「死んだら魔法のある世界に来て、生まれ変わったら魔法のない世界で生きていたということですか?それが、魔力の器を持っている人間の転生の仕方ということですか?」
「器によって引き寄せられるんだろうね、魔法のある世界にさ。器を持っている私たちは本来は魔法のある世界に生まれるのが正しいはずなんだ。でも、リビも私たちも魔法のない世界に生まれてしまう。これが意図的なことだとしたら随分と振り回されているよね。」
「意図的とは?」
「下界に転移してきた光魔法と闇魔法の人間は強い魔法を持っている。それが転移のせいなのか、一度の死のせいなのか。原因はどれでもいいけど、強い光魔法がいれば、太陽の神殿は安泰だよね。」
強い光魔法を持つ転移者の皆は光の神官となって、祈りを捧げ続けている。
それは太陽の国が望んだ形だと思っていたが、太陽の神の望みでもあったということか。
いや、逆か。
太陽の神の望みが反映されて、国は光魔法を囲ってきたのか。
「この世界は、神様に振り回されているということですか。」
「この世界だけじゃない、魔法のない世界も同様だよ。だって、二つの世界は同じだから。」
歩きにくい雪道の中、息切れしながら登る私の頭は混乱している。
堕ちた悪魔は大して疲れを見せることもなく淡々と登っているので、私だけ置いていかれそうだ。
「世界が同じって、なんですか。」
「二つの世界は表裏一体なんだよ。つまり、二つの世界でバランスを取ってるってこと。そのうちの一つが、転移者という存在を生み出すことだったりしてね。私たちはわざと魔法のない世界に生まれさせられていて、器によって引き寄せられ転移する。そうすることで強い魔法持ちの転移者を作り出し、この魔法の世界を守るんだ。リビはまんまとこの世界を守るように行動させられている。嫌気がささないの?操り人形みたく、自分の意思はないの?」
「自分の意思ですよ、全部。均衡を保つための材料であることは既に知っています。それでも私は、自分で決めてここにいるんです。」
「それを選ばされてるって言ってるのに。分からないかな、可哀想に。」
アヴィシャは乾いた笑い声をあげると、指を差した。
「教会が見えてきたね、聖女はあそこにいるのかな?」
遠くに見える小さな教会。
それがあるということは火森の村の大工たちが教会を完成させ、ウミたちが無事に神々の頂に運んだということだ。
この山に教会があることを知らないはずなのに、アヴィシャは驚きもしない。
アヴィシャが封印について知っていた場合、この計画は困難になる。
それでも神々の頂に来たのは、太陽の神を呼び出すのに聖女が必要だからで。
どこまでこちらの計画がバレているのか分からないが、それでも結界の範囲内に連れて行かなければならない。
教会付近を範囲にしているはずだが、確証はない。
まだ光の加護はしていないはずだが、その範囲さえ分かれば結界の範囲も割り出せるはず。
教会にはヒカルが待機しているだろう。
自然魔法で協力してくれる人たちは、おそらく四方に待機しているはずだ。
もう少し近づいてから、ヒサメに合図を。
「リビはこのままでいいの?」
アヴィシャは急に歩みを止めると、空を見上げた。
見つめる先は、空にある大きなヒビだ。
確か、均衡を崩しているせいでヒビ割れているはずだ。
その割れ目が次第に広がって、空が崩れ始めている。
「また何かした?このままだと本当に世界が壊れそうだね。」
不気味なほどに口許を緩めるアヴィシャがそう言った瞬間。
水晶が光る。
〈暴走阻止 完了 死者ゼロ〉
各国で起こっていた魔法の暴走を止められた!!
つまり、それぞれの国にある魔法陣を全て壊したということだ。
喜びもつかの間、足元が大きく揺れる。
地震のようなその揺れは、空にあるヒビと連動している気がした。
「キュキュ!!」
聞き慣れたその声の方角に目を向ければ、ソラがこちらに飛んでくるのが見えた。
ソラに手を引かれ、堕ちた悪魔と距離を取ろうとする。
そんな私の手を掴んだのはアヴィシャだ。
「どこ行くの。」
そのまま強く手を引かれ、私の手を掴んでいたソラごと地面に投げられた。
斜面になっているところを転がり落ち、ソラと地面に伏す。
「ソラ、大丈夫!?」
「キュウ。」
体を起こしてソラに駆け寄るが、とりあえずは擦り傷だけのようだ。
まだ子供とはいえ、ドラゴンごと投げ飛ばすなんて堕ちた悪魔の物理的な力の強さは相当だ。
「リビの役割はこれからでしょ、ちゃんとついてきてよ。魔法の暴走を止めたいんでしょ。それとも・・・」
こちらに向かってゆっくり歩いてきていると思っていたアヴィシャは、目の前にいた。
「暴走を止められた?仕組みに気づいたってことかな。よく実行できたね、魔法陣を壊すなんて。でも、そのせいで太陽の神は怒ってるよ。」
大きく揺れる地面、ヒビ割れた空の隙間から見えるのは黒い闇だ。
あれが崩れたら一体どうなるのか。
空を見上げていた私の手首を掴んだアヴィシャは教会へと急ごうとする。
そうしてある一定まで進んだその時。
ソラが氷魔法を打ち上げた。
それを合図とするように、自然魔法が四方で発動するのが見えた。
その四方の魔法を見て、自分たちが立っている場所が光の加護の範囲に入ったことが分かる。
このまま光の加護が成功して、結界の魔法が発動すればそのまま封印できるはず。
そんな上手くいくはずないと思いながらも、私はそんな希望を抱かずにいられなかった。
当然、上手くいくはずはないのに。
自然魔法のによって加護の範囲は正確に分かっているはずなのに、いつまで経っても加護が形成されない。
ヒカルが失敗したのか、やり方が間違っているのか。
私はアヴィシャの手を振り払い、教会に走っていた。
ソラとアシャレラと共に、教会に急ぐ。
そうして、教会の扉を開けた先。
魔法陣の中心でヒカルは座っていた。
「ヒカルさん?」
声をかけても反応がない。
私は駆け寄って、そうしてヒカルの正面に膝をつく。
俯く彼女の肩を掴んで、ゆすろうとすると何かが地面に落ちる。
それは、ヒカルの口から零れる血液だった。
魔法陣の上に注がれる大量の血。
「ヒカルさん!!!しっかりして!!」
血止め?増血?何をすれば。
鞄の中身をひっくり返し、植物を取り出していると扉の方から笑い声がする。
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