異世界行っても喘息は治らなかった。

万雪 マリア

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勝手に勇者にされました。まる。

十六分の五話・目に痛いのは原色の舞踏

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 くるくる、くるくる、男女が回る。

 女も男も仮面で顔を隠しているため、誰も彼も顔も身分も定かではない。
 ただ、貴族である。ただそれだけ。ある程度下級上級で区別こそつけられるものの、のように、少し着飾った平民が混じっても気づかない程度には、原色の仮面がすべてを覆い隠してくれた。
 一夜だけの無礼講。かくいう彼女も、仮面で顔を隠していた。

 誰も知らない。だけど知ってる。みんな顔見知りだけど、わからない。曖昧で矛盾した空間は、混沌としていたのだが、それに気付く敏い貴族はいなかった。

 しかし彼女は、周りと違っていた。

 周りの女性は、皆、目に痛い原色の、プリンセスタイプのドレスで、足元まですっぽり着飾っていた。今の流行で、全体にひだを作り、胸や腰などにリボンや領花など、さまざまなものをあしらっている。髪型も似たようなもので、今流行らしい髪の上半分を複雑に編み込んだお団子頭だ。布地も、質こそ違えど、小人の国から輸入した光沢のある生地であることには変わりはない。全身似たような服を着て、似たような仮面をつけて、着飾ることしか脳がないような猿だとまことしやかに平民の間で語られているほどだ。しかし、彼女は違った。

 あからさまに体型に合わない流行のドレスではなく、シンプルですっきりとしたAラインのドレス。しかも、汚れの一切ない白いドレスで、目立っている。仮面の下だというのに、あからさまな軽蔑を宿す胸は、表情筋と特大の猫を総動員して微笑ませていた。青紫の髪の毛は上で一つに結ばれていて、赤紫の瞳が白い仮面から覗く。しかも、小柄で、よもすればどこぞの令嬢が迷い込んできたとでも思われたかもしれない。彼女は一応、れっきとした成人なのに。とは言っても、キセルでたばこを吸うわけではないし、酒は苦手だ、飲むと倒れると豪語するような17歳なのだが。しかし、幼気な少女だというわけではない。あくどい世界を知った大人だ。

 ちなみに、この世界では15歳で成人である。それからは、親に決められた政略婚、だましあい、落としあい、賄賂など、さようなら正義こんにちは諸悪な黒い世界が広がっている。正義のヒーローに限ってバカを見るのだ。

 愛想笑いとお世辞が響く中、不意にカランと何かが落ちる音がした。
 それは、あまりにも聞きなれた硬質な音で、やれやれまたかと彼女が振り向くと、
「おや、白いお嬢さん。金貨が落ちましたよ」
 と男性が金色に光輝くそれを差し出してきた。顔は悪くないけど、やっぱあいつには劣るなあ……と彼女は考えていたりする。あいつが誰かとは、推して知るべしである。
 賄賂だ。
 彼女は、引きつりそうな顔を全力で微笑みに保ち、
「あら、それはわたくしではありませんわね。向こうのご婦人のものではないかしら?」
 といった。
 もとより低めの声のせいでからかわれがちだったが、今は、それが役に立っている。
 あまり響かない声は、目の前にいる男にだけ聞こえたようで、視線だけで見た、の一人の方を向く。しかし、さして興味もなさそうだ。仮面の奥の粘ついた光が煩わしい。
「いいえ、確かに貴女から落ちました__ところで」
 どうやらこの男はさっさと本題に入りたいらしい。
 にこやかな笑みを崩さずに言った。
 ちなみに、金貨は受け取ってある。これがあればあいつの研究材料の費用の足しになるかもしれない……と思いながら。
「少し寒いですね。向こうでワインでも飲みませんか?」
 あぁあれですか。彼女は瞬時に理解した。

 ここは、小さなマンションなら余裕で四、五軒入るような、きらびやかで豪奢なホールだ。全体的に原色が多くて、それ以外も黄金や白亜など、さまざまなで光輝いている。
 そんなところだから、当然、宿泊用の客室や、魔法で彩られた空が見えるテラスなどもある。
 これはアレでしょ? 極彩色で彩られた夜空を見上げながら、ロマンチックな風景を横目にワインをあおり、酔ったはずみで客室に連れ込まれる感じでしょう? あたし知ってるのよ。何度も何度も何度も、仮面夜会に潜入を頼まれるたびに同じ手口を聞いてきたから……というか、あたしはアルコール無理だし。あの喉が焼け付くような感覚が苦手なのよ、あとあの変な……奴ら曰く「高級な」香りが苦手なの。全く、アレのどこがいいのよ。そんな本心を隠す猫と表情筋は、今日も絶好調だ。

「でももうすぐ終わりですわ」
 ぽーんぽーんと都合よく鐘が鳴り始めたのを口実に、男から離れようとする。
「では、貴女の魔法を見せていただけないでしょうか」
 ここで「yes」と答えたが最後だ。
 「魔法を見せてほしい」は、ものすごく遠回しな閨への誘いだ。これは、仮面舞踏会でしか通じない。
「いえ、こんな時間ですので……でもそうですね」
 彼女は、仮面越しに冷たい微笑みを浮かべた。
「少しお話をしましょう」
 この「少しお話をしましょう」とは、自分や、自分と親しい人の秘密などを明かす提携文句だ。これも夜会でしか通じないが、同時に貴重な情報交換でもある。
「エルノアと言う少女を知っていますか」
「ああ、サテライトが養子縁組をしたという……」
 彼女は、にこにこ微笑んだ。
「ええ、そのエルノアです。なんでも、彼女は、近々旅に出られるとか」
「ほほぉ、興味深い……その話……おっと、また硬貨が落ちましたぞ」
 そう言って、追加で3枚金貨を渡す。
 いや金貨じゃない。もはや彼にとっては金貨など飴玉程度の価値でしかないのだ。特権階級はこれだから……と彼女は霹靂する。
「あら、気を付けなくてはいけませんわね」
 仮面越しに、彼女はくすくすと心にもない笑みをうかべる。
「えぇ、そうですね。その旅の話ですが____」




 一方こちらは、極彩色から少し離れ、清貧ながらもさみしさを孕んだ庭。

 そこでは、仮面をつけた青年が、まるで待ち合わせに遅刻した彼氏でも待つかのように、苛立ちと期待を秘めた瞳であたりを見渡していた。

 四方八方から花の匂いが漂ってきて、いい加減むせかえりそうだ……いつまで俺を待たせる気だ、あいつは。

 そう、口ほどに目が語っている。
 髪の色は、色素の薄い青色で、瞳は琥珀。形のいい唇は薄い桃色だ。肌も、メラニン色素が不足したアルビノみたいに真っ白だ。服が服でなければ、仮面も相まって女性に見えるかもしれない。実際、男装の麗人と言われても通じるような見目をしている。

 遠巻きに婦人たちが彼を見ているが、彼はそんなことをさして気にしない。中指につけた、そこそこ値が張る魔石の指輪は念のために。腰に付けた剣は、他の紳士のような、自分を勇ましく見せるための、刃をつぶしたスピネルではない。触れれば、それで肌を割り、つぷんと血をあふれさせる、そんな鋭利な剣だ。どちにかと言うと、斬るより刺すのに特化しているはずだが、この剛力と技術の前ではそんなの建前でしかない。
 原色しかない、まるで子供のおもちゃ箱のような舞踏に、初めて見るものは目を奪われるかもしれない。しかしなれた今はどうか。ただ目が痛いだけだ。ちかちかする目を押さえ、熱い紅茶をあおる。

 あきれたようなため息をつく姿さえ、婦人たちは喜んできゃあきゃあと歓喜の声を上げる。何がそんなに楽しいのか。そう思うと、ドツボにはまりそうで、自分とは相それない存在なのだ、あいつらは。そう自己完結させておいたのだが、婦人たちは嬉しそうに頬を赤らめる。かわいくないよ、オバサン。心の中でそう悪態をつきながら、心で思うのは、ただ一人。その少女の虚像を振り払う。

 そして、新しい紅茶を淹れた。

 なめらかなミントティーを、、だ。
 表面はゆらゆらと揺れる。柔らかい緑色の液体は、上品なティーカップに注がれて、律儀に鎮座している。
 風で水面が揺れる。

 最後に、紙とペンを取り出して、「当面 世羅」と、この世界に存在しないはずの__書いた。

 これは、信号。赤いストレートティーは危険。黄色いレモンティーは警戒。緑のミントティーは、安全。
 なぜ彼女たちが、この世界に存在しないはずの漢字を使い、また存在しないはずの信号を知っているのか。
 それは、彼女たちにしかわからないことだ。
 熱いミントティーが、ほかほかと暖かい湯気を揺らす。
 どうしようもなく愚かしい、彼らだけの情報伝達法。






 一方こちらは、おもちゃ箱の中で、貴婦人に囲まれた哀れな青年が一人。
 原色の中心では、煌びやかなクリスタルのシャンデリアが輝き、自慢合戦が飛び交う。贅沢なペルシャ絨毯が足音を殺す。オーダーメイドのタペストリーや貴族曰く「芸術」な絵画が飾られていて、大理石で作られた神々の像が置かれている。
 集まるのは、政治の支配者や貴族家の当主、人気の歌姫など、有名な面子ばかり。ただし、皆が皆仮面で顔を覆い隠しているため、それをていで話をしている。当然、アクセサリーもフェイクジュエリーではなく本物で、やれ指輪一つに金貨400枚かけただの、ブレスレットに最高級魔石を使っただの、イヤリングはスターサファイアを使っただの………。豪華絢爛とはこのためにあるのだろうと思わざるを得ないような空間である。
 かくいう青年も、ある程度は見栄えのするものを選んで着ているのだけれど。
 とまあ、青年が抱いた感想というのは、「唯の馬鹿の集まり」である。
 困ったように揺れる仮面越しのまなざしに、貴婦人は気づかない。別に、貴婦人たちが愚かだというわけではないのだが、いかんせん青年の__いやがかぶっている猫が優秀すぎるのだ。おかげで、青年は見事に微笑みを崩さなかった。
 軟質で、ゆるく内側にウェーブしている、男性にしては長い程度の銀髪に、真昼の森のような深い緑色の瞳をしていて、背は高い。仮面越しにでもわかる、優しげな美貌に、気づかないようなものはいなかった。貴婦人たちは、変なところで敏感だからだろう。細くてはかなげな体躯で、風で飛ばされそうとか、花吹雪に攫われそうとか、そんな庇護欲をそそると同時に、温かみのあり愛嬌のある笑顔と、濃い緑という強力な風魔法の使い手の証を持ち、守ってもらいたいと思う貴婦人も多いのだろう。
 服装は、人混みに紛れようと思ったのか、上から下まで流行のもので固めてあるが、豪華な原色の服装は、彼のはかなげな容貌には、悲しくなるほど似合わなかった。もっと別のがあっただろうに……と思う人もいるだろうが、悲しいかな、これが現実。流行のものを着ないと紛れられない。正論は死にました。理不尽が現れました。そんなアナウンスが聞こえてきた気がした。
 苦笑する青年。目を輝かせる貴婦人。
 気分の温度差がひどい。
 いけないいけない、ここにはあの目的で来たのだろう__青年は、自分を奮い立たせた。
 そして、特大の猫をかぶり、本心を隠す。
 その演技力ときたら、大きな劇団に入れそうなほどだ。
「ところで、お嬢様方。魔王という存在を知っていますか」
「魔王? 一体何かしら__あら、銀貨が」
 まだ様子見ということだろう。落とされた乾いた音は、4つ。渡された銀の円盤も4つだ。
 まだ絞れるな、と思うと、さらに彼女らが喜びそうなネタを提供する。
「いえ、最近話題のエルノアという少女が」
「また落ちましたわよ」
 と、別の貴婦人が、即座に三枚の金貨を追加する。
 んー……この調子だと、あと二、三枚はいけるかな?
「えぇ、なんでも、愚かしくも神に対抗しようとしているとか」
「あら、嘆かわしい……また落ちましたよ」
 青年の手には、七枚の銀貨、さらに三枚の金貨が増えた。
 こんなにボロい商売はない。
 青年は、人知れずほくそ笑んだ。
 その後、三時間強もここに拘束されることを、青年はまだ知らない。







「おーい!」
 少し会場から離れると、白い少女は、かぶっていた猫を脱ぎ捨てた。それをポイを捨て去ると、きょろきょろと誰かを探す。
 哀れ、賢く純粋で貴族らしい気高さを持つ美しい猫は、その役目を終えて、静かに眠りについた。
 少女は、きょろきょろとあたりを見渡す。
 一面花が咲き乱れていて、むせかえるぐらいの匂いが立ち込める。ここまでくるともはや公害の域だ。
 やがて、目ざとく紅茶のカップを見つけると、「なるほど」と呟き、紅茶を飲みほした。
 人肌ほどに冷めたハーブティーが、彼女の細い喉を伝う。
 そして、彼がおいていった紙に、やはり漢字で「了解 雷」と書き連ねた。
 もう面白くない、と振り返ることもなく、会場をあとにした少女の行先はどこか。
 原色の舞踏から離れて、森の中を駆け抜ける……ただし鈍足……姿は、さながら天使のようで、月明りが祝福するように光を注ぐ。
 そんな、ぬかるんだ森の道を走っているのに、彼女の白い服には汚れ一つつかない。
 彼女がつい先ほどにまでいた場所の、もう片方のハーブティーが誰に飲まれるのか__それは、無知で愚かで絢爛な貴族たちにはわからない。彼らにとって残るのは結果だけ。その過程になんて誰も興味はないのだ。藍色に包まれた夜の世界では、興味のあることとないことという、大雑把なくくりしかないのだから。あえて、貴族たちが見るであろうだけを表記するのであれば__。

 ただ、入れられてから時間が経って、冷めたハーブティーが残るのみだった。




「たっだいまー」

 と、百合領の一角で声が響いた。

 手には四枚の金貨。その入手先がどこかは、彼らにしかわからない。少なくとも、そういう建前になっている。
 きらきらと、光を反射して輝く黄金色。金貨三枚が、一般的な庶民の一生涯の給料だと言われている。

 当然、盗みではない。で手に入れたのだ。

 こんな夜だ、平民が住む農村では、もうあかりすらつかない。こんな夜中に働くのは、よほどの仕事好きか変人か………ちなみに彼女は、後者に入る。
 冷たい炎、というのもおかしな話だが、燭台に立つ蝋燭は、一滴も垂れていない。昨日から使っているのに、だ。
 少女は金貨を乱雑に置くと、戸締りを始める。
 そして、金貨を貯金箱に入れた。

 __余談だが、この貯金箱には、下級貴族の財産よりも多い貯蓄が入っている。ざっと金貨600枚ほど。空間魔法がかけられているので、重さは感じないが。

 少女は、くるくると忙しく眼球を動かす。
 その姿はまるで猫のようで、庇護欲をそそる。
「寝ていいか?」
「外で寝るか?」
「やっぱり犬?」
「当然だろう?」
 とそんな応酬を繰り返す。
「まあいい。もう遅い、寝ろ」
「あーい、おやすみなさーい」
「おやすみ」
 吹き消された蝋燭は、静かに白煙を揺らしていた。
 月明りが冴え冴えと見える、小さな箱庭の国で、彼女は目を閉じた。



 そして、今日も夜が明ける。
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