過労死した俺氏。死んで異世界を大和で無双します

藤原優

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第二話「初クエスト」

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戦艦大和乗艦、王都出港から数分後
「各種兵装が…史実と同じくらいだな。」
「ま、沈んだ戦艦がそっくりそのまんま来たってわけ…ではなさそうだな。」
46cm三連装砲9門には全門に自動装填装置が付いており、
旋回・照準は照準器を使うのではなく…このHMDヘッドマウントディスプレイを使う…。
で、主砲発射はこの発射器…
ようは発射トリガーって事だな。
「よっしゃ、試射に入るぞ。」
「試射ですか?」
「ま、見てな。」
「発射!」

ドォォンッ!

「着弾、今!」
「命中ッ!」
「すごい…あのすごく硬い海蜥蜴うみとかげが一発で!」
「これが大和の力だ。」

キェェェェェェェェッ!

「なんだ!?」
「あれ!」
「何だ!?あれ!?」
「空の主、ブラスト・ワイバーンです!」
「王都ギルドのクエスト欄で見ました!」
「ZZ級クエストです!」
「たっか!?」
「だが、喧嘩を売る相手を間違えたようだな!」
「対空戦闘!三式弾発射用意!」
「右対空戦、主砲てー!」

ドカァァァンッ!

「炸裂…今!」

グェェェェェェッ!

「敵撃墜…か?…敵撃破!」
「す、すごいですね…これがこの船の力…!」
「死体を回収するか…」

ギルドにて
「あの~。」
「はい、何でしょう?」
「クエスト怪物モンスターの死体を買い取ってくれるって聞いたんですけど…。」
「今、もたれてますか?」
「えっと…これです。」

ザワッ…

「し、少々お待ちください。」

「お待たせしました…。」
「私、ここのギルドマスターのアルメダ・ハマカーンと申します。」
「ZZ級クエストの怪物の本物の死体ですね。」
「あの勇者ミカヅキでも倒せなかったものを、お一人で倒すとは…!」
「いや、一人ではない。」
だ。」
「いや、正確には二人ともの一つだな。」
「どういうことでしょうか?」
「俺と、ミッカと、大和だ。」
「ほっほっほ。面白い事をいう。」
「そういえば、お名前を伺っておりませんでしたね。」
「あぁ、山本裕也です。」
「えーっと…ヤマモトが名前で…」
「あぁ、裕也が名前なので、ユウヤ・ヤマモトです。」
「あぁ、なるほど。」
「え、ヤマモト!?」
「はい?」
「たしか…予言書に記載された!」
「ヤマモトと名乗る人物が現れしとき、封印されし船動かされん…」
「封印されし船、ヤマモトと共にし、世界を救う…だったような気がする!」
「え、ええ!?」
「いや、まぁ、たしかに封印されし船は動かしましたけど…」
「動かない理由は燃料切れという初歩的なことでした。」
「ま、まあ、とにかく、査定お願いします。」

数分後…

「お待たせいたしました。」
「ざっと査定した感じ、五万ジールです。」
「ご、五万ジール!?」
「え?」
「五万ジールあれば、一生遊んで暮らせますよ!?」 
「えぇ!?」
どうやら、ジールには下があるらしく、高いのからいえばこうなるらしい
(↓参照)
 ジール
 ゼータ
 バース
らしい。
そういえば、商店街とかは、バース単位で売ってたような気もする。
三式弾一発分が、2ゼータらしい
じゃあ、それだけやべーのを取ったんだな…
やっぱ、大和っておっそろしー。(怯)
じゃあ、どうしようかな…このお金。
「通帳とかって…ないですか?」
「あぁ、ありますよ。」
「冒険者の方々は、常日頃お金を持ち歩くわけにはいかないので、通帳を自主的に作成されます。」
「作成されますか?」
「じゃあ、お願いします。」
「お名前は?」
「ユウヤで。」
「はい、では、数分お待ち下さい。」

「いやぁ、ミッカ、まさかあの龍一体でこんなことになるなんてな。」
「大戦果ですよ。」
「三式弾一発撃っただけなんだがなぁ…」
「まぁ、いいか。」
「お待たせしました。」
「あれ?カードなんて頼みましたっけ?」
「ギルドカードです。」
「これがあれば、金銭の貸し借りとかもできます。」
「なるほどぉ~。」
「あと、クランやパーティーを作るときも、ギルドカードが必要です。」
「もし無くしたりとかしたら?」
「当ギルドにお申し付けください。」
「ギルドカードを偽装したりすると、死刑になる可能性があります。」
「怖ぁ…。」
「まあ、偽装しなければいいだけの話ですからね。」
「あと、このギルドカードは金銭の支払いにも使えて、たとえば30バース使ったら、ギルドカードを通じて30バース減ります。」
「ようはクレジットカードか…。」
「くれじっとかーど?」
「あぁ、いえ、なんでも。」

「では、またのご利用をお待ちしております。」 
「さて、片付いたことだし、帰るとしますか。」

グルルルル~

「なんか…腹減ったな。」
「そうですね…。」
「なんか買っていくか。」

「あ、レタス売ってますよ。」
「レタスか…」
「このレタスも前は怪物だったわけだろ?」
「え?ええ…。」
「なんか…食べるのに抵抗があるな…。」
「まあ、そのうち慣れますよ。」
「そうかな…。」
「山本裕也殿、ミッカ殿。」
「はい?」
「ハザヤ総統閣下がお待ちです。至急ハザヤ邸へ。」
「え?」



次回
「湾岸戦争」
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