『ラーメン屋の店主が異世界転生して最高の出汁探すってよ』

髙橋彼方

文字の大きさ
9 / 18
ギウマニールの豚骨ラーメン

『ギウマニールの豚骨ラーメン』5

しおりを挟む
 シュリルたちは、食材を買うため、昼の風が心地良いのどかな市場へ向かった。
 すると、目の前に古い古民家のような建物が見え、果物や魚などの食材が外に並べられている。

「ここの店の食材は旨いぞ! それに良く値段をまけてくれるから最高なんだ!」

 店を前にして、シュリルのテンションが上がっていた。

「ヤ―ハン! 居るか?」

 店に入ってシュリルが名前を呼ぶと、不機嫌そうに筋肉質だが白髪で年を取った店主、ヤ―ハンが出て来た。

「相変わらず、お前さんは声がうるさいのぉ!そんなデカい声を出さんでも聞こえるわ。
 リプイちゃん!?」

 ヤ―ハンはリプイを見ると不機嫌な顔から一変し、優しく微笑むとリプイの手を握った。

「本当にありがとう! 貰った張り薬であっという間に腰の痛みが無くなったぞ!」
「良かった! ちゃんと効いたみたいで安心したわ」

 幸せそうにリプイの手を握っていると、ヤ―ハンは視線に気付いて龍拓を凝視した。

「お前さんは誰かのう?初めて見る顔だが……。もしや、リプイちゃんの彼氏!」
「違うわよ! 今日から一緒のパーティーになった龍拓。料理人なの」
「初めまして。龍拓です」

 ヤ―ハンは龍拓に向かって目を細める。

「ワシのアイドル、リプイちゃんに手を出すなよ」
「出しませんよ!」

 ヤ―ハンと龍拓の会話を聞いて、リプイは恥ずかしそうに顔を赤らめて俯いた。

「まったく、もう」
「ほんで、今日は何を買いに来たんだ?」
「えっと、麺を作るのに必要な材料を探しているんですが」
「麺か! じゃあこっちだ」

 ヤ―ハンはレジ横にあるコーナーを指さした。
 そこには三種類の白い粉が山積みになっていて、龍拓は笑みを溢す。

「あんな感じで置かれていると、ヤバい薬みたいだな」
「ヤバい薬?」

 リプイとシュリルが聞き返すと、龍拓は顔の前で手を振る。

「ああ、こっちの話だ! 気にしないでくれ」
「麺に必要なのはここにまとめてある。左のがケッマハザーク。真ん中がケッマフーガ。そして、右のがアブッカッツォだ」

 龍拓は三種類の粉を凝視する。

「あの、出来れば味見したいんですが……」

 すると、ヤ―ハンは驚いて目を見開く。

「この状態で! んー。本来、商品の味見はやっていないのだが……」

 ヤ―ハンがリプイの方を確認すると、リプイはお願いするように手を合わせていた。

「しょうがない……。今回は特別じゃぞ」

 そう言うと、ヤ―ハンは店の奥からスプーンを持って来た。

「ありがとうございます!」

 ヤ―ハンがスプーンを渡すと、龍拓はケッマハザークを一掬ひとすくいし、手のひらに落とすと味見する。

 これは、強力粉だ!

 すかさず、同様にケッマフーガを味見すると嬉しそうに微笑む。

 薄力粉! じゃあ、最後のヤツは……。

 アブッカッツォを味見すると、龍拓は思わず力強くガッツポーズをした。

「重曹だぁ!」

 不適な笑みを浮かべる不気味な龍拓を、三人はポカンと眺めていた。

「シュリル! リプイ! これでラーメンが作れるぞ!」

 龍拓の一言で、シュリルとリプイも笑みを浮かべた。

「ヤ―ハン、この三つを大袋で用意してくれ」

 シュリルがそう言うと、ヤ―ハンはレジ横にあった大きな布袋に詰め始めた。

「ほかに必要な商品はあるか?」
「あと、ボーフの卵が欲しいの」
「了解。いくつくらい用意する?一パック六個入りなんだ」

 リプイは困ったように龍拓を見た。

「そうだな……。煮卵にも使うから、多めに欲しいな。
 アイテムボックスの食材はいつまで保つんだっけ?」
「大体、一週間ってところね」
「じゃあ三パックくらいかな……」

 すると、シュリルが物欲しそうな表情を龍拓に向けた。

「俺、煮卵好きなんだよなぁ……。タンパク質を手軽に摂取できるし」
「じゃあ、五パック?」

 二人の会話を聞きながら、リプイは財布を確認した。

「五パックならギリ大丈夫かな」
「ヨシ! ヤ―ハン、五パック頼む!」
「あいよっ」

 シュリルが子供の様な眼で頼むと、ヤ―ハンは袋詰めを手際よく済ませて、店の奥にある冷蔵庫へ卵を取りに行った。

「全部で3500ケッセフだな」

 ヤ―ハンの会計に、リプイは思わず首を傾げる。

「おじさん、計算違うよ。値札の値段で計算すると4000ケッセフだわ」
「それは、この前貰った薬のお礼だよ」
「本当! 助かるわ♡」

 リプイが会計すると、シュリルが商品をアイテムボックスにしまった。

「じゃあ、また来るぜ!」

 シュリルたちが店を後にしようとすると、ヤ―ハンが呼び止める。

「龍拓とやら! その恰好だとクエストを受ける際に、役人から目をつけられて色々面倒ごとに巻き込まれるぞ。早めに着替えるんだ」
「さっき、ミルコにも言われたんだけどそうよね。次は服屋に向かいましょう」
「気になったんだが、この格好は何で問題があるんだ?」

 すると、慌てたようにリプイが龍拓の耳元でささやいた。

「役人に聞かれたときに、異世界から来ましたなんて言えないでしょ!」

 龍拓はハッとした表情を浮かべると、自分が着ている黒いシャツを眺める。


 忠告通り、急いでシュリルたちは近くにある服屋に行くと、リプイが町民が着ているような革製の黒い服を選んで、龍拓に着せた。

「お会計が4500ケッセフになります」

 リプイは会計を済ませると、ため息を吐いた。

「あ~あ……。もうこんなに減っちゃった。また直ぐにクエスト受けないといけない」

 リプイの発言に、シュリルは笑みを浮かべた。

「じゃあ、レベルアップした俺の力を早速試す絶好のチャンスだな!」

 シュリルの反応に、リプイは再び深いため息を吐いた。


 三人はギルドの方へ戻ると、クエストが書かれた巨大な黒板の様なボードの前に立っていた。

「どのクエストを受けようかな?」

『ガガガガガガガガァ!』

 すると、新たなクエストが、ボード上部に自動で書かれ始めた。

「おい、マジかよ……」

『ギウマニール討伐クエスト 報酬180000ケッセフ』

 シュリルたちの周りに居た者は、ボードの文字を見て騒めいていた。

「あんなクエスト誰が受けるんだよ」

 シュリルはじっとボードの文字を見つめる。

「リプイ、龍拓。アレ受けよう」
「え?」

 リプイは思わず聞き返した。

「ギウマニール討伐クエスト行こうぜ!」
「何言ってんのよ、アンタ!」

 龍拓はリプイの焦った様子から質問する。

「そのギウマニールって何だ?」
「ギウマニールは、A級指定されているモンスターで、グランドセントピードなんかよりも数倍危険なのよ! 一歩間違えたら、簡単に殺されるわ!」
「せっかくレベルアップしたんだし、腕試しをしたいからな!
 それに、ギウマニールの肉は脂が乗っていて絶品と聞いた事がある」
「本当か! そりゃ楽しみだ」

 シュリルの説明に、龍拓は目をキラキラさせる。

「ちょっと二人共、本気なの?」
「勿論、本気さ! 龍拓には旨いラーメン作って欲しいし、A級クラス以上のクエストはアミルたちに村長が直々に依頼しちゃうから俺たちが受けるチャンスは滅多にないぞ!」
「そりゃそうだけど、もしもの事があったら……」

 リプイは不安から、気付くと深く俯いていた。

「なんかあったらリプイ、お前が居るじゃないか!」

 リプイはシュリルの言葉に頬を赤らめる。

「それは……」
「それとも、回復魔法一流のリプイでも治せない怪我でもあるのかな?」

 シュリルの煽りに、リプイはムキになって顔を上げた。

「そんなの無いわよ!」
「じゃあ決まりだな! クエスト受けて来る!」
「ちょっと!」

 リプイは助けを求めようと龍拓を見るも、その時には上を向いて自分の世界に入っていた。

 ギウマニールか。一体どんな味なんだろう……。

「クエスト受けてきたぞ!」

 あっという間に、シュリルはクエスト受注した際に渡される赤い札を持って来た。

「もぉ! 二人共、死んでも私を守りなさいよ!」

 クエストを受注した様子を見ていた周囲は、三人を嘲笑し始めた。

「アイツら、死ぬぜ!」
「これで原始人も見納めか」

 シュリルは笑みを浮かべ、龍拓の肩に手を置いた。

「旨いラーメン頼むぜ!」
「おう!」

 三人は周囲を無視し、ギルドを出て行った。


 日が照り付ける、雲一つ無い真昼の青々とした空。
 シュリルたちはギウマニール討伐のため、町の西側にある緑が美しいハザーダ平原に来ていた。

「ここら辺だな」

 地図を確認しながら歩いていると、目の前に土で作られたドームの様な建物がいくつも現れる。

「アレがテリトリーよね……」

 リプイは顔を引きらせると、素早くシュリルの後ろに隠れた。

「ギウマニール……。一体、どんな見た目なんだ」

 龍拓とシュリルはワクワクした表情でドームを見つめる。

『ギギギギギギィ……』

 ドームが中央から割れると、龍拓は中から出てきた者たちを凝視する。
 頭が豚、体はボディービルダーの様に筋骨きんこつ隆々りゅうりゅうの二足歩行の化け物、ギウマニールたちがぞろぞろと出て来た。
 その体長は二メートル以上あり、手には木をバットに加工したような武器を持っている。

≪ブギィ……≫

 低い豚の様な声を先頭のギウマニールが上げると、いきなり物凄いスピードで龍拓に向かって突進して来た。

「危ない! レッツォォォォ!」

 目の前に迫っていたギウマニールの腹部に、シュリルは強烈なラリアットを当てた。

『ボォゴォォォォ!』

 物凄い打撃音と共に、勢い良くギウマニールはドームの方へ吹っ飛ばされた。
 それと同時に、唖然として口を開けていた龍拓の口に、ギウマニールの飛び散った汗が口に入る。

「コイツら……。良い出汁出てんじゃねぇか!」


To Be Continued…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!

mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの? ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。 力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる! ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。 読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。 誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。 流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。 現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇 此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。

【3章】GREATEST BOONS ~幼なじみのほのぼのバディがクリエイトスキルで異世界に偉大なる恩恵をもたらします!~

丹斗大巴
児童書・童話
 幼なじみの2人がグレイテストブーンズ(偉大なる恩恵)を生み出しつつ、異世界の7つの秘密を解き明かしながらほのぼの旅をする物語。  異世界に飛ばされて、小学生の年齢まで退行してしまった幼なじみの銀河と美怜。とつじょ不思議な力に目覚め、Greatest Boons(グレイテストブーンズ:偉大なる恩恵)をもたらす新しい生き物たちBoons(ブーンズ)とアイテムを生みだした! 彼らのおかげでサバイバルもトラブルもなんのその! クリエイト系の2人が旅するほのぼの異世界珍道中。  便利な「しおり」機能を使って読み進めることをお勧めします。さらに「お気に入り登録」して頂くと、最新更新のお知らせが届いて便利です! レーティング指定の描写はありませんが、万が一気になる方は、目次※マークをさけてご覧ください。

星降る夜に落ちた子

千東風子
児童書・童話
 あたしは、いらなかった?  ねえ、お父さん、お母さん。  ずっと心で泣いている女の子がいました。  名前は世羅。  いつもいつも弟ばかり。  何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。  ハイキングなんて、来たくなかった!  世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。  世羅は滑るように落ち、気を失いました。  そして、目が覚めたらそこは。  住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。  気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。  二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。  全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。  苦手な方は回れ右をお願いいたします。  よろしくお願いいたします。  私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。  石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!  こちらは他サイトにも掲載しています。

9日間

柏木みのり
児童書・童話
 サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。  大事なのは最後まで諦めないこと——and take a chance! (also @ なろう)

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
児童書・童話
 毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 連載時、HOT 1位ありがとうございました! その他、多数投稿しています。 こちらもよろしくお願いします! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

村から追い出された変わり者の僕は、なぜかみんなの人気者になりました~異種族わちゃわちゃ冒険ものがたり~

楓乃めーぷる
児童書・童話
グラム村で変わり者扱いされていた少年フィロは村長の家で小間使いとして、生まれてから10年間馬小屋で暮らしてきた。フィロには生き物たちの言葉が分かるという不思議な力があった。そのせいで同年代の子どもたちにも仲良くしてもらえず、友達は森で助けた赤い鳥のポイと馬小屋の馬と村で飼われている鶏くらいだ。 いつもと変わらない日々を送っていたフィロだったが、ある日村に黒くて大きなドラゴンがやってくる。ドラゴンは怒り村人たちでは歯が立たない。石を投げつけて何とか追い返そうとするが、必死に何かを訴えている. 気になったフィロが村長に申し出てドラゴンの話を聞くと、ドラゴンの巣を荒らした者が村にいることが分かる。ドラゴンは知らぬふりをする村人たちの態度に怒り、炎を噴いて暴れまわる。フィロの必死の説得に漸く耳を傾けて大人しくなるドラゴンだったが、フィロとドラゴンを見た村人たちは、フィロこそドラゴンを招き入れた張本人であり実は魔物の生まれ変わりだったのだと決めつけてフィロを村を追い出してしまう。 途方に暮れるフィロを見たドラゴンは、フィロに謝ってくるのだがその姿がみるみる美しい黒髪の女性へと変化して……。 「ドラゴンがお姉さんになった?」 「フィロ、これから私と一緒に旅をしよう」 変わり者の少年フィロと異種族の仲間たちが繰り広げる、自分探しと人助けの冒険ものがたり。 ・毎日7時投稿予定です。間に合わない場合は別の時間や次の日になる場合もあります。

14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート

谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。 “スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。 そして14歳で、まさかの《定年》。 6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。 だけど、定年まで残された時間はわずか8年……! ――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。 だが、そんな幸弘の前に現れたのは、 「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。 これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。 描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。

【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?

釈 余白(しやく)
児童書・童話
 網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。  しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。  そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。  そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。

処理中です...