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3 引きこもり
しおりを挟む段々と学校にも慣れ始めたが友達はできなかった
1人で家路につく輪心(わこ)
そこへ4人の子供達が近づいてくる
その中の悠馬(ゆうま)が突然輪心(わこ)の前に立ちはだかって
「お前、ディズニーランド行った事ないんだってな?パパとママが年寄りだから直ぐ疲れちゃうとか言って連れてってもらえないんだろ?パパとママじゃなくて、ジジとババじゃないか?」
笑いながら輪心(わこ)をからかった
「何よ!」
輪心(わこ)は喰って掛かろうとするが、悠馬(ゆうま)に突飛ばされて道端に倒れ込んでしまった。
「イターイ!何するのよっ!」
クッとにらんで直ぐ様起き上がる。悠馬(ゆうま)につかみ掛かろうとするが、弥生から「手をだすな」と言われている事を思い出してグッとこらえる。
するとピカピカのランドセルを後ろからグイッと引っ張られた。
「何するのよっ!」
輪心(わこ)が勢い良く振り返ると、隣のクラスで、2件先の家に住んでいる、藤原蓮(ふじわられん)6歳が立っていた
「やめておきなよ」
首を横に振っている。小柄だが頼もしく見えた
「弱虫、輪心(わこ)ー」
悠馬(ゆうま)達はあざけ笑ってその場を去って行った
輪心(わこ)は服に付いた砂を払いながら
「ありがとう」
苦笑いする
「一緒に帰ろうよ」
「えっ?私と?」
思いも寄らない言葉に輪心(わこ)の心は弾んだ
歩きながら
「アイツらの事は相手にしない方が良いよ。輪心(わこ)ちゃんの事は蓮君が守る!」
「うんっ!ありがとう」
輪心(わこ)に笑顔が戻った
しかし、輪心(わこ)はその日以来学校へ行かなくなってしまった。
和茂と弥生が理由を聞いても口を閉ざしたまま部屋に引きこもったままだ
親の事をバカにされた事が相当ショックだったらしい
「わーこちゃん」
あの日以来毎日迎えに来てくれる蓮
「ごめんね、今日もダメみたい」
弥生が玄関先で首を横に振って言うと蓮はしょんぼりして1人で登校して行った
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