私を助けてくれたのは前世の彼氏でした。

ラキレスト

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5話

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 ラディリアス様は不敵に笑うと話し始めた。

「国王陛下、あの件のことお話してもよろしいでしょうか?」

「ああ、本来ならもう少し先に発表したかったですが、仕方ないでしょう……」

「まあ、この度の件で役に立ったので良かったではありませんか」

「そうですね……」

 ラディリアス様はにこやかにそう笑いながら国王陛下にそう言う。一方で国王陛下は何とも言えない様な顔をしている。

 それにしてもあの件のとは?

「実はですね、我が帝国が開発した動いている写真を取る機械を今回私が留学した際に持って来たのです」

「!」

 ラディリアス様が言ったこと。それはもしかして動画を撮る機械が出来たと……?もしかしてカメラを開発したの?まさか!?

 驚いた顔をしてラディリアス様の顔を見る。するとラディリアス様はにっこり私の顔を見て笑います。

「まず、留学を目的にきましたが私を狙ってよからぬ事を考える者がいないか国王陛下に言って学園中につけたんだよ。国王陛下もこれからの未来を担っていく者達がどんな態度で学園で過ごしているか気になった様でね」

「ああ、そうだ。この事は学園長も知っている。まあ付けたのはそれぞれ教室と大切な物が保管してある場所だ。プライベートなところは付けておらんから安心しろ」

 確かにそこら中にあったらめちゃくちゃ監視されてるじゃん!と思った。

「それでね、面白いことが映っていたんだよね」

 ラディリアス様はマーロン様とマリア様を見てまた不敵に笑います。

 マーロンは何を言っているのかわからない様な顔をしていますが、転生者であろうマリアは顔が青くなっていきます。

「実はね、ここに持って来たんだよ。みんなに見てもらうためにね」

「や、やめて!」

「マリア!?」

 急にマリアが取り乱した様に騒ぎ始めました。しかし、どんなに暴れようがもう捕らえられているので動けない。そんな取り乱したマリアを見てマーロンは驚いてる。

「おや、何故やめて欲しいのかな? 何か見られたくないものでも映っているのかな?」

「とにかくやめてよ! こんな展開小説にはなかったわ!」

 やはり、マリアは転生者だった。

「はて? 小説? マリア嬢は何をおっしゃっているのやら……」

 ラディリアス様……、もとい春輝はるき絶対楽しんでる……。でも今は頼もしく感じる。

「マーロン様! 映像をみんなに見せるの辞めさせて! ねぇ! お願い!」

「ま、マリア?」

 マリアの豹変にマーロンはたじたじしている。

「あなた方が何と言おうと皆様に見てもらいますがね。……さて、見てもらいましょう。何が映っていたか……」

 そうラディリアス様が言うと映像が流れ始めた……。

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