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浴室の後戯 5
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たまらなくなったセナは、濡れた瞳をシャンドラに向けた。
「あ……お願いです、もっと……」
「もっと、なんです?」
「もっと……動いて……」
小さな声で訴えると、シャンドラは唇に弧を描いた。
「達したいんですか?」
「はい……」
「俺にも限界はあるので、激しく動けば吐精してしまいますが、良いですね?」
確認されたものの、セナはうろうろと視線を彷徨わせて言い淀む。
その間にも男の腰使いは淫らな律動を刻んでいる。セナは揺さぶられながら、舌足らずに言葉を紡いだ。
「それは……あっ、あぁ、ん、らめ……」
「俺の子を、孕んでください」
熱い吐息を零したシャンドラは激しい腰使いで、ずくずくと突き上げる。
待ち望んでいたものを与えられた肉襞は歓喜の水音を上げた。
ズチュズチュッ、グチュ、ズッズッ……
快感の海に漂っていた肉体は、瞬く間に頂点へ押し上げられる。
「あっ、あっ、はぁっ、んあぁあぁ……あぁ……っ」
硬い肉棒に幾度も突かれ、腰奥の凝っていた熱がじゅわりと蕩けた。
下腹に刻まれた淫紋が、びくびくと跳ねる。
それはセナが激しい快楽を得ていることを証明した。
がくがくと腰を前後に振り立てながら、爪先を高く掲げる。
セナは白い世界に放り出されていた。
奥で爆ぜた雄芯の先端から、濃厚な精が注ぎ込まれる。
爪先まで甘い痺れに浸りながら、すべての白濁を受け止めた。
「あ……あぁ……ん……」
深い息を吐いたシャンドラが腰を引いた思えば、またすぐに押し込んできた。彼の楔は全く力を失っていない。
精や淫液でいっぱいになった花筒は、互いの繫がったところから、ぐぷりと白い液体を溢れさせる。
「妊娠しやすいように、もっと感じておきましょう。精も、まだまだ出ますよ」
シャンドラは挿し入れた肉棒で中を掻き混ぜるように、滑らかに腰を回した。
そうされると、前後に擦られるのとはまた違った快感が生じる。
「あぁん……らめぇ……あ、あぁ……」
だめと言いながらも、淫らな後戯に溺れている。
セナは縋るように、シャンドラの強靱な背に腕を回した。
淫紋が、熱い。
もっと、ほしい。快楽を、もっと。
ぐちゅ、ぐぷ、と淫靡な音色を浴室に響かせながら、獰猛な楔は淫らな肉筒を掻き回す。
快楽を貪り、幾度も極めて、たっぷりと精を飲まされる。
濃密な後戯は西の空に陽が沈むまで続けられた。
「ぷはっ」
水面から顔を出したセナは、大きく息を吸い込んだ。
広いプールの水面は陽の光を反射し、きらきらと輝いている。
辺りは深い緑で囲まれており、人の気配がしない。プールの傍にはガゼボと、こぢんまりとした神殿のようなヴィラが建てられていた。
ここは、ハリルの別荘だという。
淫靡な後戯を施したあと、シャンドラはきっちりセナの髪に付いた泡を洗い流してから、ローブを着せて支度を調え、医師と神官を呼んだ。
初めから、一週間を終えたら医師と神官に淫紋の動きや体調を診てもらうことになっていたからだ。重要な会議があったというラシードも診察に立ち会ってくれたが、セナは恥ずかしいやらいたたまれないやらで、顔を上げることができなかった。
セナを休ませたあと、ラシードがシャンドラや医師たちから隣室で報告を受ける声が微かに聞こえたが、あまりにも体が疲弊していたのですぐに意識を手放してしまった。
たっぷり一晩の睡眠を取ったセナは、目が覚めるとすぐさまハリルに抱き上げられて馬車に乗せられ、この別荘へ連れ去られたのだ。
今日からは、ハリルとの一週間が始まる。
王宮からそう遠くない地区にあるけれど、別荘には初めてやってきたので、セナは物珍しくて辺りを見回す。緑に覆い隠されているためか、ここからは他の建物は見当たらない。召使いの姿もないので、とても静かな空間だ。
「ひゃあっ⁉」
そのとき、プールの中で足を撫で上げられた。
慌てて足を引くと、目の前の水面がざばりと波打つ。
「ハリルさま! 驚きました」
濡れた髪を掻き上げたハリルは、にやりと口端に笑みを刻んだ。日に焼けた逞しい裸身が、太陽の下で輝きを放つ。ハリルの鍛え上げられた強靱な肉体はいつ見ても眩しい。セナは彼の下腹にある中心を直視しないよう、そっと目を逸らした。
ふたりとも全裸だ。
他国ではプールに入るときのための水着なる服があると聞いたが、そうしたら水着が濡れてしまうのではないかなと、セナは首を傾げたものである。
「あ……お願いです、もっと……」
「もっと、なんです?」
「もっと……動いて……」
小さな声で訴えると、シャンドラは唇に弧を描いた。
「達したいんですか?」
「はい……」
「俺にも限界はあるので、激しく動けば吐精してしまいますが、良いですね?」
確認されたものの、セナはうろうろと視線を彷徨わせて言い淀む。
その間にも男の腰使いは淫らな律動を刻んでいる。セナは揺さぶられながら、舌足らずに言葉を紡いだ。
「それは……あっ、あぁ、ん、らめ……」
「俺の子を、孕んでください」
熱い吐息を零したシャンドラは激しい腰使いで、ずくずくと突き上げる。
待ち望んでいたものを与えられた肉襞は歓喜の水音を上げた。
ズチュズチュッ、グチュ、ズッズッ……
快感の海に漂っていた肉体は、瞬く間に頂点へ押し上げられる。
「あっ、あっ、はぁっ、んあぁあぁ……あぁ……っ」
硬い肉棒に幾度も突かれ、腰奥の凝っていた熱がじゅわりと蕩けた。
下腹に刻まれた淫紋が、びくびくと跳ねる。
それはセナが激しい快楽を得ていることを証明した。
がくがくと腰を前後に振り立てながら、爪先を高く掲げる。
セナは白い世界に放り出されていた。
奥で爆ぜた雄芯の先端から、濃厚な精が注ぎ込まれる。
爪先まで甘い痺れに浸りながら、すべての白濁を受け止めた。
「あ……あぁ……ん……」
深い息を吐いたシャンドラが腰を引いた思えば、またすぐに押し込んできた。彼の楔は全く力を失っていない。
精や淫液でいっぱいになった花筒は、互いの繫がったところから、ぐぷりと白い液体を溢れさせる。
「妊娠しやすいように、もっと感じておきましょう。精も、まだまだ出ますよ」
シャンドラは挿し入れた肉棒で中を掻き混ぜるように、滑らかに腰を回した。
そうされると、前後に擦られるのとはまた違った快感が生じる。
「あぁん……らめぇ……あ、あぁ……」
だめと言いながらも、淫らな後戯に溺れている。
セナは縋るように、シャンドラの強靱な背に腕を回した。
淫紋が、熱い。
もっと、ほしい。快楽を、もっと。
ぐちゅ、ぐぷ、と淫靡な音色を浴室に響かせながら、獰猛な楔は淫らな肉筒を掻き回す。
快楽を貪り、幾度も極めて、たっぷりと精を飲まされる。
濃密な後戯は西の空に陽が沈むまで続けられた。
「ぷはっ」
水面から顔を出したセナは、大きく息を吸い込んだ。
広いプールの水面は陽の光を反射し、きらきらと輝いている。
辺りは深い緑で囲まれており、人の気配がしない。プールの傍にはガゼボと、こぢんまりとした神殿のようなヴィラが建てられていた。
ここは、ハリルの別荘だという。
淫靡な後戯を施したあと、シャンドラはきっちりセナの髪に付いた泡を洗い流してから、ローブを着せて支度を調え、医師と神官を呼んだ。
初めから、一週間を終えたら医師と神官に淫紋の動きや体調を診てもらうことになっていたからだ。重要な会議があったというラシードも診察に立ち会ってくれたが、セナは恥ずかしいやらいたたまれないやらで、顔を上げることができなかった。
セナを休ませたあと、ラシードがシャンドラや医師たちから隣室で報告を受ける声が微かに聞こえたが、あまりにも体が疲弊していたのですぐに意識を手放してしまった。
たっぷり一晩の睡眠を取ったセナは、目が覚めるとすぐさまハリルに抱き上げられて馬車に乗せられ、この別荘へ連れ去られたのだ。
今日からは、ハリルとの一週間が始まる。
王宮からそう遠くない地区にあるけれど、別荘には初めてやってきたので、セナは物珍しくて辺りを見回す。緑に覆い隠されているためか、ここからは他の建物は見当たらない。召使いの姿もないので、とても静かな空間だ。
「ひゃあっ⁉」
そのとき、プールの中で足を撫で上げられた。
慌てて足を引くと、目の前の水面がざばりと波打つ。
「ハリルさま! 驚きました」
濡れた髪を掻き上げたハリルは、にやりと口端に笑みを刻んだ。日に焼けた逞しい裸身が、太陽の下で輝きを放つ。ハリルの鍛え上げられた強靱な肉体はいつ見ても眩しい。セナは彼の下腹にある中心を直視しないよう、そっと目を逸らした。
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